【山田海斗】Novelbright風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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始めに(特徴紹介)

Novelbrightのギタリスト・山田海斗は、力強いリフと繊細なアルペジオを自在に操るプレイヤーとして知られています。彼のプレイはロックの王道を踏まえつつ、現代的なポップセンスとエモーショナルなフレーズを融合させている点が特徴です。

特に「Walking with you」や「開幕宣言」など、バンドの代表曲においては、分厚いギターサウンドの中に煌びやかなクリーンや空間的なエフェクトが織り込まれており、楽曲のドラマ性を大きく引き立てています。ライブではレスポールを中心とした重量感あるサウンドが鳴り響き、スタジオではZemaitisやカスタムショップのモデルを駆使して多彩なトーンを作り上げています。

また、彼の音作りの本質は「ギターそのもののキャラクターを最大限活かす」点にあります。レスポールならではの太く芯のあるトーン、ストラトでの軽快なカッティング、アコースティックでの温かい響きなど、楽曲に応じた最適な選択がされています。

このように、山田海斗の音はシンプルで王道ながらも細部に工夫が施されており、バンド全体のサウンドを支える重要な要素となっています。彼の機材遍歴を追うことで、Novelbrightのサウンドの深層に迫ることができるでしょう。

以下では、実際に確認できるアンプ、ギター、エフェクターを徹底的に整理し、それぞれの特徴と使用背景について詳しく解説していきます。

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使用アンプ一覧と特徴【Novelbright・山田海斗】

山田海斗のアンプ選びは、ライブとレコーディングでの使い分けが明確です。ライブでは王道ロックサウンドの象徴とも言えるMarshallを中心に据え、そのパワフルで厚みのあるトーンでバンド全体を牽引しています。一方で、レコーディングではBognerやFriedman、Suhrといったスタジオユースに適したアンプを取り入れ、緻密な音作りを追求している点が特徴です。

代表的なアンプとして、まず挙げられるのは「Marshall JCM900」です。90年代ロックを象徴するこのモデルは、ハイゲインでありながらもローが暴れすぎず、タイトで扱いやすい歪みを提供します。Novelbrightのエネルギッシュな楽曲において、力強いリズムギターを支える要として機能していると考えられます。

さらに「Marshall Bluesbreaker 1962」も使用されており、これはよりクラシカルでブルージーなキャラクターを持つアンプです。クリーン〜クランチでの表現力が高く、バラードやアルペジオパートで繊細なニュアンスを引き出す際に効果的に用いられていると想定されます。

一方、レコーディングでは「Bogner Shiva」や「Friedman Amp」が重要な役割を果たします。Bogner Shivaはモダンなクリーンとリッチな歪みを両立できることで知られ、空間系エフェクトとの相性も抜群です。また、Friedmanは80sハードロックのニュアンスを持ちながらも現代的にチューニングされており、ソロやリードトーンで存在感を発揮します。

そして「Suhr Bella」はクリーン専用アンプとして導入されており、透明感のあるサウンドを得意とします。このアンプは歪みをSuhr Eclipseなどのペダルで補完し、クリスタルなクリーンから重厚なドライブまでを柔軟にカバーしています。

このように、山田海斗のアンプ構成は、ライブではロックの王道であるMarshallで迫力を出しつつ、レコーディングではハイエンドアンプを駆使して多彩な音色を作り分けるという実用的かつ戦略的なスタイルとなっています。今後も楽曲の方向性に応じて、新たなモデルが導入される可能性が高いと想定されます。

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Marshall JCM900MarshallAmazonで探すNovelbright山田海斗ライブ定番。タイトで力強いロックサウンド。
Marshall Bluesbreaker 1962MarshallAmazonで探すNovelbright山田海斗クリーン〜クランチでの表現に優れ、バラードなどで活躍。
Bogner ShivaBognerAmazonで探すNovelbright山田海斗レコーディング使用。モダンでリッチなクリーンと歪み。
Friedman AmpFriedmanAmazonで探すNovelbright山田海斗スタジオで使用。ソロやリードで存在感を発揮。
Suhr BellaSuhrAmazonで探すNovelbright山田海斗クリーン専用。歪みはペダルで補完するスタイル。

