【KO-SHIN】WANIMA風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

wanima-ko-shin コピー

始めに

KO-SHIN(コーシン)は、スリーピースロックバンド「WANIMA」のギタリストとして、エネルギッシュでストレートなバンドサウンドの中心を担う存在です。彼のプレイは、ジャンルレスでありながらも一貫して“青春”や“疾走感”を感じさせる音色で、WANIMAらしい明快かつ感情的な楽曲にマッチしています。ギターソロに重きを置かず、リフやコードワークを通じて全体のサウンドを支えるアンサンブル重視のアプローチが特徴です。

KO-SHINの音作りにおいて最も注目すべきは、その「生々しさ」と「前に出るバッキングの存在感」です。クリーンすぎず、歪みすぎず、音圧はあるのにこもらない。彼のギターサウンドは、リスナーの感情を直接揺さぶるようなリアルさを持っています。これは、ギター・アンプ・エフェクターの選定に加え、曲ごとに細かく調整されたEQセッティングとボリューム操作の巧みさによるものです。

代表曲としては、「ともに」「やってみよう」「THANX」「シグナル」などが挙げられます。いずれも、力強いストロークや鋭いカッティング、バンド全体の熱量を牽引するギターサウンドが印象的です。特に「THANX」のリードリフは、彼のクランチサウンドの巧みな使い方を知るうえで重要な楽曲です。

また、彼の機材選びには「頑丈でライブに強いもの」「現場での再現性が高いもの」という現実的な視点も見られます。ESP Navigatorのレスポールや、Marshall JVM410Hのような信頼性の高い機材がその好例でしょう。これらは単なるブランド志向ではなく、バンドのスタイルに最適な「現場主義」の選択と言えます。

本記事では、そんなKO-SHINの音作りを徹底的に分析。使用アンプからギター、エフェクター、セッティング方法、さらには安価に近づける機材の提案まで、幅広く解説していきます。WANIMAサウンドを再現したいギタリスト、バンドマン必見の内容です。

WANIMA の公式YouTube動画を検索

使用アンプ一覧と特徴【WANIMA・KO-SHIN】

KO-SHINのアンプサウンドの要となるのが、Marshall JVM410Hです。これは多くのプロギタリストにも愛用されるハイゲイン・4チャンネル仕様のフラッグシップアンプヘッドで、KO-SHINもライブやレコーディングでこれをメインアンプとして使用しています。WANIMAの力強くパワフルなバンドサウンドにおいて、ギターが埋もれずに「抜けてくる」要素を持つのがこのJVM410Hの最大の魅力です。

JVM410Hは、クリーンから極端なハイゲインまでを一台でカバーできるマルチチャンネル設計が特徴。それにより、KO-SHINは曲調に合わせてチャンネルを切り替えながら、緻密な表現を行っていると推察されます。例えば、「やってみよう」のような明るくポップな楽曲ではクランチ寄りのチャンネルを、「THANX」や「ともに」などのエモーショナルなナンバーではより歪みの強いオーバードライブチャンネルを使用している可能性が高いです。

また、ライブ現場での再現性を重視している彼のスタイルから考えても、MIDI対応やセッティングの記憶など、実用性の高いJVM410Hは非常に合理的な選択です。「抜けのよい中域」「適度なコンプレッション感」「スピード感のある歪み」が、WANIMAの疾走感を支えているのです。

現時点で、他のアンプの使用情報は明確には出ていませんが、スタジオ用途ではJCM2000や、Fender系のコンボアンプを使用していた時期があったという未確認情報もあります。ただし、公式なメディアやSNS、ライブ機材写真などで確認されているのはJVM410Hのみとなります。

以下に、KO-SHINが使用するアンプの情報を一覧表として整理しました。

機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
JVM410HMarshallAmazonで検索WANIMAKO-SHINライブ機材として継続的に使用。4チャンネル仕様で曲調に応じた歪みを切り替え可能。中域が前に出る特性が特徴。

使用ギターの種類と特徴【WANIMA・KO-SHIN】

black and gold guitar pick

KO-SHINのギタープレイを支える核となるのが、ESP Navigator製のレスポールタイプです。中でも、N-LP-’97 HONEY KENや、N-LP-CTMなどのモデルがライブやMVで実際に使用されていることが確認されています。特にNavigatorはESPが手がける最高級ラインの1つで、国産ハンドメイドによる圧倒的な品質と、ヴィンテージに近い鳴りの良さが特徴です。

