【ヒロト】アリス九號.風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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始めに(特徴紹介)

アリス九號.(Alice Nine.)のギタリスト、ヒロトは、煌びやかでありながら力強いギタートーンを武器に、バンドのサウンドを支えてきました。楽曲の多くはストラトキャスターやテレキャスターを軸としつつ、場面によってはラウドなディストーションやディレイを駆使し、幻想的で浮遊感のある音像を描き出します。

代表的な楽曲では「RAINBOWS」や「the beautiful name」でのダウンチューニングを駆使した重厚なサウンド、「ASYLUM」での空間系を活かした広がりのあるトーン、「極道極色極彩歌」でのドロップDによる硬質なリフワークなど、多彩な音作りが聴きどころです。ヒロトのギターは常に楽曲のカラーを強調し、ボーカル翔の表現と絡み合いながらバンド全体を立体的に見せています。

また、本人のnote連載やインタビューでも「ディレイ重視」と語っていることから、空間系エフェクターの使い方が彼のサウンドの核心にあるといえます。ストラトキャスターの煌めきと、ディレイ・リバーブを組み合わせた透明感のあるプレイは、アリス九號.の世界観を体現する重要な要素となっています。

さらに、dragonfly製のBORDER 666 HIROTO CUSTOMのような特殊スケールのギターを使用することで、ヘヴィなサウンドレンジにも対応。全弦2音半下げやドロップAといった極端なチューニングも、彼ならではのプレイスタイルを可能にしています。

このように、ヒロトの音作りは「煌びやかなクリーントーン」と「ヘヴィなドロップサウンド」の両立にあり、空間処理による奥行きが常に付随しています。ライブ映像や音源を改めて聴くと、彼の機材選びと音作りの哲学がより鮮明に伝わってくるはずです。

そのサウンドが注目される理由は、単なるギタリストとしての技術力ではなく、アリス九號.の楽曲世界を音色で「翻訳」するセンスにあります。バラードでは繊細に、アッパーチューンでは爆発的に、ヒロトは音色を自在に操りながらバンドの進化を支え続けているのです。

以下では、実際に使用されたアンプやギター、エフェクターを具体的に解説しながら、ヒロト流サウンドメイクの秘密に迫っていきます。

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使用アンプ一覧と特徴【アリス九號.・ヒロト】

ヒロトの音作りを語る上で欠かせないのがアンプの選択です。ライブやスタジオで確認されているのは、Fender Twin ReverbやMarshallシリーズが中心となっており、これらが彼のクリーン〜歪みサウンドを支えています。

特にFender Twin Reverbは、ストラトキャスターと組み合わせた際に煌びやかでレンジの広いクリーントーンを実現するために選ばれていると考えられます。バラード曲やクリーン主体の楽曲では、この透明感のあるサウンドがバンド全体の音像をクリアに保ち、ヒロト特有の浮遊感あるプレイを支えています。

一方で、Marshall JCM900やJCM800は、ロック色の強い楽曲やヘヴィなリフにおいて欠かせない存在です。JCM900はゲイン量が豊富で、歪みをしっかり作り込みやすいため、ダウンチューニングしたギターとの相性も抜群です。JCM800はややクラシックなロックサウンド寄りで、ミドルが前に出るサウンドが特徴。曲ごとに使い分けることで、多彩な音色の幅を持たせています。

さらに、Marshall Vintage Modern 2466は、ヴィンテージライクな太いトーンとモダンなゲインのバランスが絶妙で、艶やかなクランチや厚みのあるドライブサウンドを実現します。ストラトのシングルコイルやレスポールのハムバッカーと組み合わせ、楽曲ごとに表情を大きく変えるための重要なアンプといえるでしょう。

このように、ヒロトはFender系でのクリーンとMarshall系でのドライブを使い分け、場面ごとに最適なトーンを作り出しています。アンプに頼るだけでなく、ペダルとの組み合わせやギターのチューニングによってもキャラクターを変えており、単一の音色に留まらない柔軟な音作りを展開しているのが特徴です。

