始めに(特徴紹介)
UVERworldのギタリスト「克哉」は、バンドの重厚かつ鮮烈なサウンドを支える重要な存在です。彼のプレイスタイルは、シンプルながらも緻密に構成されたリフワークと、楽曲に合わせた多彩な音色変化が特徴です。
例えば「儚くも永久のカナシ」「CORE PRIDE」などの代表曲では、厚みのあるコードストロークと鋭いカッティングを使い分け、ヴォーカルTAKUYA∞の声を支えるアンサンブルを構築しています。歪ませすぎないクリアなサウンドから、モダンで前に出るハイゲインまで自在に操ることで、UVERworldの楽曲に独自の立体感を与えています。
また、克哉のギターは従来のロックギタリストの枠を超えており、ブティック系アンプやPRSをはじめとするハイエンドギターを駆使することで、楽曲ごとに最適なトーンを追求しています。ライブにおいてはクリーン〜クランチの切り替えが絶妙で、特にディレイやモジュレーションを駆使した空間的な音作りが印象的です。
彼のサウンドが注目される理由は、単に機材の豪華さにあるのではなく、常に「歌を活かす」ことを最優先にしたアプローチにあります。その結果、UVERworldの壮大でドラマチックな世界観を、ギターが見事に補完しているのです。
この後のセクションでは、克哉が実際に使用しているアンプ・ギター・エフェクターを細かく紹介しながら、どのようにしてその独自の音作りを実現しているのかを掘り下げていきます。
使用アンプ一覧と特徴【UVERworld・克哉】
克哉の音作りを語る上で外せないのが「アンプ」の選択です。彼は単なる大音量のアンプではなく、解像度・立体感・レスポンスに優れたブティック系アンプを好んで使用しています。これにより、UVERworld特有のスケール感あるサウンドが支えられています。
ライブでの基盤となるのは、国内では入手困難な「THE VALVE 3/100」です。このモデルはイタリアのブティックブランドによるもので、真空管アンプ特有の温かみと現代的なレンジの広さを兼ね備えています。ギター本来のキャラクターを引き出しつつ、克哉のタイトなピッキングを前面に押し出す特徴があります。
さらに、モダン・ハイゲインを象徴する「Diezel Herbert MKⅡ」や「Diezel VH4」も使用。特にVH4は4チャンネル仕様で、クリーンから重厚なハイゲインまで幅広く対応できるため、セットリストの幅が広いUVERworldのライブにおいて重宝されています。ヘビーで切れ味の鋭いリフを支えるには欠かせない存在です。
クリーン・クランチ系では「Two-Rock Studio Pro 35」「Two-Rock K&M Jade」が確認されています。Two-Rockはジョン・メイヤーなども愛用するブランドで、豊かな倍音と圧倒的な解像度が持ち味。克哉のクリーンパートがバンドのシンセやヴォーカルと重なっても埋もれないのは、このアンプの性能によるところが大きいと考えられます。
結果として、克哉はブティックアンプとハイゲインアンプを併用することで「歌に寄り添うクリーン」と「攻撃的なリード/リフ」を両立させています。楽曲によってはアンプのチャンネル切り替えや複数台を併用するケースも見られ、緻密なサウンドデザインが行われていると想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
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THE VALVE 3/100 | THE VALVE | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | 国内流通が極めて少ないブティックアンプ。クリーン〜ドライブの幅広さ。 |
Diezel Herbert MKⅡ | Diezel | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | モダンメタル寄りのドライブ。ライブでリフに多用。 |
Diezel VH4 | Diezel | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | 4ch仕様。リードとバッキングの切替が自在。 |
Two-Rock Studio Pro 35 | Two-Rock | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | 上質なクリーン。スタジオや小規模ライブで使用。 |
Two-Rock K&M Jade | Two-Rock | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | 高解像度クリーン。シンセやヴォーカルと重なっても抜ける。 |
このように克哉は、アンプを「音色のキャンバス」として使い分け、バンドの持つ壮大な世界観を構築しています。今後のライブセッティングや新曲での変化も含め、引き続き注目されるポイントといえるでしょう。
使用ギターの種類と特徴【UVERworld・克哉】
UVERworldの克哉は、アンプ同様にギター選びでも妥協を許さず、バンドのサウンドに合った音色を追求しています。ライブやレコーディングでは、Paul Reed Smith(PRS)を中心に、国内外のハイエンドギターや特注モデルを使用することで、楽曲ごとに異なる表情を生み出しています。
