始めに(特徴紹介)
ART-SCHOOLのフロントマンであり、ギタリストでもある木下理樹は、90年代オルタナティブロックやシューゲイザーから強い影響を受けたサウンドを奏でることで知られています。ザラついた歪みと浮遊感のあるクリーントーンを行き来する彼のプレイスタイルは、バンドの持つ繊細で破壊的な世界観をそのまま体現しています。
代表曲「テュペロ・ハニー」や「FADE TO BLACK」では、ファズを基調にした轟音サウンドと、ジャガー特有の鋭いカッティングが印象的です。一方で「スカーレット」や「スカートの中」などでは、リバーブやディレイを駆使した広がりのあるサウンドメイキングが際立ちます。
木下の音作りはシンプルな機材選びの中に、圧倒的な存在感を宿している点が魅力です。彼のサウンドを理解することは、ART-SCHOOLをコピーしたいギタリストにとって重要な第一歩となるでしょう。
また、ライブではマーシャル系の力強い歪みにジャガーやフライングVの個性的なトーンを重ね、レコーディングではJC-120やFender Twin Reverbの透明感を取り入れるなど、場面ごとに音色の使い分けも行っています。この柔軟さこそが彼のサウンドの奥行きを作り出しているのです。
木下理樹のギターサウンドは、単なるエフェクトやアンプの組み合わせではなく、彼自身の感情や歌詞の世界観と密接に結びついているため、プレイヤーとしての表現力も求められます。
ART-SCHOOLの音作りを深掘りしていくことで、同じような轟音と繊細さを併せ持ったサウンドを再現する手がかりを得ることができるでしょう。
以下では、木下理樹が使用するアンプ、ギター、エフェクター、セッティングを徹底的に解説していきます。
使用アンプ一覧と特徴【ART-SCHOOL・木下理樹】
木下理樹の音作りにおいて、アンプは大きな役割を担っています。彼のギターサウンドは、シューゲイザー的な轟音と透明感のあるクリーントーンの両立が重要であり、それを可能にするのが多彩なアンプの使い分けです。
ライブにおいて特に多用されてきたのが、Marshall JCM900やJCM2000といったマーシャル系アンプです。これらはミドルに特徴があり、太く抜けの良い歪みを作り出すことができます。木下はFlying VやJaguarと組み合わせることで、独自の荒々しさを帯びたトーンを形成してきました。
また、レコーディングや一部のステージではRoland JC-120も使用されています。JC-120はクリーンの透明感に優れ、リバーブやコーラスとの相性が抜群です。浮遊感や奥行きのある音像を必要とする曲では欠かせない存在となっています。
Fender Twin Reverbや’65 Twin Reverbも彼の機材リストに登場します。これらのアンプは温かみのあるクリーンと強力なリバーブが特徴で、アコースティック寄りの楽曲や、深いリバーブサウンドを必要とするシーンで活躍してきました。
さらに、Peavey 5150やOrange Rockerverb 50C / AD30TCといったアンプも使用が確認されています。Peavey 5150は高いゲインを持ち、ハードでアグレッシブなサウンドを作れる一方で、Orangeは中低域に厚みがあり、バンドアンサンブルの中でも埋もれにくい音を作ることができます。
このように、木下理樹は楽曲やライブの場面に応じてアンプを使い分けており、轟音系とクリーン系を両立するバランス感覚を持っています。マーシャルをメインにしつつ、JC-120やFender系を織り交ぜることで、独自の音世界を作り出していると想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
Marshall JCM900 | Marshall | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | ライブで定番使用。パワフルな歪みが特徴。 |
Marshall JCM2000 | Marshall | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | JCM900と併用されるケースあり。ややモダンな歪み。 |
Marshall JCM800 | Marshall | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | クラシックなマーシャルサウンド。初期使用の可能性。 |
Roland JC-120 | Roland | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | クリーンとコーラスが特徴。空間系エフェクトと好相性。 |
Fender Twin Reverb | Fender | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | 温かいクリーンとスプリングリバーブが特徴。 |
Fender ’65 Twin Reverb | Fender | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | 復刻版。スタジオでも使用確認あり。 |
Peavey 5150 | Peavey | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | ハードな歪みに対応。轟音パートで使用された可能性。 |
Orange Rockerverb 50C / AD30TC | Orange | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | 中低域が太い。近年ツアーでの使用が確認される。 |
