【ひばりくん】女王蜂風サウンドの作り方＋ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

始めに（特徴紹介）
使用アンプ一覧と特徴【女王蜂・ひばりくん】
使用ギターの種類と特徴【女王蜂・ひばりくん】
使用エフェクターとボード構成【女王蜂・ひばりくん】
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【女王蜂・ひばりくん】
比較的安価に音を近づける機材【女王蜂・ひばりくん】
総括まとめ【女王蜂・ひばりくん】
下記恐らく使用（所持）している機材のまとめです。参考までに！

始めに（特徴紹介）

女王蜂のギタリスト・ひばりくんは、バンドの独創的な世界観を支える重要な存在です。彼のプレイスタイルは、クリーンで煌びやかなトーンから、歪みを効かせた鋭いロックサウンドまで幅広く、楽曲ごとに大胆な音作りを行っているのが特徴です。

代表曲においてもその音作りの幅広さが発揮されており、疾走感あるリフではMarshallやROLAND JC-120を活かした厚みのある音像、繊細なアルペジオではMartin D-28のアコースティックな質感を取り入れるなど、場面に応じた巧みな選択が印象的です。

また、ひばりくんはBOSSの定番エフェクター群を多用し、ブルースドライバーによるピッキングニュアンスの再現や、DD-20による深みのあるディレイなどを巧みに使い分けています。これにより、女王蜂の楽曲に求められる妖艶かつエネルギッシュなギターサウンドを実現しています。

彼の音が注目される理由は、単に機材の選択だけでなく、各機材の個性を最大限に引き出しながらバンドサウンドに溶け込ませている点にあります。ライブでもスタジオでも、そのサウンドは常に「女王蜂らしさ」を体現しており、聴く者に強い印象を与えます。

特に近年はMarshall ASTORIAなどビンテージライクなアンプを導入し、よりクラシカルで奥行きのあるサウンドを追求していることも注目されています。

つまり、ひばりくんの音作りの本質は「幅広いジャンルを自在に行き来できる柔軟さ」と「妖艶で唯一無二の存在感」にあり、その両立が女王蜂の音楽世界を支えているのです。

▶ 女王蜂の公式YouTube動画を検索

使用アンプ一覧と特徴【女王蜂・ひばりくん】

ひばりくんが女王蜂で使用しているアンプは、クリーンからドライブまで幅広く対応できるモデルが多く、バンドの多彩な楽曲スタイルを支えています。特にROLAND JC-120は長年愛されてきた定番のクリーンアンプで、煌びやかで立体感のあるクリーントーンが特徴です。女王蜂の楽曲における透明感あるアルペジオや、ボーカルを引き立てるバックのコードワークで大きな役割を果たしています。

一方で、Fender Dual Professionalは、Fenderアンプらしいスパークル感と太さを併せ持ち、リバーブやビブラートを活かすことで、奥行きのあるサウンドを実現しています。女王蜂の楽曲における幻想的な雰囲気づくりに大きく寄与していると考えられます。

また、Marshall ASTORIAはヴィンテージライクな外観と、クリスタルなクリーンから程よいドライブまで幅広いレンジを持つアンプです。女王蜂が放つロック的要素を強調する際に、このMarshall特有の中域の張り出しが活きていると考えられます。これにより、スタジオ録音でもライブでも存在感のあるギターサウンドを作り出しているといえるでしょう。

さらに、ラックシステムとしてMarshall JMP-1（プリアンプ）とMarshall EL34 100/100（パワーアンプ）の組み合わせが確認されており、これによって安定した音圧と迫力のある歪みを得ることができます。こうしたシステムは、ライブ会場の規模や楽曲の方向性に応じて使い分けられていると考えられます。

まとめると、ひばりくんのアンプセレクトは「煌びやかで透明感のあるクリーン」と「力強いロックなドライブ」を両立させる狙いがあり、女王蜂の多彩な楽曲に応じて使い分けられていると想定されます。

