【A・O・I】SHAZNA風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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始めに(特徴紹介)

SHAZNA(シャズナ)のギタリスト、A・O・Iは90年代ヴィジュアル系シーンの中でも独特の音色を持つギタリストです。彼のサウンドは煌びやかでありながら、ワウやワーミーを駆使した“うねり”のあるリード、またクリーントーンの美しさが特徴的です。

代表曲である「Melty Love」では、艶やかなクリーンのアルペジオが印象的で、透明感のあるコードワークにより楽曲全体を包み込むようなサウンドを展開します。一方、「Promise Eve」などのライブでは、Marshallアンプを通した力強いディストーションが楽曲を支える骨格となっています。

A・O・Iの音作りはESPシグネチャーモデル(LACHESIS、ACシリーズ、.1シリーズ)を中心に構築され、特にメインギターであるESP AC-Iはライブでの存在感を支える重要な相棒です。Navigator N-STを使ったドロップチューニング曲や、ESP LACHESISシリーズを使った90年代特有の鋭いサウンドも忘れられません。

また、2017年以降はProvidence PEC-2を中心としたペダルボード構成が定着しており、Boot-LegやMaxonといった国産ペダルを愛用する点も特徴的です。これらにより、ライブでも再現性が高く安定したサウンドを実現しています。

彼の音は煌びやかさと重厚さを併せ持ち、SHAZNAのポップかつ幻想的な世界観を形作る大きな要素となっているのです。

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使用アンプ一覧と特徴【SHAZNA・A・O・I】

A・O・IがSHAZNAで愛用してきたアンプは、90年代ヴィジュアル系ギタリストらしくMarshallのスタックを中心に構成されています。特に「Marshall JCM900 Model4100」はライブでもっとも多く使用されたアンプヘッドであり、煌びやかでありながらも歪みの粒立ちが細かく、バンドの幻想的な世界観を支えるトーンを作り出しています。

キャビネットには「Marshall 1960A」を使用。定番の4×12キャビネットであり、低音域の迫力と中高域の抜けの良さを兼ね備えています。この組み合わせにより、クリーンでは艶やかに、歪ませれば分厚く存在感のあるサウンドを得られる点が特徴的です。

ラックシステムにもこだわりが見られ、KORG DTR-1をチューナーとして組み込み、SAMSON UR-5DJをワイヤレスシステムとして使用しています。これによりライブでの自由なパフォーマンスが可能になり、A・O・Iのステージングを支える裏方的存在となっています。

また、90年代後半には他のMarshallモデルやスタジオでのJCM2000などの使用も推定されますが、確定的に確認されているのはJCM900と1960Aの組み合わせです。特にJCM900は当時のV系バンドシーンで定番だったこともあり、彼の音色を象徴する重要な機材の一つといえるでしょう。

こうしたアンプ選びは、煌びやかでありながら分離感のあるSHAZNAの音楽性に合致しており、ライブではクリーントーンからリードの歪みまで幅広く対応できる万能性を発揮しました。つまり、A・O・IのサウンドはMarshallを軸に構築されている、と想定されます。

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Marshall JCM900 Model4100MarshallAmazonで探すSHAZNAA・O・Iライブでのメインアンプヘッドとして使用
Marshall 1960AMarshallAmazonで探すSHAZNAA・O・I定番4×12キャビネット、JCM900と組み合わせて使用
KORG DTR-1KORGAmazonで探すSHAZNAA・O・Iラックマウント型チューナー。ライブでの必須アイテム
SAMSON UR-5DJSAMSONAmazonで探すSHAZNAA・O・Iワイヤレスレシーバー。ステージでの自由な動きを可能にする

使用ギターの種類と特徴【SHAZNA・A・O・I】

The top of a metal structure against a blue sky

A・O・Iのギタープレイを象徴するのは、ESP製のシグネチャーモデル群です。1997年のデビュー期から登場した「LACHESISシリーズ」、その後のメインギターとなる「ACシリーズ」、さらに近年の「.1 [dot one]」まで、ESPと共に歩んできたキャリアが彼のサウンドを形作っています。

まず初期の「ESP LACHESIS-I」は、Quilted Maple TopにAlder Backという豪華な仕様で、EMG SAとEMG81を搭載したアクティブ仕様。90年代ヴィジュアル系特有の鋭くクリアなサウンドを狙ったモデルであり、ライブでも「Melty Love」などの華やかな楽曲で多用されました。続く「ESP LACHESIS-II」は、Seymour Duncan SSL-3×2とSH-4を搭載し、PUスプリットスイッチも追加されたため、シングルとハムの切り替えが可能になり、幅広い音作りが実現しました。