代表的なのは「PRS Custom 24 / Custom 22」。PRSはGibsonの図太さとFenderのキレを併せ持つブランドとして知られ、クリーンからハイゲインまで柔軟に対応できる万能モデルです。克哉も長年愛用しており、ライブの基盤を支えるメインギターとして活躍しています。ピックアップには独自の設計が採用されており、透明感のあるクリーンや厚みのあるディストーションを自在に出力できます。
また「PRS McCarty Soapbar」は、P-90タイプのピックアップを搭載しており、中域の粘りが強調されたサウンドが特徴です。バンドサウンドに厚みを加えるリズムギターとして重宝され、UVERworldのタイトなリフの骨格を形作っています。
さらに、ライブでのアコースティックパートには「PRS NAMM Custom Acoustic(Tonare Grandなど)」が登場。美しい木材と高精度な作りによって、単なるアコギ伴奏ではなく、楽曲に立体感と奥行きを加えています。こうしたアコースティックギターの存在は、UVERworldのドラマチックな世界観に欠かせません。
その他にも「Dean Hard Tail」や「David Thomas McNaught Vintage Double Cut」といったハイゲイン対応モデルを導入し、ラウドな曲では力強いサウンドを展開。「dragonfly B6」では超ロングスケールを活かし、ダウンチューニングでも安定したテンションを維持することが可能です。特にB音まで落とす楽曲では、このモデルが選ばれることが多いと考えられます。
クリーンでの使い分けには「Godin A6」や「Gretsch White Falcon」も重要です。Godin A6は薄胴エレアコでエレキ感覚の操作性を持ち替え時に便利。一方、Gretsch White Falconは煌びやかなルックスとリッチなクリーントーンで、楽曲に独自の彩りを加えています。
こうして見ると、克哉は「万能なPRSを中心に、曲ごとにハイエンドギターを使い分ける」というスタイルを確立しているといえます。その結果、ライブやレコーディングで常に高い再現度を誇るサウンドが構築されていると想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | ギターの種類 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
PRS Custom 24 / Custom 22 | Paul Reed Smith | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | エレキギター | メイン使用モデル。クリーンからハイゲインまで万能。 |
PRS McCarty Soapbar | Paul Reed Smith | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | エレキギター | P-90搭載。ミッドが強調された図太いトーン。 |
PRS NAMM Custom Acoustic (Tonare Grand) | Paul Reed Smith | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | アコースティックギター | 美しい木材と精緻な作り。ライブのアコギ曲に使用。 |
Dean Hard Tail | Dean | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | エレキギター | PRSに近い外観。ハードな歪みに最適。 |
FREEDOM CUSTOM UWK-I | Freedom C.G.R. | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | エレキギター | 本人仕様のオリジナルモデル。ルックス・サウンド共に特注。 |
David Thomas McNaught Vintage Double Cut | McNaught | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | エレキギター | 米国製ハイエンド。美しい木材と高精度で知られる。 |
dragonfly B6 | Dragonfly | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | エレキギター | 超ロングスケール。B音までのダウンチューニング対応。 |
Godin A6 | Godin | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | エレアコ | エレキ感覚で弾ける薄胴エレアコ。持ち替えがスムーズ。 |
Gretsch White Falcon | Gretsch | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | セミアコ | 華やかな外観とリッチなクリーントーンが特徴。 |
このように、克哉はハイエンドギターを状況に応じて使い分けることで、常に楽曲に最適化された音色を生み出しています。ライブ映像やインタビューを通しても、彼のこだわりが強く表れているといえるでしょう。
使用エフェクターとボード構成【UVERworld・克哉】