使用ギターの種類と特徴【ART-SCHOOL・木下理樹】
木下理樹のサウンドを語る上で欠かせないのが、独特なギターの選択です。彼は結成初期からFlying Vを愛用し続け、その存在感のあるルックスと切れ味鋭いサウンドがART-SCHOOLの音楽性と強く結びついています。
特に特徴的なのは、Combat製の白いFlying Vです。板バネ式のトレモロユニットを搭載した改造仕様で、結成初期のライブで頻繁に使用されていました。その後もエボニーカラーのGibson Flying Vや、サンバーストの限定モデル、さらに2018年以降に登場した新しいFlying Vなどを使い分けており、常にVシェイプが彼のアイデンティティの一部となっています。
また、Jaguarも重要なギターです。Fender American Professional Jaguar(Antique Oliveカラー)は、2シングルPUながら擬似的にハムバッカー的なサウンドも作れる仕様で、轟音とカッティングを両立できます。木下が作り出すシューゲイザー的な質感や、鋭く前に出るアルペジオにはこのJaguarが大きく寄与していると言えるでしょう。
さらに、Fender Telecaster Deluxeも一時期使用されていました。2005年頃のツアーでは戸高賢史氏の個体を借用していたことが確認されており、その時期の音源やライブではテレキャスター特有のカリッとしたサウンドが聴けます。
アコースティックギターに関しては、K.YAIRI(メレンゲ・クボケンジ氏から譲り受けた個体)を使用しており、ピックアップにはL.R.Baggs M-1 Passiveが搭載されています。さらにMartin 000-15SM、Takamine PTU441 N、Taylor(詳細不明)など、多彩なアコースティックもシーンに応じて使い分けています。アコースティックでは繊細さと温かみを大切にしており、エレキとは異なる木下の表現力が際立ちます。
このように、木下理樹はFlying Vを核としつつ、JaguarやTelecaster、アコースティックギターをバランスよく取り入れています。轟音とクリーンを自在に行き来するART-SCHOOLのサウンドは、これらのギターの特性を最大限に活かした結果だと想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | ギターの種類 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
Gibson Flying V(エボニーカラー/Combat改造) | Gibson | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | エレキギター | 板バネトレモロ改造。メイン使用の一本。 |
Gibson Flying V(サンバースト) | Gibson | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | エレキギター | 限定モデルと思われる。サブとして使用。 |
Gibson Flying V(2018年モデル以降) | Gibson | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | エレキギター | 近年のライブで使用確認。 |
Fender American Professional Jaguar Antique Olive | Fender | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | エレキギター | カッティングやアルペジオに使用。擬似ハムバッカー構成。 |
Combat製 白いFlying V | Combat Guitars | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | エレキギター | 結成初期から使用。板バネトレモロ搭載。 |
Fender Telecaster Deluxe | Fender | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | エレキギター | 2005年頃ツアーで使用。戸高賢史氏の個体。 |
K.YAIRI(L.R.Baggs M-1 Passive搭載) | K.YAIRI | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | アコースティックギター | メレンゲ・クボケンジ氏から譲受。 |
Martin 000-15SM | Martin | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | アコースティックギター | ウォームなトーン。スタジオでの使用確認。 |
Takamine PTU441 N | Takamine | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | アコースティックギター | スロテッドヘッド仕様と思われる。 |
Taylor(モデル不明) | Taylor | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | アコースティックギター | 詳細不明。近年使用例あり。 |
使用エフェクターとボード構成【ART-SCHOOL・木下理樹】
