- ストランドバーグ(Strandberg)の歴史
- ストランドバーグ(Strandberg)の特徴・基本性能・サウンド傾向
- ストランドバーグ(Strandberg)の使用アーティスト
- ストランドバーグ(Strandberg)の関連ギターブランド
- ストランドバーグ(Strandberg)ラインナップとおすすめモデル一覧
- ストランドバーグ(Strandberg)を実際に使用した人の声【レビュー要約+評判口コミ】
- ストランドバーグ(Strandberg)の新品・中古価格比較と最安値先
- ストランドバーグ(Strandberg)の類似・代替案おすすめギター紹介(比較付き)
ストランドバーグ(Strandberg)の歴史
創業者・創業年・発祥地について
ストランドバーグ(.strandberg* Guitars)は、2007年にスウェーデン・ウプサラで機械工学エンジニアのオーラ・ストランドバーグ(Ola Strandberg)氏によって創業された革新的なギターブランドです。
創業背景:オーラ氏は1980年代に機械設計、エンジニアを経て、1982年より弦楽器の制作を開始。2007年に「エルゴノミック・ギター・システム(人間工学に基づくギターシステム)」として自身のブログでプロジェクトを公開し、2010年より本格的に販売を開始しました。
代表的なモデル紹介
ストランドバーグの代表モデル「Boden(ボーデン)シリーズ」は、スウェーデン北部の都市ボーデンにちなんで名付けられ、トナカイの角に似た地形が由来となっています。
- Original(オリジナル)シリーズ – インドネシア製のスタンダードモデル
- J-Standardシリーズ – 日本製の高品質モデル(現在は生産終了)
- Master Artist シリーズ – 日本製最高峰モデル(2022年〜)
- NXシリーズ – 最新のスタンダードライン
楽器シーンに与えた影響
ストランドバーグはヘッドレス・ギターの概念を根本から再設計し、単にヘッドを省略するのではなく、最初からヘッドレスを前提とした設計で楽器全体を構築。人間工学に基づく「Feel better, Sound better(心地よければ音も良い)」という哲学のもと、現代ギタリストの新たな可能性を切り開きました。
ストランドバーグ(Strandberg)の特徴・基本性能・サウンド傾向
音のキャラクター
ストランドバーグのサウンドは「明瞭でクリア、温かみがあり豊か、そして焦点が定まりパンチのある音」が特徴です。ヘッドがないことで余分な共鳴が排除され、アンプに繋いだ際に非常に明瞭でクリアなサウンドを実現します。
サウンドの特徴:
- ヘッドストックによる余分な共鳴がなく、非常に明瞭
- 良くも悪くも素直な音で、アンプの特性が乗りやすい
- 個体差が少なく、取り回しが良い
- レンジが広くクリアなサウンド
ボディ形状やピックアップの特徴
■ ヘッドレス構造
従来のギターより約1kg軽量(通常3.5kg→約2kg)で、完璧なバランスを提供。チューニングの安定性も向上します。
■ エンデュアーネック(EndurNeck™)
特許取得済みの台形状ネックシェイプ。従来の丸みを帯びたネックと異なり、手首への負担を軽減し、より自然で正確なフィンガリングを実現。
■ ファンド・フレット(マルチスケール)
扇形に打たれたフレットにより、低音弦に適切なテンション、高音弦の演奏性向上を両立。
■ エルゴノミック・ボディシェイプ
座位・立位両方の演奏スタイルに最適化された人間工学に基づく設計。
他ブランドとの違い
vs 一般的なギター
- 軽量性:約1kg軽量
- バランス:重心が最適化
- 演奏性:長時間演奏での疲労軽減
- チューニング安定性:向上
vs 他のヘッドレスギター
- エルゴノミクス:人間工学に特化
- デザイン:ヘッドレス前提の設計
- 多弦対応:6〜8弦までラインナップ
- 特許技術:エンデュアーネック
ストランドバーグ(Strandberg)の使用アーティスト
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 | 列 1 |
---|---|---|---|---|---|---|
Boden Standard 7 | Strandberg | Amazon最安値 | ヨルシカ | n-buna | エレキギター | 7弦ギター。モダンなサウンドと優れた演奏性。実験的な楽曲で使用される可能性 |
Strandberg LEDA 8 | Strandberg | Amazon最安値 | BABYMETAL | Leda | 8弦エレキギター | シグネチャーモデル。Aftermath搭載でヘヴィ対応。 |
Strandberg Boden | Strandberg | Amazon最安値 | Dios | Ichika Nito | ヘッドレスギター | モダンスタイルや変則奏法向き。YouTube演奏でも確認 |
Strandberg Salen Jazz NX 6 Burgundy | Strandberg | Amazon最安値 | 秋山黄色 | 秋山黄色 | エレキ | MV「ソニックムーブ」で使用 |
Strandberg Boden 8 | Strandberg | Amazon最安値 | Periphery | Misha Mansoor | 8弦エレキギター | ヘッドレス。軽量で人間工学デザイン。 |
主要使用アーティスト
Plini
