【SHINPEI】BREAKERZ風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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始めに(特徴紹介)

BREAKERZのギタリストSHINPEIは、重厚なロックサウンドと透明感のあるクランチを自在に操るスタイルで、多くのファンを魅了しています。バンドの楽曲はハードロックやポップスの要素をミックスしており、彼のギターが楽曲全体の骨格を支えています。特に、ライブにおけるDiezelアンプを駆使した分厚いディストーションは、バンドの迫力を最大限に引き出す要素となっています。

代表曲の「Everlasting Luv」や「SUMMER PARTY」では、力強いリフとメロディアスなギターソロが印象的です。さらに、アコースティックギターを用いたバラードやしっとりとした楽曲でも、SHINPEIの柔軟な音作りセンスが光ります。多彩なギターとアンプの使い分けにより、BREAKERZのサウンドは厚みと幅を持ち、聴く人を引き込みます。

また、エフェクターを駆使した細かなトーンコントロールも特徴的で、ライブやレコーディングにおいて異なる機材を組み合わせ、シーンに合わせた音を作り込んでいます。彼のサウンドは「フラットながらも芯がある」「空間に広がる立体感」と評され、プロフェッショナルなギタリストならではの構築力が見られます。

BREAKERZのサウンドを再現するためには、SHINPEIの機材選びと設定を理解することが近道です。次の章からは実際に使用されているアンプ、ギター、エフェクターを詳しく解説していきます。

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使用アンプ一覧と特徴【BREAKERZ・SHINPEI】

SHINPEIのサウンドの核を担うのが、ドイツ製のハイゲインアンプ「Diezel Herbert」です。主にMK Iと呼ばれる初期仕様を使用しており、ライブではDiezel V412キャビネットと組み合わせています。本人が「フラット設定でも万能な歪みが出せる」と語る通り、癖の少ない出音でありながら圧倒的なパワーを誇ります。BREAKERZのライブで聴けるヘヴィなリフや伸びのあるソロは、このセットアップから生み出されているのです。

また、ラック構成として「Custom Audio Amplifiers 3+ / 3+ SE(プリアンプ)」と「VHT Twenty One Hundred(パワーアンプ)」を組み合わせるケースもあります。このシステムはプロのギタリストが好む定番セットであり、ハイゲインながらも音抜けの良いサウンドを実現しています。楽曲や会場の規模に応じてDiezelと使い分けていると考えられます。

さらに「Matchless DC-30」も一部楽曲で使用されており、代表的なのが「ひらり舞い散る花のように」でのクランチサウンドです。DC-30はクラスA回路による艶やかな中域が特徴で、煌びやかで立ち上がりの速いクランチを得意としています。これにより、BREAKERZの楽曲に多彩な表情を加えることが可能となっています。

なお、過去にはMarshallやHughes & Kettner、Brunetti、Diamondなども試用していたと本人がインタビューで発言しています。特にMarshall系は王道のロックアンプとして定番ですが、最終的にはより現代的でレンジの広いDiezelに落ち着いたと推測されます。

このように、SHINPEIはメインのDiezel Herbertを軸としつつ、必要に応じてラックシステムやヴィンテージ系アンプを組み合わせ、楽曲ごとに最適なサウンドを作り上げています。これらの組み合わせによって、BREAKERZのライブとレコーディングでの音像の幅広さが実現されていると想定されます。

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Diezel Herbert + V412DiezelAmazonで探すBREAKERZSHINPEIライブの主力スタック。フラット設定で万能。
Custom Audio Amplifiers 3+ / 3+ SE + VHT Twenty One HundredCAA / VHTAmazonで探すBREAKERZSHINPEIラック構成。高解像度のハイゲインサウンド。
Matchless DC-30MatchlessAmazonで探すBREAKERZSHINPEI「ひらり舞い散る花のように」でクランチ使用。
Marshall アンプ各種MarshallAmazonで探すBREAKERZSHINPEI過去に試用歴あり。王道ロックサウンド。
Hughes & Kettner / Brunetti / Diamond各社Amazonで探すBREAKERZSHINPEIインタビューで使用経験を発言。

使用ギターの種類と特徴【BREAKERZ・SHINPEI】

black and gold guitar pick

SHINPEIのサウンドを形作る上で欠かせないのが、多彩なエレクトリックギターとアコースティックギターの使い分けです。彼はメインギターとしてSugi Guitars製の「SH605」を愛用しており、CharcoalフィニッシュやHoney Burstのモデルがライブで確認されています。このモデルはダブルカットボディにハムバッカーを2基搭載し、厚みのあるロックトーンを実現します。モダンながらも扱いやすい設計で、彼のプレイスタイルにぴったり合致しています。