結果として、アリス九號.の楽曲はクリーンからヘヴィまで幅広い表現を可能とし、ステージごとに進化したサウンドが聴けることが、ファンから高く評価されている理由のひとつとなっています。以下の表に、確認された使用アンプをまとめます。

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Fender Twin ReverbFenderAmazonで探すアリス九號.ヒロトクリーントーンで多用。スタジオやライブ定番。
Marshall JCM900MarshallAmazonで探すアリス九號.ヒロト歪み系リフ、ドロップチューニング曲で活用。
Marshall Vintage Modern 2466MarshallAmazonで探すアリス九號.ヒロト艶のあるクランチ、モダンな歪みの両立。
Marshall JCM800MarshallAmazonで探すアリス九號.ヒロトクラシックロック寄り、ミドル強調のサウンド。

以上のアンプ構成からも分かるように、ヒロトは「クリーンはFender、ドライブはMarshall」という王道の組み合わせを基本に据えつつ、楽曲ごとに細かく使い分けています。これらのアンプの組み合わせによって、アリス九號.の多彩なサウンドが完成していると想定されます。

使用ギターの種類と特徴【アリス九號.・ヒロト】

an electric guitar in a case with a note

ヒロトの音色の幅を支える大きな要素が、使用しているギターの種類とチューニングです。特に2018年の新木場STUDIO COAST公演をはじめ、近年のライブセットではFender Custom Shop製のストラトキャスターが多数投入され、曲ごとに異なるチューニングを駆使するスタイルが確認されています。

Fender Custom Shop Japan Limited ’69 Stratocaster N.O.Sは、鮮やかなクリーントーンとシングルコイル特有の煌びやかさが特徴で、レギュラーチューニングでのメインギターとして活躍。繊細なアルペジオから伸びやかなコードワークまで幅広く対応できるため、バンドサウンドに透明感を加えています。

同じくFender Custom Shop Time Machine ’56 Stratocasterは、「ASYLUM」などで使用されており、ヴィンテージライクなサウンドが特徴。ミッドの存在感と甘いトーンが際立ち、ストラトキャスターの本質を前面に押し出したサウンドメイクが可能です。

一方で、「RAINBOWS」や「the beautiful name」ではFender Custom Shop Stratocaster “Black×Brown”を使用。前者ではドロップC#、後者では半音下げと、重厚かつレンジ感のあるサウンドに対応しています。見た目のインパクトも強く、ライブの象徴的な一本です。

さらに「極道極色極彩歌」ではFender Telecaster Deluxeが投入され、ドロップDでのリフワークを支えています。テレキャスターらしい硬質なアタックが、楽曲の激しさを強調しています。

特筆すべきは、dragonfly BORDER 666 HIROTO CUSTOMの存在です。666mmというロングスケール仕様で、全弦2音半下げやドロップAなどのヘヴィなチューニングにも安定感を持たせています。近年のラウド寄りの楽曲に対応するためのカスタムモデルであり、彼のサウンドの新しい方向性を象徴するギターといえるでしょう。

そのほか、Fender StratocasterやGibson Les Paul、Gibson Flying Vといった定番モデルも状況に応じて使用されています。レスポールは厚みのあるサステイン、フライングVはメタリックな歪みとの相性が良く、楽曲に応じた使い分けが想定されます。

このように、ヒロトはストラトの煌びやかなクリーン、テレキャスターの硬質なリズム、そしてロングスケールのdragonflyでの低音域を自在に使い分けています。ギター選びの基準は、単にブランドではなく「楽曲ごとの世界観を最大化するため」であることがはっきりと見えてきます。以下に、使用ギターを表で整理しました。