KO-SHINがNavigatorを使用しているのは、単なるブランド志向ではなく「信頼性の高い鳴り」「現場での安定性」「タイトな中低域」を求めた選択と言えるでしょう。WANIMAの楽曲では、コードストロークを中心としたスタイルが多く見られるため、音の太さ・芯の強さが求められます。Navigator製レスポールはその条件を完璧に満たしており、ギター単体としての存在感を発揮しています。

特にN-LP-’97 HONEY KENは、KO-SHINの代名詞的存在であり、ボディトップの杢目とカラーが非常に美しい一本。厚みのあるボディによって、深みのあるサウンドが得られるほか、ハムバッカーPU搭載によりノイズレスでタイトなサウンドが特徴です。スタジオレコーディングにおいてもこのモデルが使用されている可能性が高く、ピッキングの強弱によっても豊かな表現が可能です。

一方で、Navigator N-LP-CTMは、よりクラシックなスペックを持ち、マホガニーボディ+メイプルトップ+セットネックという王道構成。これは伝統的なレスポールサウンドを踏襲しながらも、現代的な精度と堅牢性を兼ね備えており、KO-SHINがライブで安心して使用できるモデルです。

現時点では、テレキャスターやストラトキャスターなどの使用は確認されていません。KO-SHINの「太く抜ける」ギターサウンドに最もマッチしているのがレスポールタイプであり、それに一貫してこだわっている印象です。

以下に、使用されているギターの情報を整理した表を掲載します。

機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリストギターの種類備考
N-LP-’97 HONEY KENESP NavigatorAmazonで検索WANIMAKO-SHINレスポールタイプライブ・MVで使用。力強いコードに最適。太く抜ける音。
N-LP-CTMESP NavigatorAmazonで検索WANIMAKO-SHINレスポールタイプクラシックな構成を持つ高精度モデル。現場での使用頻度も高い。

使用エフェクターとボード構成【WANIMA・KO-SHIN】

KO-SHINのサウンドにおける重要なファクターの一つが、彼の足元を支えるエフェクターボードです。その構成は、非常に実用性が高く、ライブでの瞬時の切り替えやノイズ対策、音圧調整に長けたセレクトが印象的です。彼の音作りは、アンプに頼る部分が大きい一方で、エフェクターによって「空間系の深さ」や「アタックの強調」「音量バランス調整」を細かく整えていることがうかがえます。

まず、ボリューム操作の要であるのが、KORG VP-10。これは今やヴィンテージの部類に入るモデルですが、スムーズなカーブと耐久性により、ライブの現場でも信頼して使用されています。

歪み系エフェクトとしては基本的にアンプのゲインチャンネルを活かしているものの、One Control Granith Grey Boosterのようなクリーンブースターを用いて、ソロパートやサビ前のブーストに使用している場面が見られます。このペダルは非常にナチュラルなサウンドで、JVM410Hの歪みを強調するのに最適です。

モジュレーション系エフェクトとして、MXR M-107 Phase 100が使用されており、これはWANIMAの楽曲における独特な揺らぎを表現する重要な要素。とくに「ともに」や「いいから」などで見られる、カッティングフレーズに対する微細なモジュレーション効果として活躍しています。

空間系では、JOYO Analog DelayMad Professor Silver Spring Reverbを採用。これらはアナログの持つ温かさを残したまま、空間の広がりをナチュラルに演出してくれるモデルです。KO-SHINの演奏スタイルでは過度なディレイやリバーブは使われませんが、あくまで自然に「バンド全体の空間を補う」役割として活躍しています。

ペダルの接続順や信号管理にも工夫が見られ、Chamaeleo Tail Loop MkIIというプログラマブル・スイッチャーを導入。これにより、複数のエフェクトのON/OFFを一括で管理でき、ステージでの素早い切替えを可能にしています。WANIMAのようなテンポの速い楽曲群において、このような効率的なスイッチングは非常に有効です。

