【Ichika Nito】Dios風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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① 始めに(特徴紹介)

Ichika Nito(いちか にと)は、日本のギタリストであり、バンドDiosのメンバーとしても知られています。彼のギタープレイは、タッピングやスラップ奏法を駆使した独創的なスタイルが特徴で、国内外で高い評価を受けています。

Diosの楽曲「&疾走」や「自由」では、彼のテクニカルな演奏と繊細な音作りが際立っています。また、ソロ活動では、YouTubeチャンネルを通じて多くのオリジナル楽曲やカバーを公開し、世界中のファンを魅了しています。

彼の音作りは、クリーンなトーンから深みのあるリバーブ、そしてダイナミックなディストーションまで、多彩なサウンドを自在に操ることができる点が魅力です。そのため、彼の機材選びやセッティングは、多くのギタリストにとって参考になるでしょう。

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② 使用アンプ一覧と特徴【Dios・Ichika Nito】

Ichika Nitoのアンプ選びには「音の密度」と「生々しさ」への強いこだわりが見られます。Diosでのライブやレコーディングでは、チューブアンプ特有の温かみや空気感を活かすセッティングが中心で、宅録ではKEMPERのような柔軟な機材も積極的に導入されています。

ライブでのメインアンプには、「Divided by 13 JRT 9/15」が使用されており、特に9W(6V6)側の出力を使い、真空管の自然なコンプレッションと滑らかな高域を活かしたサウンドメイクを実現しています。CUTコントロールを1時、TONEを2時半あたりに設定することで、ギターのタッチに対する繊細なレスポンスを重視したチューニングになっています。

また、利便性を求めるライブでは「KEMPER Profiling Amplifier」も併用。Ichika本人が手がけた独自プロファイルにより、さまざまな曲に対応するサウンドをスイッチ一つで切り替えることが可能になっています。Diosでは空間を意識したギターアレンジが多く、アンプの再現性の高さは欠かせない要素です。

宅録や試奏では「Mesa Boogie Dual Rectifier」+4×12キャビネットも登場し、Ibanez試奏動画やYouTubeでのプレイ時などにハイゲインサウンドを演出。さらに、クリスタルなクリーントーンを重視する場面では、「Fender Twin Reverb」や「Roland JC-120」も使用されています。特にJC-120はスタジオ常設機材として登場することも多く、空間系エフェクトとの相性の良さも活かされています。

珍しい例としては、「Markbass Little Mark Ninja」というベース用アンプを一部のライブや録音セッションで使用していた記録もあり、ギター以外の周波数帯域に対する感度の高さも伺えます。

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Divided by 13 JRT 9/15Divided by 13リンクDiosIchika NitoDiosでのライブメイン。CUT=1時、TONE=2時半、9W側使用
KEMPER Profiling AmplifierKemperリンクDiosIchika Nitoライブでの切り替えや再現性重視。本人作成プロファイルを使用
Mesa Boogie Dual RectifierMesa BoogieリンクDiosIchika Nito撮影・試奏用。高ゲインセッティングで登場
Fender Twin ReverbFenderリンクDiosIchika NitoFender製品タイアップなどでのクリアトーン要件時に使用
Roland JC-120RolandリンクDiosIchika Nitoスタジオやサブアンプとしてのクリーントーン活用
Markbass Little Mark NinjaMarkbassリンクDiosIchika Nito一部ベース録音や補助的用途。多用途な対応力

次のセクションでは、Ichika Nitoが使用しているギターの種類とその特徴について詳しく解説します。

③ 使用ギターの種類と特徴【Dios・Ichika Nito】

Ichika Nitoのギターセレクションは、演奏スタイルや楽曲ごとの表現意図に応じて巧みに使い分けられています。特に、Ibanezとのコラボで誕生したシグネチャーモデル「ICHI10」「ICHI00」は、Diosおよびソロ活動の両方で中核を成す存在です。

「Ibanez ICHI10」は、初代シグネチャーとして開発され、センターピックアップを絡めたリア+センターやフロント+センターのミックスサウンドが特徴的。代表曲『&疾走』でもこのギターの明瞭かつ柔らかいアタックが活かされており、トーンはやや絞り気味、ボリュームは常に全開という独自の操作がされることで、Ichikaらしいニュアンスが形成されます。

