① 始めに(特徴紹介)
Machine Head(マシーン・ヘッド)のギター像を語るうえで、Phil Demmel(フィル・デメル)の存在は避けて通れません。いわゆる”モダン・スラッシュ/グルーヴ・メタル”の芯を担い、低域をドンと押し出しつつ、リフの粒立ちが崩れない――この「重いのに輪郭が立つ」バランス感覚が最大の魅力です。
プレイ面では、ブリッジミュートのキレ、タイトな刻み、コードの分離、そこにスッと入るリードの歌い方が特徴。音色はハイゲインでも意外と”モコらない”方向で、ピッキングのアタックが前に出るセッティングが多い印象です。Machine Headの代表曲(例:重心の低いリフが続く曲)を聴くと、歪み量だけで押していないのが分かりやすいはずです。
なぜ注目されるかというと、単純に「歪ませて低音を増やす」だけだと、バンド全体で濁ってしまうから。Demmel系は”低音を保ったまま、ミッドとアタックで前に出る”ので、PA・レコーディングでも扱いやすい。結果として、現場で再現性が高い=真似しやすいのに奥が深い、という立ち位置になります。
この記事では、実使用として言及が多い5150/6505系とJackson(ジャクソン)のDemmelition系を軸に、「どう組むとMachine Headっぽい質感になるか」を実戦目線でまとめます。
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②使用アンプ一覧と特徴【Machine Head・Phil Demmel】
Demmelの”核”は、Peavey 5150(Original)系のハイゲインです。実際に本人コメントでも「5150ヘッドがセットアップの中心」と語られるタイプで、ここがブレるとMachine Headらしい”硬い輪郭のまま重量が出る”質感に届きにくいです。5150の良さは、歪みの密度が高いのにピッキングのエッジが残り、低弦リフが「低いのに埋もれない」こと。特にドロップ/ロー・チューニングで威力を発揮します。
Peavey 6505(5150後継)も併用されやすい流れで、ツアー・現場の入手性や予備機の観点でも合理的。5150と比べると”少し荒く、前に出る”方向に感じる人も多いので、ミックスでギターを押し出したいときに噛み合います。キャビはMarshall 1960B/1960BV(Vintage 30搭載)の4×12が相性良く、V30の中域の押し出しで「リフが前に出る」土台を作りやすいです。
また、2010年代以降の現場ではFractal Audio Axe-Fx(Ultra/II)やKemper Profilerのようなプロファイラ/モデラーを使い、クリーンやエフェクト管理、あるいは”5150的な音”の再現に寄せる運用も一般的です。ここは「アンプを替えた」というより「現場の運用効率を上げるために、5150の質感を別手段で持ち歩く」発想が近い。Rack/スイッチャー運用も含め、ステージでの再現性を優先した結果、と考えると筋が通ります。
つまり結論は、まず5150/6505系(もしくはそれに寄せたモデリング)を軸にして、V30系4×12で中域を作り、そこにブーストでタイトさを足す――この流れがMachine Head×Demmelの王道で、と想定されます。
| 機材名 | メーカー | Amazon | メルカリ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 5150 (Original) | Peavey | 検索 | 検索 | 本人コメントでも”中心”になりやすい定番核。低弦リフでも輪郭が残る。 |
| 6505 / 6505+ | Peavey | 検索 | 検索 | 5150後継。現場の予備・入手性の面でも合理的。押し出し強めの方向に寄せやすい。 |
| 1960B / 1960BV 4×12 Cabinet (Vintage 30) | Marshall | 検索 | 検索 | V30の中域で”リフの前進力”を作る定番。5150系と合わせると分離しやすい。 |
| Axe-Fx (Ultra / II) | Fractal Audio | 検索 | 検索 | 2010年代以降の運用で定番。クリーン/エフェクト管理、5150系再現の足場として想定されやすい。 |
| Kemper Profiler | Kemper | 検索 | 検索 | 近年のツアー/プロジェクトで”自分のアンプを持ち歩く”用途として想定される。5150プロファイル運用の流れ。 |
| Prophesy II | Rocktron | 検索 | 検索 | 過去にクリーン用プリアンプ等で言及される系統。ラック運用の文脈で登場しやすい(時期差の可能性あり)。 |
③使用ギターの種類と特徴【Machine Head・Phil Demmel】