克哉のサウンドを決定づける要素の一つが、シンプルながら緻密に構成されたエフェクターボードです。彼は多くのプロギタリストのように複雑なシステムを組むのではなく、必要最低限のエフェクターを選び抜き、その組み合わせで多彩なサウンドを生み出しています。
歪み系の核となっているのは「FREE THE TONE Red Jasper RJ1V」。ローゲイン寄りでヴィンテージ感のあるナチュラルドライブが特徴で、アンプ本来のキャラクターを活かしながら中域にパンチを与える役割を果たしています。克哉のギターが歌を邪魔せず、それでいて存在感を失わない理由は、このペダルの特性による部分が大きいでしょう。
ブーストには「Suhr Booster」を使用。音量を上げるだけでなく、トーンを崩さずにドライブ感をプラスできるため、ソロパートやリフの抜け感を強調するのに最適です。クリーンパートでは「Empress Effects Compressor」を導入し、アタック感を均一化しつつ、コードストロークやアルペジオの粒立ちを整えています。
空間系では「Eventide TimeFactor」「BOSS DD-20 Giga Delay」といった多機能ディレイを併用。TimeFactorはプロユースならではの広大なプリセット数と正確なテンポ同期が魅力で、UVERworldの楽曲に欠かせない壮大な空間演出に貢献しています。BOSS DD-20はクリーンなショートディレイ用として補助的に使われ、ギターの輪郭を強調します。
モジュレーション系では「Eventide ModFactor」や「BOSS HF-2 Hi Band Flanger」が活躍。特にHF-2は高域特化のフランジャーで、分厚いバンドアンサンブルに埋もれない煌びやかなトーンを作り出します。UVERworldの壮大なサウンドスケープにおいて、このモジュレーションは重要な役割を担っています。
さらに「DigiTech Whammy」も導入されており、ピッチシフターとしてコードにも対応できるのが強みです。ライブでは大胆なピッチシフトや音程変化を加えることで、ギターがシンセ的な役割を果たす場面も見られます。これにより、UVERworldの楽曲はより未来的でドラマチックな表現が可能になっています。
このように、克哉のエフェクターボードは「シンプルに見えて多彩」という特徴を持ちます。歪みと空間系を中心に据えつつ、必要なときだけブーストやピッチシフトを加える。結果として、複雑なサウンドメイクを最小限のペダルで実現しているのです。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | エフェクターの種類 | 備考 |
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FREE THE TONE Red Jasper RJ1V | FREE THE TONE | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | オーバードライブ | ローゲイン。中域が特徴的で歌を活かす歪み。 |
Suhr Booster | Suhr | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | ブースター | 音量を上げつつ原音を崩さない。ソロで使用。 |
Empress Effects Compressor | Empress Effects | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | コンプレッサー | クリーンの粒立ちを整え、演奏の安定感を向上。 |
Eventide TimeFactor | Eventide | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | ディレイ | プロ定番の多機能ディレイ。空間表現に必須。 |
BOSS DD-20 Giga Delay | BOSS | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | ディレイ | 最大23秒ディレイ。ショートディレイで輪郭を強調。 |
Eventide ModFactor | Eventide | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | モジュレーション系 | 31種のモジュレーション。ライブで音の広がりを演出。 |
BOSS HF-2 Hi Band Flanger | BOSS | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | フランジャー | 高域特化の煌びやかなフランジャー。 |
DigiTech Whammy | DigiTech | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | ピッチシフター | コード対応。シンセ的な表現も可能。 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【UVERworld・克哉】
克哉の音作りは、単純に「歪ませる/クリーンにする」という二元的なものではなく、楽曲に合わせた繊細なセッティングとEQ処理に支えられています。ライブ・レコーディングを問わず、彼のギターは決してヴォーカルを邪魔せず、それでいて存在感を持ち続けています。その理由を細かく見ていきましょう。
