【小林祐介】THE NOVEMBERS風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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始めに(特徴紹介)

THE NOVEMBERSのフロントマンでありギタリストでもある小林祐介は、シューゲイザー、ポストパンク、オルタナティブロックといったジャンルを自由に横断しながら独自のサウンドを築いてきました。彼のギタープレイは轟音のディストーションと繊細なクリーントーンを自在に行き来し、バンド全体の世界観を強烈に支える重要な要素となっています。

代表曲「dysphoria」や「今日も生きたね」では、深いリバーブとディレイによって立体的な音像を構築し、まるで映画のワンシーンのような幻想的な空気を演出しています。一方で「僕らはなんだったんだろう」では、硬質なディストーションリフとソリッドなカッティングでバンドの持つ攻撃性を前面に押し出しています。このように、小林祐介のサウンドはエモーショナルでありながら、計算され尽くした音響設計が特徴的です。

また、彼のギターの特徴は「音の隙間」を意識したフレーズ作りにも表れています。単なるコード弾きやリードプレイにとどまらず、楽曲全体の空気感を操作する「音のデザイン」としてギターを活用している点が、他のギタリストと大きく異なるポイントです。

その結果、THE NOVEMBERSの楽曲は聴く人に「広大な音の景色」を感じさせ、ライブでは音圧と浮遊感を同時に体感させる特異なサウンド体験を生み出しています。小林祐介の音作りを理解することは、単に機材の組み合わせを真似るだけでなく、音楽的な哲学や表現方法に触れることでもあるのです。

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使用アンプ一覧と特徴【THE NOVEMBERS・小林祐介】

小林祐介(THE NOVEMBERS)のアンプ選びは、彼のサウンドデザインを語る上で欠かせない要素です。ライブやレコーディングで実際に確認されているメインアンプは Fender Hot Rod DeVilleMUSICMAN HD-150 Reverb の2機種です。いずれもクリーンの解像度が非常に高く、エフェクターとの相性を重視した選択だと考えられます。

Fender Hot Rod DeVille は、クラシックなフェンダーサウンドをベースにしつつ、余裕のあるクリーンヘッドルームを持っています。小林祐介が多用するリバーブやディレイ、コーラスといった空間系エフェクトを前段にかけても濁らず、クリアなサウンドを維持できる点が大きな魅力です。さらに、太くて温かみのあるクリーントーンは、THE NOVEMBERSの持つシューゲイザー的な音響感に不可欠な土台となっています。

もう一方の MUSICMAN HD-150 Reverb は、1970年代に誕生した名機で、トランジスタと真空管のハイブリッド設計が特徴です。非常にラウドでパワフルなクリーンが得られるため、強いディストーションやブーストをかけても音が潰れにくく、轟音を維持したまま音の輪郭をしっかり残してくれます。このアンプは、バンドの爆発的な音量を支えつつも、クリアで立体的なサウンドを表現するのに適しています。

また、ライブ現場の情報や音楽誌の記事によると、これらのアンプを状況に応じて使い分けているとされます。例えばスタジオ録音ではFenderをメインに、ライブの大音量セッティングではMUSICMANを選択する、といった使い分けが推測されます。両アンプに共通して言えるのは「エフェクターの音を素直に出しつつ、音量を稼げる」という点であり、小林祐介の複雑なペダルボードとの相性が抜群に良いということです。

近年の写真やSNS投稿からは、Hot Rod DeVilleを使用している姿が頻繁に確認される一方で、HD-150 Reverbはツアーや特定のライブに登場するケースが見られます。これは、輸送や会場の規模、求められる音像に応じて適切なアンプを選択しているためだと考えられます。

総じて、小林祐介のアンプ選びは「余白を持たせつつ、ペダルの個性を最大限に活かす」方向性にあるといえます。特に彼の音作りにおいてはアンプ単体での歪みよりも、ブースターやディストーション、リバーブを駆使したサウンド設計が主役であり、そのキャンバスとしてフェンダー系とミュージックマン系アンプが最適だったと想定されます。

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Hot Rod DeVilleFenderAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介メインアンプ。クリーン重視で空間系エフェクトと好相性。
HD-150 ReverbMUSICMANAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介大音量でも音が潰れないクリーン特性。ライブでの使用が多い。

