始めに(特徴紹介)
OKAMOTO’Sのギタリスト、オカモトコウキは、60~70年代のロックを軸にしたクラシカルなサウンドメイクで注目を集めています。彼のギターは太く粘りのあるトーンと、ガレージロック的な荒削りさを両立しており、シンプルなリフからメロウなアルペジオまで幅広く対応できる点が特徴です。
代表曲として「Brother」「Beautiful Days」などでは、Fender Stratocasterの軽快なカッティングと、Gibson ES-335の厚みのあるトーンを楽曲ごとに使い分けています。また、ライブではFender Super-SonicやVox AC-30を駆使し、現代的な音圧とヴィンテージ感を共存させています。
彼のプレイはエフェクターに頼りすぎず、ピッキングやボリュームコントロールでニュアンスを作るスタイル。そのため、ギター本体やアンプの持ち味を最大限に活かす音作りが中心となっています。
ロックンロールの王道を継承しつつ、現代のバンドサウンドにマッチさせる柔軟さこそが、オカモトコウキの最大の魅力と言えるでしょう。
以下に進む各セクションでは、実際に使用されているアンプ・ギター・エフェクターの解説から、音作りの具体的なセッティング、さらには初心者でも近づける代替機材の紹介まで、徹底的に掘り下げていきます。
使用アンプ一覧と特徴【OKAMOTO’S・オカモトコウキ】
オカモトコウキのサウンドを語る上で欠かせないのが、彼が使用するアンプ群です。OKAMOTO’Sの楽曲はガレージロックやロックンロールの要素を色濃く受け継いでおり、その骨太かつ生々しい音色はアンプ選びに大きく依存しています。ここでは実際に使用されているモデルから過去に使われた機材まで整理し、その特徴を解説していきます。
まずメインアンプとして知られているのが、Fender Super-Sonic Twin Combo FSR – Black Goldです。国内にはわずか10台しか輸入されなかった限定モデルで、彼はこのアンプをライブのメインに据えています。標準のCelestion Alnico GoldスピーカーからVintage 30に交換しており、よりタイトでパンチのある中音域を強調。クリーントーンは抜けが良く、ドライブさせたときの太さも絶妙で、OKAMOTO’Sのステージサウンドを支える要となっています。
また、ヴィンテージロックの定番アンプであるVox AC-30も愛用。ビートルズをはじめとするブリティッシュ・インベージョンの流れを汲むサウンドは、コウキのカッティングやアルペジオと非常に相性が良く、「生々しい音が気に入っている」と語っています。Fender系のSuper-Sonicと使い分けることで、より幅広い音色のバリエーションを実現しています。
さらに、コアなギタリストからも高く評価されるZinky Electronics NS-2も使用。ビンテージライクなサウンドを持ちながらも、現代のバンドサウンドに埋もれない存在感を発揮できる点が特徴です。Super-SonicやVoxと並行して使用されることが多く、特にスタジオでの音作りやレコーディング時に重宝されていると考えられます。
過去にはAKIMA & NEOSの初代・二代目アンプも使用していました。2010〜2013年頃は初代を、2013〜2014年頃には二代目を導入。ルックスに惹かれて使い始めたと語っていますが、音質的にも強烈な個性を持っており、「修理できるのは製作者である秋間氏のみ」というエピソードからもマニアックさが伝わります。二代目に関しては「音は最高」と本人も絶賛しており、彼の音楽観に深く影響を与えた機材といえるでしょう。
これらのアンプを通してわかるのは、オカモトコウキが常に「生々しさ」と「太さ」を追求している点です。単に歪ませるのではなく、クリーンからクランチまでのダイナミクスを重視し、バンド全体のアンサンブルに溶け込みつつ存在感を放つ音作りをしていることが伺えます。
したがって、彼の使用アンプは単なるブランド志向ではなく、OKAMOTO’Sの楽曲とプレイスタイルに最適化された選択であると想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
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Super-Sonic Twin Combo FSR – Black Gold | Fender | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | 限定10台輸入モデル。スピーカーをVintage 30へ交換済。 |
AC-30 | Vox | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | ブリティッシュロックの定番。生々しいクリーントーン。 |
NS-2 | Zinky Electronics | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | ビンテージ志向のトーン。スタジオやレコーディングで活躍。 |
初代アンプ | AKIMA & NEOS | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | 2010〜2013年に使用。ルックスに惹かれて導入。 |
二代目アンプ | AKIMA & NEOS | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | 2013〜2014年頃使用。音質は最高と本人も評価。 |
使用ギターの種類と特徴【OKAMOTO’S・オカモトコウキ】