機材名	メーカー	Amazon最安値URL	アーティスト	ギタリスト	備考
ROLAND JC-120 Jazz Chorus	Roland	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	定番のクリーントーン。女王蜂楽曲のアルペジオやコードに使用。
Fender Dual Professional	Fender	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	スパークル感のあるクリーンとリバーブが特徴。幻想的な曲調にマッチ。
Marshall ASTORIA	Marshall	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	ヴィンテージライクなルックス。ロック的な中域の張り出しが特徴。
Marshall JMP-1	Marshall	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	プリアンプ。ラックシステムで安定したドライブを提供。
Marshall EL34 100/100	Marshall	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	100W+100Wのステレオパワーアンプ。迫力のあるサウンドを実現。

使用ギターの種類と特徴【女王蜂・ひばりくん】

ひばりくんが女王蜂で使用しているギターは、ジャンルの幅広さを反映した個性的なモデルが揃っています。まず、Moon guitars ST-Customはストラトキャスタータイプのモダンな仕様を持つギターで、鋭いカッティングや煌びやかなクリーンに強みを発揮します。女王蜂の楽曲において、疾走感のあるパートや立体的なクリーンアルペジオで多用されていると考えられます。

次に、GRETSCH DUO JETはジョージ・ハリスン使用でも有名なモデルで、荒々しいロックなトーンが特徴です。女王蜂のエネルギッシュな楽曲において、厚みのあるコードストロークやグルーヴ感を演出する場面で用いられることが多いでしょう。ひばりくんのサウンドにおける“ロックらしさ”を象徴する1本といえます。

アコースティックギターではMartin D-28が挙げられます。ドレッドノート型の王道モデルで、広い音域と煌びやかさを兼ね備えています。アコースティック主体の楽曲や、バラード的なパートにおいて繊細なニュアンスを支える存在です。レコーディングだけでなく、ライブでも女王蜂のサウンドスケープを彩る重要な機材です。

これらの選択から見えるのは、ひばりくんが「モダンな鋭さ」「ロックの厚み」「アコースティックの深み」という3つの柱を組み合わせることで、多彩な楽曲表現に対応しているという点です。それぞれのギターが役割分担を担い、楽曲ごとに音色を変化させることで、女王蜂の世界観を強く支えているといえるでしょう。

まとめると、ST-Customのモダンさ、DUO JETの荒々しさ、Martin D-28の温かみというバランスによって、ひばりくんは独自のギタートーンを築いていると想定されます。

機材名	メーカー	Amazon最安値URL	アーティスト	ギタリスト	ギターの種類	備考
Moon guitars ST-Custom	Moon	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	エレキギター（ストラトタイプ）	モダンなストラトキャスタータイプ。鋭いカッティングや煌びやかなクリーン。
GRETSCH DUO JET	Gretsch	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	エレキギター（シングルカッタウェイ）	ジョージ・ハリスン愛用でも知られる。荒々しいロックなサウンド。
Martin D-28	Martin	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	アコースティックギター（ドレッドノート）	煌びやかで広い音域。バラードやアコースティック曲に使用。

使用エフェクターとボード構成【女王蜂・ひばりくん】

ひばりくんのエフェクターボードは、BOSSを中心とした定番機材で構成されており、シンプルながら多彩な表現が可能なセットアップとなっています。女王蜂の楽曲は、妖艶で幻想的なサウンドから、荒々しいロックテイストまで幅広く求められるため、エフェクター選びも非常に実用的かつ表現力豊かです。

まず歪み系では、BOSS BD-2 Blues Driverが重要な役割を担っています。ピッキングのニュアンスを素直に反映するため、曲によっては軽いドライブからブルージーなソロまで幅広く対応可能です。女王蜂の楽曲における歯切れの良いリフや、艶のあるリードトーンに貢献していると考えられます。

空間系では、BOSS DD-20 Digital Delayが存在感を放っています。最大23秒という長大なディレイタイムを活用し、幻想的な空気感を演出しています。また、BOSS MO-2 Multi Overtoneによる倍音付加は、ギターサウンドに独特の厚みや広がりを与え、バンド全体のミックスの中で際立つ存在感を作り出しています。