次世代機「Ibanez ICHI00」は、Talmanスタイルを採用したボディとトーンバリエーションが特徴で、『自由』やカッティングを多用する楽曲においてはこのモデルが活躍。ネックの取り回しとボディバランスに優れており、ライブでの立ち回りにも貢献しています。

他にも、Diosでの深みあるサウンドを担う「Ibanez AZS2200」は、TL系を意識した設計で、太くて温かみのあるトーンが特徴。『また来世』『アンダーグラウンド』『花束』などの楽曲で使用されており、フロントPU中心にトーンが構成されます。

また、エレガット的な役割を果たす「Ibanez FRH10N」、自然なホロウトーンが得られる「Fender Telecaster Thinline」、アコースティックサウンドを演出する「Fender Acoustasonic Telecaster」など、1曲の中でトーンカラーを変える際に登場するモデルも多数存在。

さらに、テクニカルなソロ楽曲やYouTubeコンテンツでは、7弦モデルの「Ibanez S5527QFX」や「J Custom RGシリーズ」も登場。動画内ではFenderのStratocaster、Jazzmaster、Mustangなどのレトロ系モデル、さらにはモダンな感触を持つ「Strandberg Boden」なども確認されており、その幅広いギター選定センスが窺えます。

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Ibanez ICHI10IbanezリンクDiosIchika Nitoシグネチャー・モデル『&疾走』で使用。センターPUとのミックスが特徴。トーン絞り/Vol全開
Ibanez ICHI00IbanezリンクDiosIchika Nitoシグネチャー・モデルTalmanベースの第2世代。『自由』での使用を確認
Ibanez AZS2200IbanezリンクDiosIchika NitoTLタイプ太くコシのあるTL系。『花束』『また来世』など多数の楽曲で使用
Ibanez FRH10NIbanezリンクDiosIchika Nitoエレガット薄胴ボディでソロプレイやクリーンパートに対応
Fender Telecaster ThinlineFenderリンクDiosIchika Nitoホロウ・セミアコナチュラルな中域と軽量な取り回しが魅力
Fender Acoustasonic TelecasterFenderリンクDiosIchika Nitoアコースティックギターアコースティック系セクションでの導入
Ibanez S5527QFXIbanezリンクDiosIchika Nito7弦ソリッドテクニカル曲やソロ動画で登場
Strandberg BodenStrandbergリンクDiosIchika Nitoヘッドレスギターモダンスタイルや変則奏法向き。YouTube演奏でも確認

次のセクションでは、Ichika Nitoが使用するエフェクターとボード構成について詳細に解説します。

④ 使用エフェクターとボード構成【Dios・Ichika Nito】

Ichika Nitoのエフェクト構成は、ライブと宅録で一部異なるものの、基本的にはLine 6 Helixを中心とした統合型のマルチエフェクター・システムが軸となっています。Diosでのライブ演奏では、Helix一台でアンプモデリングから空間系、さらにはボリュームやEQまで一括制御するスタイルを採用。

特にHelixでは、4つのメインプリセット(①CLEAN/②CRUNCH/③GAIN/④LEAD)が活用されており、演奏する楽曲に応じて瞬時に切り替えられます。例えば、CLEANでは歯切れ良い高域抜けを重視したドライブ感があり、CRUNCHではフェイザーやリバーブを伴う立体的な空間系エフェクトが強調される構成です。

一方で、単体エフェクターも随所で導入されており、特にInstagramやBOSSとのコラボ動画などで確認されている「Horizon Devices Precision Drive」は、オーバードライブ+ノイズゲートの機能を併せ持ち、ピッキング強度によるニュアンス変化が反映されやすいモデル。スラップ的アタックやシーケンス系奏法と非常に相性が良いことから、Ichikaの演奏スタイルにフィットします。

「BOSS RV-6」はデジタルリバーブとして導入され、広がりのあるホール感やモジュレーションリバーブなど、曲に応じてセッティングを調整しながら運用されています。動画では、スタジオ録音時にLine録りと併用される形での使用も確認されます。

また、「Fender Mirror Image Delay」も使用されており、ショートディレイからミディアムタイムの残響まで柔軟に調整できることから、YouTubeのセッション動画やInstagramの演奏動画で複数回確認。Helixのディレイと組み合わせて使用されることで、より立体感のある音像を作り出しています。

