【斎藤和義】斎藤和義風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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始めに(特徴紹介)

シンガーソングライターとして長年第一線で活躍している斎藤和義。
彼のサウンドは「温かみのあるアコースティック」「骨太なロック・エレクトリックギター」「シンプルで芯の通った歌声を支えるサウンドメイク」が大きな特徴です。

代表曲「歌うたいのバラッド」や「ずっと好きだった」では、Gibson J-45やシグネチャーモデルのアコースティックをメインに使い、艶やかで深みのあるアコースティックサウンドを実現しています。
一方で、エレキギターではGibson ES-330やKS-330などのP-90搭載モデルを用い、ブルージーで荒々しくも温かみのあるトーンを聴かせます。

また、MANNISH BOYSとして活動する際には、BOSS SD-1やMT-2といった定番エフェクターを駆使し、シンプルかつ直感的な音作りを展開。アコースティックではL.R.Baggs LyricやAnthemを搭載し、ステージでも生鳴りの魅力を損なわないラインサウンドを追求しています。

このように、斎藤和義の音作りは「楽曲に寄り添うシンプルな表現」が根幹にありながらも、使用機材や演奏状況に応じて柔軟に変化するのが特徴です。
本人が語る「ギターは道具であり、歌をどう聴かせたいかが大事」という姿勢は、音作りにも強く反映されています。

そのため、彼のサウンドを再現するには、ギターやアンプだけでなく、シンプルなエフェクターボードやPAに適したアコースティック用プリアンプといった要素が重要になります。
特にアコースティックとエレキの両面で明確に異なるアプローチをしている点が、他のギタリストとの大きな違いです。

以下では、斎藤和義の使用アンプ、ギター、エフェクター、そして音作りの詳細なEQやセッティングについて深掘りし、さらに安価に再現できる代替機材についても紹介していきます。

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使用アンプ一覧と特徴【斎藤和義・斎藤和義】

斎藤和義のアンプ選びは、アコースティックとエレクトリックの両方に対応する柔軟なアプローチが特徴です。特にライブとレコーディングでの使い分けが明確で、アコースティックギターではラインアウト+PA運用、エレクトリックではヴィンテージアンプを中心に据える形が多く見られます。

まず、アコースティック系の運用では、Gibson J-160Eなどに搭載されたL.R.Baggs LyricをPAへ直接送り、同時にP-90ピックアップ出力をアンプへ送るデュアル運用が行われていることが公式レビューで確認されています。これにより、生鳴りを活かした自然なラインサウンドと、エレキ的な存在感を兼ね備えることが可能となります。

一方、エレクトリックギターにおいては、Fender Band-Master(1967年製Blackface)の使用が2015年前後のライブで確認されており、クリアかつパンチのあるクリーントーンを基盤に、BOSSのエフェクターで彩りを加えるスタイルが多く見られます。また、ブルージーで温かみのあるトーンを生み出すために、Marshall “Lead & Bass”コンボ/ヘッド系も使用されており、本人の好むP-90ピックアップ搭載ギターとの相性が抜群です。

このアンプ構成は、スタジオではクリーン寄り、ライブでは中音域を強調したセッティングで用いられることが多いと考えられます。特にMarshall使用時には、荒々しくもエモーショナルな音色で、ブルースやロック要素を前面に出す傾向が強いです。

以上を踏まえると、斎藤和義のアンプサウンドは「曲ごとにPA直結のアコギサウンド」と「ヴィンテージアンプによる温かみあるエレキサウンド」の二本柱によって成り立っている、と想定されます。

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Fender Band-Master(Blackface, 1967)FenderAmazonで探す斎藤和義斎藤和義2015年頃のライブで使用確認。クリーン基調のトーンが特徴。
Marshall “Lead & Bass”MarshallAmazonで探す斎藤和義斎藤和義ブルージーな中域が特徴。フジイケンジ氏の証言でも音の良さが紹介。
PA直結(L.R.Baggs Lyric経由)L.R.BaggsAmazonで探す斎藤和義斎藤和義J-160Eやシグネチャーモデルのアコースティックで使用。自然なライン音を再現。