使用ギターの種類と特徴【Novelbright・山田海斗】

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山田海斗のギター遍歴は、王道のレスポールを中心にしながらも、レコーディングやライブで幅広いモデルを使い分ける点に特徴があります。ライブでは存在感あるレスポールやゼマイティスを愛用し、レコーディングではヴィンテージやカスタムショップ製の個性的なモデルを積極的に取り入れています。

代表的なモデルとして「Gibson Les Paul Standard 50s Gold Top」が挙げられます。王道の太く温かみのあるサウンドで、バンドの力強いロックサウンドを支える要となっています。また「Gibson Les Paul Custom(Ebony指板 Gloss)」は高級感と締まりのあるトーンで、ライブや映像作品でも頻繁に登場しています。

さらにレコーディングでは「Gibson Les Paul Custom Shop製 Jimmy Page仕様(3ハム+ビグスビー)」や「Gibson Les Paul Deluxe(1971年製)」が使用されており、楽曲に独特のキャラクターを加えています。これらは本人談やインタビューでも言及されている重要な機材です。また「Gibson Les Paul Standard(2019年製)」は比較的新しいモデルで、ライブでの安定性を意識した選択と考えられます。

近年では「Zemaitis THE PORTRAIT Pearl Front」や「Zemaitis PFG24 Ring」がツアーメインで使用されています。豪華な装飾と独特の中域の押し出しがあり、バンド全体のサウンドに華やかさを加えています。

一方、ファンクやカッティングを要する楽曲では「Fender Stratocaster」や「Nash Guitars STタイプ」が活躍します。ストラト系の軽快で歯切れのよいサウンドは、レスポールの厚みあるトーンとは対照的で、セットリストに幅を持たせています。さらに「RS Guitarworks TeeByrd」もレコーディングで導入されており、クラシックなトーンを付加する役割を担っています。

アコースティックでは「Maton EBG808」や「Epiphone Texan」を中心に使用し、ライブやレコーディングでのバラード曲に温かみのある響きをもたらします。過去には「Guild製アコースティック」もレンタルで用いられており、場面に応じた柔軟な選択がされていると分かります。

このように山田海斗のギターコレクションは、レスポール系を中心にしつつ、ゼマイティスやストラト系、アコースティックまで幅広く展開しており、楽曲ごとに最適化されたサウンドを提供しています。今後の作品やツアーでも新たなモデルが導入される可能性が高いと想定されます。

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Gibson Les Paul Standard 50s Gold TopGibsonAmazonで探すNovelbright山田海斗エレキギターライブや代表曲で頻繁に使用。王道ロックトーン。
Gibson Les Paul Custom EbonyGibsonAmazonで探すNovelbright山田海斗エレキギター高級感あるモデル。ライブのメインで使用。
Gibson Les Paul Custom Shop Jimmy Page仕様GibsonAmazonで探すNovelbright山田海斗エレキギターレコーディングで使用。3ハム+ビグスビー。
Gibson Les Paul Deluxe 1971GibsonAmazonで探すNovelbright山田海斗エレキギターヴィンテージモデル。レコーディング用。
Zemaitis THE PORTRAIT Pearl FrontZemaitisAmazonで探すNovelbright山田海斗エレキギター近年のツアーメイン。装飾が華やか。
Fender Stratocaster Player SeriesFenderAmazonで探すNovelbright山田海斗エレキギターカッティングやファンキー曲で使用。
Maton EBG808MatonAmazonで探すNovelbright山田海斗アコースティックギターバラード曲やレコーディングで使用。

