【Naoki】Love Psychedelico風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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始めに(特徴紹介)

Love PsychedelicoのギタリストNaokiは、洋楽ロックやブルースをルーツに持ちながら、日本のポップロックシーンに独自のサウンドを築き上げてきました。彼のギタープレイは、シンプルで骨太なコードワークから繊細なアルペジオまで幅広く、決して派手すぎることはありませんが、確実に楽曲の芯を支えるトーンを生み出しています。

代表曲「Lady Madonna 〜憂鬱なるスパイダー〜」や「Your Song」などでは、VOX AC30から鳴らされるクリーンかつドライブ感のあるサウンドが際立ちます。また、ブルージーなフレーズやビンテージギター特有の温かみあるトーンは、Love Psychedelicoのグルーヴを形成する大きな要素です。

特に注目されるのは、ヴィンテージ機材へのこだわりです。1950年代〜60年代のGibsonやMartin、さらにVOX AC30といったクラシックな機材を組み合わせることで、現代的な制作環境の中でもアナログ的な奥行きを残した音作りを行っています。このスタイルは日本国内だけでなく、海外のリスナーにも評価されており、Naokiの音は「洋楽的でありながら、確かにLove Psychedelico独自のもの」と言えるでしょう。

また、スタジオレコーディングでは、UREI 1176やNEVE 1073といった名機を駆使し、KUMIのボーカルや自身のギターをアナログ感を保ったまま収録しています。マイクに関してもNeumann U67やWestern Electricリボンマイクといったビンテージ機材を用いることで、より生々しく、有機的なサウンドを追求しています。

つまりNaokiの音作りの本質は、「シンプルで誠実な演奏をビンテージ機材で表現し、録音・ライブの両面でアナログ的質感を残す」ことにあります。こうした姿勢は、Love Psychedelicoの楽曲全体を包み込む空気感を作り出す大きな要因となっています。

下記リンクから、公式MVをチェックしながら彼の音作りを体感してみてください。

Love Psychedelico の公式YouTube動画を検索

使用アンプ一覧と特徴【Love Psychedelico・Naoki】

Naokiのアンプ選びの中心は、クラシックロックの象徴とも言えるVOX AC30です。彼は「Limited Hand Wired Edition」を2台所有しており、ライブとレコーディングの双方で使用しています。VOX AC30特有のきらびやかなクリーントーンと、ドライブした際の粘りある中域は、Love Psychedelicoのサウンドの大部分を形成していると言えるでしょう。

実際のライブ映像やインタビューでは、エフェクターを極力排した「アンプ直」のセッティングでプレイする姿が多く確認されています。これは、アンプ本来のキャラクターを最大限に活かし、ビンテージギターと組み合わせてシンプルながら存在感のあるトーンを追求する彼の哲学に通じています。

さらにスタジオ環境では、Marshall JMP-1(プリアンプ)やMarshall EL34 100/100(ステレオパワーアンプ)といったラック系アンプ機材も使用しているとされます。特にJMP-1は90年代に多くのプロギタリストが愛用したプリアンプで、VOXとは異なるアメリカン寄りのドライブサウンドを提供します。Naokiはこれをレコーディングや特定の楽曲でのサウンド作りに用いていると考えられます。

また、レコーディングにおいてはVOX AC30にSennheiser MD421を立てて収録している姿も確認されています。これはアンプ本来の音をナチュラルに録るための定番手法であり、彼が音作りにおいて「生々しさ」を重視していることを裏付けています。

Naokiのアンプ選びの背景には「楽曲の骨格をアンプで作り、それを最小限のエフェクトで彩る」という信念があります。シンプルな構成ながらも、ギター・アンプ・マイク・プリアンプといった機材の組み合わせ次第で幅広い音色を生み出している点は、彼のサウンドの大きな特徴です。

以上を総合すると、Naokiのアンプ構成はVOX AC30を主軸としつつ、スタジオ環境ではMarshallのラックシステムを補助的に使用している、と想定されます。

