【Miyako】DEZERT風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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始めに(特徴紹介)

DEZERTのギタリスト・Miyakoは、バンドの激しさと繊細さを両立させる独自の音作りで注目されています。彼のギターはただの伴奏にとどまらず、楽曲全体を引き締め、感情を直接的にリスナーへ伝える大きな役割を担っています。 その特徴は、重厚なドロップチューニングによるヘヴィなリフと、繊細なクリーントーンの対比です。代表曲「おやすみ」では、アンビエントに近い透明感あるクリーンが印象的であり、「TODAY」や「切断」などの楽曲では荒々しく歪んだギターが炸裂し、ライブでの爆発力を強調します。

また、Miyakoのスタイルは「エモーショナルでありながらも冷静に構築された音空間」と表現できます。メインで使用するGibson Les Paul Blue Mistの力強さを軸に、ジャズマスターやNocasterといったシングルコイルのギターも織り交ぜ、バラードからヘヴィロックまで幅広い音色を表現しているのが特徴です。 さらに、アンプやKemper Profilerを駆使し、ライブとレコーディングで異なる表情を持たせることで、DEZERT特有の「揺らぎ」を音に宿らせています。結果として、彼の音は観客を圧倒しながらも包み込むような独特の存在感を放っているのです。

このページでは、Miyako(DEZERT)の音作りを徹底解説し、使用しているギター・アンプ・エフェクターの詳細から、具体的なセッティングや初心者向けの代替機材までを紹介します。彼のサウンドを再現したい方に向けて、実践的でわかりやすい内容に仕上げています。

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使用アンプ一覧と特徴【DEZERT・Miyako】

Miyako(DEZERT)がライブやレコーディングで使用するアンプは、彼の多彩なサウンドを支える大きな要素です。 メインとして確認されているのは「Marshall JVM410HJS(Joe Satrianiシグネチャーモデル)」で、クリーンからハイゲインまで幅広く対応できる4チャンネル仕様を持ちます。ライブにおいては、激しいドロップC♯リフから、静かなアルペジオまでをこの一台でカバーできる柔軟性が必要不可欠となっており、まさにMiyakoのサウンドの核といえる存在です。

一方で、しっとりとしたバラード曲では「Fender Hot Rod Deville 410」を組み合わせることも多く、温かみのあるクリーントーンが楽曲の情感をさらに引き立てています。特にDEZERTの抒情的な楽曲では、このアンプの存在が欠かせません。 さらに、過去には「Peavey 6505+」を使用していたこともあり、これは90年代USメタル直系のハイゲインサウンドを提供するモデルです。ライブ映像や機材情報からも、激しいリフやソロにこのアンプを導入していた時期が見受けられます。

また、キャビネットとして「Orange PPC212OB」が確認されており、MarshallやKemper Profilerとの組み合わせで厚みのある中低域を強調しています。Kemper Profilerは、レコーディングやツアーで安定した音作りを実現するために長らく使用されており、複数のアンプサウンドを再現しつつ持ち運びの利便性も兼ね備えています。

これらのアンプの選定には「ライブでの汎用性」「バラードとヘヴィネスの共存」「現場での安定性」といったMiyakoならではの哲学が反映されています。結果として、ステージ上での音の立ち上がりや抜け感、レコーディングでの再現性まで高次元にまとめ上げることができているのです。 今後もKemperの導入は継続される一方で、楽曲の性質や会場規模に応じてMarshallやFenderとの使い分けが続いていくと想定されます。

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Marshall JVM410HJSMarshallAmazonで探すDEZERTMiyakoメインアンプ。クリーンからハイゲインまで幅広く使用。
Fender Hot Rod Deville 410FenderAmazonで探すDEZERTMiyakoバラード曲用に併用。温かいクリーントーン。
Peavey 6505+PeaveyAmazonで探すDEZERTMiyako過去使用歴あり。ハイゲインサウンドを支えた。
Orange PPC212OBOrangeAmazonで探すDEZERTMiyakoMarshallやKemperと組み合わせ。厚みのある中低域。
Kemper ProfilerKemperAmazonで探すDEZERTMiyakoライブ・レコーディング両方で使用。多彩なアンプを再現。