使用エフェクターとボード構成【Novelbright・山田海斗】

山田海斗のエフェクターボードは、王道の歪みペダルからモジュレーション系、ディレイ・リバーブ、さらにはコンプレッサーやワウまで網羅しており、多彩な音作りを可能にしています。特に特徴的なのは、複数種類のオーバードライブ/ブースターを使い分けている点です。これにより、楽曲ごとに粒立ちや分離感、帯域の押し出しを調整しながら表現力豊かなトーンを構築しています。

まず歪み系では「Suhr Eclipse」が要の存在です。2チャンネル仕様とEQ搭載によって、クリーンブーストからディストーションまで幅広くカバーできる万能機であり、ライブ・レコーディングを問わず核となるペダルです。また、「Xotic EP Booster」や「RC Booster」はクリーンなブースト用途で使われ、ソロ時に音抜けを強化したり、音全体を艶やかにするために活用されます。

さらに「Vemuram Shanks」はFriedmanアンプと組み合わせて使われ、太くリッチなソロサウンドを作り出しています。「tanabe.tv 禅駆動」や「Anasounds SAVAGE」などの個性的なオーバードライブも導入され、楽曲や録音ごとに細やかな音色調整を行っていると考えられます。

モジュレーション系では「Providence Anadime Chorus(ADC-4)」がよく用いられ、アナログBBD方式ならではの温かい揺れが特徴です。さらに「Wampler Terraform」はフェイザーやロータリースピーカーなど多機能を持つマルチモジュレーションで、ソロや雰囲気作りに効果的です。

空間系では「Eventide TimeFactor」が代表的で、多彩なディレイアルゴリズムを駆使し、楽曲に奥行きを与えています。「Walrus Audio Fathom」はリバーブ専用として導入され、HallやPlateを中心に幻想的なサウンドを実現します。

また、コンプレッサーとしては「AYA tokyo japan R-comp」を使用。限定モデルである富士山デザインはコレクター性も高く、プレイに安定感をもたらしています。さらに「Xotic Wah XW-1」や「Free The Tone DVL-1L(ベルトドライブ式ボリュームペダル)」といった表現力を支えるペダルも重要です。

このように山田海斗のボードは、歪み系を中心に多層的に組み合わせ、曲ごとに適切なキャラクターを選び分ける構成になっています。ライブやレコーディングで見せる多彩なトーンは、この充実したエフェクター群によって実現されていると想定されます。

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Suhr EclipseSuhrAmazonで探すNovelbright山田海斗オーバードライブ / ディストーション2ch仕様とEQ搭載。メインの歪みペダル。
Xotic EP BoosterXoticAmazonで探すNovelbright山田海斗ブースタークリーンブースト用。艶やかなトーンを付加。
Providence Anadime Chorus ADC-4ProvidenceAmazonで探すNovelbright山田海斗コーラスアナログBBD方式。温かい揺れを付与。
Eventide TimeFactorEventideAmazonで探すNovelbright山田海斗ディレイ多機能ディレイ。楽曲の奥行き表現に使用。
Walrus Audio FathomWalrus AudioAmazonで探すNovelbright山田海斗リバーブHallやPlateなど幻想的なリバーブサウンド。
AYA tokyo japan R-compAYA tokyo japanAmazonで探すNovelbright山田海斗コンプレッサー限定版。安定感と粒立ちを補強。
Xotic Wah XW-1XoticAmazonで探すNovelbright山田海斗ワウペダル可変幅広い表現が可能な高機能ワウ。
Free The Tone DVL-1LFree The ToneAmazonで探すNovelbright山田海斗ボリュームペダルベルトドライブ方式。滑らかな操作性。

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Novelbright・山田海斗】

a close up of an acoustic guitar with strings

山田海斗の音作りは、ギターやアンプの特性を活かしながら、EQやエフェクトを細かく調整することで独自のサウンドを形成しています。基本は「レスポールの厚み」と「クリーンの透明感」を両立させ、楽曲の展開に応じて音色を切り替える構成になっています。