モジュレーション系では、BOSS BF-3 FlangerやBOSS TR-2 Tremoloが確認されています。BF-3はジェット機サウンドのような強烈なうねりを加えることができ、女王蜂の前衛的な楽曲にマッチします。一方TR-2はビンテージライクな揺れを再現し、アコースティック曲や静謐な場面において雰囲気を醸し出します。

さらに、ラックシステムとしてMarshall JMP-1（プリアンプ）とMarshall EL34 100/100（パワーアンプ）が組み合わされており、ペダルボードと組み合わせることでライブでもスタジオでも安定した音圧と迫力のある歪みを実現しています。これにより、ひばりくんの音作りは常にバンドの多彩な楽曲表現に対応できる柔軟性を持っていると想定されます。

総じて、ひばりくんのエフェクターボードは「定番＋拡張性」のバランスを重視しており、スタジオレコーディングでもライブでも安定した再現性を確保しつつ、独自の妖艶な世界観を支えているといえるでしょう。

機材名	メーカー	Amazon最安値URL	アーティスト	ギタリスト	エフェクターの種類	備考
BOSS BD-2 Blues Driver	BOSS	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	オーバードライブ	定番オーバードライブ。ピッキングニュアンスが出やすい。
BOSS MO-2 Multi Overtone	BOSS	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	モジュレーション系	倍音を付加し、厚みと広がりを演出。
BOSS DD-20 Digital Delay Giga Delay	BOSS	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	ディレイ	最長23秒のディレイを搭載。幻想的なサウンド作りに必須。
BOSS BF-3 Flanger	BOSS	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	フランジャー	ジェット機サウンドや空間系の揺れを演出。
BOSS TR-2 Tremolo	BOSS	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	トレモロ	ビンテージアンプ系の揺れを再現。幅広い調整が可能。
Marshall JMP-1	Marshall	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	プリアンプ/アンプシミュレーター	ラック用プリアンプ。安定した歪みサウンドを提供。
Marshall EL34 100/100	Marshall	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	パワーサプライ	ステレオ100W+100Wのラック用パワーアンプ。迫力ある音圧を実現。

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【女王蜂・ひばりくん】

ひばりくんの音作りは、女王蜂の独自の音楽性に合わせて「艶やかで透明感のあるクリーン」と「荒々しいロックな歪み」の両立を目指したセッティングが特徴です。EQやエフェクトの使い分けが非常に緻密であり、ステージでもレコーディングでも一貫した存在感を放っています。

まずクリーントーンについては、ROLAND JC-120やFender Dual Professionalといったクリーン寄りのアンプを活用し、トレブルとプレゼンスをやや上げることで煌びやかさを強調しています。ミドルは控えめに設定されることが多く、これによりボーカルや他の楽器の隙間を邪魔しない抜け感を演出しています。リバーブはJC-120の内蔵スプリングや外部リバーブで深めにかけ、女王蜂特有の妖艶で浮遊感のある音空間を支えています。

歪み系のサウンドでは、Marshall ASTORIAやラックシステム（JMP-1＋EL34 100/100）の組み合わせを用い、ミドルを前に出してロックらしい力強さを強調。BOSS BD-2をフロントに置いてゲインブーストすることで、ピッキングニュアンスを活かしたオーバードライブサウンドを作り出しています。特にライブにおいては、ブースター的にBD-2を使い、リードプレイ時の音量と抜け感を調整することが多いと想定されます。

空間系処理では、BOSS DD-20を用いたディレイの使い方が鍵です。短いスラップバック風のディレイから、ロングテイルのアンビエントなディレイまで使い分け、曲の展開に合わせて厚みや奥行きを演出しています。特に幻想的な楽曲では、ディレイタイムを長めに設定し、ステレオで広がりを持たせることで立体的なサウンドを実現しています。

