始めに(特徴紹介)
シンガーソングライターとして圧倒的な世界観を築くEveは、楽曲のアレンジやレコーディングだけでなく、ライブにおいても独自のギタートーンを響かせています。
彼のサウンドの特徴は、繊細さと重厚さの共存にあります。アコースティックでの透明感ある響きから、オーバードライブを絡めた鋭いカッティング、さらには空間系エフェクトを駆使した幻想的なサウンドスケープまで幅広く展開されます。
代表曲「ドラマツルギー」や「遊生夢死」では、ギターが単なる伴奏を超え、楽曲の感情そのものを支える役割を果たしています。特に「遊生夢死」ではE-BOWを使い、持続音による浮遊感を演出しているのが特徴です。
また、2023年のツアー「虎狼来」「花嵐」では、Shior製のカスタムギターやMarshall×Fender Bassmanの組み合わせで、重厚ながらもクリアな音像をライブ空間に響かせました。
Eveのギタープレイは技巧的な速弾きよりも、和声感や空間のコントロールに重点を置いています。シンプルなリフやコードワークでも、その音色設計の巧みさが際立っており、聴く者を一瞬で彼の世界へ引き込みます。
SNSや本人発信の写真・ツイートからも、時期ごとにギターボードの内容が変わることが確認されており、その時々の楽曲テーマに合わせて音作りを調整しているのが分かります。
こうした特徴により、Eveの音作りは「シンガーソングライターの枠を超えたギタリスト的存在感」を放っており、今後の活動においても注目すべき要素と言えるでしょう。
使用アンプ一覧と特徴【Eve・Eve】
Eveが使用するアンプは、彼のサウンドの根幹を支える重要な要素です。ライブやレコーディングでの写真・SNSの発言などから判明している実機材は、ヴィンテージ系Fenderや王道のMarshallを軸としながら、時期によって変遷しています。
特に2020年にオーバーホールされたMarshall JCM800は、Eveサウンドの重厚なディストーションを支える中心的存在です。硬質な歪みながらも中域に厚みがあり、彼のエモーショナルなボーカルを邪魔しない絶妙なトーンバランスを生み出しています。
一方で、クリーントーンや軽いドライブにおいてはFender Bassman 70やBlues Deluxeを使用しており、特にBassmanはMarshall 1922キャビネットと組み合わせることで太さと抜けを兼ね備えた音像を実現しています。
また、2019年のツイートでは’78 Telecasterと80’s Fender Concertの組み合わせが確認されており、これは当時の楽曲に必要な独特のクランチ感を得るためだったと考えられます。
さらに近年のライブでは、Blackstar Amped 1を導入しており、これはデジタルアンプながらパワーアンプライクなサウンドが得られるモデルです。「花嵐」での使用例では、ペダルエフェクトと組み合わせて現代的かつ機動性の高いセッティングを行っていることが確認できます。
ロードボックスとしてUniversal Audio OXを併用する場面もあり、これは自宅レコーディングや音作りの細かい検証に活用していると想定されます。
このようにEveは、時期や楽曲コンセプトに合わせてアンプを使い分けるスタイルを持ち、クラシックな真空管アンプから最新のデジタル機材まで幅広く取り入れています。ヴィンテージの温かみとモダンな利便性を融合させた選択が、彼の独自性を支えていると考えられるでしょう。総じて「MarshallとFenderの伝統的なサウンドを基盤にしつつ、現代的なエフェクトとの相性を追求する」という姿勢が見えてきます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
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Marshall JCM800 | Marshall | Amazonで探す | Eve | Eve | 2020年にオーバーホール。ライブでの定番アンプ。 |
Marshall 1922 Cabinet | Marshall | Amazonで探す | Eve | Eve | Bassmanと組み合わせて使用、ライブでは2発スタックあり。 |
Fender Bassman 70 | Fender | Amazonで探す | Eve | Eve | 70Wモデル、Marshallキャビと組み合わせてクリーンも活用。 |
Fender Blues Deluxe | Fender | Amazonで探す | Eve | Eve | 暖かみのあるクリーントーンでスタジオ用に使用。 |
Fender Concert (80’s) | Fender | Amazonで探す | Eve | Eve | 2019年ツイートでTelecasterと併用。 |
Blackstar Amped 1 | Blackstar | Amazonで探す | Eve | Eve | 「花嵐」で使用。軽量かつモダンなサウンド。 |
Universal Audio OX | Universal Audio | Amazonで探す | Eve | Eve | ロードボックス。レコーディングや宅録で使用。 |
使用ギターの種類と特徴【Eve・Eve】
