- ① 始めに(特徴紹介)
- ②使用アンプ一覧と特徴【Angra(アングラ)・Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)】
- ③使用ギターの種類と特徴【Angra(アングラ)・Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)】
- ④使用エフェクターとボード構成【Angra(アングラ)・Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)】
- ⑤音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Angra(アングラ)・Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)】
- ⑥比較的安価に音を近づける機材【Angra(アングラ)・Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)】
- ⑦総括まとめ【Angra(アングラ)・Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)】
① 始めに(特徴紹介)
AngraのKiko Loureiro(通称:キコ)は、いわゆる”速弾き王”で終わらないタイプのギタリストです。
パワーメタルの鋭いピッキングと、ブラジル音楽/ジャズ由来のリズム感(シンコペーションの置き方)を同じフレーズ内で共存させるのが最大の個性。
たとえば「Carry On」「Nova Era」系の”突き抜けるハイゲイン+明るいコード感”の中でも、単に歪ませるだけではなく、音の芯が太く、音程が立ち上がるように整えたトーンが聴こえます。
サウンド面の要点をざっくり言うと、①ハイゲインでも”中域の輪郭”を残す、②倍音が散らないよう低域を締める、③速いフレーズでも粒が潰れないようにコンプレッションの掛かり方を管理、の3つ。
これを機材側で実現するために、当時は真空管ヘッド+ブースター+ディレイ/コーラスの”王道”を使いつつ、時代が進むとAxe-Fx→Quad Cortexのようなデジタルリグへ寄せていった流れが見えます(後述)。
Ibanezのアーティスト紹介でも、Angraでの活動と”プレイヤーズ・プレイヤー”としての評価が明示されており、技巧だけでなく音楽性込みで語られる存在です。([ibanez.com](https://www.ibanez.com/usa/artists/detail/1071.html?utm_source=chatgpt.com))
実際に音を寄せるなら、まずは「ハイゲインを出しつつ、ミックスで邪魔にならない帯域に収める」こと。
ソロは中域(1k〜2k付近)の”歌い”を強め、バッキングはローの濁り(100Hz以下)と耳に痛い高域(4k〜6kの尖り)を管理して、アンサンブルで前に出すのがコツです。
この後の章で、当時の実使用機材(2002年、2005年などの時期情報つき)と、近年のデジタル移行の話をつなげて、再現手順に落としていきます。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com))
②使用アンプ一覧と特徴【Angra(アングラ)・Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)】
キコのアンプ選びは、”ハイゲインでの解像度”と”弾き心地(レスポンス)”を両立させる方向に寄っています。
2000年代前半の使用機材として、Brunetti MERCURY EL34(ヘッド&キャビ)やLaney GH100L、Mesa/Boogie Dual Rectifierなどが挙げられており、時期も2002年/2005年と明示されています。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com))
この並びを見ると、音のキャラクターは違っても「ハイゲインでも粒立ちが作りやすい」「ステージで押し出せる」方向の真空管ヘッドが中心、という共通点が見えます。
Laney VH100Rは、現代でも”抜けの良さ・レスポンス”で語られることが多いモデルで、キコのAngra期機材まとめでも挙がっています。([gitarbass.com](https://gitarbass.com/2019/12/29/angra-kiko-loureiro%E3%82%AD%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%81%AE%E4%BD%BF%E7%94%A8%E6%A9%9F%E6%9D%90%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81/?utm_source=chatgpt.com))
Angraのようなツインギター編成では、片側がローを持ちすぎるとミックスが濁りがちなので、VH100R系の「中域が前に出て輪郭が立つ」方向は理にかなっています。
一方で、よりモダン寄りのハイゲインとしてPeavey 5150のような選択肢も挙げられており、曲(時期)によって”硬めのエッジ”を狙う可能性もあります。([gitarbass.com](https://gitarbass.com/2019/12/29/angra-kiko-loureiro%E3%82%AD%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%81%AE%E4%BD%BF%E7%94%A8%E6%A9%9F%E6%9D%90%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81/?utm_source=chatgpt.com))