Demmelのギター選びは、音作り思想がそのまま表れています。要点は「ロー・チューニングでピッチが暴れない」「ハイゲインでも分離する」「ライブでトラブルが少ない」。その答えとして、Jackson(ジャクソン)のシグネチャーを中心に、変形ギター+EMGアクティブ+シンプル配線という”現場仕様”に寄っているのが分かりやすいです。
代表格がJackson Phil Demmel Signature Demmelition King V。V字のウィングに切り欠きがある独自形状で、EMG 81(ブリッジ)/EMG 60(ネック)の組み合わせ、Floyd Roseダブルロッキングという、メタル現場の「外さない」パッケージ。コントロールも1ボリューム(トーン省略)や2ボリュームなど、演奏に集中するための潔さが魅力です。ロー・チューニングでもアタックが立ち、ミュートの”カツン”が出やすい。
また、Demmelition Fury(エクスプローラー系)や、近年のアップデート系としてJackson Pro Plus Series Phil Demmel KV(マホガニーボディ、3ピースメイプル・スルーネック、エボニー指板など)も候補に挙がります。重めの木材+スルーネックは、サステインと低域の芯が出やすいので、5150系の前で”低いのに輪郭がある”方向に寄せやすいです。
その他、Jackson USA Select Series KV2/RR1T、Jackson Warrior(MV等の使用例として語られがち)、27インチ級のバリトン(低音弦の安定)なども文脈に上がります。さらに、機材まとめ記事ではJackson PDX-2やFuryの言及も見られ、時期や用途(サブ/予備/レコーディング)で使い分けがある前提で考えるのが自然です。
結局のところ、Demmel風に寄せるなら「EMG 81/60+24Fの速いネック+Floyd or 固定でも低音が締まる個体」を選び、チューニングはドロップB前後を想定、アンプ側でタイトに整える――この組み方が最短距離で、と想定されます。
| 機材名 | メーカー | Amazon | メルカリ | ギターの種類 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| Phil Demmel Signature Demmelition King V | Jackson | 検索 | 検索 | 変形V | メイン級。EMG 81/60+Floyd Rose+シンプル配線でライブ特化。ロー弦でも分離しやすい。 |
| Demmelition Fury | Jackson | 検索 | 検索 | 変形Explorer系 | エクスプローラー寄り形状。リフ主体の見た目/座りの良さと、ハイゲイン適性を両立しやすい。 |
| Pro Plus Series Phil Demmel KV | Jackson | 検索 | 検索 | 変形V | 2020年代のアップデート系として想定。マホガニー+スルーネックで低域の芯とサステインが出やすい。 |
| USA Select Series KV2 / RR1T | Jackson | 検索 | 検索 | 変形V / RR | ホワイト×ブラックピンスト等の使用例が語られがち。ステージ映えとメタル定番スペックの文脈。 |
| Warrior | Jackson | 検索 | 検索 | 変形 | MV等で使用として言及されることがある(時期差あり)。見た目以上に”弾きやすい個体”が多い。 |
| Baritone (27" scale class) | Jackson | 検索 | 検索 | バリトン | 低音チューニングのピッチ安定・弦の張りを確保。ドロップB近辺の”ヨレ”対策として合理的。 |
| PDX-2 | Jackson | 検索 | 検索 | 変形V系 | 機材まとめ記事で言及されることがある。サブ/時期違いの可能性を含めて想定枠で把握すると扱いやすい。 |
④使用エフェクターとボード構成【Machine Head・Phil Demmel】

Demmelのペダル運用はシンプルで、「歪みは基本アンプで作る、ペダルは”締める/彩る/現場で扱う”」が中心。メタル現場では歪みペダルを主役にすると音量・帯域管理が難しくなるので、5150/6505のゲインを土台にして、オーバードライブを”ブースト”として前段に置くのが定石です。
ブースト枠として挙がりやすいのがMXR Zakk Wylde Overdrive(ZW44)やIbanez TS9/Maxon OD808。ここは「歪ませる」より「低域を整えて、ミッドとアタックを前に出す」目的。特にドロップB前後のリフは低域が暴れるとバンド全体が濁るので、TS系の”ローを削って前に出す”性格がハマります。Machine Head系の”ザクザク刻み”が欲しいなら、まずここを疑うのが早いです。