Eveが使用するギターは、本人のサウンドの多様性を支える大きな要素です。ライブやレコーディングではカスタムモデルからヴィンテージ、セミアコやアコースティックまで幅広く使い分けています。
特に2023年ツアー「虎狼来」「花嵐」では、Shior製のカスタムギターを中心に採用し、オリジナリティ溢れるルックスとサウンドで注目を集めました。メインは「Shior Modern Oddity JM Olympic White」で、ジャズマスター系の形状を持ちながらもモダンなピックアップ構成により、クリーンから歪みまで幅広い音をカバーしています。
さらに「Shior Stratocaster Gold(ハムバッカー仕様)」もEveの主要な選択肢です。ハムバッカー搭載により、太いリードトーンやハードなリフにも対応可能で、バンドサウンドの中で存在感を発揮します。
また、SS SYMBA Ⅱ StratocasterやFender ’78 Telecasterも過去に確認されており、Telecasterは2019年にFender Concertアンプと組み合わせたツイートが残っています。これにより、当時のサウンド作りはややクランチ寄りだったことが伺えます。
青いセミアコ「D’Angelico NYSS-3B」やPsychederhythm製Jazzmasterは、Eveがライブでの雰囲気演出に用いるモデルであり、楽曲の表情を豊かにする役割を担っています。「花嵐」でのパフォーマンスではPsychederhythm Jazzmasterが印象的に使用されました。
また、アコースティックギターとしては「Gibson Hummingbird」やクラシックギター「OrpheusValley GatGuitar」を取り入れ、弾き語りやバラード系の楽曲に深みを加えています。
こうしたギターの選択は単なる機材の多様化ではなく、楽曲テーマやライブごとの演出意図を反映したものです。楽曲の世界観に応じて「どのトーンを選び取るか」を意識的に行っており、結果としてリスナーに強い没入感を与える音作りにつながっています。
総じてEveは「モダンなカスタムギターを軸に、ヴィンテージやセミアコを曲ごとに切り替えるスタイル」を持つギタリストである、と想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | ギターの種類 | 備考 |
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Shior Modern Oddity JM Olympic White | Shior | Amazonで探す | Eve | Eve | エレキギター(ジャズマスター系) | メイン使用。ツアー「虎狼来」「花嵐」で確認。 |
Shior Stratocaster Gold(ハムバッカー) | Shior | Amazonで探す | Eve | Eve | エレキギター(ストラトタイプ) | ハムバッカー仕様。リード用や重めの楽曲で使用。 |
SS SYMBA Ⅱ Stratocaster | SS | Amazonで探す | Eve | Eve | エレキギター(ストラトタイプ) | サブギターとして確認。 |
Fender ’78 Telecaster | Fender | Amazonで探す | Eve | Eve | エレキギター(テレキャスター) | 2019年ツイートでConcertアンプと組み合わせ。 |
D’Angelico NYSS-3B | D’Angelico | Amazonで探す | Eve | Eve | セミアコ | 青いボディのセミアコ。ライブで使用。 |
Psychederhythm Jazzmaster | Psychederhythm | Amazonで探す | Eve | Eve | エレキギター(ジャズマスタータイプ) | 「花嵐」で使用。個性的なルックス。 |
OrpheusValley GatGuitar | OrpheusValley | Amazonで探す | Eve | Eve | クラシックギター | ガット弦モデル。バラードや弾き語り用。 |
Gibson Hummingbird | Gibson | Amazonで探す | Eve | Eve | アコースティックギター | 代表的なアコギ。弾き語りやレコーディングで使用。 |
使用エフェクターとボード構成【Eve・Eve】
Eveのエフェクターボードは、時期やツアーごとに大きく変化しているのが特徴です。2019年のボード写真や2022年のルーパー購入ツイートなどからも、その都度最適化していることが確認できます。
オーバードライブの基本はFulltone OCDシリーズ(Ver.1.4〜1.7およびV2)で、ナチュラルかつ粒立ちの良い歪みを得ています。また、JHS Angry Charlie V3やFRIEDMAN BE-ODといったハイゲイン系も導入されており、激しい楽曲ではMarshall JCM800と組み合わせることでラウドなトーンを構築しています。
ブースターとしてはCeriatone Centura(Klon系)やCreation Audio Labs MK.4.23を活用し、ソロ時の音抜けを補強。Providence Silky DriveやVelvet Compを加えることで、粒立ちの良いドライブやコンプ感を演出しています。