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VOX AC30 Limited Hand Wired EditionVOXAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiメインアンプ。ライブ・レコーディング双方で使用。アンプ直運用が基本。
Marshall JMP-1MarshallAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiプリアンプ。レコーディング補助的に使用されるとされる。
Marshall EL34 100/100MarshallAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiステレオパワーアンプ。ラックシステムで稀に使用。

使用ギターの種類と特徴【Love Psychedelico・Naoki】

a bunch of bananas stacked on top of each other

Naokiの音作りの核心は、ビンテージギターに対するこだわりにあります。彼が所有・使用しているギターは1950年代〜60年代の名機が中心で、どれもLove Psychedelicoのサウンドを象徴する存在です。ライブやレコーディングでの写真、本人インタビューなどからも、それぞれのギターがどのように使い分けられているかが垣間見えます。

まず、2006年に購入したGibson 1962 ES-335は、Naokiにとって「家宝扱い」とされるほど大切な一本であり、ライブ・レコーディングの両方でメインとして使用されています。ES-335特有のセミアコ構造による甘いサステインと、ドライブした際の力強さは、Love Psychedelicoのブルース・ロック的側面を支える大きな要素です。

次に、Gibson 1957 Les Paul Special (TV Yellow, P-90搭載)。このギターは2002年に都内で入手され、P-90ピックアップ特有の音抜けの良さから、ソロパートやカッティングで存在感を発揮しています。TV Yellowのルックスも印象的で、ライブ映像での登場回数も多いギターです。

アコースティック面では、Martin 1953 O-18が作曲の中心的な役割を果たしています。これはKUMIからの誕生日プレゼントであり、Naoki自身の音楽活動において非常に象徴的な一本です。また、Gibson 1957 Country Westernは、カラッとした音抜けが特徴で、レコーディングでよく使用されています。

その他にも、Charvel EVH Art Series(Eddie Van Halenモデル)を所有しており、これは趣味寄りの一本ながら、Naokiの音楽的バックボーンを示すギターとして興味深い存在です。また、Electric Sitar(エレクトリック・シタール)はLAで購入された特殊楽器で、まだ使用頻度は低いものの、作品へのスパイスとしての可能性を秘めています。

これらのギター選びの背景には「ビンテージ機材を通じて生々しい音を届けたい」という哲学があり、アコースティックからエレクトリックまで幅広い音色を求めるNaokiの姿勢が反映されています。つまり、彼のサウンドはギターそのものの個性を前面に押し出し、VOX AC30などのアンプと組み合わせて最大限活かすことで成立しているのです。

以上を踏まえると、Naokiのギターコレクションは、Love Psychedelicoの楽曲に合わせて最適な音色を提供するための「音のパレット」であり、状況に応じて巧みに使い分けられている、と想定されます。

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Gibson 1962 ES-335GibsonAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiセミアコ2006年購入。ライブ・レコーディング両方でメイン使用。家宝扱い。
Gibson 1957 Les Paul Special (TV Yellow, P-90搭載)GibsonAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiソリッド2002年都内で入手。ソロやカッティングで使用。
Martin 1953 O-18MartinAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiアコースティックKUMIからの誕生日プレゼント。作曲で最も使用。
Gibson 1957 Country WesternGibsonAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiアコースティックレコーディングで活躍。カラッとした抜ける音が特徴。
Charvel EVH Art Series GuitarCharvelAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiソリッドEddie Van Halenモデル。趣味的に使用。
Electric Sitarその他Amazonで探すLove PsychedelicoNaoki特殊楽器LAで購入。まだ使用機会は少ない。

使用エフェクターとボード構成【Love Psychedelico・Naoki】

Naokiは「アンプ直志向」のプレイヤーとして知られており、基本的にVOX AC30そのもののキャラクターを活かすスタイルを採用しています。しかし、必要に応じて最小限のエフェクターを用いることで、楽曲にニュアンスや奥行きを加えています。エフェクトペダルはシンプルながらも選び抜かれた定番機材が多く、いずれもアナログ的で有機的なサウンドを持つものが中心です。