近年のメイン候補としてMarshall JVM410Hが挙げられるケースもあり、JVM自体が4chで幅広い歪みレンジを持つ設計です。([marshallamps.jp](https://www.marshallamps.jp/products/amplifiers/jvm/jvm410h/?utm_source=chatgpt.com))
ただし大事なのは”アンプ名”よりも、①ブースターで低域を締める、②中域の歌いを確保、③空間系で奥行きを作る、の運用。
そして現代では、DV Mark Multiamp+Neoclassic 1×12のような軽量リグ、さらにQuad Cortexへと移行して「持ち運び・再現性・PA直の安定」を優先する流れが確認できます。([reverb.com](https://reverb.com/news/video-guitar-legend-kiko-loureiro-is-selling-his-gear-on-reverb?utm_source=chatgpt.com))
結論として、Angra期の”真空管ヘッド中心”と、近年の”デジタル/軽量化”は矛盾しません。
キコの欲しいものは一貫していて、「速弾きでも潰れない芯」「バンドの中で前に出る中域」「会場や日によってブレない再現性」。
下の表は実使用寄りを優先しつつ、検索上位でよく出る候補も合わせて整理したものです。なお、時期や用途が断定できないものは備考に”想定”として明記しています。
| 機材名 | メーカー | Amazon | メルカリ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| MERCURY EL34(Head & Cabinet) | Brunetti | 検索 | 検索 | 2000年代前半の使用例として言及あり。太い中域と反応の良さで、速いフレーズでも芯を残しやすい。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| VH100R | Laney | 検索 | 検索 | Angra期の候補として挙がりやすい。抜け・レスポンス重視の方向で、ツインギターの中域整理に向く”想定”。([gitarbass.com](https://gitarbass.com/2019/12/29/angra-kiko-loureiro%E3%82%AD%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%81%AE%E4%BD%BF%E7%94%A8%E6%A9%9F%E6%9D%90%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81/?utm_source=chatgpt.com)) |
| GH100L | Laney | 検索 | 検索 | 2002年頃の使用が示されている。クラシック寄りハイゲインで”弾いた分だけ返る”系。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| Dual Rectifier | Mesa/Boogie | 検索 | 検索 | 2005年頃の使用が示されている。低域の迫力が出るので、ブースター併用で締める運用が想定される。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| JVM410H | Marshall | 検索 | 検索 | JVMシリーズ使用の言及があるケース。4chで曲ごとの切替に強い”想定”。([equipboard.com](https://equipboard.com/pros/kiko-loureiro?utm_source=chatgpt.com)) |
| Multiamp | DV Mark | 検索 | 検索 | リハ/ジャムルーム由来の個体が示される。モデリングで多彩、持ち運びも現実的。([reverb.com](https://reverb.com/news/video-guitar-legend-kiko-loureiro-is-selling-his-gear-on-reverb?utm_source=chatgpt.com)) |
| Neoclassic 1×12 Cabinet | DV Mark | 検索 | 検索 | Multiampの再生を意図した軽量キャビ。ツアー/移動の現実解。([pearl-music.co.jp](https://pearl-music.co.jp/dvmark/product/cabinets/1085/?utm_source=chatgpt.com)) |
| 5150 | Peavey | 検索 | 検索 | 検索上位の機材まとめで候補に挙がる。より硬質でモダンなハイゲイン方向の”想定”。([gitarbass.com](https://gitarbass.com/2019/12/29/angra-kiko-loureiro%E3%82%AD%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%81%AE%E4%BD%BF%E7%94%A8%E6%A9%9F%E6%9D%90%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81/?utm_source=chatgpt.com)) |