使用ギターの種類と特徴【DEZERT・Miyako】

brown and black guitar

Miyako(DEZERT)のギターコレクションは、バンドの幅広いサウンドを象徴するように多彩で、ライブとレコーディングの両面で絶妙な使い分けがされています。メインで愛用されているのは「Gibson Les Paul Standard Blue Mist」で、ドロップC♯や半音下げに対応した重厚なサウンドが特徴です。このギターは、彼のライブパフォーマンスで最も多く目撃されており、DEZERTの攻撃的かつ迫力のあるリフを支える存在といえます。

もう一つの愛用モデル「Gibson Les Paul Gothic II」は、その名の通り黒を基調としたシックなルックスとパワフルなハムバッカーサウンドが特徴。ステージ映えするビジュアルと、分厚い中域の歪みが、DEZERTのダークな世界観に非常にマッチしています。さらに、ヴィンテージの「Gibson Les Paul(60年代モデル)」もレコーディングで使用されており、現行モデルでは再現しきれない枯れたトーンが楽曲に深みを与えています。

また、7弦ギターの導入も積極的に行っており、「Ormsby Guitars TX G7 MH CBP AB」や「Dragonfly(7弦)」を用いて、より低域を強調した重厚なサウンドを構築。これにより、バンドのモダンメタル的な要素や実験的なアプローチにも対応しています。特にOrmsbyはマルチスケール仕様で、低音弦の張りと高音弦の弾きやすさを両立させている点が特徴的です。

シングルコイル系では「Fender Custom Shop 1951 Nocaster Relic」がMiyakoのお気に入りとして知られ、センターピックアップを使用してカッティングやクリーンフレーズに活用。温かくも芯のあるサウンドは、バンドの柔らかい側面を表現するのに欠かせません。さらに、「Fender Jazzmaster」は楽曲「あなたのそばにいる」での使用が確認され、ドリーミーで広がりのあるトーンを演出しています。

最新導入として注目されるのが「Jackson PRO PLUS SERIES RHOADS RR24 MIRROR」で、フロイドローズを搭載した鋭いリードプレイに特化したモデルです。メタリックなサウンドと存在感のあるルックスは、DEZERTの進化したステージを象徴しているといえるでしょう。これらのギターは用途ごとに明確な役割を持ち、Miyakoの音楽性の広さを物語っています。今後も新たなモデルが導入される可能性は高く、さらなるサウンドの進化が期待されます。

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Gibson Les Paul Standard Blue MistGibsonAmazonで探すDEZERTMiyakoエレキギターメイン使用。ドロップC♯や半音下げで重厚なリフを担当。
Gibson Les Paul Gothic IIGibsonAmazonで探すDEZERTMiyakoエレキギター黒基調のルックス。中域に強いハムサウンドでライブ映え。
Gibson Les Paul(60年代ヴィンテージ)GibsonAmazonで探すDEZERTMiyakoエレキギターレコーディング使用。枯れたトーンが深みを演出。
Ormsby Guitars TX G7 MH CBP ABOrmsbyAmazonで探すDEZERTMiyako7弦ギターマルチスケール仕様。低域の安定感が特徴。
Dragonfly(7弦)DragonflyAmazonで探すDEZERTMiyako7弦ギターレコーディングで使用。モダンメタル的要素を表現。
Fender Custom Shop 1951 Nocaster RelicFenderAmazonで探すDEZERTMiyakoエレキギターお気に入りモデル。シングルコイルのカッティングに使用。
Fender JazzmasterFenderAmazonで探すDEZERTMiyakoエレキギター「あなたのそばにいる」で使用。広がりのあるドリーミーなトーン。
Jackson PRO PLUS SERIES RHOADS RR24 MIRRORJacksonAmazonで探すDEZERTMiyakoエレキギター最新導入。Floyd Rose搭載でリードプレイに特化。