EQの設定例として、ライブではMarshall JCM900を用いた場合、BASSを4〜5程度に抑え、MIDDLEを6〜7に上げてギターの芯を前に出しています。TREBLEは5前後に設定し、ピッキングのニュアンスを活かしつつ、バンド全体の高域とぶつからないよう調整していると考えられます。Bluesbreakerを使う場合は、逆にローを強調しすぎず、クランチでの中域を重視した設定が多いと想定されます。

Suhr BellaやBogner Shivaといったスタジオアンプでは、クリーンの透明感を最大限に活かすために、ミドルをやや控えめにし、代わりにエフェクターのEQで補正しています。特にSuhr Eclipseは中域を自在にコントロールできるため、ソロではMIDを押し出し、リズムでは控えめにするなど、曲中での切り替えに対応しています。

歪み系ペダルの使い分けは非常に緻密です。例えば「禅駆動」や「Anasounds SAVAGE」はバッキングで分離感を出す際に有効で、一方「Vemuram Shanks」はFriedman Ampと組み合わせることで、太く伸びやかなリードトーンを作り出しています。EP BoosterやRC Boosterは常時ONではなく、楽曲のサビやソロで存在感を強調するポイントで使用されていると考えられます。

ミックスにおいては、左右の定位に工夫が見られます。リズムギターはレスポールで硬質なバッキングを左右に広げ、中央にはクリーンなストラトのカッティングやアルペジオを配置。これにより厚みと抜けのバランスを取り、楽曲全体に立体感を与えています。さらにアコースティックギターをダブルトラッキングすることで、柔らかい響きを曲全体に散りばめています。

ディレイやリバーブは、空間を広げつつ音が濁らないよう工夫されています。TimeFactorではディレイタイムをテンポに同期させ、フィードバックを浅めに設定。リバーブ(Fathom)はHallやPlateを曲調に合わせて選び、特にバラードでは深めに設定して幻想的な雰囲気を演出しています。

PAやエンジニア視点では、彼のギターはバンドの中心的な帯域を担っているため、200〜400Hzの濁りをカットしつつ、2〜3kHz付近をブーストして音抜けを確保する処理が多いと考えられます。低域はベースやドラムとぶつからないよう控えめにし、コンプレッサーを軽くかけることで音の粒立ちを均一化していると想定されます。

総じて、山田海斗の音作りは「厚みのある王道ロックサウンド」と「繊細なクリーンの対比」に支えられています。ギター本体やアンプの特性を尊重しつつ、EQ・エフェクト・ミックスで必要な補正を行うことで、Novelbright特有のドラマティックなサウンドが完成していると想定されます。

比較的安価に音を近づける機材【Novelbright・山田海斗】

山田海斗の音作りを完全に再現するには、GibsonのレスポールやZemaitis、ハイエンドなアンプや多数のエフェクターが必要ですが、初心者や中級者がすぐに取り入れられるコストパフォーマンスの高い機材も多く存在します。ここでは1〜5万円程度を中心に、比較的安価で山田海斗の音に近づけられる代替機材を紹介します。

まずギターについて、レスポール系サウンドを手軽に体験するなら「Epiphone Les Paul Standard 50s」が最有力候補です。エピフォン製はGibson直系ブランドであり、価格を抑えつつ本格的なレスポールトーンを味わえるモデルです。中域の厚みとサステインはバンドサウンドでも埋もれにくく、Novelbrightの王道ロックなサウンドに相性抜群です。

アンプについては「Marshall MGシリーズ」や「Boss Katanaシリーズ」が入門者に最適です。Marshall MGはロック的な歪みを出しやすく、レスポールとの相性も良好です。Boss Katanaは内蔵エフェクトも豊富で、クリーンからハイゲインまで柔軟にカバーできるため、1台で山田海斗のクリーン〜ドライブを再現可能です。

エフェクターでは、Suhr Eclipseの代替として「Boss SD-1 Super OverDrive」や「Boss OD-3 OverDrive」が挙げられます。特にSD-1は中域の押し出しが特徴的で、レスポールと組み合わせれば厚みあるリードトーンを作りやすいです。また、Xotic EP Boosterの代わりに「TC Electronic Spark Booster」を導入すれば、ソロでの音抜けを強化できます。

