エレキギター界の第3の巨頭として、Fender、Gibsonと並び称されるポール・リード・スミス(Paul Reed Smith、略称:PRS)。美しい木目と卓越したサウンド品質で、世界中のギタリストから愛され続けるアメリカの高級ギターブランドです。
- ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)の歴史
- ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)の特徴・基本性能・サウンド傾向
- ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)の使用アーティスト
- ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)の関連ギターブランド
- ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)ラインナップとおすすめモデル一覧
- ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)を実際に使用した人の声【レビュー要約+評判口コミ】
- ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)の新品・中古価格比較と最安値先
- ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)の類似・代替案おすすめギター紹介(比較付き)
- ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)まとめ・選び方(初心者向け、プロ向け?)
ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)の歴史
創業者と創業の背景
ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith、1956年2月18日生まれ)はアメリカ合衆国メリーランド州出身のルシアーで、1985年に自らの名を冠するギターメーカーPRSギターを設立しました。メリーランド・セント・メリーズ大学在学中にギター製作を開始し、中退後も月1本のペースで手作りを継続していました。
創業当初から品質にこだわり抜いたPRSは、瞬く間にプロフェッショナルギタリストの間で評判となり、現在では世界三大ギターブランドの一角を担うまでに成長しました。
代表的なモデル
PRSの代表的なモデルには以下があります:
- Custom 24 – PRSの代名詞とも言える24フレット仕様のフラッグシップモデル
- McCarty – ビンテージトーンを追求したクラシックなモデル
- Santana – カルロス・サンタナのシグネチャーモデル
- SE Series – 高品質ながら手の届きやすい価格帯のシリーズ
楽器シーンに与えた影響
PRSは1980年代後期から1990年代にかけて、エレキギター界に大きな変革をもたらしました。美しい杢目のメイプルトップと独自のピックアップセレクター、24フレット仕様という革新的な設計により、従来のFenderとGibsonの二択から脱却する「第三の選択肢」を提示。多くのプロギタリストがPRSを手にし、現代的なロック・サウンドの礎を築きました。
ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)の特徴・基本性能・サウンド傾向
音のキャラクター
PRSギターの最大の特徴は、FenderとGibsonの良いところを併せ持つ「ハイブリッド」なサウンドキャラクターです。シングルコイルのクリアさとハムバッカーの迫力を両立し、中音域の豊かさと高音域の美しい響きが特徴的です。特に、クリーンから歪みまで幅広いダイナミクスレンジを持ち、どんなジャンルにも対応できる汎用性の高さが魅力です。
ボディ形状とピックアップの特徴
PRSの特徴的な要素:
- ボディ形状 – レスポールとストラトキャスターの中間的なコンターボディ
- ピックアップ – 独自開発のハムバッカーとシングルコイルを組み合わせたシステム
- 5-Wayピックアップセレクター – ハムバッカーでありながらシングルコイルサウンドも得られる革新的なスイッチング
- 24フレット仕様 – 2オクターブの演奏レンジを実現
- メイプルトップ – 美しい木目と音響特性を両立
他ブランドとの違い
PRS vs Fender:PRSはFenderよりも太くパワフルなサウンドを持ち、24フレット仕様により演奏レンジが広い。
PRS vs Gibson:Gibsonよりもクリアで分離の良いサウンドを持ち、現代的な演奏性を追求した設計。
ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)の使用アーティスト
主要使用アーティスト
PRSを愛用する世界的なアーティストたち:
- カルロス・サンタナ –
- ジョン・メイヤー – グラミー賞受賞のブルース・ロック・ギタリスト
- オリアンティ – マイケル・ジャクソンのバックバンドで活躍した実力派女性ギタリスト
- マーク・トレモンティ – アルター・ブリッジ、クリードのリードギタリスト
- 新藤晴一 – ポルノグラフィティのギタリスト
アーティスト × モデル対応表
アーティスト | 使用モデル | ジャンル |
---|---|---|
カルロス・サンタナ | Santana Signature | ラテン・ロック |
ジョン・メイヤー | Silver Sky | ポップ・ブルース |