まずアンプのセッティングについて。Diezel HerbertやVH4では、クリーンチャンネルのEQはベースを控えめ(4〜5)、ミドルをやや高め(6〜7)、トレブルを5〜6程度に設定することが多いと想定されます。こうすることで、バンド全体の低音域をベースやドラムに委ねつつ、中域でギターの存在感を確保しています。ハイゲインチャンネルではゲインを過度に上げず、5〜6程度で留め、代わりにコンプレッサーやブースターでアタックを補強していると考えられます。
Two-Rock系アンプでは、豊かな倍音とレンジの広さを活かしつつ、ハイを絞り気味に調整(4〜5)し、ミドルを持ち上げるセッティングが中心。こうすることでクリーンでも埋もれない輪郭を得ることができます。特に「クリーン+ディレイ+モジュレーション」を多用するUVERworldの楽曲においては、このEQが不可欠です。
エフェクターの組み合わせでは、Red Jasper RJ1Vを常時オンに近い状態で使用することが多いと見られます。このオーバードライブはゲインを絞ってアンプのクリーンに軽いコンプレッションを与え、厚みを持たせる用途に最適です。その上で必要に応じてSuhr Boosterでプッシュし、ソロやリフの際に一段階前に出す工夫がなされています。
ディレイの設定については、Eventide TimeFactorをリードやアルペジオで使用する場合は400〜600msのディレイタイムに設定し、ミックスは20〜25%程度に抑えることが多いと推測されます。一方でBOSS DD-20はショートディレイ(80〜120ms程度)にセットし、ほぼリバーブ的に空間を演出する用途に使われています。この二重構造により、楽曲の立体感が一層強調されます。
モジュレーションでは、HF-2 Hi Band Flangerをかけすぎずにミックスを抑えめに設定することで、煌びやかな高域だけを彩り、音全体を埋もれさせない工夫がされています。さらにModFactorはコーラス的な広がりやフェイザー的な動きを曲ごとに切り替え、シンセサウンドとの一体感を生み出すのに寄与しています。
ミックス面では、エンジニアが克哉のギターを処理する際に、中域の2〜4kHzを軽く持ち上げ、ローエンドをカットする処理が施されていると考えられます。これはTAKUYA∞のヴォーカルが中心にあるUVERworldにおいて、ギターがその裏で「支える音」として機能するための工夫です。低域が被るとサウンドが濁るため、ギターはややハイミッド寄りの抜けを重視しているのです。
楽曲ごとに見てみると、「儚くも永久のカナシ」ではクリーン+ディレイで透明感を演出し、「CORE PRIDE」ではハイゲインで力強いリフを刻み、「一滴の影響」ではアコースティックギターを交えた広がりのあるアンサンブルを展開しています。これらはすべて、機材とEQ、エフェクトの組み合わせによって実現されているのです。
総じて、克哉の音作りは「常に歌を支える」ことを大前提とし、その上で曲ごとに必要な空間感・厚み・ドライブ感を調整するアプローチです。ギター単体での派手さを狙うのではなく、バンド全体のバランスを考えた音作りこそが彼の最大の特徴といえるでしょう。
比較的安価に音を近づける機材【UVERworld・克哉】
克哉が使用している機材は、PRSやTwo-Rock、Diezelといったハイエンドモデルが多く、初心者やアマチュアにとってはなかなか手が出しづらい価格帯です。しかし、音の方向性やキャラクターを掴むうえでは、市販の比較的リーズナブルな機材でも十分に近づけることが可能です。ここでは、1万〜5万円程度で手に入る「克哉風サウンド再現アイテム」を紹介します。
まず、オーバードライブ系。克哉のメイン歪みである「Red Jasper RJ1V」に似たキャラクターを得るには、BOSS BD-2 Blues Driverが定番です。クリーンを活かしつつ軽いコンプレッションを与える性質は、克哉の音作りに近く、ミドルの抜けも良好です。さらに改造ペダル(Keeley Modなど)を導入すれば、より自然なローゲインサウンドに仕上げられます。
クリーン+ブーストに関しては、Suhr Boosterの代替としてBOSS GE-7 Equalizerが効果的です。GE-7は単なるイコライザーですが、レベルを持ち上げればブースター代わりになり、特定帯域を持ち上げてギターを前に出すことも可能です。中域(800Hz〜1.6kHz)をブーストすれば、克哉のギター特有の芯のあるトーンに近づきます。
空間系ではBOSS DD-8 Digital Delayが万能です。多機能ディレイで、400ms前後のロングディレイから100ms程度のショートディレイまで幅広く対応でき、TimeFactorやDD-20の代替として十分活用できます。さらに、Mod Delayモードを使えばモジュレーション感のある広がりを演出することも可能です。
モジュレーション系については、BOSS CH-1 Super ChorusやBOSS BF-3 Flangerが実用的です。特にBF-3は高域寄りに設定できるため、克哉のHF-2的な煌びやかなフランジャーサウンドを再現可能です。これらは価格も手ごろで、ライブやスタジオ練習に最適です。