また、Gibson Les Paul Standard(Vintage Sunburst)やLes Paul Customも使用しており、こちらは主にレコーディングやサブギターとして登場します。特にLes Paul Customは重厚で太いサウンドが特徴で、ブリティッシュハードロック的な厚みを楽曲に加えています。これらのギターは、SHINPEIが楽曲によって音色を細かく使い分けている証拠でもあります。

アコースティックギターでは「Gibson J-45(Vintage Sunburst)」をライブで披露し、バラードやアコースティックアレンジ曲で用いられます。さらに、『WITH YOU』の制作時には「Breedlove Fusion」が機材リストに記載されており、レコーディングの幅広い表現力を担っていたことが分かります。

宅録や自宅作業用には「Ernie Ball Music Man AXIS」も登場。コンパクトながらモダンなサウンドを提供し、デモ制作やアイデア出しに活用されています。そして、ファンの間でも話題になったのが「COMBAT GUITARS カモフラ塗装カスタム」。本人が「15年以上使っている」と語っており、2009年時点でも使用が確認されるモデルです。長いキャリアを共に歩んできた一本として、SHINPEIの音作りの歴史を物語る存在です。

これらのギター群は、曲調や演奏環境に応じて適切に使い分けられています。モダンで多機能なSugi SH605を基軸に、伝統的なGibson、長年愛用のCOMBAT GUITARSを組み合わせ、必要に応じてアコースティックも駆使するスタイルが特徴的です。これらの選択肢が、BREAKERZの音楽に幅広い表現を与えていると想定されます。

機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリストギターの種類備考
Sugi Guitars SH605(Charcoal/Honey Burst)Sugi GuitarsAmazonで探すBREAKERZSHINPEIエレキ(ダブルカット/HH)ライブの主力ギター。厚いロックトーン。
Gibson Les Paul Standard(Vintage Sunburst)GibsonAmazonで探すBREAKERZSHINPEIエレキ(レスポール)ロック系の定番モデル。サブギター。
Gibson Les Paul CustomGibsonAmazonで探すBREAKERZSHINPEIエレキ(レスポール)レコーディングで使用。太いトーンが特徴。
Gibson J-45(Vintage Sunburst)GibsonAmazonで探すBREAKERZSHINPEIアコースティックライブでのアコースティック曲に使用。
Breedlove FusionBreedloveAmazonで探すBREAKERZSHINPEIアコースティック『WITH YOU』制作時に使用。
Ernie Ball Music Man AXISErnie Ball Music ManAmazonで探すBREAKERZSHINPEIエレキ(HH)自宅作業・宅録用に使用。
COMBAT GUITARS カモフラ塗装カスタムCOMBAT GUITARSAmazonで探すBREAKERZSHINPEIエレキ(カスタム)15年以上愛用。2009年時点でも使用確認。

使用エフェクターとボード構成【BREAKERZ・SHINPEI】

SHINPEIのエフェクトシステムは非常に充実しており、ライブ・スタジオの両環境で多彩なサウンドを生み出せるよう設計されています。特にFractal Audio Axe-Fxシリーズは大きな役割を果たしており、2019年のライブではAxe-Fx IIをラックに導入、自宅作業ではAxe-Fx IIIを用いてアンプ/キャビ/空間系エフェクトを網羅しています。このモデラーによって、実機アンプと組み合わせたハイブリッドなサウンド構築が可能になっています。

スイッチングには「Custom Audio Electronics RS616」を使用。MIDIやオーディオ信号を一括で管理することで、大規模なエフェクトシステムをスムーズに操作できるようになっています。ライブでの正確な音色切り替えに不可欠な存在です。

歪み系では「tc electronic NOVA DRIVE」を2台導入し、オーバードライブとディストーションを使い分ける柔軟な構成を構築。また「LUNASTONE Distortion 1」や「Shin’s Music DUMBLOID」といった個性的なドライブペダルも取り入れており、楽曲ごとに最適な歪み感を作り出しています。さらに、G-Life Guitars製の「Gemini Booster」でソロ時の音抜けを強化する工夫も見られます。

モジュレーション系では「MXR Phase 100」を使用し、往年のロック感あるフェイズサウンドを演出。これに加えて、空間系や音質補正系のエフェクトとして「Shin’s Music Perfect Volume」「Junction Box」、BOSS TU-2チューナーもシステム内に配置されています。MIDI Solutions Quadra Thruで信号を分配し、複雑なラックシステムを安定して稼働させる点もプロフェッショナルらしい構成です。