木下理樹の音作りにおいて、エフェクターは「轟音と繊細さの両立」を可能にする重要な要素です。ART-SCHOOLの楽曲はシューゲイザー的な壁のようなディストーションサウンドから、透明感のあるクリーン、そして空間を漂うリバーブやディレイまで幅広く展開されます。これらを支えるのが、彼の足元に並ぶ多彩なペダル群です。
歪み系では、Ibanez TS9 TubescreamerやMAXON ROD881 REAL Tube Overdriveを軸とし、甘く粘りのあるドライブサウンドを形成します。また、Electro-Harmonix Big Muff Piシリーズ(SOVTEK Army Green、USA版、Nano、オペアンプ版など)を使い分けることで、楽曲ごとに異なる厚みやザラつきを表現。さらに、Walrus Audio VoyagerやOne Control Rebel Red Distortionなどの現代的な歪みも導入されており、サウンドの幅を拡張しています。
ブースターとしてはXotic EP Boosterを使用し、ソロやリフを持ち上げる役割を担います。コーラスではElectro-Harmonix Small Cloneが定番で、深いモジュレーションを加えることで浮遊感を強調。また、Neunaber CHROMA CHORUS V1も併用されており、立体感のあるサウンドメイクに貢献しています。
リバーブやディレイも多彩です。BOSS RV-3やEarthQuaker Devices Ghost Echoによる残響は、轟音の中に広がりを与えます。ディレイはBOSS DD-3、MXR Carbon Copy、TC Electronic Flashbackシリーズなどを楽曲ごとに使い分け、アナログ的な温かさからデジタルの精密さまでを網羅。One Control Sea Turquoise Delayも透明感ある遅延効果を加えています。
その他、DigiTech Whammy 4によるピッチシフトや、Electro-Harmonix Mel9を用いたメロトロン風サウンドも確認されており、実験的な音作りへの挑戦が伺えます。さらに、SNARLING DOGS BAWL Buster Wah Goldでのワウペダル操作や、BOSS GE-7によるイコライジングなどもセットリストに応じて使用されます。
木下のエフェクトボードは時期によって変動が見られますが、基本的には「歪み複数+空間系複数+補助的エフェクト」という構成が多く、曲ごとの表現を最大化するための実戦的な組み合わせだと想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | エフェクターの種類 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
Ibanez TS9 Tubescreamer | Ibanez | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | オーバードライブ | 代表的なオーバードライブ。中域を押し出す。 |
MAXON ROD881 REAL Tube Overdrive | MAXON | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | オーバードライブ | チューブ感あるナチュラルな歪み。 |
Electro-Harmonix/SOVTEK Big Muff Pi | Electro-Harmonix | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | ファズ | 轟音の基盤。アーミーグリーン筐体。 |
Electro-Harmonix Big Muff Pi(USA版/Nano/Opamp) | Electro-Harmonix | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | ファズ | 複数モデルを時期ごとに使い分け。 |
Xotic EP Booster | Xotic | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | ブースター | 音量・存在感をアップ。 |
Electro-Harmonix Small Clone | Electro-Harmonix | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | コーラス | Nirvanaでも有名なモデル。深い揺らぎ。 |
BOSS RV-3 | BOSS | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | リバーブ | ディレイ+リバーブ搭載機。 |
MXR Carbon Copy | MXR | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | ディレイ | 温かみのあるアナログディレイ。 |
TC Electronic Flashback Delay & Looper | TC Electronic | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | ディレイ/ルーパー | 多機能でライブでも活躍。 |
DigiTech Whammy4 | DigiTech | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | ピッチシフター | 大胆なピッチ変化を演出。 |