空間系ではEventide TIME FACTORやEmpress Echosystemを使用し、ディレイの質感を楽曲ごとに変化させています。特にTIME FACTORはBUMP OF CHICKENの藤原基央も使用していることで知られ、Eveも厚みあるディレイサウンドを重視していることが分かります。
モジュレーション系も多彩で、JAM Pedals The Chill/Big Chill(トレモロ)、Ripple Phaser(フェイザー)、さらにEventide ModFactorなどを導入。これにより幻想的で浮遊感のあるサウンドを生み出し、Eveの楽曲特有の空気感を作り上げています。
ワウペダルもJAM Wahcko、VOX V845、Xotic XW-1と複数を使い分け、ライブでのニュアンスを大きく広げています。Eveのギタープレイは歌に寄り添うことが多いため、音の表情付けが非常に重要であることがうかがえます。
さらに、ルーパーとして2022年に購入を報告したTC Electronic Ditto X2 Looperを導入。これはライブの中でループフレーズを積み重ねる演出に活かされており、ソロステージや編成が限られた場面でも効果的に利用されているようです。
その他、Benson Germanium BoostやシミーさんAB Boxなどのユニークな機材も採用され、ライブごとの個性あるボードを形成しています。総合的に見ると「定番+独自選択」のバランスでEveの音作りは成り立っていると想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | エフェクターの種類 | 備考 |
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Fulltone OCD V2 | Fulltone | Amazonで探す | Eve | Eve | オーバードライブ | メインの歪みペダル。ナチュラルなクランチ。 |
JHS Angry Charlie V3 | JHS | Amazonで探す | Eve | Eve | ディストーション | ハイゲイン系。Marshallライクなドライブ感。 |
Ceriatone Centura | Ceriatone | Amazonで探す | Eve | Eve | ブースター | Klon系。ソロ時の音抜けに使用。 |
Eventide TIME FACTOR | Eventide | Amazonで探す | Eve | Eve | ディレイ | 空間系の要。厚みあるディレイサウンド。 |
Empress Echosystem | Empress | Amazonで探す | Eve | Eve | ディレイ | ライブで使用。多彩なディレイアルゴリズム。 |
JAM Pedals Wahcko Wah | JAM Pedals | Amazonで探す | Eve | Eve | ワウペダル | 表情付け用。ニュアンスを強調。 |
TC Electronic Ditto X2 Looper | TC Electronic | Amazonで探す | Eve | Eve | ルーパー | 2022年購入ツイートあり。ライブで重ね録りに使用。 |
Benson Germanium Boost | Benson | Amazonで探す | Eve | Eve | ブースター | ライブ使用確認。独特のキャラクターを付加。 |
Providence PEC-04 | Providence | Amazonで探す | Eve | Eve | スイッチングシステム | ボード全体を効率的にコントロール。 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Eve・Eve】
Eveの音作りは、単に機材を揃えるだけでは再現できないほど緻密に構築されています。ライブやレコーディングにおいて、アンプのEQ、エフェクトの組み合わせ、さらにはミックス時の処理まで徹底的に作り込まれていることが特徴です。
その基本となるのは、Marshall JCM800やFender Bassmanといったアンプの組み合わせです。Marshallではミドルをしっかり持ち上げ、Bassmanではローを自然に活かすことで、Eveの楽曲特有の「抜けの良さと厚みの共存」が可能になっています。
EQ面では、クリーン系のセッティングにおいてはトレブルを5〜6程度、ベースを4〜5、ミドルをやや高め(6〜7)に設定することが多いと想定されます。これにより、ボーカルを邪魔しない透明感を確保しつつ、バンド全体の中で存在感を保っています。
ディストーションを用いる際は、アンプのゲインは中程度(5〜6)に抑え、オーバードライブペダル側でプッシュする手法を取っていると考えられます。Fulltone OCDやJHS Angry Charlie V3は、粒立ちの良い歪みを追加し、ギターのアタックを前に出す効果を担います。
空間系の使い方もEveの音作りの要です。Eventide TIME FACTORやEmpress Echosystemによるディレイは、原音に対して30〜40%程度のミックスで設定されることが多く、深すぎず、かつ広がりを持たせる絶妙なバランスを実現します。曲によってはディレイタイムをテンポシンクさせ、アルペジオやクリーンフレーズを厚く響かせています。
