始めに(特徴紹介)
SOPHIAのギタリスト、豊田和貴(とよた かずたか)は90年代後半から2000年代にかけて日本のロックシーンを彩った存在です。彼のプレイスタイルは、太く歪ませたレスポール・サウンドに、切れ味のあるフレーズやエモーショナルなバッキングを組み合わせるのが特徴です。
代表曲「街」「黒いブーツ ~oh my friend~」では、パワフルなコードワークとリードの抜けの良さが印象的で、ライブでもそのサウンドの存在感は圧倒的です。
特筆すべきは、1971年製のGibson Les Paul Customを2本使い分け、それぞれにP-94(ハムバッカーサイズのP-90)を搭載している点です。これにより、ハムバッカーの厚みとP-90のシングルコイル的な抜けを融合させた独特のサウンドを実現しています。ライブではMarshall 1959 Super Lead(1971年製)を駆使し、図太くもクリアなロックサウンドを再現しています。
彼の音は単なる「歪んだロックギター」ではなく、曲ごとのダイナミクスやニュアンスを丁寧に表現する点が大きな魅力です。オーバードライブ中心のペダルボードに、コーラスやリバーブなど必要最低限の空間系を加えることで、ソリッドでありながら立体感ある音を構築しています。
そのため、豊田和貴のサウンドは「シンプルな構成でありながら奥深い」と多くのファンやギタリストから注目され続けています。
使用アンプ一覧と特徴【SOPHIA・豊田和貴】
豊田和貴(SOPHIA)のサウンドを支える最重要機材のひとつが、1971年製のMarshall 1959 Super Leadです。このアンプはロックギタリストの定番でありながら、製造年ごとの個体差も大きく、特に70年代初期のモデルは「極上な図太いマーシャルサウンド」と評されています。豊田本人もインタビューで、このアンプから得られる太く厚みのあるトーンを高く評価しており、長年にわたりライブのメインアンプとして使用しています。
Marshall 1959 Super Leadは100W出力のフルチューブアンプで、クリーンでも十分な迫力を持ち、音量を上げたときの歪みは自然で力強いのが特徴です。豊田のようにP-94ピックアップを搭載したレスポールカスタムと組み合わせることで、中域が際立ち、リードでもバッキングでも埋もれない存在感を発揮します。
またラック機材としては、KORG DTR-2000(ラック式チューナー)を導入し、ライブ中の安定したチューニングをサポート。さらにEx-Pro Power Down Transformer DM-1をアンプの上に常設し、会場ごとに異なる電源環境でも安定した電圧供給を実現しています。これにより、真空管アンプ本来のポテンシャルを引き出すことが可能となっています。
さらに一部の時期には、ラックシステムとしてMarshall JMP-1(プリアンプ)とMarshall EL34 100/100(パワーアンプ)の組み合わせも使用していたとされます。これはスタジオやツアーでのセッティング変更に対応するためと考えられ、現場によってはSuper Leadと併用されていた可能性もあります。
このように、豊田和貴のアンプシステムは基本的に「Marshall一筋」であり、そのサウンドキャラクターは一貫して図太く力強いマーシャルサウンドにこだわっているのが分かります。
以上のことから、SOPHIA豊田和貴のアンプ構成は「Marshall 1959 Super Leadを中心に、電源・チューニングの安定を補強するラック機材を加えたセットアップ」であると想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
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Marshall 1959 Super Lead(1971年製) | Marshall | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | ライブメイン使用。「極上な図太いマーシャルサウンド」と本人評 |
KORG DTR-2000 | KORG | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | ラック式チューナー。ライブでの安定したチューニング用 |
Ex-Pro Power Down Transformer DM-1 | Ex-Pro | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | 昇圧/降圧トランス。電圧安定化のためアンプヘッド上に常設 |
Marshall JMP-1 | Marshall | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | ラック式プリアンプ。特定ツアーやスタジオで使用とされる |
Marshall EL34 100/100 | Marshall | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | ステレオ・パワーアンプ。JMP-1と組み合わせて使用された時期あり |