使用ギターの種類と特徴【斎藤和義・斎藤和義】

A close up of a guitar with a black background

斎藤和義のギター遍歴は、アコースティックとエレクトリック双方に強いこだわりがあり、いずれも「シンプルで表情豊かなサウンド」を実現するための選択が際立っています。特にアコースティックギターはキャリアを通じて重要な役割を果たし、スタジオとステージの両面で多彩なモデルを使い分けています。

アコースティックでは、Gibson J-45を1968年製を中心に複数所有しており、いわゆる“1号”と呼ばれる個体がレコーディングの定番です。力強くも温かみのある中低域が特徴で、「歌うたいのバラッド」など数多くの名曲で響いています。さらに、自身のシグネチャーモデルであるGibson Kazuyoshi Saito J-45 ADJ 2020 Editionは、サーマリー・エイジドTopやL.R.Baggs Lyricを搭載した限定200本の特別仕様で、ライブにおいても実戦投入されています。

また、もうひとつのシグネチャーであるGibson Kazuyoshi Saito J-160Eは、P-90ピックアップとL.R.Baggs Lyricを両立させたユニークな仕様で、アコースティックの生鳴りと電気的なアタック感を同時に表現可能。ライブでは、ピックアップをアンプへ、LyricをPAへ送る二系統出力が用いられています。さらにJ-35シグネチャーモデルも存在し、シンプルかつストレートな鳴りが支持されています。

エレクトリックでは、Gibson KS-330(Bigsby付き、ローワインドP-90仕様)やES-330TDが長年の愛用機材。セミホロウ特有の空気感とP-90のパンチが、ブルージーで骨太なトーンを生み出します。さらに、2012年に発表されたCustom Shop Kazuyoshi Saito Les Paul VOSはリアP-90一発というシンプルな構成で、ES-295風のピックガードを備えた個性的な一本です。

ヴィンテージFenderも使用しており、Stratocaster(1964年製)Telecaster(1966年製)をステージやレコーディングで確認。これらは斎藤サウンドにおける「軽快さ」や「カラッとした抜け感」を補う存在です。

このように、斎藤和義のギターは「アコースティックの深み」と「P-90主体のブルージーなエレキ」を軸に構成されており、シグネチャーモデル群はまさに彼の音楽観を体現しているといえます。これらの選択は「歌を活かすための音」という視点から必然的に導かれたものであり、ライブとレコーディングでの役割分担も明確です。
総じて、彼のギターはシンプルで実直な楽曲に寄り添う音色を持つ、と想定されます。

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Gibson J-45(1968 “1号”ほか)GibsonAmazonで探す斎藤和義斎藤和義アコースティックレコーディング用に複数所有。代表曲でも使用。
Gibson Kazuyoshi Saito J-45 ADJ 2020 EditionGibsonAmazonで探す斎藤和義斎藤和義アコースティック限定200本。L.R.Baggs Lyric内蔵。
Gibson Kazuyoshi Saito J-160EGibsonAmazonで探す斎藤和義斎藤和義アコースティック/エレクトリックP-90+Lyricデュアル出力仕様。
Gibson Kazuyoshi Saito J-35GibsonAmazonで探す斎藤和義斎藤和義アコースティックシグネチャーモデル。シンプルでストレートな鳴り。
Gibson KS-330(Kazuyoshi Saito ES-330)GibsonAmazonで探す斎藤和義斎藤和義セミアコ本人所有’62を基にした仕様。Bigsby搭載。
Gibson Custom Shop Kazuyoshi Saito Les Paul VOS(2012)GibsonAmazonで探す斎藤和義斎藤和義エレキ(ソリッド)リアP-90一発。ES-295風ピックガード仕様。
Fender Stratocaster(1964)FenderAmazonで探す斎藤和義斎藤和義エレキ(ソリッド)ヴィンテージ個体を所有。軽快な抜け感を演出。
Fender Telecaster(1966)FenderAmazonで探す斎藤和義斎藤和義エレキ(ソリッド)ストレートなカッティングに適した一本。
Gibson ES-330TDGibsonAmazonで探す斎藤和義斎藤和義セミアコレコーディングで長年の主力機材。