アンプに関しては、Two-RockやDiezelは高価ですが、Roland JC-40(Jazz Chorusシリーズ)やBOSS KATANAシリーズが代替候補です。JC-40はクリーンの解像度と立体感に優れ、ディレイやコーラスを組み合わせることで克哉の空間系サウンドを再現できます。KATANAシリーズは多彩なアンプモデリングとエフェクトを内蔵し、初心者でも「クリーン〜ハイゲイン」を自在に切り替えられるため、UVERworld楽曲の再現に最適です。
ギター本体については、PRS Custom 24の代替として、PRS SE Custom 24シリーズが手の届きやすい選択肢です。5万円前後で購入でき、上位機種の音色傾向をしっかり踏襲しています。ミドルが豊かで万能なキャラクターは、克哉のプレイスタイルと親和性が高いです。
このように、安価な機材を活用しても「中域重視のEQ」「空間系ディレイの組み合わせ」「クリーンを活かしたローゲインドライブ」という克哉の音作りの本質を理解すれば、十分に近いサウンドを実現することが可能です。重要なのは高級機材を揃えることではなく、考え方と組み合わせ方を真似ることなのです。
種類 | 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
オーバードライブ | BOSS BD-2 Blues Driver | BOSS | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | Red Jasperの代替。ローゲインでクリーンを活かす。 |
ブースター/EQ | BOSS GE-7 Equalizer | BOSS | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | Suhr Booster代替。中域ブーストで前に出る音を再現。 |
ディレイ | BOSS DD-8 Digital Delay | BOSS | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | TimeFactorやDD-20代替。幅広いディレイタイム対応。 |
モジュレーション系 | BOSS BF-3 Flanger | BOSS | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | HF-2代替。高域寄り設定で煌びやかな効果。 |
アンプ | Roland JC-40 Jazz Chorus | Roland | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | Two-Rockの代替。クリーンの立体感に優れる。 |
アンプ | BOSS KATANA-50 MkII | BOSS | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | 多機能アンプ。クリーン〜ハイゲインを1台で再現可能。 |
ギター | PRS SE Custom 24 | Paul Reed Smith | Amazonで探す | UVERworld | 克哉 | PRS本家の廉価版。万能で初心者〜中級者に最適。 |
総括まとめ【UVERworld・克哉】

UVERworldのギタリスト克哉の音作りを総合的に見てみると、その本質は「歌を活かすことを第一に考えたサウンドデザイン」にあります。単純に歪みを強調するのではなく、バンド全体の音の立体感やスケールを支えるために、ギターの役割を最適化しているのです。
ギターに関しては、メインのPRS Custom 24/22を中心に、多彩なハイエンドモデルを使い分けることで、楽曲ごとの個性に応じた音色を提供しています。アコースティックやセミアコも織り交ぜることで、楽曲に奥行きと表情を加えている点も特徴的です。こうしたギター選びからも「曲に合わせて最適解を導き出す」姿勢が強く感じられます。
アンプにおいては、Two-RockやDiezelといった解像度やパワーに優れたブティック系を駆使し、クリーンの透明感とリフの迫力を両立。EQは低域を抑え、中域を重視することで、UVERworld特有の重厚なサウンドの中でもギターが確実に存在感を発揮できるように設計されています。これはライブだけでなく、レコーディングでも一貫した哲学といえるでしょう。
エフェクターはシンプルながら必要十分。Red Jasper RJ1Vを軸に据え、コンプレッサーやブースター、ディレイを組み合わせることで、常に「無駄のないサウンド」を構築しています。空間系の使い方も絶妙で、ギター単体が前に出すぎるのではなく、バンド全体の中で空間を演出する役割を果たしているのです。
また、比較的安価な機材でも克哉風の音は再現可能であることから、彼の音作りが「機材の豪華さ」に依存していないことも分かります。むしろ「EQの使い方」「クリーンの活かし方」「空間系のバランス」といった考え方こそが、克哉サウンドの核心部分です。
総じて、克哉の音作りを真似る際には「楽曲全体を意識し、必要な音を的確に加える」という意識を持つことが重要です。UVERworldの壮大でドラマチックな世界観は、ギター単体の派手さではなく、こうした緻密な設計によって成立しています。機材を揃えるだけでなく、この「アンサンブルを活かす哲学」こそが、克哉の音作りを再現するために最も大切な視点だといえるでしょう。
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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!