使用ギターの種類と特徴【SOPHIA・豊田和貴】
SOPHIAの豊田和貴が愛用するギターは、1971年製のGibson Les Paul Customを中心に構成されています。特に有名なのがブラックとワインレッドの2本で、いずれもピックアップをハムバッカーからGibson P-94(ハムサイズP-90)に換装しています。これにより、シングルコイル特有の抜け感とP-90らしい中域の押し出しを両立し、厚みのあるバンドサウンドの中でも埋もれない独自のトーンを獲得しています。
ブラックのLes Paul Customはレギュラーチューニング用としてメインに使用され、1997年から現在に至るまで豊田の代名詞的ギターとして活躍しています。一方、ワインレッドの個体は1音下げドロップチューニング用にセットされ、同じく1997年頃に導入。楽曲ごとに使い分けることでライブの幅を広げています。
また2013年以降は、国産ブランドVellmor Guitars VFV-Custom(フライングVタイプ)を導入。こちらはLindy Fralin製P-90に換装され、サブギターとしてライブ中のトラブルに備えています。フライングVらしい鋭いアタック感とP-90の太さを兼ね備え、従来のレスポールとは異なるキャラクターを補完しています。
アコースティックギターとしては、2017年製のGibson L-00 Vintageをライブで使用。「音が良く弾きやすい」と本人もコメントしており、バラード曲やアコースティックセットでその存在感を発揮しています。これらすべてのギターは御茶ノ水のG-Club Tokyoで定期メンテナンスを受け、長年の使用にも耐えうる安定したコンディションが保たれています。
総じて、豊田和貴のギター選びは「シンプルな構成を徹底しつつ、ピックアップ換装で個性を出す」という一貫した姿勢が見えます。クラシックなレスポールの形を基盤に、現代的なアレンジを施した音作りが彼の特徴であると想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | ギターの種類 | 備考 |
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Gibson Les Paul Custom 1971(ブラック) | Gibson | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | エレキギター | P-94換装。1997年から使用。レギュラーチューニング用のメインギター |
Gibson Les Paul Custom 1971(ワインレッド) | Gibson | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | エレキギター | P-94換装。1音下げドロップチューニング用。ブラックと同時期に入手 |
Vellmor Guitars VFV-Custom(フライングVタイプ) | Vellmor Guitars | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | エレキギター | Lindy Fralin製P-90搭載。2013年から使用。サブギター的役割 |
Gibson L-00 Vintage 2017 | Gibson | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | アコースティックギター | ライブ使用。「音が良く弾きやすい」と本人コメント |
使用エフェクターとボード構成【SOPHIA・豊田和貴】
豊田和貴(SOPHIA)のペダルボードは、シンプルながら実用性に優れた構成です。基本的に直列接続を採用しており、ドライブサウンドを中心に、必要最低限の空間系を加えている点が特徴的です。過度に複雑なシステムを組まず、自身のギターとアンプのキャラクターを最大限に活かす考え方が感じられます。
ドライブ系ではXotic BB PreampとFriedman BE-ODを使用。BB Preampはナチュラルなオーバードライブとして、クランチ〜リードの押し出しに活躍。BE-ODはマーシャル系の荒々しい歪みを再現でき、SOPHIAの力強いロックナンバーにマッチします。
空間系としてはstrymon FLINTを導入し、トレモロとリバーブを一台で補っています。これにより、シンプルながら楽曲に立体感と表情を加えることが可能です。
さらに、Sobbat A/B Breaker SB-SW1でループを組み、その中にElectro-Harmonix Small Clone(コーラス)を配置。必要に応じてスイッチでON/OFFできる仕様となっています。コーラスはクリーントーンでの奥行きを演出するために使用され、特定の楽曲で印象的に響きます。
その他、BOSS DD-3ディレイでソロやアルペジオに深みを加え、BOSS TU-3チューナーで安定したチューニングを確保。電源はCraftsman Power Supply PS-008でまとめられており、ライブ時の安定性を高めています。