使用エフェクターとボード構成【斎藤和義・斎藤和義】

斎藤和義のエフェクターボードは、シンプルでありながら実践的に構築されていることが大きな特徴です。特にMANNISH BOYS期にはBOSS製の定番コンパクトを多用し、直感的に扱えるセットアップを採用していました。

オーバードライブとしてはBOSS SD-1を使用し、ブルースロック的な温かい歪みを基本としています。さらにハードなサウンドが必要な場面ではBOSS MT-2を追加、独特のメタル系ディストーションを薄めに使い、骨太な音を形成していました。モジュレーション系ではBOSS DC-2(コーラス)BF-2(フランジャー)を導入しており、サウンドに広がりや深みを加える役割を担っています。空間系ではBOSS DD-3のディレイが中心で、ソロやアルペジオに奥行きを与える定番機材です。

アコースティック用のチェーンも非常に特徴的です。定番のBOSS TU-2(チューナー)から始まり、Electro-Harmonix Holy Grailでリバーブを薄くかけることで生鳴りの自然さを保ちつつ空間感を演出。最後にPete Cornish Acoustic Preamp/DI/Muteを通してPAに送ることで、確実かつプロフェッショナルな音質管理を実現しています。これにより、アコギのラインサウンド特有の硬さを和らげ、ライブでも安心して使える環境を作り上げています。

さらにピックアップシステムとしてL.R.Baggs LyricM-1Anthem、さらにはFishman Rare Earth BlendEllipse Matrix Blendといった複数の選択肢を活用しており、楽曲や現場に応じて組み合わせを変えていることが確認されています。これらの多彩な組み合わせによって、アコースティックサウンドの再現性を高めています。

このように斎藤和義のエフェクト環境は「アコギ用のナチュラルな補正とライン最適化」「エレキ用のシンプルかつ直感的な歪み・モジュレーション・空間処理」の2系統に明確に分けられており、それぞれのサウンドキャラクターを支えるために欠かせない要素となっています。
全体的に見ると「必要最低限で音楽性を最大限に引き出すボード構成」と言えるでしょう。これらは本人のシンプルな音楽観に通じており、ライブの安定性を重視した実用的な選択、と想定されます。

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BOSS SD-1BOSSAmazonで探す斎藤和義斎藤和義オーバードライブMANNISH BOYS期ボードに搭載。温かい歪みを提供。
BOSS MT-2BOSSAmazonで探す斎藤和義斎藤和義ディストーションハードなトーン用に導入。薄めに使用されるケースが多い。
BOSS DC-2BOSSAmazonで探す斎藤和義斎藤和義コーラス空間的な広がりを加えるための定番機材。
BOSS BF-2BOSSAmazonで探す斎藤和義斎藤和義フランジャーライブやレコーディングで使用。個性的な揺れ感を追加。
BOSS DD-3BOSSAmazonで探す斎藤和義斎藤和義ディレイアルペジオやソロに奥行きを与える必須機材。
BOSS TU-2BOSSAmazonで探す斎藤和義斎藤和義チューナーアコースティック用チェーンの起点。
Electro-Harmonix Holy GrailElectro-HarmonixAmazonで探す斎藤和義斎藤和義リバーブアコースティックに自然な残響を加える目的で使用。
Pete Cornish Acoustic Preamp/DI/MutePete CornishAmazonで探す斎藤和義斎藤和義プリアンプ/アンプシミュレーターアコースティックの最終段で音質とライン管理。
L.R.Baggs LyricL.R.BaggsAmazonで探す斎藤和義斎藤和義アコースティック用エフェクターシグネチャーモデルに搭載。自然なアコギラインを再現。
Fishman Rare Earth BlendFishmanAmazonで探す斎藤和義斎藤和義アコースティック用エフェクター場面に応じて使用された事例あり。

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【斎藤和義・斎藤和義】

brown and white guitar head stock

斎藤和義の音作りにおいては、「歌を引き立てること」を最優先にしたセッティングが徹底されています。ギターそのものの生鳴りやキャラクターを損なわずにアウトプットするため、アンプやエフェクトはあくまで補助的役割として配置されているのが特徴です。ここでは具体的なEQ設定や、曲ごとの使い分け、PAやミックスでの工夫について深掘りします。