代表的なのはElectro-Harmonix Deluxe Memory Manで、温かみのあるディレイとモジュレーション効果が特徴です。アナログディレイ特有の揺らぎ感が、Love Psychedelicoのサイケデリックな雰囲気と相性抜群です。続いてFulltone OCDは、オーバードライブとしてナチュラルな歪みを提供し、VOX AC30を少しプッシュする形で使用されていると考えられます。

さらに、Xotic EP BoosterはNaokiのボードにおいて欠かせない存在です。これはエコープレックスのプリアンプ回路を再現したブースターで、原音を太くするだけでなく、倍音感を自然に付加してくれるため、彼のクリーントーンをより豊かにしています。また、Vemuram Jan Rayも愛用されており、こちらはFender Blackfaceアンプのような繊細なクランチトーンを生み出すことができ、ブルージーなカッティングやリードに彩りを添えます。

より強い歪みが求められる場面では、Bogner Ecstasy Blueを導入していると見られます。このペダルはオーバードライブ〜ディストーション領域まで幅広くカバーし、アメリカンハイゲイン寄りのトーンをプラスすることが可能です。ただし、ライブにおいては多くのペダルを並べず、必要最小限でまとめるのがNaoki流のボード構成となっています。

つまり、彼のエフェクターボードは「ブースター+オーバードライブ+ディレイ」を基本に据え、状況に応じて色付けするだけのシンプル構成です。ギターやアンプ自体のキャラクターを尊重しつつ、ほんの少しのエフェクトで音に深みを与えるという姿勢が見て取れます。結果として、リスナーには「派手ではないが、確実に心地よい響き」を感じさせるサウンドが届くのです。

以上から、Naokiのエフェクト運用はシンプルながらもこだわり抜かれた構成であり、アンプの持ち味を補完する役割を担っている、と想定されます。

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Electro-Harmonix Deluxe Memory ManElectro-HarmonixAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiディレイ温かいアナログディレイ。モジュレーション効果でサイケ感を演出。
Fulltone OCDFulltoneAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiオーバードライブ自然な歪みでVOX AC30をブースト。メイン歪みの一つ。
Xotic EP BoosterXoticAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiブースター原音に倍音と厚みを追加。常時ONに近い運用。
Vemuram Jan RayVemuramAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiオーバードライブFender Blackface系のクランチを再現。繊細なニュアンスに適応。
Bogner Ecstasy BlueBognerAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiディストーションオーバードライブ〜ハイゲインをカバー。楽曲によって追加。

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Love Psychedelico・Naoki】

Guitar and amplifiers ready for some music.

Naokiの音作りは「アンプ直志向」を基本としながらも、楽曲やレコーディング環境に応じて繊細なEQ調整やアウトボード機材を駆使している点に大きな特徴があります。VOX AC30のナチュラルなクリーントーンを軸に、ギターそのもののキャラクターを損なわないよう最小限の処理で音を仕上げるのが彼のスタイルです。

まずアンプのセッティングですが、VOX AC30はトーンカットを控えめにし、トレブルをやや強め、ベースを控えめに設定する傾向が強いと考えられます。これによりES-335やLes Paul Specialといったビンテージギターの中域が前に出て、バンド全体のサウンドに埋もれず芯のあるトーンを確保しています。ブースター(Xotic EP Boosterなど)を用いる際には、クリーンブーストとしての運用が中心で、歪ませるというよりは「音に太さを加える」役割に徹しているようです。

EQ面では、レコーディング時にNEVE 1073プリアンプを通すことで、中低域に温かみを加えています。これは特にアコースティックギターやカッティングで顕著で、Martin O-18やGibson Country Westernのナチュラルな響きがより深みを持つようになります。また、API 550A EQを通すことで、音の輪郭を整えたり、倍音を際立たせたりしていると考えられます。EQでの処理は極端なカーブを描くのではなく、1〜2dB程度のブーストやカットで音色を微調整するスタイルが中心です。

