- 始めに(特徴紹介)
- 使用アンプ一覧と特徴【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT・チバユウスケ】
- 使用ギターの種類と特徴【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT・チバユウスケ】
- 使用エフェクターとボード構成【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT・チバユウスケ】
- 音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT・チバユウスケ】
- 比較的安価に音を近づける機材【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT・チバユウスケ】
- 総括まとめ【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT・チバユウスケ】
- 下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!
始めに(特徴紹介)
チバユウスケは、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(TMGE)、The Birthday、ROSSOといったバンドでボーカル&ギターを担い、日本のロックシーンを代表する存在です。 彼の音作りは「荒々しさ」と「切れ味」を兼ね備えており、ガレージロックやブルース、パンクの要素を絶妙にブレンドしたサウンドが特徴です。特に、グレッチのセミアコを使ったジャキッとしたカッティングと、アンプ直のシンプルで図太いクランチサウンドは、ライブでの爆発力を支える要素となっています。
プレイスタイルはテクニックの華麗さよりも「魂」を重視し、ワイルドなリフやストレートなコードワークでバンド全体を引っ張るスタイル。代表曲である「スモーキン・ビリー」や「ゲット・アップ・ルーシー」では、豪快なストロークとエフェクトを抑えたシンプルなサウンドでロックの衝動を体現しています。
またThe BirthdayやROSSO時代になると、機材の幅も広がり、グレッチのホワイトファルコンやギブソンESシリーズなどを導入。さらに空間系エフェクターやオクターバーを加えたことで、深みのある音作りに進化しました。チバのサウンドは常に「ルーズでありながらもタイト」という独特の二面性を持ち、リスナーに強烈な印象を残します。
この記事では、チバユウスケが使用してきたアンプ、ギター、エフェクター、アクセサリーを整理し、彼の音作りの秘密を紐解きます。最後には、比較的安価な機材で彼のサウンドに近づける方法も紹介するので、ファンやギタリスト必見です。
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使用アンプ一覧と特徴【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT・チバユウスケ】
チバユウスケのサウンドを語る上で欠かせないのがアンプの選択です。彼はエフェクターに依存せず、ギターとアンプの直結による生々しいクランチトーンを基盤としてきました。特に、Fender系とMarshall系の両方を使い分けることで、バンドの時期ごとに異なる音像を作り出してきました。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT時代は、Fender Hot Rod DeVille 410がメインアンプとして使用されていました。4発の10インチスピーカーによる鋭いレスポンスと、歪ませても抜けの良いサウンドは、荒々しくもタイトなチバのカッティングにぴったりでした。また、ROSSO初期にはMarshall JCM900を使用。マーシャル特有の中域が前に出るサウンドで、重厚かつ攻撃的なトーンを実現しています。
ライブではMarshallキャビネットと組み合わせて迫力を増強する場面もありましたが、一方でYAMAHA F-100 212のような比較的コンパクトなコンボアンプも使用歴が確認されており、スタジオワークやサブアンプとして活用されていたと考えられます。 つまりチバは、用途や会場規模によってアンプを柔軟に使い分けながらも、「直球で突き刺さる音」という一貫したサウンド哲学を貫いてきたのです。
このようにアンプ選びはシンプルながら奥深く、彼のサウンドを支える大きな要素であると想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
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Fender Hot Rod DeVille 410 | Fender | Amazonで探す | THEE MICHELLE GUN ELEPHANT | チバユウスケ | メインアンプ。ジャキっとしたクランチでライブの基盤を支える。 |
Marshall JCM900 | Marshall | Amazonで探す | ROSSO | チバユウスケ | ROSSO初期で使用。厚みと中域の押し出しが特徴。 |