アコースティックギターのEQ
アコギではL.R.Baggs LyricAnthemを中心に、低域のハウリングを抑えるために100Hz前後を軽くカット、中域は2〜3kHzをわずかにブーストして「歌とぶつからずに前に出る帯域」を確保する設定が多いと考えられます。特に「歌うたいのバラッド」などバラード曲ではリバーブを薄くかけ、ナチュラルな空気感を重視する方向性です。

エレクトリックギターのEQとアンプセッティング
Fender Band-Master使用時は、Bassを5程度、Middleを6〜7に上げ、Trebleを4程度に抑えるセッティングが想定されます。これにより中音域の芯が前に出て、歌を邪魔せずに支えるクリーントーンを獲得しています。Marshall Lead & Bassでは、Driveを抑え気味にして荒さを残しつつも、Presenceを控えることで耳障りを回避。P-90搭載ギターとの相性を最大限活かす形です。

曲ごとの使い分け
ロック寄りの曲(例:「ずっと好きだった」)では、SD-1を軽くオンにしてアンプのクランチとブレンド。骨太で温かい歪みがバンド全体に馴染みます。逆にバラードやアコギ主体の楽曲では、Holy Grailで残響をわずかに付加し、ソロやイントロで奥行きを強調。ディレイ(DD-3)は基本的に短めのセッティング(300ms前後)で空間を足す程度にとどめています。

ミックス・PAでの工夫
PA面では、アコースティックギターはLyricのライン音にハイパスフィルター(80Hz以下カット)を適用し、不要な低域を整理。必要に応じてコンプレッサーを軽くかけ、音量差を平準化しています。エレキではマイキングの位置をセンターから少し外し、中域の倍音を強調しすぎないように調整。こうした工夫により、斎藤和義の「歌を中心にした音像」が成立しているといえます。

リズムとアンサンブルの中での位置づけ
ギターを前に出しすぎないのが最大のポイントです。リズム隊に寄り添いながら、アコギのストロークではシャリ感を抑えたセッティングで耳馴染みの良いアンサンブルを形成。エレキのリフやソロは中域の存在感で「語るように鳴らす」スタイルが多く、フレーズの隙間に歌が自然に乗るように作られています。

具体的なEQ例(想定)
・アコギ:Low 100Hz -3dBカット、Mid 2.5kHz +2dB、High 8kHz +1dB、リバーブMix 10〜15%
・エレキ(Band-Master):Bass 5、Mid 6.5、Treble 4、Presence 3
・エレキ(Marshall Lead & Bass):Bass 6、Mid 7、Treble 5、Presence 2〜3
・ディレイ(DD-3):Time 300ms前後、Feedback 2〜3、Level 20%

総じて、斎藤和義の音作りは「EQやエフェクトを控えめにし、ギターと歌を自然に共存させる」方向性が貫かれています。過度な加工ではなく、ニュアンスを大切にすることで独自の存在感を確立している、と想定されます。

比較的安価に音を近づける機材【斎藤和義・斎藤和義】

斎藤和義のサウンドは、ヴィンテージGibsonやCustom Shopモデル、さらにはPete CornishやL.R.Baggsといったプロユースの機材によって支えられています。しかし、初心者やこれから彼の音に近づきたい方にとっては高額な投資となりがちです。そこでここでは、比較的安価(1〜10万円程度)で購入可能な市販品の中から、斎藤和義風の音作りに近づける再現性の高い機材を紹介します。

アコースティックギター用の代替
本物のGibson J-45は高額ですが、Epiphoneから販売されている「Inspired by Gibson J-45」は実売価格10万円以下で入手可能。中低域の豊かさやストローク時の厚みは十分に再現可能で、ライブや練習にも適しています。さらに、FishmanやL.R.BaggsのエントリーモデルPUを追加すれば、ステージでも実用的な音を確保できます。

エレキギター用の代替
P-90搭載ギターの温かく太いトーンを得るには、Epiphone CasinoやEpiphone ES-330 Proが有力候補です。斎藤が愛用するGibson ES-330系サウンドに近く、セミアコ特有のエアー感も備えています。これらは新品でも7〜9万円程度で入手可能です。

