【カトウタロウ】BEAT CRUSADERS風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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始めに(特徴紹介)

BEAT CRUSADERSのギタリスト、カトウタロウは、バンドのポップパンクかつオルタナティブな楽曲を支える重要な存在です。彼のギターサウンドは、エネルギッシュでありながらもポップセンスに満ち、バンドのキャッチーなメロディと見事に調和しています。

代表曲「Hit in the USA」や「Tonight, Tonight, Tonight」などでは、パワフルなリフと軽快なコードワークが際立ちます。ストレートで突き抜けるディストーション・サウンドに加え、ライブではEVH 5150IIIやMarshall DSL100といったアンプを駆使し、場面に応じて力強い歪みからクリーンに近いカッティングまで幅広く表現しています。

また、彼の音作りの大きな特徴は「シンプルで分かりやすい音像」を意識している点です。エフェクターも必要最小限にとどめ、ディレイやブースターなど実用的な機材を中心に構成。演奏の勢いとグルーヴ感を前面に出しつつ、BEAT CRUSADERS特有の「楽しさ」を倍増させる役割を担っています。

そのため、初心者が彼のサウンドをコピーする際には、「無駄に複雑な音作りをしない」という意識が大切になります。カトウタロウのプレイは派手なテクニックに頼らず、コードストロークやリフの切れ味、そしてライブ感のあるアンプの鳴りを活かすことで成立しているのです。

これからのセクションでは、実際に使用されたアンプやギター、エフェクターを表とともに紹介し、どのようにサウンドを作り上げているのかを詳しく解説していきます。

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使用アンプ一覧と特徴【BEAT CRUSADERS・カトウタロウ】

カトウタロウのサウンドを語る上で欠かせないのが、ライブやレコーディングで使用されてきたアンプです。彼はシンプルで直球なロックサウンドを求めるため、ハイゲインアンプを軸にしつつ、場面によって使い分けをしています。

まず最も象徴的なのはEVH 5150IIIです。これはエディ・ヴァン・ヘイレンが開発に関わったモデルで、現代ロックに求められるハイゲインかつキレのあるディストーションが特徴です。カトウタロウはライブでこのヘッドを使用し、同じEVH製のキャビネットと組み合わせることで、分厚いながらも粒立ちの良い音を生み出しています。

次に注目すべきは、長年ライブで愛用されてきたMarshall JCM2000 DSL100。このアンプは、80年代から続くマーシャルらしい中域の太さと、ドライブ感が持ち味です。カトウタロウはこのアンプにOrange製のキャビネット(ベーシスト・クボタマサヒコ氏の所有機材)を組み合わせることで、独特のキャラクターを加えていました。この組み合わせは、硬質でありながらも温かみのあるサウンドを演出し、BEAT CRUSADERSの多彩な楽曲にマッチしています。

ライブでの使い分けは、会場の大きさや音響環境に応じて変化していたと考えられます。大規模なフェスやホールではEVH 5150IIIによるパワフルな出音を優先し、クラブや中規模ライブハウスではMarshall DSL100をベースにすることで、バンドサウンド全体とのバランスを重視していたと推測されます。

アンプ選びの背景には「ギターリフを明快に響かせつつ、ポップパンクの軽快さを損なわない」という彼の音作りの哲学があり、そのため過度にハイゲインに寄りすぎない工夫がされています。実際に、EVHのハイゲインチャンネルを使いながらも、ピッキングのニュアンスがしっかり出るセッティングにしていた可能性が高いです。

このように、カトウタロウのアンプ選びは「攻撃性」と「聴きやすさ」のバランスを取るための工夫が随所に見られ、バンドのサウンドを支える大きな要素となっていました。全てを断定することは難しいですが、少なくとも彼のライブサウンドは上記の機材に依存していたと、想定されます。