Marshall キャビネット | Marshall | Amazonで探す | ROSSO・The Birthday | チバユウスケ | スタック構成で迫力あるサウンドを演出。 |
YAMAHA F-100 212 | YAMAHA | Amazonで探す | スタジオワーク | チバユウスケ | コンボアンプ。比較的小規模の会場やリハーサルで使用した可能性。 |
使用ギターの種類と特徴【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT・チバユウスケ】
チバユウスケのサウンドを語る上で最も象徴的なのは、やはり数多くのGretschギターです。デビュー当初はFenderのジャズマスターやジャガーを使用していましたが、キャリアの中心を支えてきたのはGretschのセミアコやフルアコモデルでした。漆黒のシグネチャーモデルから豪華なホワイトファルコンまで、彼のギター選びは「見た目」と「音」に強烈な個性を宿しています。
代表的なのは、Gretsch G6119T-62TB-YC Yusuke Chiba Tennessee Black with Bigsby。これは彼のシグネチャーモデルで、漆黒のボディにビグスビー搭載。The Birthday時代のメイン機材として愛用され、骨太で乾いたロックサウンドを放ちました。また、最初に手にしたGretsch 6119-62 Tennessee Roseは、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT初期から長く使用された一本で、チバサウンドの原点ともいえるギターです。
Gretsch White FalconやG6136 Black Falconといった豪華モデルもライブで登場。煌びやかで輪郭のあるサウンドは、ROSSOやThe Birthdayでの楽曲に深みを与えました。さらにGretsch 6120W57 Eddie CochranモデルやGretsch 6119 Tennessean(1967年製)、Gretsch 7555 Clipper(1972年製)といったヴィンテージ系も使用。これらのモデルはファズやクランチとの相性が抜群で、荒削りながら存在感のあるサウンドを実現しています。
また、Eko 820-4V(1960年製)やEASTWOOD Airlineのようなビザールギターもステージに登場しており、見た目のインパクトと音の個性で観客を引き込みました。アコースティックではGibson Hummingbird(’68)にSUNRISE S-2ピックアップを搭載して使用。スタジオレコーディングやアコースティックライブで活躍しています。
こうした豊富なギターコレクションに共通するのは、「派手さと無骨さの両立」。どのギターもチバユウスケのステージングと一体となり、唯一無二の存在感を放っています。これらが彼の音楽性とライブパフォーマンスを支えてきたと想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | ギターの種類 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
Gretsch G6119T-62TB-YC Yusuke Chiba Tennessee Black with Bigsby | Gretsch | Amazonで探す | The Birthday | チバユウスケ | セミアコ/シグネチャーモデル | 漆黒ボディとビグスビー搭載、ライブメイン使用。 |
Gretsch 6119-62 Tennessee Rose | Gretsch | Amazonで探す | THEE MICHELLE GUN ELEPHANT | チバユウスケ | セミアコ | 初期から長年使用。チバサウンドの原点。 |
Gretsch White Falcon | Gretsch | Amazonで探す | ROSSO・The Birthday | チバユウスケ | フルアコ | 豪華な装飾と煌びやかなサウンド。 |
Gretsch G6136 Black Falcon | Gretsch | Amazonで探す | The Birthday | チバユウスケ | フルアコ | 黒基調の豪華モデル。重厚感あるサウンド。 |
Gretsch 6120W57 Eddie Cochran Signature Nashville | Gretsch | Amazonで探す | ROSSO | チバユウスケ | フルアコ | ロカビリー系の明瞭なトーンが特徴。 |
Gretsch 6119 Tennessean(1967年製) | Gretsch | Amazonで探す | THEE MICHELLE GUN ELEPHANT | チバユウスケ | セミアコ | 独特な輪郭のある音が特徴。 |
Gretsch 7555 Clipper(1972年製) | Gretsch | Amazonで探す | The Birthday | チバユウスケ | フルアコ | 乾いたリヴァーブ感のあるサウンド。 |