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Fender Custom Shop Japan Limited ’69 Stratocaster N.O.SFenderAmazonで探すアリス九號.ヒロトストラトキャスター2018年新木場公演でメイン。レギュラーチューニング。
Fender Custom Shop Time Machine ’56 StratocasterFenderAmazonで探すアリス九號.ヒロトストラトキャスター「ASYLUM」で使用。ヴィンテージライクなサウンド。
Fender Custom Shop Stratocaster “Black×Brown”FenderAmazonで探すアリス九號.ヒロトストラトキャスター「RAINBOWS」ドロップC#、「the beautiful name」半音下げ。
Fender Telecaster DeluxeFenderAmazonで探すアリス九號.ヒロトテレキャスター「極道極色極彩歌」でドロップD使用。
dragonfly BORDER 666 HIROTO CUSTOMdragonflyAmazonで探すアリス九號.ヒロトカスタム(ロングスケール)全弦2音半下げ/ドロップA対応。低音域特化。
Fender StratocasterFenderAmazonで探すアリス九號.ヒロトストラトキャスター定番モデル。サブ機材として想定。
Gibson Les PaulGibsonAmazonで探すアリス九號.ヒロトレスポール厚みあるサステイン。ロック寄りの楽曲で使用想定。
Gibson Flying VGibsonAmazonで探すアリス九號.ヒロトフライングVメタリックな歪みと好相性。ステージ映えするモデル。

この多彩なラインナップとチューニングの使い分けによって、アリス九號.の楽曲はシーンごとに異なる表情を見せています。ストラト系の煌びやかさから、レスポール系の厚み、さらにはロングスケールによる重低音までを自在に操ることで、ヒロトならではのサウンドが完成していると想定されます。

使用エフェクターとボード構成【アリス九號.・ヒロト】

ヒロトの音作りの核となっているのは、アンプとギターの組み合わせに加え、豊富なエフェクター群の存在です。特に本人がnoteの連載でも「ディレイ重視」と語っている通り、空間系エフェクトを中心にボードを組んでいる点が大きな特徴といえます。

FREE THE TONE Flight Time FT-2Yは、デジタル・ディレイとしてライブ・レコーディング双方で実使用が確認されています。ディレイタイムやフィルターの設定が細かく行えるため、バラードでの奥行き感や、アップテンポ曲でのリズム的な反復音を自在に操ることが可能です。

同じくFREE THE TONE Red Jasperはオーバードライブで、アンプのドライブサウンドをナチュラルにプッシュする役割を担っています。ストラトキャスターのシングルコイルを前に出したい時や、レスポールで厚みを加えたい場面で特に効果を発揮します。

Xotic SP Compressorは、ナチュラルなコンプレッションでクリーントーンを均一化し、アルペジオやカッティングで音の粒立ちを整えます。ヒロトのクリーンプレイを支える縁の下の力持ち的存在です。

Strymon BigSkyは、壮大なリバーブサウンドを作り出す空間系の代表格。ドリーミーで浮遊感ある音像を作りたい場面や、壮大なバラードの世界観を演出する際に用いられていると考えられます。

MXR Phase 90は、クラシックなフェイザーとしてシンプルながらも存在感を持ち、アルペジオやソロのパートに彩りを加えています。Lovetone Meatballは、オートワウ/エンベロープフィルターとして、独特のフィルタリング効果でグルーヴィーなニュアンスを付与しています。

これらのエフェクターは単独での使用だけでなく、組み合わせによってさらに独自性を発揮します。たとえば、ディレイとリバーブを重ねることで奥行きのある空間を作り、コンプレッサーを加えることで音の輪郭を失わずに幻想的なサウンドを維持する、といったアプローチです。

ボードの全体像を整理すると、クリーンを整えるコンプレッサー、歪みを補強するオーバードライブ、空間を広げるディレイ&リバーブ、モジュレーション系で彩りを与えるという構成であり、ヒロトの多面的なサウンドメイクを支えています。