その後のメインギター「ESP AC-I」は、SHAZNAの活動全盛期を支えた重要な一本。AlderボディにSeymour Duncan APS-1/APS-2とSH-4を搭載し、クリーンの煌びやかさとリードの力強さを両立。5WAYセレクターに加えリアPUスプリットも備え、ポップスからハードな楽曲まで柔軟に対応できます。サブとして使用された「ESP AC-II」も同系統の仕様で、SSL-1×2+SH-4の組み合わせにより、よりストラト寄りの抜けを持つサウンドを実現しました。

また、「Navigator N-ST」はSHAZNAのライブでドロップチューニング曲専用として使用。サーフグリーン塗装からナチュラルにリフィニッシュされたストラトタイプで、トラディショナルなシングルコイルらしい歯切れの良さを持ち、90年代後半のライブ映像でも確認できます。

さらにESPからは「.1 [dot one] exl.」という666mmスケールのシグネチャーモデルも登場。長めのスケールによるテンション感と、独自のデザイン性からA・O・Iの後期サウンドを象徴する一本となっています。これらのギター群は、彼の音作りの根幹を支えつつ、その時代ごとの音楽性を反映した重要な存在だといえるでしょう。

総じて、A・O・IはESP製のギターを中心に使い分けることで、幻想的で煌びやかなSHAZNAの世界観を実現してきた、と想定されます。

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ESP LACHESIS-IESPAmazonで探すSHAZNAA・O・Iシグネチャー(ストラト系)1997年製シグネチャー1号機。EMG SA+EMG81搭載
ESP LACHESIS-IIESPAmazonで探すSHAZNAA・O・Iシグネチャー(ストラト系)Seymour Duncan SSL-3×2+SH-4搭載。PUスプリットスイッチ付き
ESP AC-IESPAmazonで探すSHAZNAA・O・Iシグネチャー(ストラト系)メインギター。APS-1+APS-2+SH-4搭載。リアPUスプリット可能
ESP AC-IIESPAmazonで探すSHAZNAA・O・Iシグネチャー(ストラト系)サブギター。SSL-1×2+SH-4搭載。よりストラト寄りの音色
Navigator N-STNavigatorAmazonで探すSHAZNAA・O・Iストラトタイプサーフグリーン→ナチュラル再塗装。ドロップチューニング専用
ESP .1 [dot one] exl.ESPAmazonで探すSHAZNAA・O・Iシグネチャー(ロングスケール)666mmスケール。後期サウンドを象徴するモデル

使用エフェクターとボード構成【SHAZNA・A・O・I】

A・O・Iのエフェクターボードは2017年以降ほぼ固定されており、Providence PEC-2を中核とした安定したシステムが特徴です。PEC-2はプログラマブル・スイッチャーであり、複数のエフェクターをシーンに応じて瞬時に切り替えることが可能。SHAZNAの多彩な楽曲に対応するために欠かせない存在となっています。

歪み系はBoot-Legを中心に構成され、「Gain Helper GHP-1.0」はブースターとしてクリーンブーストやリード時の音圧強化に使用。「Jaw Breaker JBK-1.0」はより太く存在感のあるオーバードライブを提供します。さらに、Maxon D&S IIが加わることで、荒々しいディストーションも得られるため、楽曲ごとに歪みのキャラクターを使い分けることができます。

空間系ではBOSS DD-5を愛用し、FS-5Uを接続してタップテンポでディレイタイムを自在にコントロール。SHAZNAの幻想的な世界観を支えるエコー感のあるフレーズに欠かせないセッティングです。また、LINE6 M5を追加することで、コーラスやリバーブなど多彩なモジュレーションを補完しています。90年代当時はYAMAHA製の初期型コーラスやワーミー、ワウペダルも使用していたとされ、リードプレイでの「うねる」サウンドを実現していました。

チューニングにはKORG DT-7を使用。さらに近年ではDigitech Dropを導入し、ドロップチューニングを瞬時に切り替えることが可能になりました。これにより、Navigator N-STなどのドロップ専用ギターを持ち替えずに楽曲をこなす柔軟性も確保しています。

パワーサプライによって安定供給を行い、ライブでのノイズ対策も徹底。結果として、SHAZNAのライブでは煌びやかなクリーンと重厚な歪みを自在に行き来するA・O・Iのサウンドが実現しています。これらの選択はすべて、再現性と安定性を重視した合理的な機材選びであるといえるでしょう。総じて、エフェクターボードは「多彩でありながら整理されたサウンドメイク」が特徴的だと想定されます。