このように、SHINPEIのエフェクトシステムは大規模かつ精密でありながら、実際の楽曲に必要な音色を効率よく作り出すことを重視しています。シンプルなロックリフから空間的な広がりを持つフレーズまで、全ての音に説得力を与える設計となっていると想定されます。

機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリストエフェクターの種類備考
Fractal Audio Axe-Fx II / IIIFractal AudioAmazonで探すBREAKERZSHINPEIギター用マルチエフェクターライブではII、自宅作業ではIIIを使用。
Custom Audio Electronics RS616CAEAmazonで探すBREAKERZSHINPEIスイッチングシステムMIDI/Audioコントローラー。複雑な切替を担当。
BOSS TU-2BOSSAmazonで探すBREAKERZSHINPEIチューナーラック・ボード両方に配置。チューニング用。
tc electronic NOVA DRIVE ×2tc electronicAmazonで探すBREAKERZSHINPEIオーバードライブ/ディストーション歪みを使い分けるため2台を使用。
G-Life Guitars Gemini BoosterG-Life GuitarsAmazonで探すBREAKERZSHINPEIブースターソロで音抜けを補強。
Shin’s Music DUMBLOIDShin’s MusicAmazonで探すBREAKERZSHINPEIオーバードライブ独特なダンブル系トーンを再現。
Shin’s Music Perfect VolumeShin’s MusicAmazonで探すBREAKERZSHINPEIボリュームペダル音量調整、表現力向上。
Shin’s Music Junction BoxShin’s MusicAmazonで探すBREAKERZSHINPEIジャンクションボックス複数信号をまとめる。
MXR Phase 100MXRAmazonで探すBREAKERZSHINPEIフェイザー往年のロック感あるモジュレーション。
LUNASTONE Distortion 1LUNASTONEAmazonで探すBREAKERZSHINPEIディストーション高解像度のディストーションを補強。
MIDI Solutions Quadra ThruMIDI SolutionsAmazonで探すBREAKERZSHINPEIスイッチングシステムMIDI信号分配用。ラック全体を安定化。

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【BREAKERZ・SHINPEI】

a close up of an acoustic guitar with strings

SHINPEIの音作りは、アンプの持ち味を活かしながらも楽曲ごとにEQやエフェクトの微調整を行う、非常に緻密なアプローチが特徴です。メインで使用するDiezel Herbertは、本人も「フラットに近い設定で万能」と語っており、ベース・ミドル・トレブルをほぼ12時付近に置くことが多いと想定されます。そのため、音作りのベースはアンプの素直なキャラクターを活かし、そこにエフェクターやピッキングニュアンスで個性を加えるスタイルです。

リズムギターの場面では、ゲインは5〜6割程度に抑え、ローエンドを締めて輪郭を明確にする設定が多いでしょう。ミドルは楽曲によって調整され、ヘヴィな楽曲ではややカットし、ポップ寄りの曲では前に出るように強調する傾向が見られます。トレブルは耳に刺さらない範囲で少し持ち上げ、ブライトさを確保していると考えられます。これにより、DAIGOのボーカルと重なっても埋もれないギターサウンドが形成されます。

ソロパートでは、ブースター(G-Life Guitars Gemini Booster)やオーバードライブ(Shin’s Music DUMBLOID)を組み合わせ、ゲインを少し押し上げると同時にミドル帯域を強調することで抜けの良さを確保しています。ソロ時のトーンは、空間系のリバーブやディレイを軽く加え、立体感を持たせる工夫も確認できます。Axe-Fx II/IIIを併用する際には、特定のプリセットを呼び出してディレイタイムを曲に同期させるなど、ライブでも精度の高いサウンドデザインが行われています。

クリーンやクランチでは、Matchless DC-30やAxe-Fxのクリーンモデリングを活用し、中域に艶のあるサウンドを形成。EQ的にはミドルをやや強調し、低音をカットすることで音抜けを重視しています。アコースティック曲では、Gibson J-45の特性を活かすため、PA側でローを軽く抑え、マイクとのブレンドで自然な空気感を出すことが多いでしょう。

レコーディングにおいては、ダブルトラッキングやトリプルトラッキングを駆使し、左右の広がりを持たせる手法がよく使われています。SHINPEIのギターは壁のような厚みを持ちながらも分離感を失わないのが特徴で、これはEQ処理において不要なローをカットし、必要な帯域を適切に補強するエンジニアリングの賜物です。また、ギター同士で異なるアンプやマイキングを使い分けることで、レイヤーの立体感を作り出しています。