Electro-Harmonix Mel9 | Electro-Harmonix | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | ギターシンセサイザー | メロトロン風サウンドを再現。 |
SNARLING DOGS BAWL Buster Wah Gold | Snarling Dogs | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | ワウペダル | 個性的なワウサウンドを付加。 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【ART-SCHOOL・木下理樹】
木下理樹の音作りは、機材選びだけでなく「セッティング」や「EQバランス」、さらにミックス段階での処理にまでこだわりが見られます。轟音と繊細さが共存するART-SCHOOLのサウンドは、単純に歪ませるだけでは成立せず、音の抜けや空間処理に対する緻密な調整が不可欠です。
まずアンプの設定についてですが、マーシャル系(JCM900やJCM2000)を使用する際には、ゲインを高めに設定しつつも、プレゼンスやトレブルを抑え気味にして耳に刺さらないようにする傾向があります。ミドルは厚めにブーストし、ローは控えめにすることで、バンドアンサンブルの中でギターが前に出すぎず、かつ存在感を保つバランスを作り上げています。
一方でRoland JC-120やFender Twin Reverbを使う場合は、クリーンの透明感を活かすためにEQはフラット寄りに設定。そこにSmall Cloneなどのコーラスやリバーブを加えることで、アルペジオやクリーンカッティングに浮遊感を与えています。特に「スカーレット」や「スカートの中」などの楽曲では、このクリーントーンが楽曲の空気感を支えています。
ファズやBig Muffを使用する轟音パートでは、ブーミーになりすぎないようBOSS GE-7などのイコライザーを併用することも多いと考えられます。特に200Hz以下のローエンドをやや削り、1kHz〜2kHzあたりを軽く持ち上げることで、バンド全体の中でギターが埋もれにくくなります。
ディレイやリバーブの設定も重要です。Carbon Copyではショートディレイを使って音に厚みを持たせ、FlashbackやDD-3では曲ごとにディレイタイムを調整。リバーブに関してはRV-3のルームリバーブを浅めにかけ、EarthQuaker Devices Ghost Echoの残響を曲によって足すことで、立体的な音像を作り上げています。
また、ライブではソロやリフを強調する場面でXotic EP Boosterを踏み込み、音量だけでなく音の芯を前に押し出すような使い方をしています。逆にスタジオ録音ではエンジニアがコンプレッサーやEQを追加処理し、ダイナミクスを抑えながらもギターが広がりを持つようにミックスしているケースが多いです。
特筆すべきは、木下の音作りが「機材そのもののキャラクターを活かしつつ、EQやエフェクトの微調整で最適化する」アプローチである点です。Flying Vの硬質なトーン、Jaguarの鋭いアタック、テレキャスターのカリッとした抜け、それぞれを曲に応じて使い分け、アンプとエフェクターで補完していくスタイルが徹底されています。
結果として、轟音の中でも歌声が埋もれず、繊細なフレーズもきちんと届くギタートーンが実現されています。木下理樹のサウンドは「荒々しさ」と「繊細さ」という相反する要素を同時に成立させるために、EQと空間系エフェクト、そして演奏タッチのコントロールが不可欠であると想定されます。
比較的安価に音を近づける機材【ART-SCHOOL・木下理樹】
木下理樹が使用する機材はプロ仕様の高額なアンプやギター、エフェクターが多く、すべてを同じように揃えるのは難しいのが現実です。しかし、初心者〜中級者のギタリストでも、市販の定番製品を工夫して使えば、ART-SCHOOL風のサウンドに近づけることが可能です。ここでは比較的安価で導入しやすい代替機材を紹介します。
まず歪み系では、Big Muffに近い轟音を手軽に得るならElectro-Harmonix Nano Big Muffがおすすめです。小型で扱いやすく、木下の特徴である「壁のようなファズサウンド」を再現できます。さらに、Ibanez TS9の代替としてBOSS SD-1 Super OverDriveを使えば、中域に粘りを持たせたオーバードライブが作れます。これにより、轟音だけでなくアルペジオでも存在感を出すことができます。
クリーントーンの再現には、Roland JC-120は高額ですが、代替としてBOSS Katanaシリーズのアンプが便利です。クリーン〜歪みまで幅広い音作りができ、JC系の透明感に近いトーンも出せるため、練習用や小規模ライブにも最適です。また、空間系を補強するならBOSS DD-8(ディレイ)やTC Electronic HOF Mini Reverbを組み合わせると、ART-SCHOOL的な奥行きのあるクリーンギターが再現できます。
コーラスに関しては、Small Cloneに代わるものとしてBOSS CE-2WやElectro-Harmonix Neo Cloneが挙げられます。どちらも1〜2万円台で購入可能で、浮遊感あるクリーンを作るには十分な性能です。加えて、ブースターとしてXotic EP Boosterはやや高額なため、代替としてTC Electronic Spark Mini Boosterを導入すれば、ソロ時の音量アップに役立ちます。
アコースティックサウンドを導入したい場合、木下が使用するK.YAIRIやMartinは高価ですが、YAMAHA FGシリーズやTakamineの入門モデル(3〜5万円程度)であれば十分近い温かみのあるトーンを得られます。ライブ用にはアコースティックシミュレーター(BOSS AC-3など)を使うのも一案です。