これらを踏まえると、Ichikaのエフェクター構成は「音作りにおける無駄を削ぎ落とした、実用的かつ瞬時に切り替え可能なシステム」であることがわかります。

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Line 6 HelixLine 6リンクDiosIchika Nitoギター用マルチエフェクターDiosの全ライブで中心。4種のプリセットを使い分け可能
Horizon Devices Precision DriveHorizon DevicesリンクDiosIchika NitoオーバードライブInstagramでの使用確認。ノイズゲート搭載でタイトな音作りに有効
BOSS RV-6BOSSリンクDiosIchika NitoリバーブBOSSとの動画で使用。モジュレーション系リバーブも対応
Fender Mirror Image DelayFenderリンクDiosIchika NitoディレイInstagramやYouTubeでの使用確認。Helixと併用

次のセクションでは、Ichika Nitoが追求するEQやミックス面での音作りの工夫について、具体的なセッティングとともに解説していきます。

⑤ 音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Dios・Ichika Nito】

Ichika Nitoのサウンドメイクの中核には、「クリーンで立体的かつ歪ませすぎない透明感」が一貫して存在しています。Diosの楽曲は、シンセや打ち込みが主役になる場面も多い中、ギターが浮きすぎず、かつ埋もれないように「帯域のバランス調整」と「立体感の演出」が特に重視されています。

ライブではLine 6 Helixを中心に運用し、アンプモデリングとIR(キャビネットシミュ)を組み合わせた構成。彼のプリセットではCUT(ロー・ハイのフィルター)を極端に強調せず、むしろ高域側をナチュラルに残しつつ、ピッキングの強弱でニュアンスが変化するようセッティングされています。

EQセッティングでは、ミドルを大きく削るのではなく、500〜800Hz付近を軽くディップさせる程度。代わりに2kHz付近の「抜け感」を意識して微ブーストするのが特徴。これにより、音数の多いバンドアンサンブルの中でもギターが自然に輪郭を持って前に出てくるようになります。

一方、宅録時は「Apogee JAM X」や「Antelope Discrete 4 Synergy Core」などの高品位なインターフェースを活用。特にディレイやリバーブの配置については、DAW(Cubase)上でトラックを個別にパンニングしたうえで、MS(Mid/Side)処理を駆使し、ギターがステレオイメージ内で空間的に広がるよう構築されます。

「リードパートではリバーブを深めに、コードカッティングでは逆に空間系を切る」という明確なセクション意識も重要なポイント。1曲の中でも楽器としての立ち位置を変えるため、エフェクトのオンオフだけでなく、同じリバーブでも「ホール→ルーム」「ステレオ→モノラル」など細かな切り替えを積極的に行います。

さらに注目すべきはピッキングの強弱による歪みの変化。Helix内部のアンプブロックにおいて「Input Gain」を固定するのではなく、ノブでのリアルタイム制御やボリュームペダルのカーブ設計で、ダイナミクスを精密に制御しています。

ミックス時は、コンプやEQで「埋もれないけど主張しすぎない」レンジに収める工夫がなされています。特に低域の扱いが丁寧で、100Hz以下はほぼカットしつつも、ローエンドが消えすぎないように補正用のEQも併用。結果として、モダンなポップロックにも合うシャープな音像が完成しています。

このように、Ichikaの音作りは単なるプリセット頼りではなく、手元のニュアンス・リアルタイム制御・ポストプロダクションすべてが融合して成立していると言えます。

次のセクションでは、こうしたサウンドをより手軽に再現するための「比較的安価に音を近づける機材」について紹介していきます。

⑥ 比較的安価に音を近づける機材【Dios・Ichika Nito】

Ichika Nitoの音は、ピッキングの繊細なタッチと空間的な広がり、そしてクリーンからリードまでの柔軟なトーン変化が特徴ですが、これを再現するには必ずしも高価なプロ機材が必要というわけではありません。ここでは初心者や中級者でも手が届く価格帯(1万円~5万円程度)で、Ichikaのような音に近づけるためのおすすめ機材を紹介します。

まず、Ichikaの使用するマルチエフェクターLine 6 Helixは高価ですが、そのサウンド傾向を体験するには弟分のLine 6 POD Goが非常に優秀です。Helixと同じHXエンジンを搭載しており、アンプやエフェクトの質も本家に近く、USBオーディオインターフェース機能もあるため宅録にも対応。プリセットも豊富で、「高域抜けの良いクリーン」や「フェイザー+空間系を絡めたモダンな音像」も再現可能です。