| L50H | Laney | 検索 | 検索 | 検索上位の機材まとめで候補に挙がる。クランチ〜ドライブの”厚み”側を作る用途が想定される。([gitarbass.com](https://gitarbass.com/2019/12/29/angra-kiko-loureiro%E3%82%AD%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%81%AE%E4%BD%BF%E7%94%A8%E6%A9%9F%E6%9D%90%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81/?utm_source=chatgpt.com)) |
以上より、Angra期の核は”真空管ヘッド+ブースター”で、中域の輪郭を作ることが重要で、近年はそれをデジタルで再現しやすい方向に寄っている…と、想定されます。
③使用ギターの種類と特徴【Angra(アングラ)・Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)】

キコのギター選びは、「テクニカルな演奏を邪魔しないプレイアビリティ」と「ハイゲインでも音程が崩れない安定感」が最優先です。
象徴的なのがIbanezのシグネチャーKIKO100で、Flamed Mapleトップ+Alderボディ、Edgeトレモロ、HSH配列のDiMarzio KIKOオリジナルPU、さらに19〜24Fのスキャロップ指板など”速弾き前提の設計”が公式スペックとして明記されています。([ibanez.com](https://www.ibanez.com/jp/products/detail/kiko100_00_05.html?utm_source=chatgpt.com))
この手の設計は、Angraのように速いパッセージと歌うソロを行き来する場面で、左手のタッチを軽くしても音が立ち上がりやすいのが利点です。
同じくKIKO10BPはコイルタップ(トーンノブPull)と、5Wayで細かい配線パターンを作れる仕様が示されています。([ibanez.com](https://www.ibanez.com/na/products/detail/kiko10bp_1p_04.html?utm_source=chatgpt.com))
Angraの楽曲は”クリーン〜クランチ〜ハイゲイン”の切替が曲内でも起きやすいので、ギター側で音色レンジを広げておく発想はかなり合理的。
またIbanez公式のアーティストページでも、KikoがAngraのギタリストであり、使用モデルとしてCustom SAやシグネチャーが掲載されています。([ibanez.com](https://www.ibanez.com/jp/artists/detail/1071.html?utm_source=chatgpt.com))
一方で、Ibanez以前/並行して、ESPからは2005年にシグネチャーモデル発売のプレスが出ており、27フレット拡張や12F以降のスキャロップ加工など、こちらも”テクニカル完全対応”の方向性が明確です。([espguitars.co.jp](https://espguitars.co.jp/press/20050509.html?utm_source=chatgpt.com))
さらにブラジルのTagima(タジマ)でもシグネチャーが存在し、中古個体の仕様としてボディ材、ネック材、Seymour Duncan搭載などが具体的に記載されています。([dolphin-gt.co.jp](https://www.dolphin-gt.co.jp/stockdetail/20902/?utm_source=chatgpt.com))
時期や現場(Angra在籍時/関連活動)によってブランドが移り変わりつつも、設計思想は一貫して「弾きやすさと表現力の両立」です。
アコースティック/ナイロン系も要注意で、Reverbの紹介ではGodin Multiac ACS SAが2023年ツアーで使われたこと、Godin Arena Pro CWやIbanez GA6CE-AMが2019/2021/2022ツアーや練習用途で使われたことが示されています。([reverb.com](https://reverb.com/news/video-guitar-legend-kiko-loureiro-is-selling-his-gear-on-reverb?utm_source=chatgpt.com))
Angra系の”民族/クラシカル要素”を含むアレンジでは、エレキだけでなくナイロンの質感が映える場面もあるので、ここを押さえると再現度が跳ね上がります。
以下、実使用寄りを優先しつつ、検索上位でよく出るモデル(生産終了・情報不足は備考で明示)も含めて整理します。なお未確定要素は備考で断ります。
| 機材名 | メーカー | Amazon | メルカリ | ギターの種類 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| KIKO100 | Ibanez | 検索 | 検索 | エレキ(HSH/トレモロ) | 公式スペックあり。Alderボディ+Edgeトレモロ+19-24Fスキャロップ等、速弾きと歌うソロの両立を狙った設計。([ibanez.com](https://www.ibanez.com/jp/products/detail/kiko100_00_05.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| KIKO10BP | Ibanez | 検索 | 検索 | エレキ(HSH) | コイルタップと5Wayの切替仕様が明記。クリーン〜歪みの使い分けに強い。([ibanez.com](https://www.ibanez.com/na/products/detail/kiko10bp_1p_04.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| KIKO300 | Ibanez | 検索 | 検索 | エレキ(シグネチャー) | シグネチャー群として言及されやすいモデル。詳細仕様は時期・グレードで差があるため”想定”。 |