使用エフェクターとボード構成【DEZERT・Miyako】

Miyako(DEZERT)のエフェクターボードは、彼の音作りの柔軟性と独創性を支える要となっています。ライブとレコーディングで異なる構成を用いることも多く、楽曲の持つ世界観に合わせて多彩な音色を生み出しています。メインボードでは、クランチやブーストに用いられる「Vemuram Jan Ray」が核となり、Marshall JVM410HJSのチャンネルと組み合わせて繊細な表現から荒々しいドライブまで対応しています。

また、「VOX V847」はワウプレイでのアクセントに使用され、特に激しいリフやリードで存在感を増すポイントとして効果的に活用されています。さらに「DigiTech The Drop」により、ギターを持ち替えることなく半音や全音下げを実現でき、DEZERTの多様なチューニングをライブで効率的に再現しています。「Free The Tone PHV-1」は位相反転器として導入され、特定のギターやエフェクトの組み合わせで生じる位相ズレを調整し、クリアな音像を確保しています。

一方、Nocaster用のボードはまた別の個性を持っています。ワイヤレスシステム「Line6 Relay G30」により自由なステージパフォーマンスを可能にしつつ、「Orange Fur Coat」によるオクターブファズでサイケデリックな質感を加えたり、「Line6 DL4」で広がりのあるディレイを演出しています。さらに「G-LAB GSC-4」プログラマブルスイッチャーにより複数のペダルを効率的に切り替え、ライブでも安定したパフォーマンスを実現しています。

定番の歪み系として「BOSS DS-1」「BOSS MT-2」「BOSS BD-2 WEED Mod.」なども導入されており、曲ごとに歪みの質感を変化させています。ブースターとして「Xotic RC-Booster」、コンプレッサーとして「Providence VLC-1」を配置することで、音圧とダイナミクスを自在にコントロール。さらに「tc electronic PolyTune」を常時搭載し、ステージ上での安定したチューニングを維持しています。

これらの機材は単に音を加工するだけでなく、Miyakoのサウンド哲学「楽曲の感情をそのまま音色に変換する」ための道具として機能しています。曲ごとに細かくペダルを切り替えながら、重厚さと透明感のコントラストを表現しているのが特徴です。ライブ映像や音源からも、彼が一音一音を緻密にデザインしていることが伝わってきます。今後も新しいペダルを取り入れつつ、既存の組み合わせを進化させていくと想定されます。

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Vemuram Jan RayVemuramAmazonで探すDEZERTMiyakoオーバードライブメインボード中心。クランチやブーストで使用。
VOX V847VOXAmazonで探すDEZERTMiyakoワウペダルリードやリフのアクセントに使用。
Kemper Profiler RemoteKemperAmazonで探すDEZERTMiyakoスイッチングシステムKemperとの連動で音色切替を管理。
DigiTech The DropDigiTechAmazonで探すDEZERTMiyakoピッチシフターチューニング変更を瞬時に再現可能。
Free The Tone PHV-1Free The ToneAmazonで探すDEZERTMiyakoバッファー位相反転器として使用。音像を安定化。
Line6 Relay G30Line6Amazonで探すDEZERTMiyakoワイヤレスNocaster用ボード。自由なステージングを実現。
Orange Fur CoatOrangeAmazonで探すDEZERTMiyakoファズオクターブファズでサイケな質感を追加。
Line6 DL4Line6Amazonで探すDEZERTMiyakoディレイ広がりのあるディレイサウンドを演出。
G-LAB GSC-4G-LABAmazonで探すDEZERTMiyakoスイッチングシステム複数ペダルを効率的に管理可能。
Xotic RC-BoosterXoticAmazonで探すDEZERTMiyakoブースター音圧を補強。ソロやリフに厚みを加える。
BOSS DS-1BOSSAmazonで探すDEZERTMiyakoディストーション定番の歪み。多彩な曲で使用可能。
BOSS MT-2BOSSAmazonで探すDEZERTMiyakoディストーションメタル寄りのハイゲインサウンドを構築。
BOSS BD-2 WEED Mod.BOSSAmazonで探すDEZERTMiyakoオーバードライブ改造版ブルースドライバー。豊かな倍音が特徴。
Providence VLC-1ProvidenceAmazonで探すDEZERTMiyakoコンプレッサー音量を整え、粒立ちを際立たせる。
tc electronic PolyTunetc electronicAmazonで探すDEZERTMiyakoチューナーライブ必須。安定したチューニング管理。