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EVH 5150III(アンプヘッド)EVHAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウライブでメイン使用、ハイゲインサウンドの要
EVH 5150III(キャビネット)EVHAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウヘッドと組み合わせて使用、分厚い音像
Marshall JCM2000 DSL100MarshallAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウ長年愛用された定番ヘッド
Orange キャビネットOrangeAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウクボタ氏所有。Marshall DSL100と組み合わせて使用

使用ギターの種類と特徴【BEAT CRUSADERS・カトウタロウ】

A close up of a guitar's neck with the name fender on it

カトウタロウのギターサウンドを決定づけているのは、本人が愛用しているカスタムモデルの存在です。特に象徴的なのが、FRANKEN GUITARS EVHタイプです。赤地に黒と白のラインが走るストライプデザインで、エディ・ヴァン・ヘイレンの“フランケンシュタイン”ギターをオマージュした仕様になっています。ライブ写真や雑誌インタビューでも確認されており、カトウタロウのメインギターとして長年活躍してきました。

このギターは、シングルハムバッカー構成であることが多く、余計な回路を排したシンプルな設計が特徴です。そのため、パワフルかつ直線的なサウンドを得られると同時に、アンプやエフェクターのキャラクターをダイレクトに反映します。BEAT CRUSADERSの代表曲「Hit in the USA」や「DAY AFTER DAY」などで聴かれる突き抜けるディストーションサウンドは、このカスタムギターとEVHアンプの組み合わせから生まれていると考えられます。

また、カトウタロウは状況によって他のギターを使用していた可能性もありますが、ライブでの映像や写真ではこのEVHストライプモデルが圧倒的に多く確認できます。つまり、彼にとっての「自分の音」を象徴する一本がこのギターであるといえるでしょう。

ギター選びの背景には、「ポップパンクやオルタナティブロックに最適な、攻撃的で抜けの良い音」があります。フランケンタイプのギターは一般的にシンプルな構造のため、トラブルも少なく、ライブで安定したパフォーマンスを発揮できるのもポイントです。さらに、エディ・ヴァン・ヘイレンの影響を受けたプレイヤーとしての個性が、このルックスとサウンドに色濃く反映されています。

サブギターとしてのバリエーションはあまり多く語られていませんが、BEAT CRUSADERS時代を通じて「この1本で戦い続けた」という印象が強く、ギタリストとしての潔さを感じさせます。結果的に、カトウタロウの音作りは「このギターありき」で成立していた、と想定されます。

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FRANKEN GUITARS EVHタイプ(赤地に黒・白ストライプ)FRANKEN GUITARSAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウカスタム・ストラトタイプメイン使用。エディ・ヴァン・ヘイレン風のフランケン仕様。ライブでの象徴的存在

使用エフェクターとボード構成【BEAT CRUSADERS・カトウタロウ】

カトウタロウのペダルボードは、シンプルで実戦的な構成が特徴です。ライブで必要なものを的確に配置し、過度に複雑化させず、安定したサウンドを狙っていました。BEAT CRUSADERSの楽曲はテンポが速く、リフやカッティングが主体になるため、音を“加工”するのではなく“補強”する機材が中心となっています。

代表的なのはMXR Micro Ampです。これは定番のブースターで、カトウタロウはソロの音量アップや全体の押し出しを補強する目的で使用していました。また、ハイゲインアンプを使用する際に音の太さや存在感を増すのにも効果的です。シンプルながらもライブでの実用性が高い1台です。

Peterson バーチャルストロボチューナーは、精度の高いチューニングを可能にするペダル型チューナー。BEAT CRUSADERSの楽曲は全体のグルーヴが命であるため、音程が少しでも狂うと演奏に支障をきたします。徹底したチューニング管理をしていたことがうかがえます。

DigiTech Whammyは、ピッチシフター/オクターバーとして使用。ライブの一部楽曲で独特なフレーズを演出するために導入されていました。カトウタロウのサウンドはストレートですが、このWhammyが入ることで曲にアクセントが加わります。

BOSS DD-20 Giga Delayは、ライブ用のディレイとして使用されていました。ステレオ仕様で、豊富なディレイタイムとプリセットが可能なため、楽曲ごとのバリエーションに柔軟に対応できます。ギターソロやリードパートに奥行きを加えるために不可欠な存在です。