空間/モジュレーションは、ソロやクリーンで存在感を足す方向。MXR EVH Phase 90(フェイザー)、Boss CE-5やMXR Analog Chorus(コーラス)、Boss DD-7/DD-3(ディレイ)、Electric MistressやBoss BF-3(フランジャー)などが候補として語られます。重要なのは、深く掛けるより”薄く混ぜて広げる”。Demmel系はリフの輪郭が命なので、揺らし過ぎると台無しになりやすい。だからこそ「必要な場面だけ、薄く」が合理的です。
ワウはDunlop Zakk Wylde Wah(ZW45)が軸として挙がり、本人が「中身はZW45で、外装をポルカドット筐体に入れ替える」系の話も知られています。ステージ演出と実用の折衷が、いかにも現場の人。ノイズ対策としてBoss NS-2(ノイズゲート)を置くのも定番で、ハイゲイン+アクティブPU+ロー・チューニングの”サー”を止めるには必須です。さらに、ラックワウ(DCR-2SR)やスイッチャー(Voodoo Lab Ground Control Pro)で一括制御、という運用も「ライブで事故らない」思想に直結します。
まとめると、TS系/ZW系でタイト化→必要最小限の揺れ・空間→ノイズゲートとスイッチングで現場対応、という組み方が自然で、と想定されます。
| 機材名 | メーカー | Amazon | メルカリ | エフェクターの種類 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| ZW44 Zakk Wylde Overdrive | MXR | 検索 | 検索 | オーバードライブ | メインブースト枠として定番。低域を締めて刻みを”前に出す”用途に強い。 |
| TS9 | Ibanez | 検索 | 検索 | オーバードライブ | タイト化の鉄板。ロー・チューニングで”モコり”を整理しやすい(想定枠)。 |
| OD808 | Maxon | 検索 | 検索 | オーバードライブ | TS系の代表格。ピッキングの輪郭を残しながら、低域を締める方向に寄せやすい(想定)。 |
| EVH Phase 90 | MXR | 検索 | 検索 | フェイザー | ソロや展開部での”動き”付け。深くせず薄く混ぜるのが現場向き。 |
| CE-5 Chorus Ensemble | BOSS | 検索 | 検索 | コーラス | クリーン/リードの厚み出し。ミックスで広がりを作る役(想定)。 |
| Analog Chorus | MXR | 検索 | 検索 | コーラス | “太さを足す”方向のコーラス。かけ過ぎ注意で薄くがコツ。 |
| DD-7 | BOSS | 検索 | 検索 | ディレイ | ソロの奥行き。短めディレイ+控えめMixが”メタルで邪魔しない”定番。 |
| DD-3 | BOSS | 検索 | 検索 | ディレイ | 古典的デジディレイ。タイム固定で扱いやすく、ライブで安定(想定)。 |
| Electric Mistress | Electro-Harmonix | 検索 | 検索 | フランジャー | 展開部の浮遊感・金属的な揺れ。深く掛けるより”薄く”がコツ。 |
| BF-3 Flanger | BOSS | 検索 | 検索 | フランジャー | 厚み出し目的で”薄く掛け”に向く。リフを潰さない設定が前提(想定)。 |
| ZW45 Zakk Wylde Wah | Dunlop | 検索 | 検索 | ワウペダル | 中身ZW45で外装をポルカドット筐体に、という話が知られる。ソロの”叫び”担当。 |
| DCR-2SR Rack Wah | Dunlop | 検索 | 検索 | ワウペダル | ステージ利便性のためのラック運用。足元の事故を減らす発想。 |
| NS-2 Noise Suppressor | BOSS | 検索 | 検索 | ノイズリダクション | ハイゲイン+アクティブPUの必需品。タイトな”無音”がリフのキレを作る。 |
| Ground Control Pro | Voodoo Lab | 検索 | 検索 | スイッチングシステム | エフェクト一括制御。ライブ再現性と段取りを優先する思想に合う(想定)。 |
| Prophesy II | Rocktron | 検索 | 検索 | プリアンプ/アンプシミュレーター | クリーン用などの文脈で過去に挙がる。ラック運用の流れで把握すると自然。 |
⑤音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Machine Head・Phil Demmel】