🎸 ギター
Paul Reed Smith (PRS) Custom 24 / Custom 22
GibsonとFenderの特性を併せ持つ万能モデル。ライブ・レコーディング問わず使用。
PRS McCarty Soapbar
P-90タイプPU搭載でミッドが際立つサウンド。
PRS NAMM Custom Acoustic(Tonare Grandなど)
美しい木材と精緻な仕上げを持つPRSアコースティック。
Dean Hard Tail
PRSに似た外観ながらハード寄りのサウンド。歪みとの相性良好。
FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCH UWK-I(オリジナルモデル)
日本製ハンドメイド。ルックス・サウンド共に本人仕様のこだわりが詰まったモデル。
David Thomas McNaught Vintage Double Cut
米国製ハイエンドモデル。美しい木材と高精度工作による高音質。
dragonfly B6
超ロングスケール設計。B音までのダウンチューニングでもテンション維持。
Godin A6
エレキ感覚で弾ける薄胴エレアコ。持ち替えがスムーズ。
Gretsch White Falcon
大型セミアコ。華やかな外観とリッチなクリーントーン。
🔊 アンプ
THE VALVE 3/100
国内流通の少ないブティックアンプ。ギターの特性を最大限引き出す。
Diezel Herbert MKⅡ
モダンで前に出る歪みとクリーン。ハイゲイン寄りの万能機。
Two-Rock Studio Pro 35
35Wながら大音量と上質なクリーン。PUに合わせて高域調整可能。
Two-Rock K&M Jade
高解像度クリーンに定評のあるモデル。
Diezel VH4
4ch仕様。重厚かつ切れのあるドライブサウンド。
🎚 エフェクター
Eventide TimeFactor(ディレイ)
プロ使用率の高い多機能ディレイ。100プリセット搭載。
Eventide ModFactor(モジュレーション)
31タイプのモジュレーションを内蔵。
BOSS DD-20 Giga Delay
最大23秒ディレイ、豊富なモード。クリーンでショートディレイ使用も。
BOSS HF-2 Hi Band Flanger
高域に特化したフランジャー。
Empress Effects Compressor
高音質&可変幅の広いコンプレッサー。クリーンの質感向上に貢献。
DigiTech Whammy(ピッチシフター)
コード対応、音程変化の幅が広い定番モデル。
FREE THE TONE Red Jasper RJ1V(オーバードライブ)
ローゲインでヴィンテージチューブアンプ風。中域のパンチが特徴。
Suhr Booster
原音を損なわずに音量/ドライブ感を補強。
📝 備考
歪みはRed Jasper RJ1Vを要として構築。
空間系(ディレイ・モジュレーション)を多用するが、ペダル構成はシンプル。
PRS系とハイエンドカスタムギターをメインに、多彩な音色をカバー。
アンプはTwo-RockやDiezelなど、解像度とパワー感に優れたブティック系を使用。
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