他にも、Jim Dunlop ZW-44 Zakk Wylde Overdriveを2005年前後に使用していた時期があり、Marshall DSL100と組み合わせることでパンチのあるオーバードライブを得ていました。また、Custom Audio Electronics + MXRのブースターはレコーディングで使用され、より細かなトーンコントロールを実現していたとされています。

電源にはVOODOO LAB Pedal Power 2 Plusを使用し、安定した電源供給を確保。さらにEVH 5150IIIのアンプチャンネルスイッチを加え、アンプのチャンネル切り替えをステージ上でスムーズに行えるようにしていました。

このように、彼のペダルボードは“必要最小限”を貫いた構成であり、音を加工するよりも、ギターとアンプの持ち味をしっかりと前に出すスタイル。ライブでの安定性と再現性を優先した音作りをしていたと、想定されます。

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MXR Micro AmpMXRAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウブースター音量補強、ソロ時のブーストに使用
Peterson バーチャルストロボチューナーPetersonAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウチューナー精密なチューニング管理
DigiTech WhammyDigiTechAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウピッチシフター一部楽曲で特殊効果を演出
BOSS DD-20 Giga DelayBOSSAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウディレイライブ用ディレイ。多彩なプリセット対応
Jim Dunlop ZW-44 Zakk Wylde OverdriveJim DunlopAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウオーバードライブ2005年頃使用。Marshall DSL100と組み合わせ
VOODOO LAB Pedal Power 2 PlusVOODOO LABAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウパワーサプライペダルボード全体の電源供給
EVH 5150III アンプチャンネルスイッチEVHAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウスイッチングシステムアンプチャンネル切替用
Custom Audio Electronics + MXR ブースターCAE / MXRAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウブースターレコーディングで使用、細かな音作り

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【BEAT CRUSADERS・カトウタロウ】

a person holding a guitar

カトウタロウの音作りは、一見するとシンプルながら非常に計算されたセッティングに基づいています。ライブ映像や音源を聴き比べると、常に「バンド全体の中で抜ける音」「疾走感を失わないサウンド」を意識していることがわかります。

アンプの基本設定としては、EVH 5150IIIを使用する場合、ハイゲインチャンネルをベースにしつつ、ゲインはフルではなく6〜7程度に抑えていると推測されます。これにより、歪みすぎて潰れることなく、コードワークでも音の粒立ちが残るセッティングになります。EQは以下のようなイメージです。

  • Bass(低域):4〜5(過度に膨らまないよう調整)
  • Middle(中域):6〜7(バンドサウンドに埋もれないため強調)
  • Treble(高域):6程度(リフの抜けを確保)
  • Presence:5〜6(会場の音響によって調整)

一方、Marshall DSL100を使用する場合は、よりミッドが自然に出るため、Middleはフラット寄り、Trebleをやや上げて抜けを確保するセッティングが多かったと考えられます。DSLのクラシックゲインチャンネルをクランクアップし、ZW-44 Zakk Wylde Overdriveで軽くブーストすることで、カラッとしたパンクサウンドを得ていたと想定されます。

エフェクトの使い方に関しては、ディレイ(BOSS DD-20)を常時深くかけることはなく、リードフレーズや印象的なフレーズのときに空間を広げる程度に使用していたと考えられます。タイムは400ms前後のシンプルな設定が多く、リズムに合わせたディレイというよりは「奥行きを足す」用途でした。

MXR Micro Ampは、ソロやフレーズの切り替えで瞬間的に音量を持ち上げるために使用。カトウタロウの演奏は常に疾走感が求められるため、ブーストの切り替えでバンドアンサンブルを崩さない工夫がなされていました。