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Providence PEC-2ProvidenceAmazonで探すSHAZNAA・O・Iスイッチングシステムプログラマブル・スイッチャー。エフェクト切替の要
Boot-Leg Gain Helper GHP-1.0Boot-LegAmazonで探すSHAZNAA・O・Iブースターリード強調用。クリーンブーストにも使用
Boot-Leg Jaw Breaker JBK-1.0Boot-LegAmazonで探すSHAZNAA・O・Iオーバードライブ分厚く太いオーバードライブサウンドを提供
Maxon D&S IIMaxonAmazonで探すSHAZNAA・O・Iディストーション荒々しく力強いディストーションサウンド
BOSS DD-5BOSSAmazonで探すSHAZNAA・O・Iディレイタップテンポ機能でライブに最適
BOSS FS-5UBOSSAmazonで探すSHAZNAA・O・IエクスプレッションペダルDD-5と組み合わせてタップテンポ制御
LINE6 M5LINE6Amazonで探すSHAZNAA・O・Iマルチエフェクターモジュレーションやリバーブを補完
KORG DT-7KORGAmazonで探すSHAZNAA・O・Iチューナーライブ用フロアチューナー
Digitech DropDigitechAmazonで探すSHAZNAA・O・Iピッチシフタードロップチューニング対応。ギター持ち替え不要
パワーサプライ各社Amazonで探すSHAZNAA・O・Iパワーサプライ安定供給とノイズ対策のために使用
YAMAHA 初期型コーラスYAMAHAAmazonで探すSHAZNAA・O・Iコーラス過去使用歴あり。90年代当時の揺れ感を再現
ワウペダルVOX / Cry BabyなどAmazonで探すSHAZNAA・O・Iワウペダルリードプレイで特徴的な“うねり”を生み出す
ワーミーペダルDigitechAmazonで探すSHAZNAA・O・Iピッチシフター過去使用歴あり。飛び道具的なサウンドを演出

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【SHAZNA・A・O・I】

a close up of a radio on a shelf

A・O・Iのサウンドの本質は、煌びやかなクリーンと厚みのあるディストーションを楽曲ごとにバランス良く切り替える点にあります。特にMarshall JCM900とESPシグネチャーモデルの組み合わせにより、ギター単体のトーンだけでなく、バンド全体のアンサンブルに調和する音作りが追求されています。

EQセッティングでは、クリーン時はミドルをやや削り、トレブルを強調することで、アルペジオがきらめくような質感を実現しています。特に「Melty Love」のような楽曲では、フロントPUまたはセンターポジションを使い、リバーブやディレイで空間を広げることが多いです。一方、リードやソロではリアPU+ブースターでゲインを押し上げ、中域を厚めに設定することで、歌メロに寄り添いながらも抜けの良い存在感を確保しています。

アンプチャンネルの切り替えに関しては、クリーンチャンネル+エフェクトで幻想的なサウンドを演出し、リードでは歪みチャンネル+ブースターで厚みを加えるスタイルが一般的です。特にBoot-Leg GHP-1.0を組み合わせることで、ソロ時の音圧を高め、楽曲のピークを彩っています。これにより、SHAZNAのポップで華やかな曲調に対しても、しっかりとギターの存在感を示すことが可能となっています。

ミックスの工夫としては、左右に広がるクリーンとセンターに定位するリードを使い分けることで、空間的な奥行きを演出しています。例えば、Navigator N-STを用いたドロップチューニング曲では、低域を強調してバンドの骨格を支えつつ、AC-Iを用いたクリーンアルペジオが中高域を彩るといった使い分けがされています。PAやレコーディングでは、コンプレッションを軽くかけ、音の粒を整える処理も加えられていると推測されます。

ディレイはBOSS DD-5で4分音符+付点8分を組み合わせる「U2的な広がり」を意識したセッティングが多く、楽曲全体を包み込むような響きを演出。リバーブはアンプ内蔵またはマルチエフェクター側を使用し、深すぎず浅すぎない調整で、ポップ寄りの楽曲でも違和感のない響きを目指しています。

また、過去のインタビューやライブ音源から推測すると、ワウやワーミーは単なるエフェクトではなく、楽曲のフックを作る要素として利用されていました。「うねる」リードプレイはSHAZNAの幻想的なイメージをさらに引き立て、単調になりがちなポップス曲にもスパイスを加える役割を果たしています。