アコースティックギター用にはFishman Platinum PRO EQを導入し、バンドアンサンブルに馴染みやすい音作りを実現。ライブでのアコギセットでは不可欠な存在となっています。
このように豊田のボードは「オーバードライブ中心+必要最低限の空間系+安定性を支える電源」というシンプルで無駄のない構成です。実際のライブ映像や写真からも、過度な機材を使わず、ギター本来の音とMarshallの特性を引き出すことを重視していることが確認できます。以上のことから、SOPHIA豊田和貴のエフェクターボードは「シンプルで効率的、サウンドの核を際立たせる設計」と想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | エフェクターの種類 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
Xotic BB Preamp | Xotic | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | オーバードライブ | ナチュラルな歪み。リードやクランチで使用 |
Friedman BE-OD | Friedman | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | オーバードライブ | マーシャル系の強力な歪み。ロックナンバーで活躍 |
strymon FLINT | strymon | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | トレモロ / リバーブ | トレモロとリバーブを兼ねた空間系エフェクター |
Sobbat A/B Breaker SB-SW1 | Sobbat | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | スイッチングシステム | ループ内にSmall Cloneを配置。ON/OFF切り替えに使用 |
Electro-Harmonix Small Clone | Electro-Harmonix | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | コーラス | クリーントーンでの奥行き演出に使用 |
BOSS DD-3 | BOSS | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | ディレイ | ソロやアルペジオに深みを加える定番ディレイ |
BOSS TU-3 | BOSS | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | チューナー | ステージでの安定したチューニングに必須 |
Craftsman Power Supply PS-008 | Craftsman | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | パワーサプライ | ペダルボード全体の電源安定化 |
Fishman Platinum PRO EQ | Fishman | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | アコースティック用エフェクター | アコギの音作りに必須。EQ+DIとして機能 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【SOPHIA・豊田和貴】
豊田和貴(SOPHIA)の音作りは、ギター・アンプ・エフェクターという基本要素をシンプルに組み合わせつつ、そのバランスを徹底的に追い込むスタイルです。彼のサウンドを聴くと、歪みすぎず、かといってクリーンすぎない「絶妙な中間域の厚み」が特徴的であり、これはMarshall 1959 Super LeadとP-94ピックアップ搭載のレスポールの組み合わせによるところが大きいと考えられます。
EQの基本設定としては、低域は4〜5程度、中域は7〜8程度、高域は5〜6程度に設定されるケースが多いと推測されます。特に中域を強調することで、ボーカルと重ならずにバンドサウンドの中で抜けてくるトーンを形成。レスポールの太さとP-94のエッジを両立させるために、この「中域をしっかり出す」調整が欠かせません。
プレゼンスは5程度で、過度に明るくならないように調整されていると想定されます。これにより、ソロ時に伸びやかでありながら耳に痛くないトーンを実現しています。
オーバードライブペダル(Xotic BB Preamp、Friedman BE-OD)は、Marshall側のゲインを抑えめに設定した状態でブーストする形が多いと考えられます。BB Preampはクリーンブースト的に使用し、コード弾きやアルペジオでの張りを追加。BE-ODはリフやソロで厚みを出すためにオンにすることが多いでしょう。
このように「アンプ主体の歪みに軽くペダルで味付け」という手法は、ロックギタリストの王道ともいえるセッティングです。