使用ギターの種類と特徴【THE NOVEMBERS・小林祐介】

brown acoustic guitar

小林祐介(THE NOVEMBERS)のギターといえば、まず真っ先に挙げられるのが Fender Jazzmaster です。オルタナティブやシューゲイザーを象徴するこのモデルは、温かみのある中低域と独特の浮遊感を持ったトーンが特徴で、小林のサウンドの基盤を形作っています。ライブ写真や雑誌記事からも確認されており、彼のメインギターとして長年使用され続けています。

Jazzmasterは、トラディショナルなストラトキャスターやレスポールと比べ、ピックアップの出力が控えめで、エフェクターの掛かり方が非常に素直です。特にリバーブやディレイとの相性が抜群で、深い空間系エフェクトを重ねても音が濁らず、クリアで立体的なサウンドが得られます。小林祐介が多用する幻想的なサウンドスケープには、この特性が欠かせないと言えるでしょう。

また、Jazzmaster特有のロングスケールは、タイトで芯のある音を生み出しつつも、浮遊感のあるサスティンを持っています。これにより、轟音のディストーションから繊細なクリーンまで幅広く対応できる点も、小林の音作りにマッチしています。特に「dysphoria」などの楽曲では、厚みのあるアルペジオと空間的な響きが曲の雰囲気を決定づけています。

一部では、セッションやレコーディングにおいて他のモデルを使用しているのではないかという情報もあります。具体的にはTelecasterやLes Paul系のギターを使用しているという噂もありますが、ライブでのメイン機材として安定して確認されているのはJazzmasterです。もしサブとして使用されているギターがあったとしても、あくまで楽曲のカラーや必要な質感に応じた補助的役割と考えられます。

なお、シューゲイザー/ポストパンクの文脈でJazzmasterを愛用するアーティストは多く、例えばMy Bloody Valentineのケヴィン・シールズや、ソニック・ユースのメンバーなどがその代表です。小林祐介も、同様にこのモデルを自身の音楽哲学に適合させていると想定されます。

まとめると、小林祐介のギター選びは「空間系エフェクトを美しく活かせる透明感のあるトーン」と「轟音に埋もれない芯の強さ」を重視しているといえます。その結果、彼のサウンドは音圧と透明感が同居する唯一無二の存在となり、THE NOVEMBERSの世界観を決定づける大きな要因となっているのです。

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JazzmasterFenderAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介ソリッド/オフセットメインギター。空間系エフェクトと高い親和性を持ち、シューゲイザー的音作りの核。

使用エフェクターとボード構成【THE NOVEMBERS・小林祐介】

小林祐介(THE NOVEMBERS)のペダルボードは、轟音から繊細なアンビエンスまで幅広い表現を可能にするために、非常に多彩なエフェクターで構成されています。シューゲイザーやポストパンクに欠かせない「空間のレイヤー構築」を徹底しており、ブースターやディストーションで音圧を生み出しつつ、リバーブやディレイ、コーラスで立体感を付与するスタイルです。

まず特徴的なのは、クリーンブースターとして使用している Creation Audio Mk.4.23 Boost です。ギターの原音を持ち上げるシンプルなペダルですが、真空管アンプのような自然な太さを加えつつも音色を濁さない特性を持っています。ライブではこのブースターを基点に他の歪みを重ねることで、シーンに応じた音圧を自在にコントロールしています。

歪み系は、Phantom FX Fluid DistShigemori S.M.DSHIGEMORI Mighty Stone といった国産ハンドメイド系を中心に揃えています。Fluid Distは繊細なニュアンスを残したまま厚みを増すタイプのドライブで、アルペジオにも適しています。S.M.DとMighty Stoneはより攻撃的なディストーションで、楽曲によって切り替えることで硬質な轟音リフから流麗なリードまで対応可能です。

空間系では Phantom FX Cure Chorus による深みのある揺らぎが特徴で、リバーブやディレイと組み合わせることで幻想的な広がりを演出しています。ディレイには Line6 DL4 を使用し、多彩なプリセットとルーパー機能を活かして曲ごとに違う表情を作り分けています。さらにリバーブには Digitech HardWire RV-7DIGITECH DIGIVERB を使い分け、ボーカル処理にも活用するなど、サウンド全体の空間設計に積極的に取り入れています。

