始めに(特徴紹介)
X JAPANのギタリストとして、唯一無二の存在感を放ったHIDE(ヒデ)。彼のサウンドは、ヘヴィなリフと繊細なメロディ、そして独特なエフェクト使いによって構築されています。
HIDEの音作りは、視覚的なインパクトと音の個性を融合させたものであり、多くのギタリストに影響を与え続けています。
使用アンプ一覧と特徴【X JAPAN・HIDE】
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
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ENGL Savage 120 | ENGL | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | 後期のメインアンプ。高出力でタイトなディストーションが特徴。 |
HIWATT Custom 100 | HIWATT | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | クリーントーン用として使用。 |
VHT Classic | VHT | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | パワーアンプとして使用。 |
Marshall JMP | Marshall | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | 初期のライブで使用。 |
Roland JC-120 | Roland | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | クリーントーン用として使用。 |
使用ギターの種類と特徴【X JAPAN・HIDE】

機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | ギターの種類 | 備考 |
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FERNANDES MG-X “ペイント” | FERNANDES | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | エレキギター | 初期のメインギター。HIDE自身がポスカでペイント。 |
Burny MG-YH “イエローハート” | Burny | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | エレキギター | 後期のメインギター。1996年の東京ドーム公演で初使用。 |
Burny MG-PS “サイエンス” | Burny | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | エレキギター | 「SCARS」で使用。 |
Burny MG-SW “スノーホワイト” | Burny | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | エレキギター | 1994年の「白い夜」で使用。 |
Gibson Les Paul Standard ’59 | Gibson | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | エレキギター | 一部の楽曲で使用。 |
使用エフェクターとボード構成【X JAPAN・HIDE】
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | エフェクターの種類 | 備考 |
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BOSS OD-1 | BOSS | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | オーバードライブ | 初期の歪みサウンドに使用。 |
Digitech Whammy II | Digitech | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | ピッチシフター | 独特な音程変化を演出。 |
Vox V846 | Vox | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | ワウペダル | 「Rusty Nail」などでワウの表現力を発揮。 |
TC Electronic G-Force | TC Electronic | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | 空間系マルチエフェクター | リバーブ、ディレイ、モジュレーション系の多機能プロセッサ。ライブ用ラックに組み込まれていた。 |
Boss NS-2 | BOSS | Amazonで検索 | X JAPAN | HIDE | ノイズリダクション | ハイゲイン環境におけるノイズ抑制に活用。歪みエフェクターとアンプ間に配置。 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【X JAPAN・HIDE】

HIDEの音作りは、単なる歪みの強さではなく「輪郭のはっきりした歪み」を基盤にしています。彼のトーンはギターサウンドの中にあっても常に埋もれず、メロディラインがはっきり聴こえるのが特徴です。ENGL SavageやHIWATT Customを併用したのも、このバランスを得るための工夫でした。
EQ設定では、ミドルをやや強調し、ハイは上がりすぎないように調整。特にX JAPANのような重厚なバンドサウンドの中では、低域〜中域の帯域の明瞭さが求められるため、アンプ側のMIDノブは6〜7程度、TREBLEは5〜6程度、BASSは4〜5といった設定がベースとなっていました。
また、エフェクト面ではTC Electronic G-Forceによる空間系処理がライブやレコーディングで不可欠でした。リバーブは深すぎず、ディレイもタップテンポで楽曲にシンクロさせるなど、細部にまでこだわった音作りが行われていました。
Digitech Whammy IIの使い方もHIDEらしいポイントで、通常のピッチシフトではなく「曲中のアクセント」としての使い方が多く、あくまで楽曲の一部として機能させています。ワウペダルに関しても、ただの効果ではなく、感情表現のツールとして演奏中に自在に操る点が印象的です。
比較的安価に音を近づける機材【X JAPAN・HIDE】
HIDEのトーンは高出力アンプやラックエフェクトに依存する部分があるものの、BOSSやZoomなどの汎用性高い機材でも再現に近づけることは十分可能です。ここでは初心者や中級者でも扱いやすい、コストパフォーマンスの良い代替機材を紹介します。
総括まとめ【X JAPAN・HIDE】

HIDEの音作りは、当時の機材では考えられないほどに先進的で、ファズのように荒々しいサウンドから、エフェクトを駆使した浮遊感ある音色まで自在に操るスタイルでした。
使用ギターやペダル、ラックエフェクトには明確な目的と音楽的意図があり、それらが一体となって「HIDEの音」を作り出していたのです。
彼の使用機材は現在もシグネチャー再販や復刻モデルが人気であり、多くの後進ギタリストがHIDEサウンドの再現に挑戦し続けています。この記事を参考に、ぜひ自分の機材でもHIDEの魂を感じるような音作りを試してみてください。
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