また、ミックスやPAでの処理においては、ギターの低域を過度に出しすぎず、ベースの帯域をしっかり残すのが重要でした。特にBEAT CRUSADERSの楽曲は2本のギター+ベースで作られる音像が命です。そのため、PA側ではローを削り、2〜3kHz付近を軽くブーストして抜けを出す処理がよく行われていたと考えられます。

レコーディングでは、Custom Audio Electronics + MXRブースターを用いて、ライン録りやマイク録りでの粒立ちを補正していた可能性があります。これは「ライブでは豪快に」「レコーディングでは緻密に」という彼の音作りのスタンスを象徴しているといえるでしょう。

総じて、カトウタロウのセッティングは「歪みを作り込みすぎない」「中域を重視」「空間系は必要最低限」という哲学で成り立っています。音そのものはシンプルでも、EQのバランスやアンプチャンネルの選択、そしてPAとの連携によって、BEAT CRUSADERSのあの突き抜けるギターサウンドが完成していたと、想定されます。

比較的安価に音を近づける機材【BEAT CRUSADERS・カトウタロウ】

カトウタロウの機材はEVH 5150IIIやカスタムギターなど、本格的なプロ仕様のものが多く、初心者にとってはやや高価で手が出しにくい部分があります。しかし、彼のサウンドの本質は「ストレートで抜けの良いディストーション」「シンプルなブーストとディレイ」「ライブ感を前に出すバランス」にあります。この特徴を再現するためには、もっと安価で市販されている機材でも十分に近づけることが可能です。

まずアンプに関しては、EVH 5150IIIの代替としてBOSS KatanaシリーズMarshall CODEシリーズが非常におすすめです。特にKatanaは、モデリングアンプでありながら反応が自然で、EVHやMarshall系のドライブサウンドを再現可能。初心者でも自宅練習から小規模ライブまで幅広く対応できます。

ギターについては、FRANKEN GUITARSのようなカスタムモデルを入手するのは難しいですが、CharvelやEVHブランドの入門モデル(EVH Striped Series)であれば、同じく1ハム仕様のシンプルな設計で「EVHらしいストレートな音」を体感できます。見た目も本人のフランケン仕様に近いため、モチベーションアップにもつながるでしょう。

エフェクターは、BOSS SD-1 Super OverDriveBOSS DS-1 DistortionをMarshall系アンプと組み合わせれば、ZW-44に近いパンチのある歪みが作れます。また、ブースター用途にはTC Electronic Spark Boosterが非常にコストパフォーマンスに優れています。

ディレイに関しては、DD-20は生産完了しているため、代替としてBOSS DD-8TC Electronic Flashbackが手に入りやすく、同様の用途で使用できます。どちらもライブでの使い勝手が良く、音質も透明感があります。

電源はVOODOO LAB Pedal Powerの代替として、One Control MinimalシリーズCaline CP-05などのパワーサプライを利用すれば、安価で安定した電源供給が可能です。

このように、カトウタロウの音作りを模倣する際は「シンプルに歪みを作り、ブースターとディレイで色づけする」という基本方針を押さえれば、高額なプロ仕様機材でなくてもかなり近いサウンドが得られます。初心者の方は、以下の機材をそろえることで、比較的安価に彼のトーンを体感できるでしょう。

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アンプKatana-50 MkIIBOSSAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウEVH 5150IIIの代替としておすすめ。自宅〜ライブ対応
アンプMarshall CODE50MarshallAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウMarshall DSL100の代替。モデリングで幅広い音作り可能
ギターEVH Striped SeriesEVHAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウ本人愛用ギターの廉価版。ルックスも近く再現性が高い
オーバードライブBOSS SD-1 Super OverDriveBOSSAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウZW-44代替として使用可能。価格も安価
ブースターTC Electronic Spark BoosterTC ElectronicAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウMXR Micro Ampの代替に最適。幅広い用途
ディレイBOSS DD-8 Digital DelayBOSSAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウDD-20代替。小型軽量でライブでも使いやすい
ディレイTC Electronic Flashback 2TC ElectronicAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウ奥行きあるディレイ。TonePrint機能で多彩な音色
パワーサプライOne Control Minimal SeriesOne ControlAmazonで探すBEAT CRUSADERSカトウタロウVOODOO LAB代替。低価格で安定性あり