また、Eventide PitchFactor によるピッチシフト&ディレイは、オクターブ上の倍音や不安定なハーモニーを加え、楽曲に独特な浮遊感を与えています。さらに Electro-Harmonix POG はオクターバーとして使用され、厚みのある和音やベースライクな音作りに役立っています。

ボード全体をまとめるのが Crocodile Tail Loop(スイッチャー)で、複数の歪みや空間系を瞬時に切り替え可能にしています。彼は敢えて一部のスイッチを「ダミー」として空け、踏み間違いを防ぐ工夫もしているとのこと。シンプルながらライブでの安定性を考慮した実用的なセッティングです。

総じて、小林祐介のエフェクターボードは「歪み+空間系+ピッチ処理」の3本柱で構築され、そこにブースターで音量と質感をコントロールするシステムが加わっています。この構成は、THE NOVEMBERSの重厚かつ美しい音像を支えるために緻密に設計されていると想定されます。

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Mk.4.23 BoostCreation AudioAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介ブースタークリーンを持ち上げ、音圧を自在にコントロールする基盤的ペダル。
Fluid DistPhantom FXAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介オーバードライブ厚みを増しつつ繊細なアルペジオも残す国産歪み。
S.M.DShigemoriAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介ディストーション高いゲインで硬質なリフを支える。
Mighty StoneShigemoriAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介ディストーション轟音サウンドの核を形成する高出力ディストーション。
Cure ChorusPhantom FXAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介コーラス深みのある揺らぎで幻想的な空間を演出。
DL4Line6Amazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介ディレイ多彩なプリセットとルーパー機能を活用。
RV-7 Stereo ReverbDigitechAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介リバーブ深いリバーブで立体的な空間を構築。
DIGIVERBDigitechAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介リバーブギターのみならずボーカルにも使用。
PitchFactorEventideAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介ピッチシフター倍音や不安定なハーモニーで浮遊感を演出。
POGElectro-HarmonixAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介オクターブ低音や倍音を加えて厚みのある音作りに活用。
J48RadialAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介ダイレクトボックスライブや録音で安定した信号を出力。
TU-2BOSSAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介チューナー定番チューナー。ライブでも精度の高いチューニングが可能。
ハンドメイド・ブースター知人製作Amazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介ブースター知人製作による特注ブースター。細やかな音量調整に使用。
Crocodile Tail LoopOne ControlAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介スイッチングシステムライブ用。敢えて未接続スイッチを配置し踏み間違いを防止。

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【THE NOVEMBERS・小林祐介】

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小林祐介(THE NOVEMBERS)の音作りにおいて最も特徴的なのは、アンプ単体での歪みに頼らず、ペダル群によって多層的に音を構築している点です。これはシューゲイザーやポストパンクに共通するアプローチでもありますが、彼の場合は「音圧と透明感を同居させる」という目的に特化しています。轟音ギターであっても聴き手を包み込むような立体感を持たせるため、各エフェクトやEQ設定が非常に緻密に調整されています。

アンプ設定としては、Fender Hot Rod DeVilleやMusic Man HD-150をベースに、基本的にクリーンチャンネルを活用します。クリーンはBassを4〜5、Middleを5前後、Trebleを6程度に設定し、あくまでフラットに近いセッティングを心がけていると推測されます。そこにブースターやディストーションを重ねることで必要な歪みを得る構造です。アンプのリバーブは最小限に抑え、リバーブやディレイは外部ペダルで作り込むのが特徴です。

歪み系エフェクターは、音色のキャラクターごとに切り替えられています。例えば、Phantom FX Fluid Distでは軽めのドライブ感で音を持ち上げ、アルペジオやクリーンに厚みを加える場面に使用。一方で、Shigemori Mighty StoneやS.M.Dはゲインを高め、ノイジーで攻撃的なサウンドを必要とする楽曲に投入されます。EQは基本的にローをカットしすぎないよう調整され、轟音の中でも芯のあるサウンドを確保する工夫がされています。