| Custom SA | Ibanez | 検索 | 検索 | エレキ(SA系) | Ibanezアーティストページで使用モデルとして掲載。Angra〜関連活動でのメイン候補として”想定”。([ibanez.com](https://www.ibanez.com/jp/artists/detail/1071.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| Kiko Loureiro Signature(HORIZON-CTMベース/27F) | ESP | 検索 | 検索 | エレキ(ハイフレット特化) | 2005年プレスで発売決定。27F拡張・スキャロップ等が明記。([espguitars.co.jp](https://espguitars.co.jp/press/20050509.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| T-Zero(シグネチャー) | Tagima | 検索 | 検索 | エレキ(ブラジルブランド) | 国内外でシグネチャーが流通。個体によって仕様差が大きいので、写真・年式で要確認の”想定”。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| CUSTOM-MADE(2005年) | Tagima | 検索 | 検索 | エレキ(カスタム) | 2005年頃のカスタム使用として言及。詳細個体は未確定だが、当時のメインの一つだった可能性。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| Stafford Kiko Loureiro Model | Stafford | 検索 | 検索 | エレキ(シグネチャー) | 過去の使用・シグネチャーとして語られることがあるが、一次情報が不足するため”想定”。 |
| EF-508C | Takamine | 検索 | 検索 | アコギ(エレアコ) | 2005年頃の使用として言及。ステージでの取り回しを優先した可能性。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| Multiac ACS SA(Grand Concert) | Godin | 検索 | 検索 | ナイロン(エレガット) | 2023年ツアーで使用の記載。民族/クラシカル要素の再現に強い。([reverb.com](https://reverb.com/news/video-guitar-legend-kiko-loureiro-is-selling-his-gear-on-reverb?utm_source=chatgpt.com)) |
| Arena Pro CW | Godin | 検索 | 検索 | ナイロン(エレガット) | 使用個体として挙げられている。用途や時期は要追加確認の”想定”。([reverb.com](https://reverb.com/news/video-guitar-legend-kiko-loureiro-is-selling-his-gear-on-reverb?utm_source=chatgpt.com)) |
| GA6CE-AM | Ibanez | 検索 | 検索 | ナイロン(練習・ツアー) | 2019/2021/2022ツアーや練習用途で使用の記載。ホテル練にも現実的。([reverb.com](https://reverb.com/news/video-guitar-legend-kiko-loureiro-is-selling-his-gear-on-reverb?utm_source=chatgpt.com)) |
まとめると、Angra期〜関連活動の主軸は「ハイフレット/トレモロ/HSHでレンジを稼ぐ」設計で、アコ/ナイロンも含めて”曲の質感”を作る…と、想定されます。
④使用エフェクターとボード構成【Angra(アングラ)・Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)】

キコのエフェクト運用は、派手に”音を変える”というより、演奏とアンサンブルを成立させるための”制御”が中心です。
2002年頃の具体例として、Ibanez TS-9(ブースター)、Boss DD-3(ディレイ)、Boss FS-5L(フットスイッチ)、Jim Dunlop製ワウ(型番不明)が挙げられ、2005年頃にはZOOM RFX-220(デジタルリバーブ)、Danelectro Cool Cat(コーラス)、ZOOM Power Drive(オーバードライブ)が挙げられています。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com))
つまり、歪みは”アンプを押す”、空間は”奥行きと余韻”、モジュレーションは”広がり”という、王道の役割分担。
そして時代が進むと、重いヘッド+大きいボードから、Axe-Fx→Quad Cortexのような”全部入り”へ移行する理由がよりはっきりします。