空間系は「Boss DD-8 Digital Delay」が手頃で多機能。テンポディレイやモジュレーション入りディレイなど、TimeFactorで得られるような多彩な表現を簡単に再現できます。リバーブについては「TC Electronic Hall of Fame 2」が定番で、HallやPlateなどの豊富なモードを備え、Walrus Fathomに近い幻想的な響きを手軽に導入できます。

コンプレッサーは「MXR Dyna Comp」が安価で実用的です。シンプルながらアタックを均一化し、クリーンカッティングでもアルペジオでも音を引き立ててくれます。さらに、ワウを試したい人には「Cry Baby Standard」が最適です。Xotic Wahの高機能さには劣るものの、王道のワウサウンドを体感できます。

このように、Epiphoneのレスポール+BossやTC Electronicの定番ペダルを組み合わせるだけで、山田海斗のエッセンスを感じられる音作りが可能です。特に初心者はマルチエフェクター「Zoom G5n」や「Line6 HX Stomp」を使えば、歪みから空間系まで幅広く揃えられるため、コストを抑えつつ効率的に近いサウンドを目指せるでしょう。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
エレキギターEpiphone Les Paul Standard 50sEpiphoneAmazonで探すNovelbright山田海斗レスポール系サウンドを安価に再現可能。
アンプBOSS Katana-50 MkIIBOSSAmazonで探すNovelbright山田海斗多機能モデリングアンプ。クリーン〜歪みまで幅広く対応。
オーバードライブBOSS SD-1 Super OverDriveBOSSAmazonで探すNovelbright山田海斗中域の押し出しが特徴。Eclipse代替に最適。
ブースターTC Electronic Spark BoosterTC ElectronicAmazonで探すNovelbright山田海斗ソロの音抜け強化に。EP Boosterの代替候補。
ディレイBOSS DD-8 Digital DelayBOSSAmazonで探すNovelbright山田海斗多彩なディレイモード搭載。TimeFactor代替に最適。
リバーブTC Electronic Hall of Fame 2TC ElectronicAmazonで探すNovelbright山田海斗多機能リバーブ。Walrus Fathom代替におすすめ。
コンプレッサーMXR Dyna CompMXRAmazonで探すNovelbright山田海斗定番コンプ。粒立ちを均一化して演奏を補強。
ワウペダルDunlop Cry Baby GCB95DunlopAmazonで探すNovelbright山田海斗定番ワウ。Xotic Wah XW-1の代替として入門に最適。

総括まとめ【Novelbright・山田海斗】

まとめイメージ

山田海斗の音作りの本質は、「王道のロックサウンド」と「繊細なクリーン・空間演出」の両立にあります。ライブではレスポールやゼマイティスを中心に、Marshallアンプで厚みと迫力のあるトーンを鳴らし、観客を圧倒します。一方でレコーディングではBognerやFriedman、Suhrといったスタジオユースのアンプやヴィンテージギターを駆使し、楽曲ごとに最適化されたサウンドを丁寧に作り込んでいます。

彼の音作りが注目される理由は、その幅広さと使い分けの巧みさにあります。レスポールでの重厚なリフ、ストラト系による軽快なカッティング、アコースティックでの温かみある響き。これらを楽曲の展開やライブの演出に応じて選択し、Novelbrightの楽曲世界を立体的に構築しています。

エフェクターボードもまた、彼のサウンドを支える大きな要素です。Suhr Eclipseを中心に、複数のオーバードライブやブースターを巧みに組み合わせ、曲ごとのキャラクターを表現。さらにProvidenceやEventideといった定番ブランドのモジュレーション・ディレイを活用し、空間の広がりと奥行きを演出しています。これらは決して「派手なエフェクト頼み」ではなく、「必要な場面で的確に効果を発揮する」スタイルであることがポイントです。