オーストラリア出身のプログレッシブ・インストゥルメンタルギタリスト。シグネチャーモデルも展開
Tosin Abasi
Animals as Leadersのギタリスト。初期にストランドバーグを使用し、ブランドの知名度向上に貢献
Yvette Young
タッピング奏法で知られる女性ギタリスト。ストランドバーグの軽量性を活用
Misha Mansoor
Peripheryのギタリスト。ストランドバーグの初期ユーザーの一人
Per Nilsson
Scar Symmetryのギタリスト。シグネチャーモデル「OS」シリーズの由来
Chris Letchford
Scale The Summitのギタリスト。初のストランドバーグカスタムショップ顧客
ストランドバーグ(Strandberg)の関連ギターブランド
姉妹ブランド・廉価版
ストランドバーグ自体が製造拠点を分けてグレード展開を行っており、専用の姉妹ブランドは展開していません。
ライバル・同ランクブランド
- Steinberger(スタインバーガー) – ヘッドレスギターの先駆者
- Ibanez Quest シリーズ – 日本製ヘッドレスギター
- Kiesel/Carvin – カスタム多弦ギターメーカー
- Abasi Concepts – Tosin Abasi自身のブランド
- Rick Toone – エルゴノミック設計のカスタムメーカー
ストランドバーグ(Strandberg)ラインナップとおすすめモデル一覧
モデル名 | 特徴 | 価格帯 | 主な使用アーティスト |
---|---|---|---|
Boden Essential 6 | エントリーモデル、軽量設計 | 15-20万円 | – |
Boden Standard NX 6 | スタンダードモデル、バランス重視 | 20-25万円 | – |
Boden Prog NX 6 Plini Edition | Pliniシグネチャー、トレモロ搭載 | 25-30万円 | Plini |
Boden Metal NX 7/8 | メタル特化、多弦対応 | 25-35万円 | Per Nilsson |
Master Artist Series | 日本製最高峰、希少木材使用 | 50万円〜 | – |
Sweden Custom Shop | 本国製オーダーメイド | 60万円〜 | Allan Holdsworth |
ストランドバーグ(Strandberg)を実際に使用した人の声【レビュー要約+評判口コミ】
✓ ポジティブ意見
- 軽量性:「約2kgで長時間演奏でも疲れない」
- 演奏性:「ファンフレットが弾きやすく、手の小さい人にも最適」
- 音質:「クリアで明瞭、アンプの特性がよく出る」
- デザイン:「未来的でスタイリッシュ」
- 弦交換:「巻く必要がなく、従来より格段に楽」
- 安定性:「チューニングが非常に安定している」
✗ ネガティブ意見
- 価格:「高価で手が出しにくい」
- 調整:「専用工具が必要、調整が面倒」
- スタンド:「対応ギタースタンドが少ない」
- チューニング:「演奏中のクイックチューニングが困難」
- 外観:「見た目が好みが分かれる」
- 互換性:「クリップチューナーとカポの同時使用不可」
総評コメント(AI要約)
ストランドバーグは技術的革新性と演奏性において高い評価を受けているものの、価格面でのハードルと、従来のギターからの移行に伴う慣れが必要な点が指摘されています。しかし、一度慣れると「もう通常のギターには戻れない」という声も多く、長期的な演奏における快適性で圧倒的な支持を得ています。
ストランドバーグ(Strandberg)の新品・中古価格比較と最安値先
ストランドバーグ(Strandberg)の類似・代替案おすすめギター紹介(比較付き)
Ibanez Quest QX527PB
価格:20-25万円
特徴:日本製ヘッドレス、7弦対応
vs ストランドバーグ:価格は同程度だが、エルゴノミクス設計ではない
Steinberger Spirit GT-PRO
価格:10-15万円
特徴:ヘッドレスの元祖、コンパクト
vs ストランドバーグ:価格は安いが、現代的な人間工学設計はない
Kiesel Zeus ZM7
価格:30-40万円
特徴:カスタムビルド、多弦専門
vs ストランドバーグ:カスタム性は高いが重量・エルゴノミクスで劣る
ストランドバーグ(Strandberg)まとめ・選び方(初心者向け、プロ向け?)
こんな人にストランドバーグがおすすめ
🎸 初心者におすすめの理由
- 軽量で長時間練習しても疲れにくい
- エルゴノミック設計で正しいフォームが身につきやすい
- チューニングが安定し、練習に集中できる
🎸 プロ・上級者におすすめの理由
- ライブでの取り回しの良さと疲労軽減
- 多弦楽器でも軽量でバランスが良い
- レコーディングでクリアなサウンド
- 先進的なイメージでステージ映えする
🎸 ジャンル別適性
- プログレッシブ・メタル:◎ 最適
- テクニカル系:◎ 最適
- ジャズ・フュージョン:○ 適している
- ポップス・ロック:△ 好みによる
- ブルース:△ 伝統的スタイルには不向き
- 公式サイト:ストランドバーグ 公式
- 販売サイト:
本記事はストランドバーグ(Strandberg)の公式情報および主要販売サイトを参考にしています。
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