総じてA・O・Iの音作りは、「煌びやかなクリーン」「重厚で粒立ちの良い歪み」「うねりのあるリード」という三本柱で成り立っており、これを的確に切り替えつつ、バンドサウンドに寄り添うことが最大の特徴だといえます。これらのEQやミックスの工夫により、SHAZNA特有の幻想的で華やかなサウンドが実現されている、と想定されます。

比較的安価に音を近づける機材【SHAZNA・A・O・I】

A・O・Iの機材はESPシグネチャーモデルやMarshall JCM900といったプロ仕様が中心ですが、初心者や中級者でも比較的安価に音を近づけることが可能です。ここでは1〜10万円程度の機材を中心に、SHAZNA風の煌びやかなクリーンと、太く粒立ちの良いディストーションを再現できる代替機材を紹介します。

まずアンプに関しては、Marshall JCM900を新品で導入するのは高額ですが、「Marshall DSL20HR」や「Marshall Codeシリーズ」といったモデルで十分近いサウンドが得られます。特にDSL20HRは真空管アンプであり、JCM系列の歪みに近い音質を実現可能。自宅練習や小規模ライブなら、このクラスで十分対応できます。

ギターに関しては、ESPシグネチャーは入手困難なため、代替として「Edwards(ESPの下位ブランド)」のストラトタイプや、Fender Japanのストラトキャスターがおすすめです。シングルコイル+ハムバッカーのSSH配列を選ぶと、クリーンと歪みの切り替えでA・O・Iのサウンドを近づけやすくなります。

エフェクターでは、Boot-Legの代わりに「BOSS SD-1」や「BOSS OD-3」がコストパフォーマンスに優れています。ブースター用途にもオーバードライブ用途にも使えるため、ソロ時の音圧を高めることができます。さらに「BOSS DS-1」や「MXR Distortion+」を組み合わせれば、Maxon D&S IIに近い荒々しい歪みが得られます。

ディレイについては「BOSS DD-8」が現行品としておすすめ。タップテンポ機能も搭載されているため、ライブでの使用にも対応可能です。より多機能を求めるなら「ZOOM MS-70CDR」や「LINE6 HX Stomp」など、空間系に強いマルチエフェクターを導入すると、リバーブやコーラスまで一台でカバーできます。

また、ドロップチューニングを再現するなら「Digitech Drop」の代替として「Mooer Pitch Box」や「Donner Detuneペダル」などの安価なピッチシフターが有効です。多少の追従性の違いはありますが、SHAZNAのレパートリーを再現するには十分実用的です。

総じて、安価に音を近づけるには「Marshall系の小型アンプ」「SSH構成のストラトタイプ」「BOSS系歪み・ディレイ」の3つを揃えるのが近道です。これらを組み合わせることで、A・O・Iの煌びやかで重厚なサウンドを手軽に体感できます。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
アンプMarshall DSL20HRMarshallAmazonで探すSHAZNAA・O・IJCM900に近い歪みを小型真空管アンプで再現
アンプMarshall Code25MarshallAmazonで探すSHAZNAA・O・I自宅用に最適なモデリングアンプ。JCM系サウンド収録
ギターEdwards E-SNシリーズEdwardsAmazonで探すSHAZNAA・O・IESP直系ブランド。SSH配列で幅広い音作りに対応
ギターFender Japan Stratocaster SSHFender JapanAmazonで探すSHAZNAA・O・Iシングル+ハムの構成でACシリーズの音に近づけやすい
オーバードライブBOSS SD-1 Super OverDriveBOSSAmazonで探すSHAZNAA・O・IBoot-Legの代替に最適。安価で定番のオーバードライブ
ディストーションBOSS DS-1 DistortionBOSSAmazonで探すSHAZNAA・O・IMaxon D&S IIの代替として定番のディストーション
ディレイBOSS DD-8 Digital DelayBOSSAmazonで探すSHAZNAA・O・IDD-5の現行後継モデル。タップテンポ対応
マルチエフェクターZOOM MS-70CDRZOOMAmazonで探すSHAZNAA・O・Iリバーブ・コーラス・ディレイを一台で再現可能
ピッチシフターMooer Pitch BoxMooerAmazonで探すSHAZNAA・O・IDigitech Dropの代替。安価ながら実用性あり