Premier GuitarのRig Rundownでは、Axe-FxからNeural DSP Quad Cortexへダウンサイジングした流れが語られています。([premierguitar.com](https://www.premierguitar.com/videos/rig-rundown/megadeth?rebelltitem=16&utm_source=chatgpt.com))
さらにNeural DSP公式でも、キコ自身がQuad Cortexを「重いヘッドとペダルボードから、オーガニックさを失わず1台へ」と評価しています。([neuraldsp.com](https://neuraldsp.com/artists/kiko-loureiro?utm_source=chatgpt.com))
ここは”音の好み”というより、ツアーでの再現性・設営時間・トラブル回避を含む現場判断です。
Angra期のトーンを今やるなら、実機ペダルで組む場合でも、考え方は同じ。
①TS系で低域を削ってブースト、②ディレイはテンポ同期で”歌う余韻”だけ足す、③コーラスは薄く(掛け過ぎると粒が崩れる)、④必要ならノイズ抑制(ゲート)を足して速いフレーズの隙間を整える、が基本。
ワイヤレス(Shure ULX/ULXP系)も、エフェクターではないですが”音切れ・ノイズ・取り回し”の意味で実戦では重要な周辺機材です。([hibino-intersound.co.jp](https://www.hibino-intersound.co.jp/shure_wlmic/236.html?utm_source=chatgpt.com))
| 機材名 | メーカー | Amazon | メルカリ | エフェクターの種類 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| Axe-Fx II XL+ | Fractal Audio Systems | 検索 | 検索 | マルチエフェクター | Rig Rundownで”(以前の)Axe-Fx→Quad Cortexへ”の流れが示される。大規模リグの核だった可能性が高い。([premierguitar.com](https://www.premierguitar.com/videos/rig-rundown/megadeth?rebelltitem=16&utm_source=chatgpt.com)) |
| Quad Cortex | Neural DSP | 検索 | 検索 | ギター用マルチエフェクター | 本人コメントで”ゲームチェンジャー”。2022以降ツアーリグの主要機材として触れられる。([neuraldsp.com](https://neuraldsp.com/artists/kiko-loureiro?utm_source=chatgpt.com)) |
| G9.2tt | ZOOM | 検索 | 検索 | ギター用マルチエフェクター | 過去機材として言及。アンプのセンド/リターン活用が示唆される。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| RFX-220 | ZOOM | 検索 | 検索 | リバーブ | 2005年頃のデジタルリバーブとして言及。ソロの奥行き付けに有効。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| TS9 Tube Screamer | Ibanez | 検索 | 検索 | オーバードライブ | 2002年頃の使用として言及。低域を締めてハイゲインの輪郭を出す”ブースター運用”が王道。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| Power Drive(PD-01) | ZOOM | 検索 | 検索 | ブースター | アンプのブースト用として言及。TS系と同様に”締める”方向が想定。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| SD-1 Super OverDrive | BOSS | 検索 | 検索 | オーバードライブ | 初期使用として語られることがある定番。確証不足のため”想定”。 |
| DD-3 Digital Delay | BOSS | 検索 | 検索 | ディレイ | 2002年頃の使用として言及。ソロの”歌う余韻”を作る。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| Cool Cat | Danelectro | 検索 | 検索 | コーラス | 2005年頃のコーラスとして言及。薄く掛けて広がりを足す運用が想定。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| Wah(型番不明) | Jim Dunlop | 検索 | 検索 | ワウペダル | 2002年頃の使用として言及。歌うソロのピーク作りや、フレーズの抑揚に。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| FS-5L | BOSS | 検索 | 検索 | スイッチングシステム | 2002年頃のフットスイッチとして言及。ラック/アンプch切替用途が想定。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| ULXP14(ULX系) | Shure | 検索 | 検索 | ジャンクションボックス | 本来はワイヤレス機材。足元機材ではないが、ステージ運用の安定(音切れ・ノイズ)に直結するため周辺機材として重要。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