モジュレーションでは、BF-3 Flangerを深めにかけてジェット機のような質感を作り、曲のダイナミックな展開に合わせたアクセントを加えています。また、TR-2 Tremoloを使って揺れ幅を細かく調整し、バラードや実験的なパートで独特の揺らぎを演出。MO-2 Multi Overtoneは特にアルペジオや単音フレーズに加えることで倍音を強調し、幻想的な音色を作り上げています。

ミックス面においては、ひばりくんのギターは「空間を埋める」というよりも「空間に輪郭を描く」ような処理がされていることが多いです。レコーディングではステレオマイキングによる広がりの確保、EQでのローカット（80Hz前後）による低域の整理、コンプレッサーによるアタックの整形など、エンジニアリング面での工夫が目立ちます。

また、女王蜂のサウンドはボーカルが前面に出る構成が多いため、ギターのミッドレンジを意図的に少し削り、代わりにハイミッドやトレブルを強調する傾向があります。これによりギターは埋もれず、かつボーカルを邪魔しない絶妙なバランスを保っています。

ライブとレコーディングでの使い分けも特徴的で、ライブではJC-120とラックシステムを併用し、ステレオで広がりのある音像を作り出す一方、レコーディングではMarshall ASTORIAやFenderアンプをシングルで使用し、マイク録りで質感を変化させることも多いと考えられます。

総合すると、ひばりくんの音作りは「EQでの中域の整理」「空間系の緻密な使い分け」「ディレイやモジュレーションによる独自の浮遊感演出」という3点に集約されます。これにより、女王蜂特有の妖艶で独創的な世界観が成立していると想定されます。

比較的安価に音を近づける機材【女王蜂・ひばりくん】

ひばりくんの音作りは高価なアンプやカスタムギターを組み合わせたプロ仕様ですが、初心者や中級者が「女王蜂風のサウンド」を再現するためには、比較的安価で入手しやすい機材を選ぶのが現実的です。ここでは1万円〜5万円程度を中心に、女王蜂らしい「煌びやかなクリーン」「妖艶で浮遊感のある空間」「ロックな力強いドライブ」を実現できるおすすめ機材を紹介します。

まずクリーントーンを再現したい方には、ROLAND JC-22がおすすめです。JC-120の弟分として位置付けられる小型コンボアンプで、同じくコーラス回路を搭載。自宅練習や小規模ライブでもJC系の煌びやかなトーンを手に入れることができます。大きな音量を必要としない環境では、JC-22で十分に女王蜂らしいクリーントーンを再現可能です。

オーバードライブについては、BOSS BD-2 Blues Driverが最適です。ひばりくん本人も使用しているため、音色のニュアンスをそのまま体感できるのは大きな魅力です。クランチからブルースロック的な歪みまで幅広く対応し、ピッキングの強弱がそのまま音に現れるため、女王蜂の楽曲に求められる表現力を実感できるでしょう。

空間系エフェクトでは、BOSS DD-8が万能です。ひばりくん愛用のDD-20と同じBOSS Delayシリーズで、現行品としてはよりコンパクトかつ高機能。最大10秒のディレイ、ルーパー機能、モダンからアナログ風まで幅広いディレイモードを搭載しているため、幻想的で立体的な空間を作るには十分です。さらにステレオ対応なので、広がりのあるサウンドを狙えます。

モジュレーション系では、BOSS TR-2 TremoloとBF-3 Flangerを揃えるのが理想ですが、予算を抑えるならマルチエフェクターの導入も有効です。たとえばBOSS GT-1は2〜3万円程度で入手可能で、ひばりくんの使うトレモロやフランジャー、ディレイやオーバードライブなど一通りの音を再現できます。自宅練習からライブまで対応でき、初心者にも扱いやすいのが利点です。

アコースティックギターのMartin D-28は高価ですが、YAMAHA FGシリーズなど2〜3万円程度で購入できるモデルでも、煌びやかで広がりのあるトーンを再現できます。特に録音や練習段階では十分代用可能で、女王蜂のアコースティック曲に挑戦したい人におすすめです。