オカモトコウキのサウンドの核を成すのは、間違いなく彼が選び抜いてきたギターたちです。OKAMOTO’Sの楽曲はシンプルでストレートなロックから、メロディアスで浮遊感のあるアンサンブルまで幅広く、その表現力を支えているのが複数の個性的なギターたちです。
メインを務めるのは、Fender Stratocaster (1964年製 / オリンピックホワイト / ハカランダ指板 / リフィニッシュ済)。エリック・クラプトンに憧れて選んだ一本で、クリーンからクランチにかけての反応が抜群。枯れた中高域の響きと、ハカランダ指板ならではの艶やかなサスティンが特徴です。ライブでも頻繁に登場し、オカモトコウキの音の象徴とも言える存在です。
もう一つの主力が、Fender Telecaster (1974年製)。前オーナーが良質な改造を施した個体で、ヴィンテージながら現代的な使い勝手を備えています。Telecasterらしいジャキッとしたアタック感があり、ロックンロールのリフに最適。Stratocasterと使い分けることで、楽曲ごとにニュアンスを切り替えています。
デビュー時から使用しているのが、Gibson SG (P-90搭載)。シンプルで荒々しいガレージサウンドとの相性が良く、若き日のOKAMOTO’Sを象徴する一本です。軽量で取り回しが良いことから、ライブ初期のエネルギッシュなステージングでも活躍しました。
より太く伸びのあるトーンを求めるときは、Gibson ES-335 (1965年製 / ビブラート搭載)を使用。ハムバッカー系とは一味違うクリアさと厚みを両立しており、バラードや中低域を生かしたフレーズに最適です。コウキのサウンドに温かみを与える重要な一本です。
さらにユニークな選択肢として、Silvertone Model 1457 with Amp in caseも愛用。ケース内にアンプとスピーカーを搭載するという独特の仕様で、レトロでチープながら味わい深いサウンドが特徴です。近年のライブやレコーディングで頻繁に使用されており、OKAMOTO’Sのサウンドに独特の彩りを加えています。
これらのギターから見えてくるのは、オカモトコウキが常に「クラシックな個性とモダンな使い勝手のバランス」を重視していることです。ヴィンテージ機材を単なるコレクションではなく、実戦で活かしている点が彼のスタイルを支えています。
したがって、オカモトコウキの使用ギターは「ヴィンテージトーンを現代的に蘇らせるための選択」であり、OKAMOTO’Sのサウンドに不可欠な要素だと想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | ギターの種類 | 備考 |
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Stratocaster (1964年製 オリンピックホワイト / ハカランダ指板) | Fender | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | ストラトキャスター | エリック・クラプトンに憧れて選んだメインギター。リフィニッシュ済。 |
Telecaster (1974年製) | Fender | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | テレキャスター | 前オーナーによる改造済み個体。硬質なアタック感が魅力。 |
SG (P-90搭載) | Gibson | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | SG | デビュー当初から使用。荒々しいガレージサウンドと好相性。 |
ES-335 (1965年製 / ビブラート搭載) | Gibson | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | ES-335 | 中低域の厚みと伸びやかなトーン。バラード曲で活躍。 |
Model 1457 with Amp in case | Silvertone | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | その他 | ケース内蔵アンプ付き。チープだが味わい深いサウンド。 |
使用エフェクターとボード構成【OKAMOTO’S・オカモトコウキ】
オカモトコウキはギターやアンプの生々しい響きを重視する一方で、エフェクターボードには必要最小限ながらも個性的なペダルを組み込み、サウンドの幅を広げています。彼のスタイルは「エフェクター頼みではなく、あくまでギター本体とアンプの良さを活かす」という哲学に基づいており、選択されているペダルはすべてその思想に沿ったものです。
チューナーは定番のBOSS TU-3 / TU-3W Chromatic Tunerを使用。シンプルかつ精度が高く、安定したライブパフォーマンスを支える土台となっています。
歪み系では、Jim Dunlop JH-2S Jimi Hendrix Classic Fuzzを導入。60年代ロックを彷彿とさせるファズサウンドは、ガレージロック的な荒さを表現するのに不可欠です。また、ローゲイン寄りの歪みとしてFree The Tone RED JASPER RJ-1V Overdriveを常用。クランチ気味に設定しておき、ピッキングの強弱で音色を操る彼のスタイルにマッチしています。
モジュレーション系では、MXR ’74 Vintage Phase 90を愛用。シンプルなワンノブ操作ながら、揺らぎのあるフェイズサウンドでリフやソロに独特の立体感を加えています。これにより、ストレートなリフに浮遊感をプラスすることが可能です。
空間系エフェクターとしては、BOSS DD-7を使用。シンプルなディレイからディープな空間処理まで対応でき、楽曲によってディレイタイムを細かく調整していると考えられます。また、TBCFX MEPというEchoplex系プリアンプを常時ONで使用し、音全体に太さと奥行きを加えています。