トレモロやフェイザーは、揺れを極端に深くするのではなく、あくまで「浮遊感を添える程度」に抑えられているのもポイントです。これにより楽曲の雰囲気を壊さずに彩りを与えています。
レコーディングにおける工夫としては、Universal Audio OXなどのロードボックスを活用したキャビネットシミュレーションが想定されます。これにより深夜やスタジオ外でも本格的なアンプサウンドを収録でき、さらにEQ調整の幅も広がります。
また、Fishman Aura Acoustic Imaging Blenderはアコースティックギター用の空間処理に用いられ、「Gibson Hummingbird」や「OrpheusValley GatGuitar」の自然な響きをライブPAや録音環境で再現する役割を果たしています。
ミックスの段階では、ギターの定位は左右に広げつつ、ボーカル帯域(2〜4kHz付近)に被らないようにEQでカットする傾向が見られます。特にEveの楽曲はボーカルが中心に据えられるため、ギターの中高域は丁寧に整理され、逆に1〜2kHzや低域(100〜200Hz)の厚みを残すことで支えとなっています。
さらにリバーブは深めにかけず、ルーム感を演出する程度に留めるのが特徴です。ディレイとのコンビネーションで奥行きを作り、全体の空間を広げています。
ライブではボリュームペダル(Shin’s Music Baby Perfect Volume Hybridなど)を用いたダイナミクスコントロールも重要です。小さなフレーズではボリュームを絞り、サビで一気に上げることで、バンド全体の盛り上がりに合わせてダイナミクスを演出しています。
また、E-BOWを使った「遊生夢死」での持続音表現は、ミックス段階で他の楽器と重ね合わせる際にも特別な処理が施されていると考えられ、コンプレッサーやEQで帯域を整えることで浮遊感を損なわずに存在感を保っています。
総じてEveの音作りは「アンプのキャラクターを活かしつつ、EQで緻密に整理し、空間系エフェクトで世界観を補強する」スタイルに集約されます。ギターが前面に出過ぎることなく、ボーカルを引き立てつつも楽曲全体の雰囲気を決定づける存在となっており、このバランス感覚が彼の音作りの本質であると考えられるでしょう。
比較的安価に音を近づける機材【Eve・Eve】
Eveの使用する機材はプロフェッショナル仕様が多く、初心者や中級者がそのまま再現するには予算的にハードルが高いこともあります。しかし、市販されている比較的安価な機材を活用すれば、十分に「Eve風サウンド」を体験できます。ここでは1万円〜5万円程度で購入可能なモデルを中心に、再現性が高いものを紹介します。
まず歪み系では、Eveが多用するFulltone OCDに代わり「BOSS SD-1 Super OverDrive」や「BOSS OD-3 OverDrive」をおすすめします。どちらも1万円以下で購入可能で、粒立ちの良いドライブ感を得られます。特にSD-1はミドルが自然に持ち上がるため、Marshall系アンプを想定したサウンドに近づけやすいです。
さらに、よりハイゲインな音が欲しい場合は「BOSS DS-1X」や「JHS Angry Driver」なども候補に入ります。これらはEveがライブで展開するハードなトーンを模倣するのに適しています。
空間系では「TC Electronic Flashback 2 Delay」や「BOSS DD-8 Digital Delay」が、Eventide TIME FACTORやEmpress Echosystemの代替としておすすめです。シンプルな操作で多彩なディレイタイプを選べるため、Eveの楽曲で特徴的な奥行き感を容易に再現可能です。
また、リバーブとして「TC Electronic Hall of Fame 2」や「BOSS RV-6」を用いると、自然で広がりのある空間を作りやすく、幻想的な世界観の再現に役立ちます。
モジュレーション系については、「Electro-Harmonix Small Stone Phaser」や「BOSS TR-2 Tremolo」が比較的安価で入手でき、Eveが使うRipple PhaserやThe Chill/Big Chillのニュアンスを再現可能です。シンプルながらもライブで十分に存在感を発揮します。
さらにワウペダルは「VOX V847A」や「Cry Baby GCB95」がコストパフォーマンスに優れ、Eveのワウサウンドを学ぶ入門機材として適しています。
アンプ環境に関しては、自宅練習用に「Blackstar HT-1R」や「Yamaha THR30II Wireless」をおすすめします。特にTHRシリーズはコンパクトながらエフェクト内蔵で、Eveのような空間処理を自宅で気軽に楽しむことが可能です。
また、宅録やライン出力が必要な場合は「Zoom G3Xn」や「Line 6 HX Stomp」などのマルチエフェクターを使えば、オーバードライブから空間系まで幅広くカバーでき、Eveのライブボードに近いシグナルチェーンを安価で模倣できます。