Gretsch ASTRO JET(1964–1967年製) | Gretsch | Amazonで探す | ROSSO | チバユウスケ | ソリッド寄り | 独特なルックスと個性的なサウンド。 |
Gibson ES-335 | Gibson | Amazonで探す | The Birthday | チバユウスケ | セミアコ | 定番セミアコ。安定したバランスの良さ。 |
Gibson ES-355 | Gibson | Amazonで探す | ROSSO | チバユウスケ | セミアコ | 上位機種、ビグスビー搭載個体も使用。 |
Eko 820-4V(1960年製) | Eko | Amazonで探す | ROSSO | チバユウスケ | ビザールギター | 個性的なトーンとルックス。 |
Fender Jazzmaster | Fender | Amazonで探す | THEE MICHELLE GUN ELEPHANT | チバユウスケ | ソリッド | デビュー当時に使用。フェンダーらしい歯切れ感。 |
Fender Jaguar | Fender | Amazonで探す | 初期ライブ | チバユウスケ | ソリッド | ショートスケールで歯切れの良いサウンド。 |
EASTWOOD GUITARS Airline | Eastwood | Amazonで探す | ROSSO | チバユウスケ | ビザールギター | 独特なデザインとレトロな音色。 |
L’S TRUST MARIA | L’S TRUST | Amazonで探す | ROSSO | チバユウスケ | カスタムギター | ピックガードに「MARIA」の絵入り。 |
Gibson Hummingbird(’68) | Gibson | Amazonで探す | アコースティックライブ | チバユウスケ | アコースティック | SUNRISE S-2ピックアップ搭載。 |
使用エフェクターとボード構成【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT・チバユウスケ】
チバユウスケのエフェクターボードは、基本的にシンプルな構成で知られています。荒々しくストレートなギターサウンドを重視するため、ディストーションやオーバードライブを中心に、必要に応じてディレイやコーラスなどを加える程度でした。これは「ギターとアンプ直結に近いサウンド」を追求する彼の哲学を反映しています。
代表的なのはBOSS BD-2 Blues Driver。ジャキっとしたクランチをさらに押し出し、Fenderアンプの自然な歪みと相性抜群です。ROSSOやThe Birthday時代には、MAXON D&SII OD-802やProCo RAT2といったオーバードライブ/ディストーション系も組み合わせて使用。特にRAT2は図太く荒れたトーンで、楽曲にアグレッシブさを加えました。
空間系では、BOSS DD-3やMaxon AD-9などのディレイを用い、楽曲に奥行きを与えています。The Birthdayのバラードやミドルテンポの楽曲で、深みのある空間演出を行う際に使われました。またElectro-Harmonix Holy Grailのリバーブは、シンプルながら温かみのある響きを加え、ライブにおける音の広がりを作り出しました。
モジュレーション系ではElectro-Harmonix Small CloneやNeo Cloneといったコーラス、BOSS CE-5、DC-2 Dimension Cなどを曲に応じて使い分け。これによりクリーントーンのカッティングやアルペジオに揺らぎを与え、シンプルながら印象的なサウンドを作り上げています。さらにフェイザー(Maxon PT-9 Pro、BOSS PH-3)やトレモロ(BOSS TR-2)もセットに組み込まれていたことがあり、ライブごとに微妙に構成を変えていたと考えられます。
特殊系としてはDigiTech Whammy WH-5を導入しており、ROSSO期やThe Birthday後期の一部楽曲で音程飛び道具的な使い方をしたとされています。加えて、KORG Pitchblackチューナー、VOX/ALBASのカールコードといったアクセサリー類も音作りの一部として機能しています。
このようにチバユウスケのペダルボードは、必要最低限ながらも彼の音楽性を最大限に表現するための構成。アンプ直の図太いトーンに少しだけ彩りを加えるエフェクター群であり、決して過剰にならない「ロックの本質」に忠実なセッティングといえるでしょう。これらはライブ写真やインタビューを基にした推定要素も含まれますが、総じて「シンプルかつ効果的なエフェクター運用」と想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | エフェクターの種類 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
BOSS BD-2 Blues Driver | BOSS | Amazonで探す | THEE MICHELLE GUN ELEPHANT | チバユウスケ | オーバードライブ | 定番OD。Fenderアンプと組み合わせて荒々しいクランチを演出。 |