リバーブとディレイは小林のサウンドにおける核ともいえます。Digitech RV-7やDIGIVERBは深い残響を生み出しますが、Decayを長め(3〜5秒程度)、Mixを30〜40%に設定し、空間を埋め尽くすのではなく「奥行きを作る」使い方が中心です。Line6 DL4では、ショートディレイを軽くかけて厚みを出したり、ロングディレイで浮遊感を増すなど、楽曲ごとに切り替えています。特に「dysphoria」などでは、原音が霞むほどにリバーブとディレイを重ね、シューゲイザー的な没入感を演出しています。

ピッチシフトとオクターバーも重要な役割を果たします。Eventide PitchFactorではピッチを不安定に揺らし、音像に揺らぎや不安感を付与。Electro-Harmonix POGではオクターブ下をブレンドし、厚みのある低域を作り出しています。これにより、ライブではベースとギターの境界が曖昧になり、バンド全体のサウンドが巨大化して感じられるようになっています。

ミックスでの工夫としては、レコーディング段階で左右のギターを厚く重ねる一方、EQでは中域の被りを避けるように調整されています。ギターの低域は80〜100Hz以下をカットし、ベースとキックのスペースを確保。高域は6kHz以上を控えめにし、シンセやボーカルの空間を邪魔しないようバランスを取っています。リバーブはステレオで広がりを持たせる一方、ディレイは片側に寄せて定位感を強調するなど、PAやエンジニア的な発想で整理されています。

さらにライブにおいては、ブースターでシーンごとの音量差を巧みに調整し、全体のダイナミクスを維持しています。曲の中でクリーンと轟音が交錯する際にも、音の壁に埋もれず存在感を保つことが可能になっているのです。これは単に機材の組み合わせではなく、「曲全体のダイナミクスと空間をコントロールする」という小林祐介ならではの音作り哲学の反映だと考えられます。

以上をまとめると、小林祐介のセッティングは「フラットなアンプ+多彩なペダル群」というシンプルな構造でありながら、その使い分けやEQの工夫によって唯一無二のサウンドを形成しています。音作りにおけるキーワードは「余白」「奥行き」「轟音と透明感の両立」であり、これはTHE NOVEMBERSの世界観を象徴する根幹だと想定されます。

比較的安価に音を近づける機材【THE NOVEMBERS・小林祐介】

小林祐介(THE NOVEMBERS)のペダルボードは、ハンドメイドの歪みや高品質な空間系を多数組み合わせて構成されており、すべてを揃えるとなるとかなり高額になります。しかし、サウンドの本質は「透明感あるクリーン」「轟音を保ちつつも埋もれない歪み」「深いリバーブとディレイによる立体的な空間構築」の3点に集約されます。これを踏まえて、比較的安価かつ市販品で再現できる代替機材を紹介します。

まず歪み系ですが、国産ハンドメイドのShigemoriやPhantom FXは入手困難かつ高価なため、代替としてはBOSS DS-1BOSS DS-2がオススメです。これらは硬質で切れのあるディストーションを得られるうえ、EQやブースターと組み合わせることで小林のような轟音リフを再現可能です。また、軽めの歪みにはBOSS SD-1を選ぶことで、アルペジオに厚みを加えた柔らかなドライブを再現できます。

空間系では、BOSS RV-6 が多機能リバーブとして非常に優秀です。深めのホールリバーブやモジュレーションリバーブを選ぶことで、THE NOVEMBERS特有の広大な音像を作りやすくなります。ディレイに関しては、BOSS DD-7 がコストパフォーマンスに優れ、モジュレーションディレイやリバースディレイも搭載されているため、幻想的なフレーズ作りに適しています。

さらに、PitchFactorやPOGといった特殊系は非常に高額ですが、その代替としてはElectro-Harmonix Nano POGBOSS PS-6 Harmonist が有効です。Nano POGはシンプルながらオクターブ上・下を自然に加えることができ、分厚い和音やベースライクなアプローチが可能です。PS-6はハーモニーやピッチシフトも加えられるため、浮遊感のある音像を再現しやすいでしょう。

また、ペダルを整理しつつライブで安定した切り替えを行いたい場合は、One Control Crocodile Tail Loopの代替として、より安価なMoen GEC8 JrBOSS ES-5 などのスイッチャーを選ぶのも効果的です。