まとめると、ROLAND JC-22でクリーンを作り、BD-2で歪みを加え、DD-8やマルチエフェクターで空間系を補強すれば、比較적安価にひばりくんの音に近づけることが可能です。大切なのは機材の価格よりも、EQやエフェクトの使い方、そしてプレイスタイルの工夫で女王蜂らしい「艶やかさ」と「浮遊感」を表現することです。

種類	機材名	メーカー	Amazon最安値URL	アーティスト	ギタリスト	備考
アンプ	ROLAND JC-22	Roland	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	JC-120の小型版。自宅や小規模ライブで煌びやかなクリーンを再現可能。
オーバードライブ	BOSS BD-2 Blues Driver	BOSS	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	本人使用モデル。ピッキングニュアンス重視の歪みを安価に体験可能。
ディレイ	BOSS DD-8 Digital Delay	BOSS	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	DD-20の現行進化版。多彩なモードとステレオ出力で幻想的な空間を演出。
マルチエフェクター	BOSS GT-1	BOSS	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	トレモロやフランジャーを含む幅広いエフェクトを搭載。初心者に最適。
アコースティックギター	YAMAHA FG820	YAMAHA	Amazonで探す	女王蜂	ひばりくん	Martin D-28の代替として入門向けに最適。煌びやかなサウンドを再現。

総括まとめ【女王蜂・ひばりくん】

ひばりくんの音作りを総括すると、「妖艶さ」と「力強さ」を両立させるバランス感覚に集約されます。女王蜂というバンドは、唯一無二のビジュアルとサウンドで知られていますが、その根幹を支えているのが彼のギターサウンドです。煌びやかなクリーントーンと、荒々しくも繊細なドライブサウンドを場面によって使い分けることで、楽曲全体に緩急と奥行きを生み出しています。

使用機材を見ると、ROLAND JC-120やFender Dual Professionalといった定番のクリーンアンプに加え、Marshall ASTORIAやラックシステムを組み合わせ、幅広いトーンを自在に操れるよう設計されています。また、ギターはMoon guitars ST-Customのモダンな鋭さ、GRETSCH DUO JETのロック的な厚み、Martin D-28のアコースティックな煌びやかさといった個性豊かなラインナップで、ジャンルを横断する表現を可能にしています。

さらにエフェクター群もBOSSを中心とした実用的かつ多彩な構成で、BD-2によるオーバードライブ、DD-20やMO-2による幻想的な空間演出、BF-3やTR-2のモジュレーションによる立体感と揺らぎを巧みに使い分けています。これらの選択は決して派手さだけを狙ったものではなく、バンド全体の音像を支えるための機能的な配置であり、プロフェッショナルな現場での経験を感じさせます。

総じて、ひばりくんの音作りの本質は「女王蜂というバンドの世界観をギターでどう支えるか」にあり、個人のプレイスタイルを押し出しすぎることなく、楽曲全体の雰囲気を最大限に引き立てています。これこそが、聴衆に強烈な印象を残すサウンドの秘密でしょう。

読者がひばりくんの音を再現する際には、必ずしも全く同じ機材を揃える必要はありません。重要なのは、EQやエフェクトの調整、プレイのニュアンスに気を配り、「クリーンの煌びやかさ」「歪みの力強さ」「空間の幻想性」を意識して音作りをすることです。比較的安価な代替機材でも十分に女王蜂風のサウンドを体感できるでしょう。

最後に強調したいのは、ひばりくんの音作りは「技術」よりも「感性」に重きを置いているという点です。楽曲に寄り添い、必要な場面で必要な音を選択するそのセンスこそが、女王蜂の音楽を唯一無二のものにしているのです。機材を揃えることは入り口に過ぎず、本質は「どう鳴らすか」「どう表現するか」にあります。ぜひあなた自身の感性で音作りを試し、女王蜂らしい世界観に触れてみてください。