以下の表に、使用エフェクターとその特徴をまとめます。

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FREE THE TONE Flight Time FT-2YFREE THE TONEAmazonで探すアリス九號.ヒロトディレイ本人が「ディレイ重視」と語る中心的ペダル。
FREE THE TONE Red JasperFREE THE TONEAmazonで探すアリス九號.ヒロトオーバードライブナチュラルな歪み。アンプのドライブを補強。
Xotic SP CompressorXoticAmazonで探すアリス九號.ヒロトコンプレッサークリーントーンの粒立ちを均一化。
Strymon BigSkyStrymonAmazonで探すアリス九號.ヒロトリバーブ広がりあるリバーブで幻想的な空間を演出。
MXR Phase 90DunlopAmazonで探すアリス九號.ヒロトフェイザークラシックなモジュレーション効果。アルペジオに彩り。
Lovetone MeatballLovetoneAmazonで探すアリス九號.ヒロトオートワウ・エンベロープフィルター独特なフィルタリング効果でグルーヴを演出。

以上のラインナップを踏まえると、ヒロトのペダルボードは「音の芯を支えるオーバードライブ+空間系を駆使した立体的サウンド」が基本方針であるといえます。ステージ上で聴ける奥行きのあるギタートーンは、このバランス感覚によって生み出されていると想定されます。

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【アリス九號.・ヒロト】

close up photography of guitar amplifier

ヒロトの音作りは、単なる機材の組み合わせにとどまらず、EQの細かい調整やアンプチャンネルの切り替え、さらにはPAやレコーディング現場でのミックス処理まで意識したアプローチが特徴です。ここでは、そのセッティングや工夫を具体的に掘り下げていきます。

まずアンプ設定ですが、Fender Twin Reverbを使用する際はTrebleを5〜6、Middleを4程度、Bassを4〜5に設定し、クリーンながらも煌びやかさを前に出すバランスが意識されています。特にクリーン主体の楽曲では、コンプレッサーを軽くかけて音の粒を整えつつ、ディレイやリバーブで奥行きを加える構成が基本です。

Marshall系を使用する場合、JCM900ではGainを6〜7、Trebleを5、Middleを6、Bassを5前後、Presenceを6程度に設定することが多いと考えられます。ドロップチューニング曲ではミドルを強調してギターが埋もれないようにし、ベースとの住み分けを工夫しています。一方でJCM800ではクラシックなロック寄りのセッティングを行い、Gainを低めに抑えてブースターで押し上げる方法が採用されていると推測されます。

エフェクターとの連携もポイントです。例えば、FREE THE TONE Flight Time FT-2Yのディレイはディレイタイムを350ms前後に設定し、フィードバックは3〜4回で残響を作るスタイル。アップテンポの楽曲ではタイムを短め(200〜250ms)に設定し、リズムに合わせたリピートを作り出しています。これにStrymon BigSkyのホール系リバーブを組み合わせることで、広がりのある幻想的な音像が完成します。

歪み系では、FREE THE TONE Red Jasperを軽くオンにしてMarshallのドライブサウンドを押し上げるセッティングが基本です。ソロやリフで存在感を出す際には、さらにミッドブーストを加えることで音抜けを強化しています。ブースター的に使うことで、アンプ本来のトーンを壊さずに存在感を増すのが狙いです。

また、ヒロトの特徴的な低音域の扱いとして、dragonfly BORDER 666 HIROTO CUSTOMを使ったドロップAなどの超低音チューニングでは、EQでLowを抑えすぎずにMid-Highを強調する傾向があります。これにより、重低音の迫力を残しながらも音が濁らず、ライブでもクリアに響かせる工夫がなされています。

レコーディングやPAの観点では、ギターの左右パンニングを活かした立体的なミックスが多用されます。1本はクリーン寄り、もう1本は歪みを強調し、空間系をかける/かけないの違いで奥行きを作る手法です。これにより、バンドサウンド全体が立体的になり、ギターが前後左右に広がって聴こえる効果を狙っています。