コンプレッションについては、ボーカルにはUREI 1176が多用されていますが、ギターにも軽くかけられることがあります。特にクリーントーンのアルペジオでは、1176やManley Vari-Muといったアウトボードを通すことで、アタックを揃えながらもダイナミクスを残す処理がされていると想定されます。これにより、Naokiのギターは「伸びやかでありながら粒立ちの良い」サウンドを実現しています。

ライブにおいては、エフェクターを極力減らす代わりに、ギターのボリュームやピッキングのニュアンスで音色をコントロールしています。これはブルースやクラシックロックからの影響を色濃く反映したプレイスタイルであり、結果的に観客には「演奏そのものがミックス処理されたような自然さ」を感じさせています。

曲ごとの使い分けとしては、「Your Song」などのクリーン主体の楽曲ではVOX AC30のクリーンチャンネル+軽いブーストでプレイし、ブルージーな楽曲ではFulltone OCDやJan Rayを組み合わせて軽いクランチを作ります。よりロック色の強いナンバーでは、Bogner Ecstasy Blueを使用し、VOX直系のサウンドにハイゲインのニュアンスを加えることもあります。

ミックスにおいては、Naokiのギターは左右に振り分けられることが多く、KUMIのボーカルを包み込むような定位が意識されています。ダブルトラッキングでは、片方をES-335、もう片方をLes Paul Specialやアコースティックにするなど、異なるキャラクターの楽器を組み合わせることで、厚みと奥行きを出しています。さらにPrism Sound ADA-8XRといった高精度AD/DAを通すことで、アナログアウトボードの質感をそのままDAWに取り込むという工夫も見られます。

総じて、Naokiの音作りは「ギター・アンプ本来の音を尊重しつつ、EQやコンプレッションでわずかに補正し、楽曲の空気感にフィットさせる」ことを徹底しています。過度なエフェクトや加工ではなく、アナログ機材と演奏表現力で勝負する姿勢こそが、Love Psychedelicoの唯一無二のサウンドを支えている、と想定されます。

比較的安価に音を近づける機材【Love Psychedelico・Naoki】

Naokiの機材はGibson ES-335やVOX AC30、Neumann U67といったビンテージ名機が中心で、価格的にもプロ仕様となっています。しかし、初心者や趣味のプレイヤーが同じ予算感で揃えるのは難しいため、ここでは比較的安価(1〜5万円程度、上限10万円)で入手でき、なおかつNaokiのサウンドに近づけることができる代替機材を紹介します。

まず、アンプに関してはVOX AC30の代替としてVOX AC15C1が挙げられます。AC30の半分のワット数ながら、きらびやかなクリーントーンとナチュラルなドライブを再現でき、家庭や小規模ライブで扱いやすいサイズ感も魅力です。Naokiが持つ「アンプ直志向」を体験するには最適な一台です。

次にギター。Gibson ES-335は高額ですが、Epiphone ES-335であれば5万円前後で購入可能です。セミアコ特有の甘いサステインとふくよかな中域を持ち、Naokiが鳴らす1962年製に比べれば差はあるものの、サウンドのキャラクターは十分に感じ取れるでしょう。また、Les Paul Special系サウンドを求めるなら、Epiphone Les Paul Special P-90もおすすめです。P-90特有の音抜けと太さを体感でき、カッティングからソロまで幅広く対応できます。

エフェクターについては、Naokiのボード構成を安価に再現するならBOSS BD-2 Blues Driverが有力候補です。ナチュラルなクランチ〜オーバードライブが得られ、VOX AC30系アンプと組み合わせるとOCDやJan Rayに近いキャラクターを出せます。さらに、ディレイにはBOSS DM-2W Waza Craftを選べば、Deluxe Memory Manに似た温かみのあるアナログディレイを再現可能です。ブースター用途にはXotic EP Boosterの代替として、TC Electronic Spark Boosterが価格帯的にも扱いやすく、音に厚みを加える効果が期待できます。