さらにマルチエフェクターとして、Line 6 M5 Stompbox ModelerやLine 6 Helix Rackを導入。M5は100種類以上のエフェクトを搭載しており、必要に応じて多彩な音作りを実現可能です。Helix Rackはライブやレコーディングでの統合的なコントロールに使われており、現代的な柔軟性を持ちながらも彼のアナログ志向に寄り添う役割を果たしています。
ワイヤレスシステムはLine 6 Relay G10を使用。ステージ上での自由な動きを可能にしつつ、音質劣化を最小限に抑えています。結果的に、ライブでもギターケーブルを繋いだような安定感のあるサウンドを確保しています。
これらを総合すると、オカモトコウキのエフェクトボードは「最低限の個性派ペダル+マルチによる柔軟性」という構成であり、シンプルさと多機能性を両立しています。彼の音作りは、ヴィンテージサウンドを土台としつつ、必要に応じて現代的な機材を取り入れる柔軟な姿勢が特徴的だと想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | エフェクターの種類 | 備考 |
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TU-3 / TU-3W Chromatic Tuner | BOSS | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | チューナー | ライブ用定番チューナー。安定性が高い。 |
JH-2S Jimi Hendrix Classic Fuzz | Jim Dunlop | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | ファズ | ガレージ感のある荒々しいファズサウンド。 |
’74 Vintage Phase 90 | MXR | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | フェイザー | 揺らぎのある立体的なモジュレーション。 |
RED JASPER RJ-1V Overdrive | Free The Tone | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | オーバードライブ | ローゲインで常時ONに近い使い方。ナチュラルな歪み。 |
DD-7 | BOSS | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | ディレイ | シンプルなディレイから空間処理まで対応。 |
MEP | TBCFX | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | プリアンプ/アンプシミュレーター | Echoplex系。常時ONで音全体を補強。 |
M5 Stompbox Modeler | Line 6 | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | マルチエフェクター | 100種以上のモデリング搭載。必要に応じて使用。 |
Helix Rack | Line 6 | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | ギター用マルチエフェクター | ライブ/レコーディングの統合的なコントロール。 |
Relay G10 | Line 6 | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | ワイヤレスシステム | 自由な動きを可能にしつつ音質劣化を最小限に。 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【OKAMOTO’S・オカモトコウキ】
オカモトコウキの音作りは、ヴィンテージ機材の持つ魅力をそのまま活かしつつ、現代的なバンドサウンドの中で埋もれないように調整されている点が特徴的です。特にアンプとギターのコンビネーションに重きを置いており、エフェクターはあくまで補助的な役割。彼のプレイスタイルはピッキングのニュアンスが強く音に反映されるため、セッティングもシンプルで繊細な調整が施されていると考えられます。
アンプの基本設定については、Fender Super-Sonic Twinを使用する際はクリーンチャンネルを基調とし、Trebleをやや強調、中域を厚めに、Bassは控えめにすることが多いと推測されます。これにより、ストラトキャスターのキレとテレキャスターの硬質なアタックを活かしつつ、バンド全体の音に埋もれないサウンドが作られます。ドライブチャンネルを用いる場合も、深く歪ませずクランチ程度で留めることで、弾き手のニュアンスがそのまま出るようにしていると想定されます。
Vox AC-30を使用する場合は、ミッドレンジを軸としたセッティングで、Trebleを抑えめにしつつCutコントロールで高域を微調整するのが基本。これにより、ギターの生々しい音をそのまま前に出すことができ、OKAMOTO’Sのガレージロック的な荒々しさを強調します。
EQの調整では「音を抜けさせる」ことよりも「音の太さと温かみを出す」ことを優先している点も特徴です。特にES-335やSGを使用する際には、低域を少し足すことでリフの厚みを演出し、ファズを使うときでも輪郭がぼやけすぎないように工夫しています。