このように、当時は”ブースト+空間+必要最小限のモジュレーション”、近年は”マルチで統合して再現性を上げる”という設計思想で組まれている…と、想定されます。
⑤音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Angra(アングラ)・Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)】
ここが一番おいしいところ。Angra期キコの音を再現するうえで、機材名より”帯域設計”が効きます。
基本は「ハイゲインでもコードが濁らない」「速い単音が粒で聴こえる」「ソロが歌う」の3点セット。
そのために、アンプ(実機でもモデラーでも)でローを出しすぎないのが重要です。特に100Hz以下は”音量”のわりに”音程情報”が少なく、バスドラとベースにぶつかるだけになりがち。ここを整理すると一気にAngraっぽいタイトさが出ます。
具体的なEQ例(目安):
・ハイパス:80〜100Hz(バッキングは強め、ソロは少し緩め)
・ロー中域(200〜350Hz):濁るなら軽くカット、薄いなら少し足す
・中域(800Hz〜1.6kHz):”歌い”の核。ソロはここを中心に前に出す
・プレゼンス(3kHz〜5kHz):抜けを作るが、上げすぎると耳に痛いので注意
・ローパス:10kHz前後(デジタルだと特に有効。サーッという高域を抑える)
ブースター(TS9/PD-01想定)の設定は、Driveは低め、Level高め、Toneは”抜けるけど痛くない”位置が王道。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com))
目的は歪みを足すことより「ローを削って、ピッキングの芯を出す」ことです。これでLaneyやMesa系の低域の押し出しが整理され、速いパッセージでも輪郭が残る。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com))
曲ごとの使い分けとしては、Angraの”疾走系”はバッキングをタイトに(ゲート強め/低域整理)、ソロは中域を前へ(ディレイは短めでテンポ同期、リバーブは薄く)。
バラード/叙情曲は、コーラスを薄く足して横幅を作り、リバーブで”奥行き”を演出する。ただし掛け過ぎると粒が崩れてキコの持ち味が消えるので、ミックスではモジュレーションの帯域(ローを削る、ハイを丸める)を意識します。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com))
アンプのCH切り替えは、JVMなど多chなら「バッキング=硬め、ソロ=中域が出るチャンネル」に分けるのが分かりやすい。([marshallamps.jp](https://www.marshallamps.jp/products/amplifiers/jvm/jvm410h/?utm_source=chatgpt.com))
モデラー(Axe-Fx/Quad Cortex)なら、同一アンプモデルで”EQだけ変えたシーン”を作るのが現実的です。Axe-FxからQuad Cortexへという流れ自体が、ツアー現場の再現性と持ち運びの最適化として語られています。([premierguitar.com](https://www.premierguitar.com/videos/rig-rundown/megadeth?rebelltitem=16&utm_source=chatgpt.com))
PA/エンジニア目線のコツ:
・ツインギターは左右で”中域の出方”を少しずらす(同じEQにしない)
・ギターのローはベースに譲る。ギターは”中域でデカく聴かせる”
・ソロ時はフェーダーを上げるより、1k〜2kを少し持ち上げる方が自然に前に出る
・ディレイ/リバーブはステレオに広げすぎると定位がぼやけるので、モノ寄りか、サイドだけ薄く足す運用が安定
最終的に、Angra期のキコ風サウンドは「ローを締めたハイゲイン+中域の歌い+控えめ空間」で成立します。
機材は真空管でもデジタルでも到達可能で、むしろ現代はQuad Cortexのように”いつでも同じ音”を作りやすい。
以上を踏まえると、再現の近道は”機材の名前当て”ではなく”帯域と運用の設計”にある…と、想定されます。
⑥比較的安価に音を近づける機材【Angra(アングラ)・Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)】
ここは現実の勝利。1万円〜5万円(上限10万円)で寄せるなら、”本家と同じ型番”を追うより、役割を揃えるのが正解です。
キコの方向性は、①TS系ブーストでローを締める、②ディレイで歌わせる、③必要なら薄いコーラス、④ノイズを整える、⑤(できれば)モデラーで再現性を上げる。
つまり「ブースター+空間系+(マルチorアンプ)」の骨格が揃えば、Angraっぽさは出ます。TS9のような定番は今も入手しやすく、役割もそのまま。([soundhouse.co.jp](https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/45658/?utm_source=chatgpt.com))
おすすめは2ルート。
(A)マルチ1台で完結:練習〜宅録〜小箱まで一気に再現性が上がる。
(B)小型アンプ+必要最小限ペダル:弾き心地を優先しつつ、キコの”締まったブースト”と”歌う空間”を足す。
どちらでも、EQ(ハイパス&中域作り)を覚えると一気に近づきます。