例えば、リードトラックにはDiezel Herbertを使用し、リズムトラックにはCAA 3+ / VHTを用いることで、異なる質感を混ぜ合わせて奥行きを演出。エフェクトチェーンの工夫としては、空間系をかけすぎず、必要最低限のディレイ・リバーブでタイトな音像を保っています。これにより、スタジオ音源でもライブ同様に迫力が伝わるミックスとなっているのです。

総じてSHINPEIの音作りは、「アンプ本来の出音を信頼しつつ、EQとエフェクトで楽曲に合わせて最小限の調整を行う」というプロフェッショナルなアプローチに基づいています。ロックの厚みとポップスの透明感を両立させるための工夫が随所に見られ、エンジニアとプレイヤー双方の視点を持ったサウンドデザインがなされていると想定されます。

比較的安価に音を近づける機材【BREAKERZ・SHINPEI】

SHINPEIが実際に使用している機材はプロ仕様の高価なものが多く、Diezel HerbertやSugi Guitarsなどは一般ユーザーにとって容易に導入できるものではありません。しかし、初心者や中級者が比較적手頃な価格帯でSHINPEIの音に近づける方法も存在します。ここでは1万円〜5万円程度で購入可能な市販の機材をピックアップし、その理由を丁寧に解説します。

まずアンプに関しては、Diezelの代替としてBOSSの「Katanaシリーズ」が最も現実的です。Katanaは多彩なアンプタイプとエフェクトを内蔵しており、ハイゲインからクリーンまで幅広くカバーできます。Diezel特有のフラットかつレンジの広いサウンドを完全に再現するのは難しいですが、EQをフラットに設定することで近しいニュアンスを得ることが可能です。また、Line 6の「Spider Vシリーズ」もモデリングアンプとして柔軟に使えるためおすすめです。

ギターについては、SugiやGibson Les Paulの代替として「Epiphone Les Paul Standard」や「Ibanez RGシリーズ」が現実的な選択肢となります。EpiphoneはGibson直系ブランドであり、レスポール特有の厚みのある中低域が得られるため、BREAKERZの楽曲に合うサウンドを作れます。一方Ibanez RGはモダンで扱いやすく、ハムバッカー搭載モデルを選べばSugi SH605のような現代的ロックサウンドに接近可能です。

エフェクターでは、tc electronic NOVA DRIVEやShin’s Music DUMBLOIDの代替として「BOSS OD-3」「BOSS DS-1X」がおすすめです。どちらも王道のオーバードライブ/ディストーションであり、適切にEQを調整することでSHINPEIの歪み系サウンドをシンプルに再現できます。さらに、MXR Phase 100の代替としては「BOSS PH-3(Phase Shifter)」が入手性・価格面で最適です。

空間系やマルチエフェクトに関しては、Fractal Audio Axe-Fxの廉価版的な役割を果たす「ZOOM G5n」や「Line 6 POD Go」などが候補です。特にPOD Goはアンプ/キャビ/エフェクトのモデリング精度が高く、1台でライブから宅録まで対応可能。これにより、SHINPEIが行うような複雑な音色切替や空間処理を低コストで体験できます。

こうした安価な機材を組み合わせれば、初心者でもSHINPEIの「フラットで力強いロックトーン」に近づくことができます。大切なのは高級機材を揃えることではなく、EQのバランスや歪みの質感を意識して調整することです。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
アンプBOSS Katana-50 MkIIBOSSAmazonで探すBREAKERZSHINPEIDiezel Herbertの代替として手軽に導入可能。
アンプLine 6 Spider V 60 MkIILine 6Amazonで探すBREAKERZSHINPEI多彩なモデリング。ハイゲインからクリーンまで対応。
ギターEpiphone Les Paul StandardEpiphoneAmazonで探すBREAKERZSHINPEIGibson Les Paulの廉価版。厚みのある中低域。
ギターIbanez RG421IbanezAmazonで探すBREAKERZSHINPEISugi SH605的なモダンHH構成。取り回し良好。
オーバードライブBOSS OD-3BOSSAmazonで探すBREAKERZSHINPEItc NOVA DRIVEやDUMBLOIDの代替候補。
ディストーションBOSS DS-1XBOSSAmazonで探すBREAKERZSHINPEIハイゲイン寄り。粒立ちの良い歪み。
フェイザーBOSS PH-3 Phase ShifterBOSSAmazonで探すBREAKERZSHINPEIMXR Phase 100の代替。幅広いフェイズ設定が可能。
マルチエフェクターZOOM G5nZOOMAmazonで探すBREAKERZSHINPEIAxe-Fxの廉価版的存在。多機能。
マルチエフェクターLine 6 POD GoLine 6Amazonで探すBREAKERZSHINPEI高精度なアンプモデリング。宅録・ライブ両方で活躍。