ディレイ(BOSS DD-3)はショートディレイ気味に設定し、リード時の奥行き補強に使用。リピートは1〜2回程度、ミックスは控えめにしてフレーズが濁らないよう工夫されています。リバーブ(strymon FLINT)はホール系よりもスプリングやプレート寄りの質感を選択し、空気感を加える程度に抑えることが多いと想定されます。これにより、演奏のニュアンスを損なわず立体感を持たせています。
アコースティックギターに関しては、Fishman Platinum PRO EQを使ったEQ調整が要です。低域をややカットし、中高域を持ち上げることで、バンド編成の中でも埋もれないクリアなアコギサウンドを実現。特にライブではPAに直接送ることが多いため、DI的な役割を果たすこの機材は欠かせません。
ミックス面では、豊田のギターは左右どちらかに定位することが多いですが、曲によってはダブルトラックを行い厚みを出すケースもあります。リードギター時にはセンター寄りに配置されることが多く、エフェクト処理も最小限。エンジニアの判断としては、豊田のギターは生々しいアタック感を残すためにコンプレッションをほとんどかけないのが一般的だと考えられます。
このような処理により、SOPHIAの楽曲における「硬派でシンプル、しかし存在感のあるギター」が成立しています。
まとめると、豊田和貴の音作りは「Marshallアンプを基盤としたシンプルなセッティングに、中域を押し出すEQ、ペダルによる味付け、最小限の空間処理」という構成です。ライブでもスタジオでも一貫して「シンプルであること」を追求しており、その結果として楽曲に最適化されたギターサウンドが実現していると想定されます。
比較的安価に音を近づける機材【SOPHIA・豊田和貴】
SOPHIA豊田和貴の音を完全に再現するには、1971年製のLes Paul CustomやMarshall 1959 Super Leadといったビンテージ機材が必要ですが、これは非常に高額で初心者には手が出しづらいのが現実です。
そこで、ここでは1万円〜5万円程度で購入可能な機材を中心に、「なぜ似たサウンドが作れるのか」を解説しつつ、代替案を紹介します。豊田の音作りの核は「中域を押し出したP-90系ピックアップのトーン」「Marshall系の図太いアンプサウンド」「オーバードライブ中心のペダルワーク」にあります。この3点を意識すれば、比較的安価に近いニュアンスを再現可能です。
ギターに関しては、エピフォンのレスポールモデルにP-90を搭載したシリーズが最も再現度が高い選択肢です。またアンプではMarshallのモデリングを搭載した小型コンボアンプが有力。エフェクターではBOSSやMXRのスタンダードモデルで十分代用可能です。初心者から中級者にとっても導入しやすく、宅録や小規模ライブでも対応できます。
種類 | 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
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ギター | Epiphone Les Paul Special P-90 | Epiphone | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | P-90搭載の廉価版レスポール。P-94換装のニュアンスを再現しやすい |
アンプ | Marshall MG15GFX | Marshall | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | 小型コンボアンプ。Marshall系の中域押し出しサウンドを再現可能 |
オーバードライブ | BOSS SD-1 Super OverDrive | BOSS | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | Xotic BB Preampに近い粒立ちの良いナチュラルな歪みが得られる |
オーバードライブ | Joyo Uzi Distortion(Marshall系ペダル) | Joyo | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | Friedman BE-ODの廉価代替。マーシャルライクなハイゲインを再現 |
ディレイ | BOSS DD-3T Digital Delay | BOSS | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | 定番ディレイ。ソロに奥行きを与える定番エフェクト |
リバーブ | TC Electronic Hall of Fame Mini Reverb | TC Electronic | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | strymon FLINTの代替。安価ながら多彩なリバーブを再現可能 |
コーラス | Electro-Harmonix Small Clone(現行品) | Electro-Harmonix | Amazonで探す | SOPHIA | 豊田和貴 | 本人使用と同一モデル。クリーントーンの再現度が高い |