| 種類 | 機材名 | メーカー | Amazon | メルカリ | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| ギター用マルチエフェクター | ME-90 | BOSS | 検索 | 検索 | 歪み+ディレイ+コーラス+ノイズ対策まで一通り揃う。Angra風は”ローを絞って中域を前へ”のEQ運用で寄る。 |
| ギター用マルチエフェクター | POD Go | Line 6 | 検索 | 検索 | アンプ/キャビシム込みで”締まったハイゲイン+空間”を作りやすい。ライブPA直にも現実的。 |
| ギター用マルチエフェクター | G6 | ZOOM | 検索 | 検索 | キコも過去にZOOM機材の使用が言及される文脈があるため”系統的に寄せやすい”発想。役割を分けて組める。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| オーバードライブ | SD-1 | BOSS | 検索 | 検索 | TS系と同じく”ローを締めるブースト”ができる。アンプの歪みを活かす用途で再現性が高い。 |
| オーバードライブ | TS9 | Ibanez | 検索 | 検索 | “本人が使ったとされる王道ブースター”。まずはここからが最短ルート。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| ディレイ | DD-8 | BOSS | 検索 | 検索 | DD-3系の”歌うディレイ”を現代的に。テンポ同期が使えてソロの再現が楽。 |
| コーラス | CH-1 Super Chorus | BOSS | 検索 | 検索 | Cool Catの”薄い広がり”役を低コストで。掛け過ぎ注意(粒が崩れる)。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com)) |
| ノイズリダクション | NS-2 | BOSS | 検索 | 検索 | 速いフレーズの”休符”を締めて、粒立ちを強調できる。ライブ照明/電源環境でも助かる。([boss.info](https://www.boss.info/jp/products/ns-2/?utm_source=chatgpt.com)) |
| アンプ(小型) | KATANA-50 MkII | BOSS | 検索 | 検索 | 宅録〜小箱の現実解。TS系ブーストとディレイを足して”タイトなハイゲイン”に寄せやすい。 |
ポイントは「安い機材で”似た役割”を揃える」こと。
本家と同じブランド/型番を追うより、ブーストとEQ運用で”中域が歌うタイトなハイゲイン”を作れば、Angraらしい抜けは出ます。
⑦総括まとめ【Angra(アングラ)・Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)】

キコ(Kiko Loureiro)の音作りの本質は、派手なギミックではなく「情報量の多い演奏を、ちゃんと聴こえる形に整える技術」です。
速弾きでも粒が潰れず、コードでも濁らず、ソロは歌う。これは”才能”だけじゃなく、機材とEQの運用で実現されています。
2000年代前半はBrunettiやLaney、Mesaといった真空管ヘッド中心で、TS9などでブーストし、ディレイ/コーラス/リバーブで奥行きを足す王道リグが見えます。([one-0.com](https://www.one-0.com/kiko-loureiro.html?utm_source=chatgpt.com))
そして近年は、Axe-Fx→Quad Cortexのように、現場での再現性と身軽さを優先して”1台に統合”する流れが語られています。([premierguitar.com](https://www.premierguitar.com/videos/rig-rundown/megadeth?rebelltitem=16&utm_source=chatgpt.com))
ここが面白いところで、音のキャラクターは変えても、狙っている核心は変わっていない。
つまり、あなたが目指すべきは「アンプ名当てゲーム」ではなく、①ローを締めるブースト、②中域で歌わせるEQ、③空間系は控えめで情報を壊さない、④曲ごとに切り替えやすい仕組み、の4点です。
再現の最短ルートは、TS系(またはSD-1系)で低域を削ってアンプ(またはモデラー)を押し、ディレイで余韻を作り、EQで中域の芯を立てること。
ギターはHSH+トレモロ+ハイフレットへのアクセスが良いタイプが扱いやすく、KIKO100のような設計が”方向性”としてはど真ん中です。([ibanez.com](https://www.ibanez.com/jp/products/detail/kiko100_00_05.html?utm_source=chatgpt.com))
さらにナイロン/アコの質感も押さえると、Angraのクラシカル要素まで再現度が上がります。([reverb.com](https://reverb.com/news/video-guitar-legend-kiko-loureiro-is-selling-his-gear-on-reverb?utm_source=chatgpt.com))
最後に。キコ風サウンドは、派手に歪ませるより「整える」ほど近づきます。
あなたの手元の機材が何であれ、帯域設計と運用(ブースト、EQ、空間の量)を詰めれば、十分に”それっぽい輪郭”が出る。
以上を踏まえると、Angra(アングラ)×Kiko Loureiro(キコ)風の音作りは、”整理されたハイゲイン”の科学であり、再現可能…と、想定されます。