エフェクターに関しては、RED JASPER Overdriveを常時かけっぱなしにして、アンプのクリーンを軽く押し上げるブースト用途で使用。その状態でピッキングの強弱を付けると、クランチからクリーンまで自在にコントロールできます。Jim Dunlop JH-2S Fuzzは楽曲の中でアクセントを付けるためにオンにし、ソロやインパクトのあるフレーズで使用。MXR Phase 90はテンポの速い楽曲よりも中速のリフやコードバッキングに用いられ、楽曲全体にサイケデリックな揺らぎをプラスします。
BOSS DD-7のディレイは深く使わず、ショートディレイやスラップバック的に用いることが多いと考えられます。特にテレキャスターやシルバートーンを使うときには、チープさに立体感を加え、音に奥行きを持たせる重要な役割を果たしています。
ミックス面では、ギターを左右に振り分けるのではなく、バンド全体の「真ん中にしっかり定位させる」ような処理がされる傾向があります。ライブでもギターが前に出すぎず、ベースとドラムと絡み合うように音作りされているため、レコーディングでも中域を中心にEQを調整し、他の楽器と干渉しすぎないようにしています。
また、オカモトコウキの音作りは「アンプのEQで土台を決め、エフェクターで味付けをする」という王道スタイルでありながら、プリアンプ(TBCFX MEP)を常時ONにして全体の音を整えている点がユニークです。このプリアンプによって、音が少し持ち上がり、ミックスの中でもしっかりとした存在感を発揮するようになっています。
まとめると、オカモトコウキの音作りは「クリーン基調+軽いブースト」「中域を中心にしたEQ」「空間系は最小限」という方針で構築されており、結果としてシンプルでありながら存在感のあるギターサウンドを実現していると想定されます。
比較的安価に音を近づける機材【OKAMOTO’S・オカモトコウキ】
オカモトコウキの音作りは、ヴィンテージギターや限定モデルのアンプを中心に組まれているため、同じ環境をそのまま再現するのは難しいのが実情です。しかし、初心者や中級者でも比較的安価に「オカモトコウキ風サウンド」を体感できる方法があります。ここでは、5万円前後までで購入できる市販機材を中心に、彼のサウンドの要素を再現できるアイテムを紹介します。
まずアンプの選択肢としておすすめなのが、Fender Champion 40やVox Pathfinder 10といった小型コンボアンプです。Champion 40はクリーントーンがFenderらしい抜け感を持ち、エフェクターとの相性も抜群。Pathfinder 10はVoxらしい中域の押し出しとチューブライクな歪みが得られ、オカモトコウキのようなガレージ寄りのサウンドに近づけます。
歪み系ペダルでは、BOSS SD-1 Super OverDriveやIbanez TS9 Tube Screamerが良い選択肢です。RED JASPERのようなナチュラルでローゲインな歪みを求めるならSD-1、ファットな中域を足してクラシックロック的な質感を狙うならTS9が最適です。
ファズサウンドを手軽に得るなら、BOSS FZ-5やElectro-Harmonix Big Muff Nanoもおすすめ。オリジナルのHendrix系ファズほど価格が高くなく、十分に荒々しいファズサウンドを再現可能です。
モジュレーション系では、MXR Phase 90(通常版)が定番中の定番。オカモトコウキが使用する’74 Vintageリイシューより手頃で、同様のうねりを得ることができます。また、空間系としてはBOSS DD-3TやNUX Time Core Deluxeといったディレイがコストパフォーマンスに優れています。
さらに、プリアンプ的な役割を手軽に再現するなら、EP Booster (Xotic)やMooer Micro Preampなどのミニペダルを導入すると効果的です。これらは常時ONで使用することで、全体の音を少し持ち上げ、オカモトコウキがMEPで行っているような音の補強が可能です。
最後に、ワイヤレスシステムは必須ではありませんが、ライブでの自由度を体験したい人にはLine 6 Relay G10IIが比較的安価で安定しています。初心者がステージで動き回りながら演奏する練習にも適しています。
総じて、オカモトコウキ風サウンドを再現するカギは「クリーン基調+軽いオーバードライブ」「ファズでアクセント」「モジュレーションとディレイは控えめ」という方針にあります。高額なヴィンテージギターを手に入れなくても、これらの市販機材で十分に彼のサウンドのエッセンスを味わえるでしょう。
種類 | 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
アンプ | Champion 40 | Fender | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | クリーン基調でエフェクターとの相性が良い。Super-Sonicの廉価再現。 |
アンプ | Pathfinder 10 | Vox | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | AC-30を手軽に体験できる小型モデル。中域が太い。 |
オーバードライブ | SD-1 Super OverDrive | BOSS | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | RED JASPERに近いローゲインドライブを再現。 |
オーバードライブ | TS9 Tube Screamer | Ibanez | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | クラシックな中域ブースト。テレキャスターと好相性。 |
ファズ | FZ-5 | BOSS | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | JH-2Sの代替。荒々しいガレージトーン。 |