総合的に言えば、安価な代替機材を選ぶ際のポイントは「オーバードライブ+ディレイ+リバーブ」を中心に揃えることです。これだけでEve特有の浮遊感とエモーショナルな表現が十分に再現できます。初心者でも導入しやすく、練習や小規模ライブで「Eveらしい音」に近づけるのが魅力です。
種類 | 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
オーバードライブ | BOSS SD-1 Super OverDrive | BOSS | Amazonで探す | Eve | Eve | OCD系の粒立ちを安価に再現可能。 |
オーバードライブ | BOSS OD-3 OverDrive | BOSS | Amazonで探す | Eve | Eve | 暖かみのあるドライブでクリーンにも相性◎。 |
ディレイ | TC Electronic Flashback 2 | TC Electronic | Amazonで探す | Eve | Eve | 多彩なディレイタイプでTIME FACTORの代替に最適。 |
ディレイ | BOSS DD-8 Digital Delay | BOSS | Amazonで探す | Eve | Eve | 定番デジタルディレイ。操作性と再現度が高い。 |
リバーブ | TC Electronic Hall of Fame 2 | TC Electronic | Amazonで探す | Eve | Eve | 幻想的なサウンドを演出できる多機能リバーブ。 |
モジュレーション系 | BOSS TR-2 Tremolo | BOSS | Amazonで探す | Eve | Eve | JAM Pedals Big Chillの代用におすすめ。 |
モジュレーション系 | Electro-Harmonix Small Stone | Electro-Harmonix | Amazonで探す | Eve | Eve | Ripple Phaserの代替。温かみあるフェイズ感。 |
ワウペダル | VOX V847A | VOX | Amazonで探す | Eve | Eve | 定番ワウ。安価でニュアンスを学ぶのに最適。 |
アンプ(練習用) | Yamaha THR30II Wireless | Yamaha | Amazonで探す | Eve | Eve | 宅録・練習用。空間系も搭載し再現性が高い。 |
マルチエフェクター | Zoom G3Xn | Zoom | Amazonで探す | Eve | Eve | 安価ながら多機能。初心者向けに最適。 |
総括まとめ【Eve・Eve】

Eveのギターサウンドは、単なる伴奏の域を超え、楽曲全体の「空気感」や「世界観」を決定づける重要な要素です。彼の音作りの本質は、アンプ・ギター・エフェクトを自在に組み合わせつつ、EQや空間処理で細部まで緻密に設計されている点にあります。特にMarshall JCM800とFender Bassmanの両立に見られるように、重厚さと透明感を併せ持つサウンドバランスは、Eveらしい音の核を形成しています。
ギターにおいては、Shior製のカスタムモデルやヴィンテージTelecaster、セミアコのD’Angelico、アコースティックのGibson Hummingbirdなど、多様なモデルを用途に応じて使い分けています。これにより「ドラマツルギー」のような緊張感のあるサウンドから、「遊生夢死」のような浮遊感ある表現まで幅広く対応できるのです。つまり、Eveにとってギター選びは「その楽曲の物語をどう描くか」を決める表現手段でもあると言えるでしょう。
エフェクト面では、Fulltone OCDやJHS Angry Charlie V3、FRIEDMAN BE-ODなどの歪み系を基盤に、Eventide TIME FACTORやEmpress Echosystemの空間系を組み合わせ、さらにトレモロやフェイザーを織り交ぜることで、唯一無二の幻想的なトーンを作り上げています。ワウやルーパーを用いたダイナミクス演出も、ライブパフォーマンスに深みを与えています。ここには「音の厚み」だけでなく「音の呼吸」を意識した作り込みが見えてきます。
総じてEveの音作りの特徴は、「世界観を支えるための緻密な設計」にあります。派手さや速弾きではなく、あくまでボーカルと楽曲のストーリーを引き立てることを最優先にしつつ、時にギターを前面に押し出して楽曲の感情を爆発させる。その緩急がリスナーを惹きつけ、ライブ空間を物語のように彩ります。
彼のサウンドを再現するためには、単に機材を真似るだけでなく「音の余白」「空間の使い方」「EQでの整理」を意識することが欠かせません。
初心者が取り組む場合も、オーバードライブ+ディレイ+リバーブといった基本的なセットを揃えるだけで、Eveらしい雰囲気を十分に体験できます。そして、そこに「どうやって曲の世界観に寄り添うか」という意識を加えることが、Eve風サウンドを自分のものにする最大の近道でしょう。
Eveの音作りは「楽曲に物語を与えるギターサウンド」であり、それは単なる技術や機材を超えた「表現そのもの」なのです。
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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!