次に、単体で歪みの質感を再現するならNUXのVerdugoシリーズ:MG-30もおすすめ。こちらは高品位なIR(キャビネットシミュ)に対応し、ライン録音環境でもアンプライクなサウンドが得られます。Ichikaのような空間系処理においても、プリセット構成やIRの工夫でそれらしいサウンドを得ることができます。

ディレイ系では、tc electronic Flashback 2などのコンパクトエフェクターも良選択肢です。TonePrint対応により、独自の音色作りも可能で、空間的なギターの広がりをシンプルに再現できます。Ichikaの楽曲にある「奥行き感」のあるディレイは、このようなモダンディレイで比較的安価に表現可能です。

さらに、ピッキングのニュアンスが重要な彼のスタイルにおいては、コンプレッサーやノイズゲートも効果的。BOSS CP-1XMXR Dyna Comp Miniなどは、アタック感を整えつつもナチュラルに持ち上げてくれるため、低価格帯でもIchika的な表現力が増します。

アコースティック感の再現にはYAMAHA THR30IIAFender Acoustasonic Playerといったモデリング系も注目です。後者は高価な部類ですが、Playerシリーズであれば10万円未満の構成も可能です。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
ギター用マルチエフェクターPOD GoLine 6検索リンクDiosIchika NitoHelixの音質を継承したミドルレンジ機。宅録にも対応
ギター用マルチエフェクターMG-30NUX検索リンクDiosIchika NitoIR対応、Helix系サウンドの代替に最適
ディレイFlashback 2tc electronic検索リンクDiosIchika NitoTonePrintによる拡張性。広がる空間系
コンプレッサーCP-1XBOSS検索リンクDiosIchika Nitoピッキングの輪郭を整理し、クリーンを強調
アコースティック用エフェクターTHR30IIAYAMAHA検索リンクDiosIchika Nitoアコギモデリング搭載。宅録での代替手段に

次はこのまとめとして、Ichika Nitoというギタリストの音作りに込められた本質と、再現するために大切な視点を解説します。

⑦ 総括まとめ【Dios・Ichika Nito】

Ichika Nitoの音作りにおける本質は、何よりも「表現の繊細さ」と「音像の奥行き」にあります。Diosでのバンドサウンドでは、生々しくも立体感のあるクリーン~ドライブトーンが主体であり、リードでも破綻のない輪郭を持ったサウンドが維持されています。これは彼の高い技術力に加えて、緻密な機材選定と音響設計に支えられていることを忘れてはいけません。

ギターそのものは、シグネチャーのICHI10やICHI00など、センターPUの使い方に工夫があり、ボリューム全開+トーン控えめというセッティングが基本。これにより「ピッキングの強弱で歪みが変化する」ような表現力が生まれています。

アンプはDivided by 13のJRT 9/15など、真空管のレスポンスを重視した選定がされており、ライブでも9Wの6V6側を使うという細やかな工夫があります。宅録ではKemperやオーディオIFに直挿ししつつ、プリアンプ的にニュアンスを整えるなど、ハイブリッドな機材運用が光ります。

また、エフェクターやマルチではHelixが中心ですが、プリセットは非常に緻密に設計されており、単なるパッチ切り替えではなく「楽曲の情景ごとに音色が変化する」ように設計されています。フェイザーやリバーブ、ピッチシフターなどの空間系を巧みに使い、楽曲に広がりを持たせるその技術は、まさにIchikaならではのアプローチです。

初心者や中級者が彼の音に近づくには、まず「クリーンの質感」をしっかりと整えることが重要です。単なるキラキラしたトーンではなく、「弾き方によって空気のように変わる音」が目指すべき方向性です。コンプレッサーの適切な使用、IRを用いたキャビネットの選定、ボリュームとトーンの扱いなど、細かなニュアンスを積み重ねることで近づくことが可能です。

最後に、Ichikaの演奏には「余白の美学」があります。無音の部分や、音が小さくなる部分にすら表現がある。だからこそ、音作りでもその「間」を意識することが、再現には不可欠です。

再現の鍵は「テクニック」よりも「音の設計図」を読み取ること。ギターという楽器でここまで音楽的な広がりを作り出せるIchika Nitoの世界に、一歩ずつでも近づけるよう、ぜひ自分の機材環境とプレイスタイルを見直してみてください。

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