まとめると、初心者が小林祐介の音に近づけるには「BOSSの歪み+リバーブ+ディレイ+オクターバー/ピッチシフター」の4点を軸にするのが最も現実的です。すべて揃えても10万円以内に収めることができ、音作りの方向性をしっかり再現できると考えられます。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
ディストーションDS-1 DistortionBOSSAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介硬質なディストーションで轟音サウンドを安価に再現可能。
オーバードライブSD-1 Super OverDriveBOSSAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介軽めの歪みやアルペジオに厚みを加える用途に最適。
リバーブRV-6 Digital ReverbBOSSAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介ホール系やモジュレーションリバーブで広大な音像を再現。
ディレイDD-7 Digital DelayBOSSAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介モジュレーションやリバースを含む多彩なディレイを搭載。
オクターブNano POGElectro-HarmonixAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介シンプルなオクターバー。和音や低音を強化し厚みを追加。
ピッチシフターPS-6 HarmonistBOSSAmazonで探すTHE NOVEMBERS小林祐介ハーモニーやピッチ揺らぎで浮遊感を再現可能。

総括まとめ【THE NOVEMBERS・小林祐介】

まとめイメージ

小林祐介(THE NOVEMBERS)の音作りの本質は、単なる機材の組み合わせにとどまらず「楽曲そのものを音響芸術としてデザインする」という姿勢にあります。轟音ギターで圧倒しながらも透明感を失わず、クリーンの繊細さとディストーションの激しさを自在に切り替える。その絶妙なバランス感覚こそが、彼のサウンドを唯一無二のものにしています。

アンプはFender Hot Rod DeVilleやMusic Man HD-150といったクリーンに定評のある機種を基盤に据え、ブースターや歪みペダルを組み合わせることで必要な音圧を生み出しています。ギターはFender Jazzmasterをメインに選び、透明感と轟音の両立を実現。さらにエフェクター群はリバーブ、ディレイ、ピッチシフトを駆使して「音の壁」と「浮遊感」を同時に構築しています。

また、彼の音作りには「余白を残す」という思想が色濃く反映されています。過度に埋め尽くすのではなく、音と音の間に空間を残すことで、聴き手の想像力を喚起し、より広大で奥深い音像を感じさせるのです。シューゲイザー的な轟音でもあり、ポストパンク的な硬質さでもあり、アンビエント的な浮遊感でもある。ジャンルを横断しながらも、一貫して「THE NOVEMBERSの音」として成立させる点に彼のセンスと哲学が現れています。

これから小林祐介の音に近づけたいギタリストにとって重要なのは、単に同じ機材を揃えることではなく「空間をどうデザインするか」という発想を持つことです。EQで余計な帯域を整理し、リバーブやディレイを楽曲に合わせて調整する。そのうえで歪みとブースターを組み合わせて音圧を操る。これらの工夫によって、彼のサウンドの核心に近づくことができるでしょう。

総じて、小林祐介の音作りは「轟音と透明感の共存」「空間の立体化」「音楽全体を俯瞰した設計」という3つの軸で成り立っています。これらを理解し実践することこそが、THE NOVEMBERSのサウンドを再現し、自分自身の音楽表現に取り入れる第一歩になると考えられます。

下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!

THE NOVEMBERS 小林祐介 使用機材
ギター

Fender Jazzmaster

アンプ

Fender Hot Rod DeVille

MUSICMAN HD-150 Reverb

エフェクター

Creation Audio Mk.4.23 Boost(クリーンブースター)

Phantom FX Fluid Dist(オーバードライブ)

Shigemori S.M.D(ディストーション)

SHIGEMORI Mighty Stone(ディストーション)

Phantom FX Cure Chorus(コーラス)

Line6 DL4(ディレイ)

Digitech HardWire RV-7 Stereo Reverb(リバーブ)

DIGITECH DIGIVERB(リバーブ、ボーカル用としても使用)

Eventide PitchFactor(ピッチシフト&ディレイ)

Electro-Harmonix POG(オクターバー)

Radial J48(アクティブDI)

BOSS TU-2(チューナー)

知人によるハンドメイド・ブースター

その他

Crocodile Tail Loop(スイッチャー)

備考

Crocodile Tail Loopは、ダイレクト・モードで通常のエフェクター・スイッチャーとして使用。

踏み間違い防止のため、スイッチャーの特定のスイッチにはエフェクターを接続せず使用している。

▼ プロ音作りの参考資料はこちら

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