ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)は、元PRSプライベートストック責任者のジョー・ナッグスが2009年に設立した高級ギターブランドです。厳選された木材、独自のブリッジシステム、卓越した職人技により、「超実用型の高級ギター」として多くのプロミュージシャンから支持を集めています。
- ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)の歴史
- ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)の特徴・基本性能・サウンド傾向
- ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)の使用アーティスト
- ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)の関連ギターブランド
- ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)ラインナップとおすすめモデル一覧
- ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)を実際に使用した人の声【レビュー要約+評判口コミ】
- ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)の新品・中古価格比較と最安値先
- ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)の類似・代替案おすすめギター紹介(比較付き)
- ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)まとめ・選び方
ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)の歴史
創業者と設立の背景
ナッグス・ギターズは、ジョー・ナッグス(Joe Knaggs)により2009年に米国メリーランド州で設立されました。ジョー・ナッグスは、Paul Reed Smith(PRS)の創業メンバーであり、プライベートストック・チーム責任者として長年の経験を積んだ業界のエキスパートです。共同創設者のピーター・ウルフは、PRSのマーケティング・ディレクターとしての経歴を持っています。
設立翌年の2010年には、フランクフルトで開催されたMusikmesse 2010に参加し、アメリカのギター誌『PREMIER Guitar』の表紙を飾るなど、早くも業界で大きな話題となりました。
代表的なモデル
ナッグス・ギターズのラインナップは以下の4つのシリーズに分類されています:
- Chesapeake Series – 25.5インチスケール、Chesapeakeブリッジ搭載
- Influence Series – 24.75インチスケール、Influenceブリッジ搭載
- Steve Stevens Signature – スティーヴ・スティーヴンスとのコラボレーション
- Creation Series – カスタムオーダー可能なワンオフモデル
楽器シーンへの影響
ナッグス・ギターズは、高級ギター市場において「工芸品としての美しさ」と「実用的な演奏性」を極めて高いレベルで両立させたブランドとして認知されています。特に独自のブリッジシステムや木工技術は、他メーカーにも影響を与える革新的なアプローチとして評価されています。
ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)の特徴・基本性能・サウンド傾向
音のキャラクター
クリーンサウンドの美しさが最大の特徴です。抜けが抜群に良く、カッティングでもアルペジオでも非常に使いやすい音質を実現しています。ピッチの安定性も優秀で、ハイポジションでの演奏時も安定感があります。
構造的特徴
- セットネック構造 – 全モデルに採用された弦振動へのこだわり
- 独自ブリッジシステム – ChesapeakeブリッジとInfluenceブリッジ
- 厳選木材 – アルダーバック、メイプルトップ、ローズ指板など高品質材料
- 木製ピックガード – 音響特性にもこだわった設計
他ブランドとの違い
PRSとフェンダーの中間的な立ち位置にあり、「PRSをフェンダーに歩み寄らせた」ような音質特性を持っています。セットネックでありながらボルトオンのようなストラトライクなサウンドが得られる点が独特です。
ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)の使用アーティスト
主な使用アーティスト
- スティーヴ・スティーヴンス – Billy Idolのギタリスト、シグネチャーモデルあり
- 今剛 – 日本のギタリスト、デモ演奏でも話題
- マーク・レターマン – セッションギタリスト
- ダグ・ラップソン – プロデューサー・ギタリスト
アーティスト | 使用モデル | 音楽ジャンル |
---|---|---|
スティーヴ・スティーヴンス | Steve Stevens Signature | ハードロック |