総じて、「歪み+クリーン+空間系」を揃えることが、木下理樹のサウンドを再現する鍵となります。初心者向けセットでも、組み合わせと設定を工夫すれば十分にART-SCHOOLの世界観を感じるプレイが可能だと考えられます。
種類 | 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
ファズ | Electro-Harmonix Nano Big Muff | Electro-Harmonix | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | Big Muffの廉価版。轟音サウンドを再現可能。 |
オーバードライブ | BOSS SD-1 Super OverDrive | BOSS | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | TS9の代替として人気。安価で入手しやすい。 |
アンプ | BOSS Katana 50 MkII | BOSS | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | JC-120やTwin Reverbの代替として万能。自宅練習にも最適。 |
ディレイ | BOSS DD-8 Digital Delay | BOSS | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | 幅広い遅延効果を作れる。多機能で高コスパ。 |
リバーブ | TC Electronic HOF Mini Reverb | TC Electronic | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | 小型で扱いやすい。空間系を補強可能。 |
コーラス | Electro-Harmonix Neo Clone | Electro-Harmonix | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | Small Cloneの廉価版。クリーンを浮遊感ある音に。 |
ブースター | TC Electronic Spark Mini Booster | TC Electronic | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | Xotic EP Boosterの代替として活用可能。 |
アコースティック | YAMAHA FG820 | YAMAHA | Amazonで探す | ART-SCHOOL | 木下理樹 | MartinやK.YAIRIの代替。3〜4万円で導入可能。 |
総括まとめ【ART-SCHOOL・木下理樹】

木下理樹のギターサウンドを再現するための最大のポイントは、「轟音と繊細さを同時に成り立たせる」という矛盾する要素をどう扱うかにあります。彼はFlying VやJaguarといった個性的なギターを使い分け、アンプはMarshall系を軸にしながらも、Roland JC-120やFender Twin Reverbといったクリーンアンプも駆使して楽曲ごとにトーンを最適化しています。
歪みの作り方においては、Electro-Harmonix Big Muffシリーズの多彩なモデルを使い分けることで、厚みのある轟音から粒立ちの良いファズまで幅広い質感を表現。さらにIbanez TS9やMAXON ROD881といったオーバードライブを組み合わせて、中域を押し出した存在感のあるサウンドを形成しています。これにより、歌声とギターが衝突せず、両立できるアンサンブルが実現されています。
空間系エフェクトの使い方も木下の特徴です。リバーブやディレイを複数使い分けることで、音に奥行きを持たせると同時に、アルペジオやクリーンカッティングに漂う浮遊感を与えています。特にGhost EchoやRV-3のようにリバーブと軽い歪みを組み合わせたサウンドは、ART-SCHOOL独自の幻想的な世界観を演出しています。
また、ブースターやEQの活用により、曲中で音量や音質をダイナミックにコントロールする点も見逃せません。ライブではXotic EP Boosterを踏んでギターを前に出し、録音ではエンジニアと連携してEQで不要な帯域を削るなど、環境に応じた調整を徹底しています。
総じて木下理樹の音作りは「高価な機材を揃える」ことが本質ではなく、「それぞれの機材の個性を理解し、場面に合わせて最適な組み合わせを選ぶ」ことにあります。Flying Vの硬質なトーンを荒々しく鳴らす一方で、Jaguarやアコースティックで繊細さを描き出し、歪みとクリーン、轟音と静寂を自在に行き来するプレイこそが彼の音の真髄です。
これからART-SCHOOLのサウンドをコピーしたいギタリストは、まずは手持ちの機材で「歪みと空間系」を意識してセッティングを工夫してみることが大切です。そのうえで余裕があれば、Big MuffやJaguarといった木下が実際に使う機材を導入していくと、より本人に近いサウンドへと近づけるでしょう。
つまり、木下理樹の音作りの本質は「感情と音色のリンク」にあります。轟音の壁も、透き通るアルペジオも、彼の表現力と選び抜かれた機材によって成立しているのです。その核を理解することが、ART-SCHOOLの音世界に触れるための第一歩だといえます。
“`
下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!