MAXON D&SII OD-802 | Maxon | Amazonで探す | ROSSO | チバユウスケ | オーバードライブ | より図太く暴れる歪みを実現。 |
ProCo RAT2 | ProCo | Amazonで探す | The Birthday | チバユウスケ | ディストーション | アグレッシブで図太いディストーション。 |
BOSS DD-3 | BOSS | Amazonで探す | The Birthday | チバユウスケ | ディレイ | シンプルなデジタルディレイで奥行きを演出。 |
Maxon AD-9 | Maxon | Amazonで探す | The Birthday | チバユウスケ | ディレイ | アナログならではの温かみのあるエコー。 |
Electro-Harmonix Holy Grail | Electro-Harmonix | Amazonで探す | The Birthday | チバユウスケ | リバーブ | シンプルでナチュラルなリバーブ。 |
Electro-Harmonix Small Clone | Electro-Harmonix | Amazonで探す | ROSSO | チバユウスケ | コーラス | カッティングやクリーンでの揺らぎを演出。 |
BOSS CE-5 Chorus Ensemble | BOSS | Amazonで探す | The Birthday | チバユウスケ | コーラス | 定番コーラス。クリーンの広がりを補強。 |
BOSS TR-2 Tremolo | BOSS | Amazonで探す | The Birthday | チバユウスケ | トレモロ | リズミカルな揺れで楽曲にアクセントを付与。 |
DigiTech Whammy WH-5 | DigiTech | Amazonで探す | ROSSO | チバユウスケ | ピッチシフター | 一部楽曲で音程変化を加えるため使用。 |
KORG Pitchblack | KORG | Amazonで探す | 全バンド共通 | チバユウスケ | チューナー | ライブ用チューナー。ペダルボード必須アイテム。 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT・チバユウスケ】
チバユウスケの音作りは、一見すると「ギター+アンプ直」のシンプルな構成ですが、その中に緻密なこだわりがあります。特にアンプのEQセッティングやミックス処理における工夫が、彼独自のサウンドを支えてきました。
まずEQに関して。Fender Hot Rod DeVilleを使用する際は、トレブルを5〜6、ミドルを4〜5、ベースを5程度に設定することが多いとされます。これにより、中域をやや引っ込め、ジャキッとした高域を前に出すバランスを実現。ブルースドライバーやRATで歪ませても、コードの分離感を損なわない設定になっています。Marshall JCM900を使用する場合は、逆にミドルを前に出すセッティングで、骨太かつ押し出しの強いサウンドを作る傾向がありました。
曲ごとの使い分けも特徴的です。例えば「スモーキン・ビリー」では、アンプ直の荒いクランチをそのまま前に出し、EQはフラット寄りでエッジを強調。一方、「Little More Than Before」などThe Birthdayのバラードでは、リバーブやディレイを加えて空間的な広がりを意識。PAでのミックスでは、ギターのコンプ処理を最小限に抑え、アタック感を強調することで「生々しい」演奏感を残していると考えられます。
またミックス面では、チバのギターはしばしば片側(LまたはR)に定位されることが多く、もう一方にはアベフトシや他のギタリストが厚みを加えるスタイル。これにより、左右のギターがぶつかり合う「ロックの壁」を形成しながらも、チバのカッティングはしっかりと抜けて聴こえます。特にThe Birthday時代は、クランチに軽いディレイを重ねることで立体感を出し、楽曲に奥行きを加えていました。
さらにライブにおける音作りでは、ピックの選択も重要な役割を果たしています。チバはFender 346 Shapeの中型セルロイドピック(いわゆる“おにぎり型”)や自身のシグネチャーピックを使用。ピックのアタックが強調されることで、荒いストロークでも音が潰れずに抜けの良さを維持しています。弦はSIT Strings 11-50とやや太めを選び、ロー感を支えつつもコードカッティングでしっかり鳴るよう調整されていました。
録音現場では、定番のSHURE SM58をライブ用に使い、スタジオ録音ではアンプの前にSM57とコンデンサーマイクを組み合わせ、空気感と歪みのアタックをバランス良く収録していると想定されます。さらに、PAでは中低域を少し削り、高域を足す処理を行うことで、ボーカルと干渉せずにギターを前に押し出す工夫が見られました。
総じて、チバユウスケの音作りは「直球を基本に、必要な場面でだけ味付けをする」というスタンス。EQもミックスも過剰にならず、ギターそのものの響きを最大限活かすよう徹底されています。この哲学こそが、彼のサウンドが唯一無二であり続ける理由だと想定されます。