総括まとめ【BREAKERZ・SHINPEI】

まとめイメージ

SHINPEIの音作りの本質は、「フラットで誠実なサウンド設計」と「楽曲に応じた最小限のアレンジ」にあります。Diezel Herbertのようなレンジが広く癖の少ないアンプを軸に、Sugi GuitarsやGibson Les Paulといったギターで厚みを持たせ、必要な場面ではエフェクターで個性を加えるというバランスの良さが特徴です。決して過度にエフェクトに頼るのではなく、あくまでギター本来の出音を基盤にしているのがポイントです。

ライブでは、その再現性と迫力が特に際立ちます。ダブルギター体制のBREAKERZにおいて、AKIHIDEの繊細なフレーズを支えながら、自身は重厚なリズムと抜けの良いソロを両立。リードギターとしての存在感を出しつつ、バンド全体のバランスを崩さない点にプロフェッショナルな矜持が表れています。

レコーディングでは、ダブルトラッキングや複数アンプのレイヤリングによる立体感のあるミックスが特徴的です。ソロやバラードではアコースティックの温もりを加え、バンド全体の音像に幅を持たせています。これにより、楽曲ごとに異なる世界観を成立させながらも、常に「BREAKERZらしい」統一感を保っています。

読者がSHINPEIのサウンドを再現しようとする際に大切なのは、単に高級機材を揃えることではなく、アンプのフラットなセッティングや歪みの質感、EQの調整を丁寧に行う姿勢です。さらに、フレーズに合わせたブースターやフェイザーの活用など、小さな工夫を重ねることが「らしさ」につながります。初心者はまずBOSS KatanaやEpiphone Les Paulで試し、少しずつ理想のサウンドに近づけるのが現実的です。

総じて、SHINPEIの音作りは「王道と現代性の融合」です。ハードロックの伝統を継承しつつ、モダンな機材で音抜けや表現力を強化することで、BREAKERZというバンドの多彩なサウンドを支えています。そのアプローチを理解し、自分の環境で応用することこそが、SHINPEI風サウンドを手に入れるための第一歩だといえるでしょう。

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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!

🎸ギター
• Sugi Guitars SH605(Charcoal/Honey Burst)…ライヴの主力。ダブルカット+ハム×2の厚いロックトーン。
• Gibson Les Paul Standard(Vintage Sunburst)…ロック系の定番として併用。
• Gibson Les Paul Custom…レコーディングで使用。
• Gibson J-45(Vintage Sunburst/アコギ)…ライヴでのアコースティック曲で使用。
• Breedlove Fusion(アコギ)…『WITH YOU』制作時の使用機材リストに記載。
• Ernie Ball Music Man AXIS…自宅作業時に使用(宅録用)。
• COMBAT GUITARS カモフラ塗装カスタム…近年の投稿で「15年以上使っている」と言及。※2009年時点でもCOMBAT使用アーティストとして言及あり。

🔊アンプ
• Diezel Herbert(ヘッド/主にMK I表記)+ Diezel V412(キャビ)…現在の主力スタック。「フラット設定で万能な歪み」と言及。
• Custom Audio Amplifiers 3+ / 3+ SE(プリアンプ)+ VHT Twenty One Hundred(パワーアンプ)…ラック構成で併用。
• Matchless DC-30…特定曲のクランチ用に使用(例:「ひらり舞い散る花のように」)。
• (参考)過去にMarshall/Hughes & Kettner/Brunetti/Diamond等も試用歴あり(インタビュー発言)。

🎛️エフェクター(モデラー/スイッチャー含む)
• Fractal Audio Axe-Fx II(ラック/ライヴ2019)、Axe-Fx III(自宅作業)…アンプ/キャビ/FXのモデリングで併用。
• Custom Audio Electronics RS616(MIDI/Audioコントローラー)
• BOSS TU-2(チューナー)※ラック上とボード上の重複を統合。
• tc electronic NOVA DRIVE ×2(OD/DS)
• G-Life Guitars Gemini Booster(ブースター)
• Shin’s Music DUMBLOID(オーバードライブ)/Perfect Volume(ボリュームペダル)/Junction Box
• MXR Phase 100(フェイザー)
• LUNASTONE Distortion 1(ディストーション)
• MIDI Solutions Quadra Thru(MIDIスルーボックス)

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