総括まとめ【SHAZNA・A・O・I】

まとめイメージ

A・O・Iの音作りは、ヴィジュアル系ギタリストとしての華やかさと、ポップスに寄り添う柔軟さの両立にあります。彼が愛用してきたESPシグネチャーモデル群(LACHESIS → AC → .1シリーズ)は、その時代ごとのSHAZNAのサウンドを象徴する存在であり、常にバンドの音楽性を反映したセッティングがなされてきました。

Marshall JCM900と1960Aキャビを軸にしたアンプサウンドは、煌びやかでクリアなクリーンから分厚い歪みまでをカバー。さらに、ブースターやディストーション、ディレイを巧みに組み合わせることで、曲ごとの空気感を自在に操ることが可能となっています。特に「うねるリード」を生み出すワウやワーミーの使い方は、A・O・I独自のプレイスタイルを強調する大きな要素です。

また、彼の音作りにおける特徴は「アンサンブルの中でのバランス感覚」です。ソロで目立つためだけでなく、SHAZNAというバンド全体の世界観を支えるための音作りが徹底されています。アルペジオで楽曲を彩り、リードでクライマックスを演出し、ドロップチューニングやブーストで重厚さを加える――こうした役割分担が音色選びやEQセッティングに反映されているのです。

現代の機材で安価に近づけることも可能ですが、A・O・Iのサウンドの核心は「煌びやかさ」「厚み」「うねり」という3つの要素をどのように組み合わせるかにあります。単純に同じ機材を揃えるだけではなく、彼の意図を理解し、曲に応じて音をコントロールする姿勢が何よりも重要です。

総じて、A・O・Iの音作りはSHAZNAというバンドの幻想的で華やかな世界観を表現するために最適化されており、ギター単体のサウンドという枠を超えて「バンド全体の音楽を支える芸術的な設計」だといえるでしょう。再現を目指すギタリストにとっては、機材だけでなく「音で空気を描く」という意識が最大のヒントになります。

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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!

🎸 ギター

ESP LACHESIS-I(1997年製、A・O・Iモデル1号機)
 Quilted Maple Top / Alder Back、Hard Maple 3Pネック、Ebony指板、24F、EMG SA+EMG81、Floyd Rose

ESP LACHESIS-II(A・O・Iモデル2号機)
 Quilted Maple Top / Alder Back、Hard Maple 3Pネック、Ebony指板、24F、Seymour Duncan SSL-3×2+SH-4、Floyd Rose、PUスプリットスイッチ付き

ESP AC-I(メインギター)
 Alderボディ、Hard Maple 3Pネック、Ebony指板、24F、Seymour Duncan APS-1+APS-2+SH-4、Floyd Rose、5WAYセレクター+リアPUスプリット

ESP AC-II(サブギター)
 Alderボディ、Hard Maple 3Pネック、Ebony指板、24F、Seymour Duncan SSL-1×2+SH-4、Floyd Rose

Navigator N-ST(サーフグリーン→ナチュラル再塗装のストラトタイプ)
 アルダーボディ、シングルコイルPU、22F、ブリッジはトラディショナル仕様。SHAZNAのステージではドロップチューニング用に使用。

ESP .1 [dot one] exl. (666mmスケール)(ESP公式でも紹介されたシグネチャーモデルのひとつ)

🎛 アンプ

Marshall JCM900 Model4100(アンプヘッド)

Marshall 1960A(キャビネット)

ラック機材
 - KORG DTR-1(チューナー)
 - SAMSON UR-5DJ(ワイヤレスレシーバー)

🎚 エフェクター & ペダルボード

Providence PEC-2(プログラマブル・スイッチャー)

Boot-Leg Gain Helper GHP-1.0(オーバードライブ/ブースター)

Boot-Leg Jaw Breaker JBK-1.0(オーバードライブ)

Maxon D&S II(ディストーション)

BOSS DD-5(ディレイ)+ BOSS FS-5U(タップテンポ用フットスイッチ)

LINE6 M5(マルチエフェクター)

KORG DT-7(チューナー)

Digitech Drop(ダウンチューニング用)

パワーサプライ

(過去使用歴)YAMAHA初期型コーラス、ワウ、ワーミー

🎵 弦

ELIXIR NANOWEB Light 010〜046(全ギター共通)

備考

メインはESP AC-Iで、Navigator N-STはドロップチューニング時に使用。

1997年から続くESP製シグネチャーモデル群(LACHESISシリーズ→ACシリーズ→.1シリーズ)を所有。

エフェクターボードは2017年以降ほぼ固定構成。

サウンド面ではワウやワーミーを駆使した“うねる”リードサウンドが特徴。

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