アコースティックの代替機材としては、Martin O-18やGibson Country Westernの代わりに、YAMAHA FGシリーズEpiphone J-45を推奨します。いずれも手頃な価格で購入でき、温かみのあるアコースティックトーンを体感できます。

このように、アンプ・ギター・エフェクターそれぞれに「コストを抑えつつ本質に迫れる代替機材」が存在します。完璧に同じ音は出せなくとも、機材の特性を理解しながら工夫することで、Naokiの「シンプルで誠実な音作り」にかなり近づけることが可能です。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
アンプVOX AC15C1VOXAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiAC30の弟分。自宅や小規模ライブに最適。
ギターEpiphone ES-335EpiphoneAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiセミアコ構造でGibson ES-335に近いキャラクター。
ギターEpiphone Les Paul Special P-90EpiphoneAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiP-90サウンドを体験可能。ソロやカッティング向き。
オーバードライブBOSS BD-2 Blues DriverBOSSAmazonで探すLove PsychedelicoNaoki自然な歪みでOCDやJan Rayに近い役割を担える。
ディレイBOSS DM-2W Waza CraftBOSSAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiアナログディレイでMemory Man的な温かみを再現。
ブースターTC Electronic Spark BoosterTC ElectronicAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiEP Boosterの廉価代替。音に厚みを加える。
アコースティックギターYAMAHA FGシリーズYAMAHAAmazonで探すLove PsychedelicoNaoki手頃な価格で温かいアコースティックサウンドを体験可能。
アコースティックギターEpiphone J-45EpiphoneAmazonで探すLove PsychedelicoNaokiGibson Country Westernの代替として使える1本。

総括まとめ【Love Psychedelico・Naoki】

まとめイメージ

Naokiの音作りを振り返ると、その本質は「シンプルかつ誠実なギタートーン」をビンテージ機材と最小限のエフェクトで磨き上げる姿勢にあります。彼は派手なテクニックや過度なエフェクトに頼るのではなく、ギターそのものの持つ個性を最大限に活かし、VOX AC30をはじめとするアンプ直の響きでバンド全体を支えています。そこにES-335やLes Paul Special、Martin O-18といった歴史的な名器を組み合わせることで、アナログ的で奥行きのあるサウンドを生み出しているのです。

また、スタジオにおいてはUREI 1176やNEVE 1073、API EQなど定番のアウトボードを駆使し、録音の段階で「演奏がそのまま作品の質感になる」ようなプロセスを徹底しています。これはまさにアナログレコーディング時代の手法を現代的にアップデートした形であり、Love Psychedelicoが海外でも「洋楽的」と評される理由の一つとなっています。さらに、マイクやスピーカーも歴史的な機材を用いることで、音に厚みと説得力を与えています。

総合すると、Naokiのサウンドは「道具を使いこなし、余計なものを足さず、必要なところだけを強調する」というシンプルさの中に深みを持っています。これは一見地味に思えるかもしれませんが、実際には高度な耳と経験が求められるアプローチです。つまり、彼の音作りを再現したいと考えるギタリストにとって大切なのは、機材そのものよりも「演奏表現とトーンを見極める感覚」だと言えるでしょう。

もし読者がNaokiの音に近づきたいのであれば、まずはVOX系のアンプとシングルカットやセミアコ系のギターを用意し、ブースターや軽いオーバードライブ、アナログディレイといった最小限のエフェクトを揃えるのが第一歩です。さらに、自分の演奏をレコーディングしてEQやコンプレッションを工夫することで、Naoki流の「有機的で生々しいサウンド」に一歩近づけるはずです。

Love Psychedelicoの音作りは、技術や知識だけでなく「音楽を楽しむ姿勢」や「自分のルーツを大切にする心」が強く反映されたものです。だからこそ、彼のサウンドは時代を超えてリスナーに愛され続け、シンプルながら奥行きのある響きを放ち続けているのだとまとめられるでしょう。

下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!