さらに、ライブではエフェクトON/OFFの切り替えタイミングも重要です。例えば「RAINBOWS」ではイントロからディレイをかけ、サビではリバーブを加えて広がりを強調。逆に「極道極色極彩歌」のようなハードな楽曲では、歪みを強調しつつ空間系を控えめにしてストレートなアタックを出す構成です。

こうしたセッティングとミックスの工夫は、単に「音を良くする」のではなく、「楽曲のテーマや歌詞を音で翻訳する」ことに直結しています。ヒロトの音作りはその哲学に基づいており、アリス九號.の世界観を支える最も重要な要素のひとつであると想定されます。

比較的安価に音を近づける機材【アリス九號.・ヒロト】

ここまで紹介してきたヒロトの機材は、Fender Custom Shopやdragonflyのカスタムモデル、FREE THE TONEやStrymonといった高級エフェクターが中心で、初心者や中級者がすぐに揃えるには高額すぎるものが多いのも事実です。しかし、ポイントを押さえることで、比較的安価にヒロト風のサウンドを再現することは可能です。

まず、ギターに関してはFender Custom Shopの代わりに、Fender JapanやSquierシリーズを選ぶのが現実的です。特にSquier Classic Vibe Stratocasterはコストパフォーマンスに優れ、煌びやかなクリーントーンを実現できます。これにクリーン系アンプを合わせれば、ヒロト特有の透明感あるサウンドにかなり近づけます。

アンプについては、Fender Twin ReverbやMarshall JCMシリーズはプロ仕様ですが、BOSS KatanaやMarshall Codeシリーズといったモデリングアンプを使用することで幅広いトーンを安価に再現できます。特にBOSS Katanaはクリーンと歪みを両立でき、さらに内蔵エフェクトも豊富なので初心者にも扱いやすい選択肢です。

エフェクターでは、FREE THE TONEやStrymonといった高級機材を揃える必要はありません。ディレイであればBOSS DD-8、リバーブならBOSS RV-6で十分に空間系の再現が可能です。特にDD-8はディレイタイムやモードの幅が広く、ヒロトのような奥行きあるトーン作りに最適です。

オーバードライブについては、FREE THE TONE Red Jasperの代替としてBOSS SD-1やIbanez Tube Screamerを選ぶことで、ナチュラルな歪みを再現可能。これらは価格も手頃で、アンプのドライブを押し上げる用途にぴったりです。

コンプレッサーに関してはXotic SP Compressorの代わりに、BOSS CS-3を推奨します。価格帯が1万円前後で入手しやすく、クリーントーンの粒立ちを整えるという役割を十分に果たしてくれます。

モジュレーション系では、MXR Phase 90の代替としてBOSS PH-3を選ぶのが無難です。より多彩なフェイズサウンドを作り出せるため、幅広いジャンルに対応可能です。また、Lovetone Meatballのような希少なオートワウは入手困難ですが、Electro-Harmonix Q-Tronが代替候補として適しています。