アンプの代替
Fender Band-Masterはヴィンテージゆえに高価ですが、Fender Blues Junior IVやMustang GTX50などのコンボアンプは5〜8万円台で購入可能。クリーン主体でペダルとの相性も良く、斎藤のような温かみあるクリーントーンを再現できます。Marshall系ではMGシリーズやDSL20CRなど、低価格帯で歪みの質感を再現できるモデルが有効です。

エフェクターの代替
BOSSのSD-1やDD-3は新品でも1万円前後と手に入りやすく、まさに本人も愛用した定番ペダル。Holy Grailに代わるリバーブとしては、Electro-Harmonix Oceans 11やBOSS RV-6が候補となります。アコースティック用DIはPete Cornishほど高価なものではなく、L.R.Baggs Para Acoustic DI(4〜5万円程度)やFishman Platinum Pro EQ(5〜6万円程度)で十分に代替可能です。

アクセサリー
Shubbカポ(C-1)やMartin SP弦(フォスファーブロンズ)は比較的安価で容易に入手可能。これらを導入するだけでも、ストローク時の鳴りや演奏感が大きく変わり、斎藤サウンドの再現性を高められます。

総じて「Epiphone+BOSSコンパクト+中価格帯アンプ+L.R.BaggsまたはFishmanのPU/DI」という構成が、コストを抑えつつ斎藤和義の音に近づける現実的な選択肢となります。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
アコースティックギターEpiphone Inspired by Gibson J-45EpiphoneAmazonで探す斎藤和義斎藤和義Gibson J-45の廉価版。中低域の厚みが似ている。
エレキギターEpiphone CasinoEpiphoneAmazonで探す斎藤和義斎藤和義ES-330系の廉価版。P-90搭載で雰囲気を再現可能。
アンプFender Blues Junior IVFenderAmazonで探す斎藤和義斎藤和義クリーン主体でBand-Masterの代替候補。
アンプMarshall DSL20CRMarshallAmazonで探す斎藤和義斎藤和義Lead & Bassに近い荒めの歪みを得られる。
エフェクターBOSS SD-1BOSSAmazonで探す斎藤和義斎藤和義本人実使用モデル。安価で導入可能。
エフェクターBOSS DD-3BOSSAmazonで探す斎藤和義斎藤和義本人実使用ディレイ。空間の再現性が高い。
アコースティックDIL.R.Baggs Para Acoustic DIL.R.BaggsAmazonで探す斎藤和義斎藤和義Pete Cornishの代替。プロも愛用する定番。
アクセサリーShubb C-1 CapoShubbAmazonで探す斎藤和義斎藤和義本人使用の定番カポ。安価で効果的。
Martin SP Phosphor Bronze LightMartinAmazonで探す斎藤和義斎藤和義本人愛用弦。アコースティックの鳴りを再現。

総括まとめ【斎藤和義・斎藤和義】

まとめイメージ

斎藤和義の音作りは、一見するとシンプルに見えながらも、その裏には確固たる哲学と経験に裏打ちされた工夫があります。彼のサウンドの本質は「歌をどう響かせたいか」という視点にあり、ギターはあくまでそのための道具という位置づけです。このスタンスが、アコースティックでもエレクトリックでも変わらない点が最大の特徴といえるでしょう。

アコースティックでは、Gibson J-45をはじめとする複数のシグネチャーモデルを駆使し、歌声に寄り添う深みと温かさを表現。ライン出力にL.R.Baggs LyricやAnthemを導入することで、生鳴りの豊かさをステージ上でも再現可能にしています。一方、エレキではP-90搭載のGibson ES-330やKS-330、そしてカスタム仕様のLes Paul VOSを用いて、荒々しくもブルージーで温厚なトーンを実現。ここでも「出すべき音域」を絞り込み、バンド全体のアンサンブルに自然に馴染む工夫がされています。

アンプはFender Band-MasterやMarshall Lead & Bassといったヴィンテージを使用し、クリーントーンからクランチまで幅広く対応。エフェクトは必要最低限、BOSSコンパクトを中心に構築し、プレイのニュアンスを殺さない絶妙なセッティングが行われています。アコギではDIとリバーブを薄く使うことで奥行きを与え、エレキではオーバードライブとディレイで自然な広がりを演出。これらの組み合わせは決して派手ではありませんが、どの曲でも「歌を邪魔しないギターサウンド」として機能しています。