今剛 | Severn SSS, Choptank SSS | フュージョン |
マーク・レターマン | Chesapeake Series | ポップス・ロック |
ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)の関連ギターブランド
姉妹ブランド・関連ブランド
ナッグス・ギターズは独立したブランドのため、直接的な姉妹ブランドはありませんが、創設者の経歴からPaul Reed Smith(PRS)との関連性が深いブランドです。
ライバル・同ランクブランド
- Paul Reed Smith (PRS) – 価格帯・品質レベルが近い
- Tom Anderson Guitarworks – ハンドメイド高級ギター
- Suhr Guitars – 同等の価格帯・品質
- Tyler Guitars – アメリカ製ハンドメイドギター
ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)ラインナップとおすすめモデル一覧
モデル名 | 特徴 | 価格帯 | 使用アーティスト |
---|---|---|---|
Severn | ダブルカッタウェイ、SSHピックアップ配置 | 70-90万円 | 今剛 |
Choptank | コンパクトボディ、優れたバランス | 60-80万円 | 今剛 |
Kenai | レスポール的なシングルカッタウェイ | 80-100万円 | セッションミュージシャン |
Steve Stevens Signature | シグネチャーモデル、独特のカッタウェイ | 90-120万円 | スティーヴ・スティーヴンス |
最安値情報:島村楽器、イシバシ楽器、サウンドハウスなどで取り扱いあり。中古品は60-70万円程度から入手可能。
ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)を実際に使用した人の声【レビュー要約+評判口コミ】
ポジティブ意見
- 音質:クリーンサウンドが美しく、抜けが良い
- 演奏性:ハイフレットアクセスが優秀
- バランス:3つのピックアップのバランスが絶妙
- 品質:木工技術と仕上げが一流
- 安定性:ピッチが安定している
ネガティブ意見
- 価格:80万円前後と非常に高価
- 入手性:日本での取り扱い店舗が限定的
- 認知度:ブランド知名度がまだ低い
- メンテナンス:特殊なブリッジで調整に専門知識が必要
総評(AI要約)
ナッグス・ギターズは音質・演奏性・品質のすべてにおいて極めて高いレベルを誇る優秀なギターです。特にクリーンサウンドの美しさは他ブランドを圧倒しており、プロレベルの演奏に十分対応できる楽器です。価格の高さがネックですが、それに見合う価値は確実にあります。
ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)の新品・中古価格比較と最安値先
ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)の類似・代替案おすすめギター紹介(比較付き)
同価格帯・特徴が近いギター
ブランド・モデル | 価格 | 音質 | 特徴 |
---|---|---|---|
PRS Custom 24 | 60-80万円 | バランス良好 | ロック寄り、知名度高 |
Suhr Modern | 50-70万円 | モダン | メタル向け、高出力 |
Tom Anderson Drop Top | 70-90万円 | クリーン重視 | ナッグスに最も近い音質 |
比較ポイント
ナッグス vs 他ブランド:
- 音質:ナッグスはクリーンが特に優秀
- 価格:PRS、Suhrの方が若干安価
- 入手性:PRS、Suhrの方が入手しやすい
- 独自性:ナッグスのブリッジシステムは唯一無二
ナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)まとめ・選び方
どんな人に向いているか
プロ・上級者向け
- レコーディングでクリーンサウンドを重視する
- ライブでの音の抜けを重視する
- 高品質な楽器を長く使いたい
- 独自性のあるギターを求めている
ジャンル別適性
- ◎ 最適:フュージョン、ジャズ、ポップス
- ○ 適している:ブルース、ソフトロック
- △ 要検討:ハードロック、メタル
初心者には推奨しません
価格が高額で、その性能を活かすには相応のテクニックが必要です。まずは10-30万円クラスのギターで経験を積むことをおすすめします。
結論:ナッグス・ギターズは、音質・演奏性・品質のすべてにおいて最高レベルの楽器です。特にクリーンサウンドの美しさは他の追随を許さず、プロの現場での使用に十分耐える性能を持っています。価格は高額ですが、それに見合う価値は確実にある、真のプロフェッショナル向けギターです。
- 公式サイト:ナッグス・ギターズ 公式
- 販売サイト:
本記事はナッグス・ギターズ(Knaggs Guitars)の公式情報および主要販売サイトを参考にしています。
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