🎸 ギター
Shior Modern Oddity JM Olympic White
Shior Stratocaster Gold(ハムバッカー)
SS SYMBA Ⅱ Stratocaster
Fender ’78 Telecaster(2019年ツイートで80’s Fender Concertと組み合わせ)
D’Angelico NYSS-3B(青セミアコ)
Psychederhythm Jazzmaster(「花嵐」ライブ使用)
OrpheusValley GatGuitar(ガット)
Gibson Hummingbird(アコースティック)
🎛 エフェクター
Fulltone OCD V2
Fulltone OCD Ver.1.4〜1.7
JHS Angry Charlie V3
Ceriatone Centura Matte Gold
monoHoL!c DAYBREAK MOON OVERDRIVE
FRIEDMAN BE-OD
Creation Audio Labs MK.4.23 boost
JAM Pedals The Chill / Big Chill
JAM Pedals Ripple Phaser
Electro-Harmonix Micro POG
Electro-Harmonix Pocket Metal Muff
Providence Silky Drive SLD-1F
Providence Velvet Comp VLC-1
Eventide TIME FACTOR(藤原基央氏も使用)
JAM Wahcko Wah
VOX V845 Wah
Shin’s Music Baby Perfect Volume Hybrid
Z.VEX Fuzz Factory(Hand Painted)
Sonic Research ST-300
KORG DT-10
Fishman Aura Acoustic Imaging Blender
KOCH Pedaltone PDT-4(2017年リハで使用)
Line 6 Stompbox Modeler M9
Providence PEC-04(スイッチャー)
BOSS FS-6
Providence PV-9 Power Box Provolt9
TC Electronic Ditto X2 Looper(2022年購入ツイートあり)
Empress Echosystem(ライブ使用)
Eventide ModFactor(ライブ使用)
J. Rockett Archer Icon / Archer(ライブ使用)
Xotic XW-1 Wah(ライブ使用)
Benson Germanium Boost(ライブ使用)
シミーさん AB Box(ライブ使用)
※エフェクターボードはライブや時期ごとに構成が変動。
🔊 アンプ & キャビネット
Marshall JCM800(2020年オーバーホール)
Marshall 1922 キャビネット(普段Bassmanと組み合わせ、ライブでは×2使用あり)
Fender Bassman 70(2ch/70W)
Fender Blues Deluxe
80’s Fender Concert(’78 Telecasterと組み合わせ)
Blackstar Amped 1(ライブ「花嵐」使用)
Universal Audio OX(ロードボックス)
🎶 その他ギター関連アイテム
Heet Sound Plus E-BOW(Eve「遊生夢死」で使用)
Switchcraft 380 プラグ(2019年に使用変更)
📝 備考
使用機材はライブごと、編曲アーティストごとに異なる。
2019年のエフェクターボードや2022年のルーパー購入など、時期ごとに変遷あり。
Eveのツアー(2023年「虎狼来」「花嵐」など)ではShior製ギターやBassman+Marshall 1922の組み合わせを中心に使用。
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