マーク・トレモンティ | Mark Tremonti Signature | オルタナティブ・ロック |
オリアンティ | Custom 24 | ハードロック |
ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)の関連ギターブランド
姉妹ブランド・廉価版
- SE Series – 韓国製でコストパフォーマンスに優れたライン
- S2 Series – アメリカ製でUSAラインとSEの中間価格帯
ライバル・同ランクブランド
- Gibson – レスポールシリーズ
- Fender – ストラトキャスター・シリーズ
- Suhr – 高級カスタムギターブランド
- Anderson – アメリカの高級ハンドメイドギター
ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)ラインナップとおすすめモデル一覧
モデル名 | 特徴 | 価格帯 | 使用アーティスト | おすすめ用途 |
---|---|---|---|---|
Custom 24 | 24フレット、5-Wayスイッチ、メイプルトップ | 50-80万円 | 多数のプロギタリスト | オールジャンル対応 |
McCarty 594 | ビンテージトーン、22フレット | 40-70万円 | ブルース・ロックギタリスト | ブルース・クラシックロック |
SE Custom 24 | 韓国製、高コスパ | 8-15万円 | アマチュア・セミプロ | 初心者〜中級者 |
Silver Sky | ジョン・メイヤーモデル、ストラト系 | 35-50万円 | ジョン・メイヤー | ポップス・ブルース |
SE Santana | サンタナシグネチャー、コスパ良好 | 10-18万円 | カルロス・サンタナ | ラテン・ロック入門 |
ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)を実際に使用した人の声【レビュー要約+評判口コミ】
ポジティブ意見
- 音質 – 「クリーンから歪みまで美しく鳴る」「倍音が豊かで表現力が高い」
- デザイン – 「木目が美しく、見た目も最高」「スミソニアン博物館に収蔵されるほどの芸術性」
- 使いやすさ – 「ネックが握りやすい」「フレット処理が完璧」「24フレットまで弾きやすい」
ネガティブ意見
- 価格 – 「US製は高価で手が出しにくい」「メンテナンス費用も高額」
- 重量 – 「メイプルトップで重い」「長時間の演奏で肩が疲れる」
- 調整 – 「湿度変化に敏感」「専門知識が必要なセットアップ」
総評コメント(AI要約)
PRSユーザーの声を総合すると、音質・演奏性・美しさにおいて高い評価を得ている一方、価格の高さが最大のネックとなっています。しかし、「一生モノの楽器」「プロレベルの品質」という評価が多く、投資価値の高いギターとして認識されています。初心者にはSEシリーズから始めることを推奨する声が多く聞かれます。
ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)の新品・中古価格比較と最安値先
ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)の類似・代替案おすすめギター紹介(比較付き)
同価格帯・特徴が近いギター
1. Gibson Les Paul Standard
共通点:ハムバッカー、メイプルトップ、高級感
違い:PRSの方が現代的、Gibsonの方がビンテージトーン
2. Suhr Modern
共通点:24フレット、HSH配列、高品質
違い:Suhrはよりカスタム志向、PRSは量産品としての完成度
3. Music Man JP Series
共通点:24フレット、ハムバッカー、モダンな設計
違い:Music Manの方がプログレッシブ志向
ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)まとめ・選び方(初心者向け、プロ向け?)
こんな人におすすめ
初心者の方
- SE Custom 24 – 本格的なPRSサウンドを手頃な価格で体験
- SE Standard 24 – シンプルで扱いやすいエントリーモデル
中級者の方
- S2 Custom 24 – アメリカ製の品質とコスパのバランス
- SE Santana – 特徴的なサウンドを求める方に
プロ・上級者の方
- Core Custom 24 – PRSの真髄を味わえるフラッグシップ
- Private Stock – 最高級のカスタムメイド体験
ジャンル別おすすめ
- ロック・メタル – Custom 24, Mark Tremonti
- ブルース・ジャズ – McCarty 594, Silver Sky
- ポップス – SE Silver Sky, SE Custom 24
- ラテン – Santana Signature, SE Santana
出典・参考リンク
💡 PRSギター選びのポイント
PRSギターを選ぶ際は、まず予算とプレイスタイルを明確にしましょう。初心者の方はSEシリーズから始めて、PRSサウンドに慣れてから上位機種を検討することをおすすめします。また、必ず試奏してから購入し、自分の手や体格に合うかを確認することが重要です。
- 公式サイト:ポール・リード・スミス 公式
- 販売サイト:
本記事はポール・リード・スミス(Paul Reed Smith(PRS))の公式情報および主要販売サイトを参考にしています。
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