ファズ | Big Muff Nano | Electro-Harmonix | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | 厚みのあるファズサウンド。ソロで活躍。 |
モジュレーション | Phase 90(通常版) | MXR | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | ’74リイシューの代替。価格を抑えて揺らぎを再現。 |
ディレイ | DD-3T | BOSS | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | シンプルなショートディレイ。DD-7の代替候補。 |
プリアンプ | EP Booster | Xotic | Amazonで探す | OKAMOTO’S | オカモトコウキ | MEPの代替。常時ONで音の厚みを補強。 |
総括まとめ【OKAMOTO’S・オカモトコウキ】

オカモトコウキの音作りの本質は、ヴィンテージ機材の魅力をそのままステージに持ち込みつつ、現代的なロックバンドの中でしっかり存在感を発揮できるよう最適化している点にあります。Fender StratocasterやTelecaster、Gibson SG、ES-335といった王道ギターを中心に、アンプはFender Super-SonicやVox AC-30といった歴史的モデルを軸に使用。そのうえで、必要最小限のエフェクターを組み合わせ、音を「装飾する」よりも「生かす」方向に徹しているのが特徴的です。
特に注目すべきは、彼のEQやセッティングの考え方です。クリーンを基調としながら軽くブーストすることで、ピッキングニュアンスをダイレクトに反映させ、ソロではファズやフェイザーをアクセントとして使う。このバランス感覚によって、シンプルなバッキングでも存在感があり、アンサンブル全体に厚みを加えています。ミックス段階でも中域を中心に据え、バンドサウンドに溶け込みながらもしっかりと前に出るギターサウンドが作られていると考えられます。
また、オカモトコウキの魅力は「古いものを古いまま使う」のではなく、「ヴィンテージサウンドを現代のロックに最適化」している点にあります。プリアンプの常時ONやマルチエフェクターの導入はその好例であり、伝統と革新を両立させる柔軟さが彼のスタイルを支えています。結果として、OKAMOTO’Sの音楽は懐かしさと新しさを同時に感じさせる独自のグルーヴを持っています。
もし読者がオカモトコウキの音を再現したいのであれば、高額なヴィンテージギターや限定アンプを揃える必要はありません。むしろ重要なのは「クリーン基調でローゲイン」「中域を大切にする」「空間系は控えめ」という哲学を理解することです。これを踏まえて市販の手頃な機材を使えば、彼のサウンドに近づくことは十分可能です。
総じて、オカモトコウキの音作りは「シンプルな構成で最大限の表現力を引き出す」ことに尽きます。派手なエフェクトを多用せず、弾き手の感情やニュアンスをそのまま届けることにこそ、彼のサウンドの真髄があります。読者自身も、自分のプレイスタイルにこの考え方を取り入れることで、より表現力豊かなギターサウンドを築いていけるでしょう。
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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!
🎸 ギター
Fender Stratocaster (1964年製 / 白 / オリンピックホワイト / ハカランダ指板 / リフィニッシュ済)
メインギター。エリック・クラプトンに憧れて選択。
Fender Telecaster (1974年製)
前オーナーが良い改造をしていた個体。
Gibson SG (P-90搭載 / デビュー時から使用)
ガレージサウンドに相性良し。
Gibson ES-335 (1965年製 / ビブラート搭載)
太く伸びのあるトーン。
Silvertone Model 1457 with Amp in case
ケース内蔵アンプ&スピーカー付き。最近よく使用。
🔊 アンプ
Fender Super-Sonic Twin Combo FSR – Black Gold
限定10台輸入。メインアンプ。スピーカーはCelestion Alnico Gold → Vintage 30へ交換済。
Vox AC-30
生々しい音が気に入っている定番アンプ。
Zinky Electronics NS-2
ビンテージ志向のサウンド。フェンダー系と使い分け。
AKIMA & NEOS 初代アンプ (2010〜2013年使用)
ルックスに惹かれて使用。
AKIMA & NEOS 二代目アンプ (2013〜2014年頃使用)
音は最高だが修理できるのが秋間氏のみ。
🎛️ エフェクター & 周辺機材
BOSS TU-3 / TU-3W Chromatic Tuner(チューナー)
Jim Dunlop JH-2S Jimi Hendrix Classic Fuzz(ファズ)
MXR ’74 Vintage Phase 90(フェイザー)
Free The Tone RED JASPER RJ-1V Overdrive(ローゲインOD)
BOSS DD-7(デジタルディレイ)
TBCFX MEP(Echoplex系プリアンプ / 常時ON)
Line 6 M5 Stompbox Modeler(100種以上のモデリング搭載)
Line 6 Helix Rack(マルチプロセッサー)
Line 6 Relay G10(ワイヤレスシステム)
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