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【DEZERT・Miyako】

a close up of a guitar neck and strings

Miyako(DEZERT)の音作りの真髄は、単なる機材選びにとどまらず、アンプのチャンネル設定やエフェクトの組み合わせ、そしてPAやレコーディングエンジニアとの密な連携によって成立しています。特に彼は「重厚さ」と「透明感」という一見相反する要素を巧みに共存させており、バンドの音像を支配する大きな要因となっています。

代表的な例として、メインアンプである「Marshall JVM410HJS」の4チャンネルを楽曲ごとに使い分けています。クリーントーンはCh1のクリーンモードでゲインを控えめに設定し、EQはベースを4〜5、ミドルを5〜6、トレブルを6前後に置くことで、立ち上がりの良い透明感を確保。一方でドライブサウンドはCh3やCh4を活用し、ゲインを6〜7に設定。ローをやや抑え気味にすることで、7弦ギター使用時でも音が濁らずタイトな印象に仕上げています。

また、クリーントーンにおいては「Fender Hot Rod Deville 410」を活用するケースもあり、こちらではベースをやや削り、ミドルを押し出すことでウォームかつ芯のある音を作り出しています。バラード曲などで聞こえる美しいアルペジオは、このアンプとNocasterやJazzmasterの組み合わせによるものと考えられます。

EQに関しては、バンド全体の音域バランスを強く意識している点も特徴的です。DEZERTはツインギター編成ではないため、Miyakoのギターが左右の音像を支配する場面が多く、音の被りを避けるためにミドルレンジを調整することが多いと推測されます。特に、ベースやボーカルが中域に集まる場面ではギターのミドルを少し削り、ローとハイで存在感を出すアプローチを採用しているようです。

エフェクトの使い分けも重要です。オーバードライブは「Vemuram Jan Ray」を常にかけっぱなしにしてアンプのドライブを補助し、ソロやリフの際には「Xotic RC-Booster」で音圧をプラスする方法をとっています。空間系として「Line6 DL4」のディレイは、ディレイタイムを曲によって細かく設定変更。例えば、バラードではロングディレイで余韻を強調し、ハードな楽曲ではショートディレイでタイトさを保っています。

ミックス面では、レコーディング時に「Kemper Profiler」を使用することで、複数のアンプシミュレーションをトラックごとに使い分けるケースが多いと考えられます。重厚なリズムギターにはMarshall系プロファイル、クリーンにはFender系、リードにはMesa/Boogie系のプロファイルを組み合わせるなど、状況に応じた最適解を追求しているようです。これにより、アルバム全体の音像に一貫性を持たせつつ、多彩な色合いを加えることができています。

ライブPAとの連携においても、低音を出しすぎずに抜けを重視するスタイルが見られます。特に大きな会場ではギターのローをPAで調整し、観客席で聴いたときに音が潰れないよう工夫。逆に小さな会場では、アンプからの出音を重視し、中低域を厚くして迫力を前面に出すアプローチをとっています。

総じてMiyakoの音作りは、アンプやエフェクターの設定を単独で完結させるのではなく、「曲」「バンド全体のサウンド」「会場規模」に応じて変化させる柔軟性にあります。この柔軟なアプローチこそが、DEZERTの音楽性を支える最大のポイントであり、聴き手に強い没入感を与える要因となっていると、想定されます。

比較的安価に音を近づける機材【DEZERT・Miyako】

Miyako(DEZERT)の音作りを完全に再現するのは、GibsonやOrmsby、Kemperといった高額機材が多いため初心者にとっては難しい部分もあります。しかし、ポイントを押さえることで比較的安価に近いサウンドを再現することは可能です。ここでは、1〜10万円程度で導入できる市販機材を紹介し、Miyakoの音の本質を体感できるよう工夫しています。