このように、エピフォンのP-90レスポールとMarshall系の小型アンプを組み合わせ、BOSS SD-1やJoyoのペダルで歪みを補強すれば、豊田和貴の「図太いが抜けの良い」サウンドにかなり近づけます。宅録やスタジオ練習であれば十分満足できるトーンを得られるでしょう。
つまり「シンプルなセットで中域を押し出す」という考え方さえ押さえれば、高額なビンテージ機材を揃えなくても、SOPHIA豊田和貴のエッセンスを体感できるのです。
総括まとめ【SOPHIA・豊田和貴】

SOPHIAのギタリスト、豊田和貴の音作りは一見シンプルですが、その奥にある思想は非常に明確です。1971年製Gibson Les Paul CustomにP-94を搭載し、Marshall 1959 Super Leadを軸に据えた構成は「王道ロック」の体現でありながら、シングルコイル的な抜け感を組み込むことで、唯一無二の存在感を生み出しています。
特に中域を押し出すEQや、歪みの作り方に表れる「バンド全体で映える音」へのこだわりは、単なるギタリストとしての枠を超え、SOPHIAというバンド全体のサウンドを定義していると言えるでしょう。
エフェクターボードもオーバードライブ中心に必要最低限を揃えるだけであり、豪華なラックシステムや膨大なペダルを並べるスタイルとは対照的です。その背景には「自分の手とフレーズで勝負する」という実演者としての哲学が垣間見えます。シンプルだからこそ、ミスもごまかせない。しかしそのストイックさが、ライブでの説得力につながっているのです。
また、アコースティックギターの導入やFishman Platinum PRO EQといった実用機材の採用からは、曲ごとに最適な音色を提供する柔軟性も感じられます。ロックナンバーだけでなく、バラードやアコースティック編成においても存在感を発揮できるのは、豊田の音作りの幅広さを象徴しています。
総括すると、豊田和貴のサウンドの本質は「中域を重視した図太いトーン」「シンプルかつ効率的な機材構成」「プレイヤー自身の表現力を引き立てるセッティング」にあります。高価なビンテージ機材は確かに重要な要素ですが、真に学ぶべきはその「シンプルさと徹底したバランス感覚」です。
これから彼の音を目指す人は、まずはシンプルな機材から始め、自分の手で中域をコントロールする感覚を磨くことが一番の近道になるでしょう。
つまり、豊田和貴の音作りを再現するということは、単に同じギターやアンプを揃えることではなく、「シンプルな構成を極め、プレイヤー自身の表現力で音を完成させる」という姿勢を学ぶことなのです。
下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!
🎸 ギター
Gibson Les Paul Custom 1971(ブラック)
・ピックアップ:Gibson P-94(ハムバッカーサイズのP-90)に換装
・使用状況:レギュラーチューニング時のメインギター
・1997年から使用、かなり弾き込まれた1本
Gibson Les Paul Custom 1971(ワインレッド)
・ピックアップ:Gibson P-94に換装
・使用状況:1音下げドロップチューニング用
・ブラックと同時期(1997年)に入手
Vellmor Guitars VFV-Custom(フライングVタイプ)
・ピックアップ:Lindy Fralin製 P-90に換装
・使用状況:サブギター(トラブル時待機)
・2013年から使用
Gibson L-00 Vintage 2017(アコースティック)
・ライブ使用、「音が良く弾きやすい」と本人コメント
※全ギターは御茶ノ水 G-Club Tokyoで定期メンテ。
🔊 アンプ/ラック
Marshall 1959 Super Lead(1971年製)
・本人評:「極上な図太いマーシャルサウンド」
・ライブ時のメインアンプ
KORG DTR-2000(ラック式チューナー)
Ex-Pro Power Down Transformer DM-1(昇圧/降圧トランス)
・アンプヘッド上に常設
🎛 ペダルボード(基本直列接続)
Xotic BB Preamp(オーバードライブ)
Friedman BE-OD(オーバードライブ)
strymon FLINT(トレモロ/リバーブ)
Sobbat A/B Breaker SB-SW1(ラインセレクター)
└ ループ内:Electro-Harmonix Small Clone(コーラス、THRUスイッチでON/OFF)
BOSS DD-3(ディレイ)
BOSS TU-3(チューナー)
Craftsman Power Supply PS-008(パワーサプライ)
Fishman Platinum PRO EQ(アコースティックギター用プリアンプ)
✅ まとめポイント
ギターは 1971年製のLPカスタム2本+フライングV+アコギL-00 の計4本。
全エレキはピックアップをシングルコイル系(P-94/Lindy Fralin P-90)に換装。
アンプは 1971年製Marshall 1959 Super Lead。
ペダルボードはOD中心に、コーラス/ディレイ/リバーブ系で補強。
ラック機材は KORG DTR-2000 と Ex-Pro DM-1 のみ。
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