比較的安価に音を近づける機材【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT・チバユウスケ】
チバユウスケのサウンドは、ヴィンテージのGretschや高価なアンプによって支えられてきました。しかし初心者や予算を抑えたいプレイヤーでも、比較的安価な機材を選ぶことで、その荒々しくも直球なロックサウンドに近づけることは可能です。ここでは1万円〜5万円程度の価格帯で手に入るおすすめの機材を紹介し、なぜチバサウンドに近づけるのかを解説します。
まずオーバードライブはBOSS BD-2 Blues Driverが最有力です。チバ本人も愛用していたモデルで、Fender系アンプと組み合わせればジャキっとしたクランチが簡単に得られます。もしMarshall系の図太さを求めるなら、ProCo RAT2を選べば十分に迫力のある歪みを再現できます。
ギターに関しては、本家Gretschは高額ですが、EpiphoneやGretsch Electromaticシリーズなら比較的安価に購入できます。特にGretsch Electromatic G5420Tは、フルアコ特有の箱鳴りとビグスビーを備え、チバのライブ感に近い雰囲気を出せます。また、セミアコならEpiphone ES-335 PROがコストを抑えつつ、チバのGibson ESシリーズのトーンに迫れます。
アンプはFender Champion 100やYAMAHA THR30II Wirelessなどのモデリング系が初心者におすすめ。FenderクリーンにBD-2を組み合わせれば、チバの「直結+クランチ」的な音が得られます。自宅練習用ならRoland JC-22もクリーンの透明感があり、空間系エフェクトとの相性も抜群です。
空間系ではBOSS DD-8などのディレイや、Electro-Harmonix Holy Grail Nanoリバーブが、チバのライブでの広がりを再現するのに最適。モジュレーションではBOSS CE-2W ChorusがSmall Cloneの代替として十分使えます。
これらの機材を組み合わせることで、GretschやFender直結サウンドに近づけることが可能です。重要なのは「シンプルに、直球のロックを貫く」という姿勢。過剰なエフェクトを避け、ストロークとアンプの鳴りを大事にすることで、初心者でもチバサウスケ的なサウンドを体感できるでしょう。
種類 | 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
オーバードライブ | BOSS BD-2 Blues Driver | BOSS | Amazonで探す | THEE MICHELLE GUN ELEPHANT | チバユウスケ | 本人実使用モデル。Fenderアンプと組み合わせれば即チバサウンド。 |
ディストーション | ProCo RAT2 | ProCo | Amazonで探す | The Birthday | チバユウスケ | 図太く暴れる歪みでROSSO期の音を再現可能。 |
ギター(セミアコ) | Epiphone ES-335 PRO | Epiphone | Amazonで探す | 参考機材 | チバユウスケ | Gibson ES-335の廉価版でチバのセミアコサウンドを再現。 |
ギター(フルアコ) | Gretsch Electromatic G5420T | Gretsch | Amazonで探す | 参考機材 | チバユウスケ | ビグスビー搭載で本人愛用のGretschモデルを低価格で体験可能。 |
アンプ | Fender Champion 100 | Fender | Amazonで探す | 参考機材 | チバユウスケ | クリーン+BD-2でチバ的な荒いクランチに近づける。 |
リバーブ | Electro-Harmonix Holy Grail Nano | Electro-Harmonix | Amazonで探す | 参考機材 | チバユウスケ | 本人使用Holy Grailの小型版。ライブでも十分。 |
コーラス | BOSS CE-2W Chorus | BOSS | Amazonで探す | 参考機材 | チバユウスケ | Small Cloneの代替としてクリーントーンに最適。 |
総括まとめ【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT・チバユウスケ】

チバユウスケの音作りは、機材の豪華さや複雑なセッティングに依存するものではなく、「直球のロック」を体現するための徹底したシンプルさにあります。彼が愛用したGretschやGibsonのセミアコ/フルアコは、見た目の存在感とともに、豪快で乾いたサウンドを生み出しました。そして、Fender Hot Rod DeVilleやMarshall JCM900といったアンプを使い分けることで、荒々しくも切れ味のあるトーンを作り上げています。