まずギターに関しては、Miyakoのメインである「Gibson Les Paul Standard Blue Mist」は高価ですが、代替として「Epiphone Les Paul Standard」がおすすめです。エピフォン製は価格を抑えつつも本家に近い太いサウンドを持ち、ドロップチューニングでも力強いリフを支えることが可能です。特に初めてLes Paulタイプを導入する人には最適といえるでしょう。

7弦ギターについても、OrmsbyやDragonflyは高額ですが、「Ibanez RGシリーズ」や「Jackson JSシリーズ」の7弦モデルは手頃で扱いやすい選択肢です。低域の安定感と演奏性を両立しており、DEZERTの重厚なリフを再現するには十分です。特にIbanezはメタル系の定番で、Miyakoが目指すタイトな低音も出しやすい傾向があります。

アンプについては、Marshall JVM410HJSを所有するのは容易ではありません。代替として「Marshall Code 50」や「Boss Katanaシリーズ」が有力です。これらはアンプシミュレーションを搭載し、クリーンからハイゲインまで幅広いサウンドをカバー。ライブや自宅練習の両方に対応でき、コストパフォーマンスに優れています。また、Kemper Profilerの代わりとしては「Line6 POD Go」や「Zoom G11」といったマルチエフェクターが、アンプ・キャビ・エフェクトを一台で完結できる点で近い役割を果たせます。

エフェクターに関しては、Vemuram Jan Rayはプロ仕様のため高額ですが、「BOSS BD-2」や「Xotic Soul Driven」などが代替候補です。特にBD-2は改造ペダル(WEED Mod.など)と組み合わせれば、Miyako特有の倍音豊かなクランチサウンドに近づけます。ワウペダルについては「VOX V845」がV847の廉価版として手に入りやすく、同様の表現力を発揮します。

ディレイや空間系では、「tc electronic Flashback」や「BOSS DD-7」がLine6 DL4の代替としておすすめです。扱いやすく、クリアで多彩なディレイサウンドを提供してくれるため、Miyakoの楽曲で聴ける広がりのあるサウンドを再現できます。また、コンプレッサーとしては「BOSS CS-3」が定番で、Providence VLC-1ほどの価格はかからずとも粒立ちを整えることが可能です。

このように、必ずしも同じ機材を揃える必要はなく、ポイントとなる「レスポール系ギター」「ハイゲイン対応アンプまたはモデリングアンプ」「ブースター+ディレイの組み合わせ」を意識すれば、Miyakoらしい音に近づけることができます。重要なのは、楽曲ごとに歪みの強弱や空間系の深さを調整する柔軟さであり、そこにこそMiyakoの音作りの本質があるといえるでしょう。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
ギターEpiphone Les Paul StandardEpiphoneAmazonで探すDEZERTMiyakoGibsonの廉価版。太いサウンドでドロップチューニング対応。
7弦ギターIbanez RGシリーズ 7弦IbanezAmazonで探すDEZERTMiyakoモダンメタル向き。Ormsbyの代替候補。
アンプMarshall Code 50MarshallAmazonで探すDEZERTMiyakoモデリングアンプ。JVMに近いトーンを再現可能。
マルチエフェクターBoss Katana 100 MkIIBOSSAmazonで探すDEZERTMiyako多彩な音作りが可能。ライブから自宅練習まで対応。
オーバードライブBOSS BD-2BOSSAmazonで探すDEZERTMiyakoJan Rayの代替候補。改造版も人気。
ワウペダルVOX V845VOXAmazonで探すDEZERTMiyakoV847の廉価版。ワウサウンドを再現可能。
ディレイBOSS DD-7BOSSAmazonで探すDEZERTMiyakoLine6 DL4の代替。多彩なディレイモード。
コンプレッサーBOSS CS-3BOSSAmazonで探すDEZERTMiyakoProvidence VLC-1の代替。粒立ちを整える。

総括まとめ【DEZERT・Miyako】

まとめイメージ

DEZERTのギタリスト・Miyakoの音作りは、単に機材の豪華さに依存するものではなく、「楽曲の感情をどう表現するか」という哲学に根ざしています。彼が選ぶギターやアンプ、エフェクターはすべて、その瞬間に必要とされる音色を最適化するための手段であり、結果としてバンド全体の音像を形作る大きな要素となっています。特に、重厚で突き刺さるようなリフと、柔らかく包み込むようなクリーンとの対比は、Miyakoサウンドの最大の特徴です。