また、ボード内には必ずBOSS TU-2のようなチューナーが組み込まれており、音程の安定性を重視している点もプロならではの配慮といえるでしょう。

以下に、実使用が確認されているエフェクターを中心とした一覧表をまとめました。

機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリストエフェクターの種類備考
VP-10KORGAmazonで検索WANIMAKO-SHINボリュームペダルスムーズな音量調整が可能。ライブでの表現力向上に貢献。
M-107 Phase 100MXRAmazonで検索WANIMAKO-SHINフェイザー中低速フェイズで揺らぎを付加。クリーンカッティングと相性良好。
Analog DelayJOYOAmazonで検索WANIMAKO-SHINディレイアナログ特有のウォームな空気感を演出。使用感は控えめで自然。
Silver Spring ReverbMad ProfessorAmazonで検索WANIMAKO-SHINリバーブ残響が自然。原音との分離が良く、抜けのある空間処理。
TU-2BOSSAmazonで検索WANIMAKO-SHINチューナーボード内に常設。ライブでの安定性を確保。
Granith Grey BoosterOne ControlAmazonで検索WANIMAKO-SHINブースターJVM410Hのゲインを自然に押し出す。ソロ前やバッキング強調に活躍。
Chamaeleo Tail Loop MkIIOne ControlAmazonで検索WANIMAKO-SHINスイッチングシステム複数エフェクトの組み合わせをプリセット化。ライブ操作に最適。

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【WANIMA・KO-SHIN】

a red guitar and a black amp sitting next to each other

KO-SHINの音作りは、「ライブ映え」「抜けの良さ」「弾き語り風の温かみ」が共存する独特なバランスにあります。彼のトーンは非常にシンプルに聴こえますが、実際には細かいEQやセッティング、演奏ニュアンスに強く支えられています。

まず、メインアンプであるMarshall JVM410Hのセッティングは、基本的にクランチ〜中程度のゲインチャンネルを中心に運用していると考えられます。特にGuitarインタビューやライブ映像から読み取れるのは、中域をややブーストし、低域をややタイトに抑えるEQ構成。これにより、バンド全体の中でギターが“真ん中”にきっちり存在し、ベースやドラムとぶつからずに音像を作っています。

以下は推定されるEQセッティングの一例です(JVM410Hでの標準的なダイヤル位置で表現):

  • Bass: 3〜4(控えめに設定、抜け重視)
  • Middle: 6〜7(バンドサウンドの中心に)
  • Treble: 5〜6(抜けすぎず、耳に痛くない範囲で)
  • Presence: 5〜6(立体感と空気感の調整)
  • Gain: 4〜5(コードが潰れないレベル)

さらに、KO-SHINはギター側のボリュームノブを非常に繊細に使いこなすタイプ。同じセッティングでも、ピッキングの強弱やギターVol操作により、クリーン〜クランチ〜ドライブまで表情を切り替えています。これはNavigatorレスポールのようなレスポンスの良いギターだからこそ可能な芸当です。

また、曲によってはエフェクターによる音色変化が加わります。たとえば、「THANX」ではOne Control Granith Grey Boosterで中域を押し出しつつ、カッティング部分ではKORG VP-10で絶妙なボリューム調整が入っていると考えられます。

空間系の処理に関しても、基本的には控えめですが、リバーブ(Silver Spring Reverb)やディレイ(Analog Delay)を使って空気感を作り出す場面が散見されます。とくにWANIMAの楽曲は、疾走感が命とも言えるため、空間系はあくまで「奥行き感」を足す程度にとどまっています。

ミックス面での特徴としては、ギターの定位がセンター寄りで音像がややワイドに広がるセッティング。これは、レコーディング時にステレオトラックで2本の同一フレーズを録音し、左右にパンを振っているためと考えられます。また、ギターのEQはミッドレンジを重視し、ベースやボーカルとぶつからない帯域を巧みに避けています。

曲中の音作り変化も多彩で、バース(Aメロ)ではややクリーンめのトーン、サビではゲインを少し押し上げた設定に切り替わっているケースが多く見られます。これは、アンプのチャンネル切替やボリューム操作、ブースターの活用によって実現されています。

結果としてKO-SHINの音は、「しっかり鳴っているのに、前に出すぎず、自然と混ざる」というバンドギターとして理想的な仕上がりに。ミックスエンジニア目線から見ても、帯域バランスが良く、他のパートと共存しやすいトーンであることが分かります。

比較的安価に音を近づける機材【WANIMA・KO-SHIN】

KO-SHINのサウンドを再現するために高価なESP NavigatorやMarshall JVM410Hを揃えるのは、初心者にとってはハードルが高いかもしれません。しかし、彼の音のエッセンスである「タイトな中域」「クリーン〜クランチの切り替え」「空間を活かした演出」は、市販の手ごろな機材でもある程度再現が可能です。