エレキギター
Gibson Flying V(エボニーカラー/Combat改造・板バネトレモロ付き/弦ゲージ10-46)
Gibson Flying V(サンバースト/リミテッドエディションと思われる)
Gibson Flying V(2018年9月以降の近年モデル)
Fender American Professional Jaguar Antique Olive(2シングルPU・擬似ハムバッカー配列可)
Combat製 白いFlying V(板バネトレモロ付き/結成初期)
Fender Telecaster Deluxe(戸高賢史氏の個体/2005年ツアー時)
アコースティックギター
K.YAIRI(メレンゲ・クボケンジ氏から譲受/L.R.Baggs M-1 Passive装着)
Martin 000-15SM
Takamine PTU441 N(スロテッドヘッド仕様と思われる)
Taylor(モデル不明)
アンプ
Marshall JCM900
Peavey 5150
Fender Twin Amp
Marshall JCM2000
Marshall JCM800
Roland JC-120
Fender Twin Reverb
Fender ’65 Twin Reverb
Orange Rockerverb 50C または AD30TC(詳細不明)
エフェクター
オーバードライブ/ディストーション/ファズ
Ibanez TS9 Tubescreamer
MAXON ROD881 REAL Tube Overdrive
Mad Professor Sweet Honey Overdrive
Walrus Audio Voyager
One Control Rebel Red Distortion
One Control Jubilee Red AIAB
Danelectro FAB TONE
Electro-Harmonix/SOVTEK Big Muff Pi(アーミーグリーン)
Electro-Harmonix Big Muff Pi(USA)
Electro-Harmonix Nano Big Muff Pi
Electro-Harmonix Big Muff Pi(オペアンプ版/使用時期あり)
EarthQuaker Devices Dunes
KING TONE GUITAR THE DUELLIST
Demon FX THE DUALGUN
StudioDaydream JRM-OD V4.1
EarthQuaker Devices Ghost Echo(リバーブ/軽い歪み成分)
Electro-Harmonix Holy Stain(ファズ+ルームリバーブ)
ブースター
Xotic EP booster
コーラス
Electro-Harmonix Small Clone
Neunaber Technology CHROMA CHORUS V1
リバーブ
BOSS RV-3
EarthQuaker Devices Ghost Echo
ディレイ/ルーパー
TC Electronic Flashback Delay & Looper
TC Electronic Flashback 2 Delay & Looper
MXR Carbon Copy
One Control Sea Turquoise Delay
BOSS DD-3
ワーミー/ピッチ系
DigiTech Whammy4
イコライザー
BOSS GE-7
チューナー
BOSS TU-2
KORG DT-10
One Control Tuner with BJF BUFFER
その他
Electro-Harmonix Mel9(メロトロン系音色)
Free the Tone PT-1D(パワーサプライ)
VITAL AUDIO POWER CARRIER VA-08 Mk-II(パワーサプライ)
One Control Distro Tiny power distributor(パワーサプライ)
Fenderアンプフットスイッチ
BEHRINGER Xenyx 502(ミキサー)
SNARLING DOGS BAWL Buster Wah Gold
アクセサリー/周辺機器
ピック:Jim Dunlop Tortex Triangle .88(緑)/.73(黄)
ストラップ:Fender モノグラム → Planet Waves PWS100
ケース:Providence TCV-1
シールド:OYAIDE QAC-222G
コメント