ギターでは、レスポールを軸にした太いサウンドに加えて、7弦ギターやNocaster、Jazzmasterといった個性的なモデルを使い分けることで、DEZERT特有の多彩さを演出しています。アンプではMarshall JVM410HJSとFender Hot Rod Devilleを基盤に、Kemper Profilerを活用して状況に応じた最適解を導き出しています。エフェクターボードにおいても、定番のBOSSから高級なVemuramまでを組み合わせ、場面ごとに異なる音色を自在にコントロールしているのです。

また、PAやエンジニアリングの観点を強く意識している点も見逃せません。バンドの音域バランスを考慮し、低音の出しすぎを避けながらも抜けを確保するEQ設定は、ライブやレコーディングの現場で培った経験の賜物です。楽曲のテーマに合わせて「音を削る勇気」を持ち、全体の調和を優先させるスタイルは、プロフェッショナルとしてのMiyakoの姿勢を象徴しています。

一方で、彼の音作りの根底にあるのは「感情のダイレクトな投影」です。エフェクターやアンプのセッティングはそのための手段に過ぎず、重要なのはプレイヤー自身が持つ表現力と、それを引き出すための工夫です。初心者がMiyakoのサウンドに近づくためには、同じ機材を揃えるよりも「歪みとクリーンの対比」「ブーストと空間系のバランス」を意識することが第一歩となります。

総じて、Miyakoの音作りの本質とは「状況に応じて変化させながらも、一貫して楽曲の感情を表現すること」にあります。ギターやアンプを問わず、彼の手にかかれば音は常にDEZERTの音楽そのものへと昇華されます。これこそが、多くのリスナーを魅了し続ける理由であり、Miyakoの音を再現する際に最も意識すべき視点といえるでしょう。

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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!

■ ギター

Gibson Les Paul Standard Blue Mist(メイン、ドロップC♯/半音下げ)

Gibson Les Paul Gothic II

Gibson Les Paul(ヴィンテージ/60年代・ハム搭載) ※レコーディングで使用

Ormsby Guitars TX G7 MH CBP AB(7弦・マルチスケール)

Dragonfly(7弦、レコーディングで使用)

Fender Custom Shop 1951 Nocaster Relic(お気に入り、シングルコイルPUセンター使用)

Fender Jazzmaster(「あなたのそばにいる」で使用)

Jackson PRO PLUS SERIES RHOADS RR24 MIRROR(最新導入、Floyd Rose搭載)

■ 弦

Ernie Ball Regular Slinky .010–.046(主にBlue Mistに使用)

SIT Strings(使用傾向あり)

■ アンプ & キャビネット

Marshall JVM410HJS(Joe Satrianiシグネチャー)(メイン/ライブ用、クリーン〜ハイゲインをカバー)

Fender Hot Rod Deville 410(バラード用、ライブで併用)

Peavey 6505+(120W)(使用歴あり)

Orange PPC212OB キャビネット

Kemper Profiler(長らく使用、ライブ・レコーディングで活躍)

■ エフェクター & ペダルボード
メイン・ボード

Vemuram Jan Ray(オーバードライブ)

VOX V847(ワウ)

Kemper Profiler Remote(フットコントローラー)

DigiTech The Drop(ドロップチューニング)

Free The Tone PHV-1(位相反転器)

Nocaster用ボード

Line6 Relay G30(ワイヤレス)

Orange Fur Coat(オクターブファズ)

Line6 DL4(ディレイ)

G-LAB GSC-4(プログラマブルスイッチャー)

Xotic RC-Booster(ブースター)

BOSS DS-1(ディストーション)

BOSS MT-2(ディストーション)

BOSS BD-2 WEED Mod.(オーバードライブ)

Providence VLC-1(コンプレッサー)

tc electronic PolyTune(チューナー)

▼ プロ音作りの参考資料はこちら

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