ミックス面でも、ギターを左右に広げつつ中央にはクリーンやアルペジオを配置することで、バンド全体のサウンドに厚みと透明感を与えています。EQ処理やコンプレッションを駆使して、音の輪郭をはっきりと際立たせながらも、ベースやドラムとのバランスを損なわない工夫が随所に見られます。

初心者が完全に同じ環境を揃えるのは難しいですが、Epiphoneレスポール+Boss Katanaアンプ+SD-1やDD-8といった王道機材を選ぶだけでも、山田海斗の音に近づけることは可能です。重要なのは「厚みと透明感を両立する意識」であり、高価な機材よりもまず「音作りの方向性」を真似することが再現への第一歩になります。

まとめると、山田海斗のサウンドは「ギター本来のキャラクターを尊重しつつ、必要な場面で最適なエフェクトを選び、曲全体のバランスを重視する」スタイルにあります。Novelbrightの楽曲を支えるあの迫力あるギターを再現するには、王道機材+適切なEQ調整を意識することが最も大切だといえるでしょう。

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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!

🎸 ギター

Gibson Les Paul Standard 50s Gold Top

Gibson Les Paul Custom(Ebony指板 Gloss)

Gibson Les Paul Custom Shop製 Jimmy Page仕様(3ハム+ビグスビー、レコーディング使用)

Gibson Les Paul Deluxe(1971年製、レコーディング使用)

Gibson Les Paul Standard(2019年製、本人談)

Gibson Custom Shop Les Paul 54 Reissue(以前のメイン)

Zemaitis THE PORTRAIT Pearl Front

Zemaitis PFG24 Ring(近年ツアーメイン、アバロン装飾)

Fender Stratocaster(Player Seriesなど。カッティングやファンキー曲でも使用)

Nash Guitars STタイプ(STモデル、レコーディングやカッティングで使用)

RS Guitarworks TeeByrd(レコーディング使用)

Maton EBG808(アコースティック)

Epiphone Texan(アコギ、レコーディング)

Guild アコースティックギター(レンタル使用)

🔊 アンプ

Marshall JCM900

Marshall Bluesbreaker 1962

Bogner Shiva(レコーディング使用)

Friedman Amp(レコーディング使用、Vemuram Shanksと組み合わせ)

Suhr Bella(クリーン用、歪みはSuhr Eclipse併用)

🎛 エフェクター
歪み系(Overdrive / Distortion / Booster)

Xotic EP Booster(クリーンブースター)

Bogner Ecstasy Blue Mini(OD、Ecstasy Blueチャンネル再現)

tanabe.tv 禅駆動(OD、分離感が特徴)

Anasounds SAVAGE(KLON系OD、木製筐体)

Suhr Eclipse(2ch OD/Dist、EQ搭載)

Vemuram Shanks(Friedmanアンプと併用、ソロ録音)

Xotic RC Booster(帯域持ち上げ用)

モジュレーション系

Providence Anadime Chorus(ADC-4、アナログBBDコーラス)

Wampler Terraform(ロータリー+フェイザーなど、ソロで使用)

ディレイ/リバーブ

Eventide TimeFactor(多機能ディレイ)

Walrus Audio Fathom(Hall, Plate, Lo-Fi, Sonarリバーブ)

ダイナミクス系

AYA tokyo japan R-comp(ROSS系、富士山デザイン10周年限定モデル)

フィルター/ボリューム系

Xotic Wah XW-1(高機能ワウ)

Free The Tone DVL-1L(ベルトドライブ方式ボリュームペダル)

✅ 備考

Gibson系(特にレスポール)が中心で、Zemaitisの豪華モデルを近年メインに採用。

レコーディングではカスタムショップやヴィンテージ機を多用。

アンプはMarshall定番のほか、Bogner / Friedman / Suhrなどスタジオ系も導入。

エフェクターは歪み系の種類が非常に多く、状況に応じて使い分け。特にSuhr Eclipseが要のようです。

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