エフェクターに関しても、BOSS BD-2やProCo RAT2など、シンプルな歪みペダルを軸に、必要最小限のディレイやコーラスで色付けする程度に留めています。その結果として「無駄を削ぎ落とした音」が成立し、バンド全体のグルーヴを前面に押し出すスタイルを可能にしました。彼のエフェクトボードは決して派手ではありませんが、ステージの熱気や感情をそのまま観客に伝えるための最適解だったと言えるでしょう。
また、ミックスやEQの工夫も重要な要素でした。中域をコントロールしながらアタック感を強調することで、ボーカルとギターがぶつかり合いながらも絶妙なバランスを保つ。さらに弦やピックの選択にもこだわりがあり、太めのゲージやおにぎり型ピックによって、豪快なストロークでも芯のあるサウンドを維持しました。
チバユウスケの音作りの本質は、「ルーズでワイルドだが、決して崩れない一貫性」にあります。これは彼のプレイスタイルやバンドの方向性と直結しており、単なる機材の選択以上に「哲学」と呼べるものです。もし読者が彼の音に近づきたいなら、まずはシンプルな機材で大胆にストロークし、必要最低限のエフェクトで色付けする。その姿勢こそが、最もチバ的なアプローチだと言えるでしょう。
最終的に、チバユウスケの音は「本人そのもの」。機材やセッティングを真似ても、その中核には「魂を削るように鳴らす姿勢」があり、それが観客を惹きつけ続けてきました。だからこそ、彼の音は今なお多くのギタリストの憧れであり、コピーされ続ける理由なのです。
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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!
ギター
Gretsch G6119T-62TB-YC Yusuke Chiba Tennessee Black with Bigsby(シグネチャーモデル/漆黒ボディ、ビグスビー搭載、メイン使用)
Gretsch 6119-62 Tennessee Rose(初のGretsch、長年メインで使用)
Gretsch White Falcon(豪華な装飾とパリッとしたサウンド)
Gretsch G6136 Black Falcon(黒基調の豪華モデル)
Gretsch 6120W57 Eddie Cochran Signature Nashville
Gretsch 6119 Tennessean(1967年製/独特の輪郭あるサウンド)
Gretsch 7555 Clipper(1972年製/乾いたリヴァーブ感ある音)
Gretsch ASTRO JET(1964–1967年製、独特なルックス)
Gibson ES-335(セミアコの定番)
Gibson ES-355(上位機種、ビグスビー搭載個体も有)
Eko 820-4V(1960年製)
Fender Jazzmaster(デビュー当時使用)
Fender Jaguar(ショートスケール、歯切れ良いサウンド)
EASTWOOD GUITARS Airline(ビザールギター代表)
L’S TRUST MARIA(ピックガードにMARIAの絵入り)
Gibson Hummingbird(’68)(アコースティック、SUNRISE S-2ピックアップ搭載)
アンプ
Fender Hot Rod DeVille 410(メインアンプ、ジャキっとしたクランチ)
Marshall JCM900(ROSSO初期などで使用)
Marshall キャビネット
YAMAHA F-100 212(コンボアンプ)
エフェクター
BOSS BD-2 Blues Driver(定番オーバードライブ)
MAXON D&SII OD-802(オーバードライブ)
ProCo RAT2(図太いディストーション)
BOSS OC-3 SUPER Octave
ARIA DD-X20(デジタルディレイ)
BOSS DD-3(デジタルディレイ)
Maxon AD-9(アナログディレイ)
Electro-Harmonix Holy Grail(リバーブ)
Electro-Harmonix Neo Clone(コーラス)
Electro-Harmonix Small Clone(コーラス)
BOSS CH-1 SUPER Chorus
BOSS CE-5 Chorus Ensemble
BOSS DC-2 Dimension C(コーラス)
Maxon PT-9 Pro(フェイザー)
BOSS PH-3 Phase Shifter
BOSS TR-2 Tremolo
Maxon FL-302(フランジャー)
DigiTech Whammy WH-5(ピッチシフター)
KORG Pitchblack(チューナー)
ピック・弦・アクセサリー
Fender 346 Shape Classic Celluloid Picks Medium White(おにぎり型ピック)
チバユウスケ シグネチャーピック(The Birthdayモデル/中身はFenderピック)
ALBAS カールコード 10m(現行はVOX製カールコード推奨)
SIT Strings 11-50(エレキ弦)
マイク
SHURE SM58(ライブ定番ダイナミックマイク)
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