総括まとめ【BEAT CRUSADERS・カトウタロウ】

まとめイメージ

カトウタロウのギターサウンドは、シンプルさの中に強烈な個性とライブ感が込められていました。彼の音作りを分析していくと、「無駄を省いた直球勝負」「中域を大切にしたEQバランス」「最低限のエフェクターでの補強」という三本柱が常に貫かれていることが見えてきます。

まず、メインギターであるFRANKEN GUITARS EVHタイプ。これは本人のシンボルともいえる存在であり、見た目のインパクトだけでなく、シンプルな構造ゆえにアンプとエフェクターのキャラクターをそのまま引き出せる仕様でした。言い換えれば、「ギター自体がキャラクターを主張するのではなく、プレイとアンプの鳴りを前面に押し出す」ための選択だったといえるでしょう。

アンプではEVH 5150IIIMarshall DSL100を使い分け、ライブの規模や会場に応じて音の厚みや抜け感を調整していました。EVHは現代的なハイゲインとキレのあるアタック感を提供し、Marshallは温かみと中域の太さを加えていました。両者をシチュエーションで使い分ける柔軟性こそ、彼のサウンドを支える大きな要素でした。

エフェクターは最小限で、MXR Micro AmpBOSS DD-20といった定番どころが中心でした。特殊効果を狙ったDigiTech Whammyも導入していましたが、基本は「アンプとギターの鳴りを補強する」ためのもの。ライブでは、プレイそのもののエネルギーを失わず、観客にストレートに届く音作りを徹底していたのです。

音作りの本質をまとめると、「過度に作り込みすぎず、プレイヤーの熱量とグルーヴを前面に出すこと」。これはBEAT CRUSADERSというバンドのスタイル、すなわち“楽しさと勢いを全力で届ける”という姿勢そのものでした。だからこそ、彼のギターは派手なテクニック以上に「シンプルに鳴らすこと」で圧倒的な存在感を放っていたのです。

もし読者がカトウタロウの音に近づきたいのであれば、最初から同じ機材をそろえる必要はありません。むしろ「歪みを過剰に深くしないこと」「中域を強調してコードの抜けを良くすること」「シンプルなブーストとディレイで音を補強すること」が大切です。こうしたポイントを押さえるだけで、比較的安価な機材でも彼のサウンドにかなり接近できるでしょう。

総じて、カトウタロウの音作りの哲学は「楽しさを失わないためのシンプルさ」にありました。だからこそ彼の音は今も多くのファンの耳に残り、BEAT CRUSADERSの楽曲を聴くたびに、あの突き抜けるギターリフが蘇るのです。彼のサウンドを追体験することは、単に機材を真似ることではなく、「楽しさを全力で伝えるギタリストの心構え」を体感することだと言えるでしょう。

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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!

ギター

FRANKEN GUITARS EVHタイプ(赤地に黒・白メッシュライン)
エディ・ヴァン・ヘイレン風ストライプデザインのカスタムギター。

アンプ

EVH 5150III(アンプヘッド)
ライブ時に使用。

EVH 5150III(キャビネット)

Marshall JCM2000 DSL100(アンプヘッド)
長年ライブで使用。

Orange キャビネット(クボタ氏所有)
Marshall DSL100と組み合わせて使用。

エフェクター

MXR Micro Amp(ブースター)

Peterson バーチャルストロボチューナー

DigiTech Whammy(ワーミーペダル)

VOODOO LAB Pedal Power 2 Plus(パワーサプライ)

EVH 5150III アンプチャンネルスイッチ

Custom Audio Electronics + MXR ブースター(レコーディング時使用)

BOSS DD-20 Giga Delay(ライブ用ディレイ)

Jim Dunlop ZW-44 Zakk Wylde Overdrive(2005年頃使用)

▼ プロ音作りの参考資料はこちら

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