以下では、1万円〜5万円(上限10万円)程度の価格帯で、市販かつ再現性が高く、初心者にも扱いやすい機材を厳選して紹介します。いずれも、実機の音色やキャラクターをよく模倣しており、コストパフォーマンスに優れた製品です。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
アンプシミュレーターJoyo Bantamp Jackman IIJOYOAmazonで検索WANIMAKO-SHINMarshall系の音色を再現する小型ヘッドアンプ。チャンネル切替やBluetooth対応で、自宅練習にも最適。
ブースターSuper Clean BufferXoticAmazonで検索WANIMAKO-SHINOne Controlのブースターに近い役割を果たせる。透明感あるクリーンブーストでソロ時の押し出しに最適。
フェイザーPHASE 90MXRAmazonで検索WANIMAKO-SHINPhase 100の弟分的存在。1ノブで簡単に揺らぎを加えられ、コスパ◎
ボリュームペダルFV-30HBOSSAmazonで検索WANIMAKO-SHINKORG VP-10の代替に。小型ながら高精度でスムーズな動作が魅力。
リバーブRV-6BOSSAmazonで検索WANIMAKO-SHIN多彩なリバーブモードを搭載。Silver Spring Reverbの温かさに近いHall/Roomサウンドを実現。
マルチエフェクターNUX MG-400NUXAmazonで検索WANIMAKO-SHINディレイ/フェイザー/リバーブ/アンプSimすべて搭載。自宅練習〜ライブまでカバー可能。
ギター(エントリーモデル)Les Paul Standard VEEpiphoneAmazonで検索WANIMAKO-SHINNavigatorのレスポールには及ばないが、同系統の太く温かいサウンドを持つエントリーモデル。

これらの製品を活用することで、KO-SHINの音色に近いサウンドを体感することができます。とくにNUX MG-400のようなマルチは、ブースターや空間系、アンプモデリングを一括管理できるため、初心者が実践的に音作りを試すには非常に便利な選択肢です。

総括まとめ【WANIMA・KO-SHIN】

まとめイメージ

WANIMAのギタリスト・KO-SHINのサウンドは、一見シンプルでありながら、非常に計算され尽くした「バンド全体を支える音」としての完成度が際立っています。彼のプレイスタイルは、ソロで目立つことよりも、リフ・カッティング・コードワークによってリズムとメロディの隙間を絶妙に埋め、楽曲の土台を形成するアンサンブル志向型です。

その中核となるのが、Marshall JVM410Hの中域にフォーカスした歪み、ESP Navigatorのレスポールによる太くハリのあるトーン、そして自然に響く空間系エフェクトたち。これらは決して派手すぎず、しかし確実に「バンドサウンドに必要な存在感」を発揮しています。

また、エフェクターボードには多彩な機材が並びますが、注目すべきはその「使い方」。空間系は控えめ、ブースターは要所での押し出し、そしてスイッチャーで一括制御することで、ライブパフォーマンス中に細かいセッティングを調整することなく直感的な操作が可能になっています。この合理性は、まさに実戦型ギタリストとしての姿勢を反映していると言えるでしょう。

特筆すべきは、彼の「耳で作る音」へのこだわり。EQ設定やボリューム操作、ピッキングのニュアンスに至るまで、「その曲で何を伝えたいのか」を念頭に置いた音作りが徹底されており、これは技術以上に感性と経験によって支えられている部分です。

読者がKO-SHIN風の音を追求するうえで大切なのは、「機材そのもの」よりも「どう鳴らすか」という視点。Navigatorのレスポールでなくても、Marshallでなくても、しっかりと中域を意識し、音像を整理し、空間系は控えめに——といった「彼の哲学」に近づくことが重要です。

今回紹介した代替機材や設定例を活用すれば、初心者でもWANIMAらしいサウンドの入口には立てるはずです。ぜひ、彼の音を耳で感じながら、自分の機材でそのニュアンスを再現してみてください。音は道具だけでなく、耳と感性が作るものだということを、KO-SHINの音は教えてくれます。

これからも、KO-SHINのように「バンドの空気を動かす」ギターを目指して、音作りを楽しんでいきましょう!

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