LOVE PSYCHEDELICO(NAOKI)使用機材まとめ
🎸 ギター

Gibson 1957 Les Paul Special (TV Yellow, P-90搭載)
→ 2002年に都内で入手。お気に入りの一本。P-90特有の音抜けでソロも楽曲に馴染む。

Charvel EVH Art Series Guitar
→ Eddie Van Halenシグネチャーモデル。1H+Floyd Rose仕様。主に趣味用。

Martin 1953 O-18
→ KUMIから29歳の誕生日プレゼント。作曲で最も使用。

Gibson 1957 Country Western
→ レコーディングで活躍。カラッとした抜けるサウンド。

Gibson 1962 ES-335
→ 2006年購入。ライブ・レコーディング共にメイン。家宝扱いの一本。

Electric Sitar(エレクトリック・シタール)
→ LAで購入。アンプに接続可能。まだ使用機会は少ない。

🎹 レコーディング/アウトボード機材

(画像および記事より確認)

Universal Audio UREI 1176LN Rev.F(コンプレッサー)
→ ボーカル録音に多用。リアルタイム処理重視。

Universal Audio 1176LN(黒パネル)
→ アウトボードラックに複数確認。

Manley VOXBOX(チャンネルストリップ)
→ ボーカル用。温かみある真空管サウンド。

NEVE 1073(プリアンプ)
→ ギター録音に使用。MARINAIRトランスの音色が特徴。

API 550A EQ(ランチボックスモジュール多数)
→ EQとして通すだけでも音色変化。複数所有。

Prism Sound ADA-8XR(AD/DAコンバーター)
→ 低レイテンシーでリアルタイムアウトボード運用を可能にしている。

その他ラック内機材(画像確認済)

GML EQ(カラフルなノブが特徴のGeorge Massenburg EQ)

Manley Vari-Mu(コンプレッサー)

Summit Audio DCL-200 などと思われる真空管系コンプ/EQ類

🎤 マイク

Western Electric リボンマイク(1930年代製)
→ Aretha FranklinやRay Charlesも使用したモデルと同型。

Neumann U67(1960年代製)
→ KUMIのボーカル録音に主力。

AKG C30(1960年代製)
→ ビートルズ「Get Back」ルーフトップコンサートで使われたモデルと同型。

その他(画像で確認)

Sennheiser MD421(アンプ録り用、VOX AC30前に設置)

🔊 アンプ

VOX AC30 Limited Hand Wired Edition
→ メインアンプ。2台所有。ライブ・レコーディングで使用。
→ 基本アンプ直運用。エフェクターは最小限。

🎛️ エフェクター(画像・コメントより)

Electro-Harmonix Deluxe Memory Man(ディレイ/モジュレーション)

Fulltone OCD(オーバードライブ)

Xotic EP Booster(ブースター)

Vemuram Jan Ray(オーバードライブ)

Bogner Ecstasy Blue(オーバードライブ/ディストーション)

(ライブではエフェクターは極力減らし、アンプ直志向)

🔊 モニター/スピーカー類

Altec “銀箱”スピーカー(1959年製)
→ Abbey Roadスタジオでも使用されたユニット搭載。

Leslie Speaker(ロータリーキャビネット)
→ オルガンや特殊効果に使用。

📝 まとめ

NAOKIは、ビンテージギター(ES-335, Les Paul Special, Martin O-18など)とVOX AC30を軸に、アンプ直でシンプルかつ芯のあるトーンを基本としつつ、スタジオではUREI 1176やNEVE 1073、API EQなどクラシックアウトボードを駆使して“実機が鳴らす音”を作品に反映しています。
また、マイクもU67やWestern Electricなど歴史的名機を用い、アナログ的で生々しい音作りを重視しています。

▼ プロ音作りの参考資料はこちら

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