また、比較的安価な代替機材(EpiphoneのJ-45やCasino、Fender Blues Junior、BOSS SD-1など)を使えば、初心者や中級者でも十分に「斎藤和義らしい音」に近づくことが可能です。つまり、彼の音作りは高額な機材のみに依存しているわけではなく、「どの帯域を残すか、どう弾くか」という意識こそが最大のポイントであることを示しています。

総括すると、斎藤和義の音作りは「歌を主役にするためにギターをどう鳴らすか」という発想に尽きます。機材選びやセッティングはその延長線上にあり、リスナーに届く音は常にシンプルで心地よい響きを持っています。再現を目指す際には、高額な機材を揃える前に「歌に寄り添うギター」という視点を持つことが最も重要だといえるでしょう。

この姿勢を理解し、自分なりに試行錯誤していくことで、きっとあなたの音楽にも「斎藤和義らしさ」が宿るはずです。

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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!

ギター

Gibson J-45(1968 “1号”など複数):主にレコーディング用として複数所有の記載。
弾き語りすとLABO

Gibson Kazuyoshi Saito J-45 ADJ 2020 Edition:サーマリー・エイジドTop、L.R.Baggs Lyric内蔵、アジャスタブル・サドル。限定200本。
島村楽器

Gibson Kazuyoshi Saito J-160E:P-90+L.R.Baggs Lyricのデュアル出力。生鳴り強化と電気的拡張の両立。
デジマート

Gibson Kazuyoshi Saito J-35:シグネチャー機。
弾き語りすとLABO

Gibson KS-330(Kazuyoshi Saito ES-330、Bigsby B7、ローワインドP-90):本人所有’62の330に由来する仕様の記載。
niconico-guitars.com

Gibson Custom Shop Kazuyoshi Saito Les Paul VOS(2012, Antique Gold):リアP-90一発、ES-295風ピックガード。
store.mpc-web.jp

Fender Stratocaster(1964):使用個体の記載。
弾き語りすとLABO

Fender Telecaster(1966):使用個体の記載。
弾き語りすとLABO

Gibson ES-330TD:長年レコーディングの主力とする旨の記載。
弾き語りすとLABO

アンプ

Fender Band-Master(Blackface, 1967):2015年頃の斎藤和義ライブ現場で登場していた旨の記述。
ギター・マガジンWEB|Guitar magazine

Marshall “Lead & Bass”(コンボ/ヘッド系モデル):斎藤和義が使用していた同モデルの音が良く、フジイケンジ氏が入手した旨の証言。
ギター・マガジンWEB|Guitar magazine

備考:J-160EのP-90出力をギターアンプへ、LyricをPAへ送る運用が公式レビューで示唆(機種は特定せず)。
デジマート

エフェクター/プリアンプ/ピックアップ

(電気ギター系)

BOSS SD-1(OD)/MT-2(Dist)/DC-2(コーラス)/BF-2(フランジャー)/DD-3(ディレイ)

MANNISH BOYS期のボード例として型番明記あり。
弾き語りすとLABO

(アコースティック系チェーン)

BOSS TU-2(チューナー)→ Electro-Harmonix Holy Grail(薄がけ)→ Pete Cornish Acoustic Preamp/DI/Mute(DI兼用)

つなぎ順と使い方の記載あり。
弾き語りすとLABO

(ピックアップ/内蔵システム)

L.R.Baggs Lyric:J-160EおよびJ-45 ADJ 2020に採用。
デジマート
島村楽器

L.R.Baggs M-1、Anthem、Fishman Rare Earth Blend、Ellipse Matrix Blend:使用事例の記載。
弾き語りすとLABO

周辺

カポ:Shubb C-1。
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ピック:トライアングル0.7mm相当(本人プリントの記載)。
弾き語りすとLABO

ケーブル:BELDEN #9395(シールド)、Providence(パッチ)。
弾き語りすとLABO

弦:Martin SP(Phosphor Bronze Light/Medium)。
弾き語りすとLABO

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