Demmel風の”本質”は、歪みの量ではなく「帯域の交通整理」です。Machine Headのギターは低く重いのに、バスドラやベースとぶつからず、歌(ボーカル)の帯域も残す。つまり、PA/ミックスで成立しやすい”設計された歪み”になっています。ここを真似るなら、アンプのつまみより先に、役割分担を決めるのが近道です。
まず前提として、ロー・チューニング(ドロップB近辺を想定)では、ギターのローが出過ぎると即モコります。なので「ギターの低域は”重低音”ではなく”低中域の圧”で作る」と割り切ると失敗しにくい。具体的には、アンプ側のBassを上げ過ぎず、代わりにLow-Mid(200〜500Hz付近)の”芯”を残す。逆に、250Hzあたりが膨らむと箱鳴りが出るので、そこは状況で軽く抑える。これだけで”重いのに輪郭がある”方向に寄ります。
次にブースト(TS/ZW系)。定番の考え方は、Driveほぼゼロ、Level高め、Toneは曲とピックアップで調整。目的は、5150/6505のゲインを”増やす”というより、低域をカットしてミュートの立ち上がりを速くすること。これで刻みが締まり、ドラムとユニゾンしても音が散りにくい。特に右手のミュートが強い人ほど、ここが効きます。
EQの具体例(あくまで出発点):アンプはGainは中〜やや上(上げ過ぎない)、Bassは控えめ、Midは引き過ぎない(ここ重要)、Treble/Presenceで輪郭を作る。Presenceを上げると”ジャリ”が出るので、マイク/IRで既に硬いならPresenceは抑え、代わりに1〜2kHz付近の”アタック”を軽く持ち上げる方が、PAでは刺さりにくいです。逆に、IRが暗いならPresenceで空気感を足す。要は「刺さる帯域を作る」ではなく「埋もれない帯域を確保する」。
チャンネル切り替えやシーン運用の考え方も重要です。リズムはタイト最優先でディレイ/コーラスは基本オフ。リードは、同じ歪み量のまま、ミッドを少し足す+ショートディレイ(例:320〜420ms付近、フィードバック少なめ、Mixは控えめ)で前に出す。リードにゲインを足すより、ミッドと空間で前に出す方が”Machine Headっぽい太さ”を保ちやすい。フェイザー/フランジャーは曲の展開部で短時間、深くしない。深くすると輪郭が消えるからです。
ミックス/PA目線の工夫としては、ギターに80〜100Hz以下のローカット(ハイパス)を入れてベースと住み分けるのが基本。ギターの”重さ”は低域ではなく、120〜250Hzの密度と、700Hz〜1.5kHzの情報量で作った方が、会場でも崩れません。逆に、4kHz以上を上げ過ぎると耳に痛いので、ピックのノイズが強い場合は3.5〜5kHzを少し抑え、代わりに2kHz前後で存在感を作ると”刺さらず前に出る”に寄せられます。ダブルトラックでは左右の歪み量を同じにしつつ、片側だけPresenceをほんの少し変えると、広がりが出てセンター(ボーカル/スネア)を邪魔しにくいです。
結局、Demmel風の近道は「ローを出して重くする」ではなく「ローを整理して重く聴かせる」こと。5150/6505+V30+ブーストで土台を作り、ミッドとアタックの設計で前に出す――この思想で組むのが最もそれっぽく、と想定されます。
⑥比較的安価に音を近づける機材【Machine Head・Phil Demmel】
ここが現実編。Phil Demmel本人と同じ5150ヘッド+4×12を揃えるのが一番早いのは確かですが、住環境・予算・運搬を考えると「再現性の高い代替」を選ぶ方が勝ちです。ポイントは2つだけで、①”5150/6505系の歪みキャラ”を出せること、②”ブースト+ノイズ管理”まで含めて運用できること。これさえ満たせば、Machine Headっぽい質感はかなり寄ります。
まずアンプ/プリアンプ代替。定番は5150系のアンプシミュ(マルチ含む)を持つ機材です。BOSSならGT-1000COREやGX-100クラスは、現場での扱いも簡単で、IR(キャビシミュ)込みで完結しやすい。Line 6 HX Stompも同様に”ライブで成立させやすい”代表格。ここで大事なのは、音の良し悪しより「毎回同じ音を出せる」こと。Machine Head系はリフの精度が命なので、再現性が高い機材が結局強いです。
次にブースト。これは本家がZW44やTS/OD808系を使う文脈なので、安価に寄せるならBOSS SD-1(1万円台〜)が超優秀です。SD-1はTS系に近い役割で、ローを整理してミッドを押し出す=刻みが締まる。Demmel風の”ザクザク”に直結します。設定はDrive低め、Level高め、Toneはアンプ/IRに合わせて。ここを押さえるだけで、いきなり”メタルっぽく整ったリフ”になります。
ノイズ対策はBOSS NS-2がそのまま近道。ハイゲインでゲートが甘いと、刻みの隙間が汚れて一気に”素人っぽく”聴こえるので、ここはケチらない方が結局安いです。もしNS-2が合わないなら、ノイズゲート内蔵のマルチに一本化するのもアリ。要は「無音が作れるか」。Machine Headのキレは、実は”無音”で出来ています。
ギター側は、EMG 81/60が理想ですが高く感じるなら、まずはブリッジをハイゲイン向け(高出力ハム)にして、フロントは後回しでもOK。ピックアップ交換が難しければ、EQとブーストでタイト化して寄せるのが現実解です。特にロー・チューニングでは弦のゲージを上げる(例:.010-52や.011-54相当)だけでピッチが安定し、結果として”プロっぽい音”に近づきます。
最後にキャビ/IR。V30系IRは安価どころか無料〜低価格でも良品が多いので、ここはむしろ”安く強い”ポイント。V30系の中域で前に出す設計がMachine Head寄りなので、まずはV30 4×12系IRを選び、マイクはSM57系の位置でアタックを作る。そこに少しだけ421系を混ぜると太さが出る、みたいな考え方が扱いやすいです(マルチによってはミックスできないので、できる範囲でOK)。
まとめると、安価に寄せるコツは「5150系の歪みキャラ+SD-1/TS系ブースト+ノイズ管理+V30系IR」。この4点を揃えると、初心者でも再現性高くMachine Head×Demmelの方向に寄せられるはずです。
| 種類 | 機材名 | メーカー | Amazon | メルカリ | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| マルチエフェクター | GX-100 | BOSS | 検索 | 検索 | アンプ/キャビ/ゲートまで一体。5150系に寄せたハイゲイン運用がしやすく、ライブ再現性が高い。 |
| マルチエフェクター | HX Stomp | Line 6 | 検索 | 検索 | 5150/6505系の方向に寄せやすい。IR運用も強く、持ち運びが現実的で”Demmel運用思想”に近い。 |
| オーバードライブ | SD-1 Super OverDrive | BOSS | 検索 | 検索 | TS系に近い役割でタイト化に強い。Drive低め/Level高めで刻みのキレが出やすい=Machine Head寄せの最短。 |
| ノイズリダクション | NS-2 Noise Suppressor | BOSS | 検索 | 検索 | “無音”が作れると刻みが急にプロっぽくなる。ハイゲイン再現の必須パーツとしておすすめ。 |
| ギター用マルチエフェクター | GE200 | MOOER | 検索 | 検索 | 比較的安価でもアンプ/IR/ゲートまで揃えやすい。練習〜宅録の再現性確保に向く。 |
| プリアンプ/アンプシミュレーター | 5150/6505系アンプシミュ系ペダル(例:5150系プリアンプ) | 各社 | 検索 | 検索 | “5150の質感”を小型で再現する狙い。IRローダー併用で一気に現場っぽくなる(製品は価格幅があるため要吟味)。 |
⑦総括まとめ【Machine Head・Phil Demmel】

Phil Demmel(フィル・デメル)風の音作りって、実はロマンよりも工学寄りです。要するに「重いのに濁らない」を、道具と運用で勝ち取りに行くタイプ。5150/6505系のハイゲインを核に、V30系キャビで中域の前進力を作り、TS/ZW系ブーストで低域を締め、ノイズゲートで無音を作る。ここまでやって初めて、Machine Headのリフが”塊”として成立します。
ギターも同じ思想で、Jacksonの変形シグネチャーを中心に、EMG 81/60+シンプル配線+Floydという、ライブで再現 means 事故らない構成。見た目の派手さの裏側で、実はめちゃくちゃ合理的です。ロー・チューニングでもピッチが暴れず、刻みの粒が揃う。ここがDemmelの”らしさ”で、真似するときの最重要点です。
再現の視点として覚えておくと得なのは、「低音を出して重くする」のではなく「低音を整理して重く聴かせる」こと。ギターのローは削ってOK。その代わり、低中域の芯(体感の重さ)と、アタックの帯域(埋もれない要素)を設計する。PA/ミックスでも成立する音は、結局ここに収束します。Demmelの音が現場で強いのは、この”設計”が最初から入っているからです。
そして一番の近道は、機材を全部揃えることではなく、運用を揃えること。ブーストの役割、ゲートの役割、IR/キャビの役割、そして「深く掛けない」モジュレーションの使い方。ここを押さえると、BOSSのマルチや安価な構成でもかなりそれっぽくなります。
最後に、Demmel風は”手元”がめちゃくちゃ音に出ます。だからこそ、音作りは「弾きやすくて、狙った音が返ってくる」状態を作るのが正解。ギターは低音を締め、アンプはミッドを殺しすぎず、ブーストでアタックを整え、ゲートで無音を作る。これがMachine Head×Phil Demmelの本質で、と想定されます。