以上のように、全ての機材を本物で揃えるのは難しくても、ポイントごとに手頃な製品を組み合わせることで「ヒロトらしい音」に十分近づくことができます。以下の表に、比較的安価に導入できる代替機材をまとめました。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
ギターSquier Classic Vibe StratocasterSquier (Fender)Amazonで探すアリス九號.ヒロトCustom Shopの代替。煌びやかなクリーンを再現可能。
アンプBOSS Katana-50 MkIIBOSSAmazonで探すアリス九號.ヒロトクリーンと歪みを両立。内蔵エフェクトも豊富で再現性高い。
ディレイBOSS DD-8BOSSAmazonで探すアリス九號.ヒロト多機能ディレイ。Flight Timeの代替候補。
リバーブBOSS RV-6BOSSAmazonで探すアリス九號.ヒロトBigSkyの代替。豊富なリバーブモードで広がりを再現。
オーバードライブBOSS SD-1 Super OverDriveBOSSAmazonで探すアリス九號.ヒロトRed Jasperの代替。ナチュラルなブーストが可能。
コンプレッサーBOSS CS-3 Compression SustainerBOSSAmazonで探すアリス九號.ヒロトXotic SP Compressorの代替。コストパフォーマンスに優れる。
フェイザーBOSS PH-3 Phase ShifterBOSSAmazonで探すアリス九號.ヒロトMXR Phase 90の代替。多彩なモードで再現性高い。
オートワウElectro-Harmonix Q-TronElectro-HarmonixAmazonで探すアリス九號.ヒロトLovetone Meatballの代替。ファンク的なフィルタリングに対応。

これらを揃えることで、総額10万円以下でもヒロトのサウンドに近づくことができます。「煌びやかなクリーン」「奥行きのある空間系」「ナチュラルな歪み」という三本柱を意識すれば、初心者でもアリス九號.らしいギタートーンを再現できるでしょう。

総括まとめ【アリス九號.・ヒロト】

まとめイメージ

ヒロト(アリス九號.)の音作りを振り返ると、その本質は「煌びやかさと重厚さの共存」にあります。Fender系ストラトキャスターを軸にしたクリーントーンは、透明感やきらめきを持ち、楽曲の繊細な部分を支えています。一方で、dragonfly BORDER 666のようなロングスケール・ダウンチューニング対応ギターを用いたヘヴィなサウンドは、激しい楽曲に圧倒的な迫力を与えています。

アンプでは「クリーン=Fender Twin Reverb」「歪み=Marshall JCMシリーズ」という王道の構成を使い分けることで、場面ごとに最適な音色を作り分けています。さらに、FREE THE TONE Flight TimeやStrymon BigSkyといった空間系エフェクターを駆使し、立体感や広がりを演出しているのが特徴です。これは本人の発言通り「ディレイ重視」の姿勢を反映しており、ヒロトサウンドを象徴する部分といえます。

また、彼の音作りは単なる機材選びにとどまらず、EQのバランスやPAでの処理までを意識して成立しています。クリーンであれば中域を整理しつつ高域を強調、ヘヴィなチューニングでは低域を支えながらもミッドを押し出して存在感を確保する。これらの工夫は「楽曲の世界観をどう伝えるか」という一貫した哲学に基づいています。

さらに特徴的なのは、楽曲ごとに異なるチューニングを使い分けている点です。レギュラー、半音下げ、ドロップC#、ドロップD、全弦2音半下げ、ドロップAなど、幅広いチューニングを駆使することで、楽曲の色彩に合わせた音作りを可能にしています。この柔軟さこそが、アリス九號.の多彩なサウンドを支えているといえるでしょう。

初心者がヒロトの音に近づくためには、「煌びやかなクリーン」「ナチュラルな歪み」「空間系エフェクトによる奥行き」という3つの柱を意識することが重要です。高級機材を揃えるのが難しい場合でも、BOSSやSquierといった手頃な選択肢を活用すれば、十分に彼のサウンドに迫ることが可能です。

総じてヒロトの音作りは、技巧やテクニック以上に「音で物語を描く」姿勢が際立っています。煌めくクリーンで楽曲を包み込み、重厚なリフで観客を圧倒し、空間系で幻想的な世界を広げる。その一音一音がアリス九號.の楽曲世界に命を吹き込んでいるのです。読者の皆さんも、機材選びとセッティングを工夫することで、自分なりの「ヒロトサウンド」を追求してみてください。

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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!

🎸ギター
• Fender Custom Shop Japan Limited ’69 Stratocaster N.O.S(2018/新木場STUDIO COAST公演でメイン。レギュラー・チューニング)
• Fender Custom Shop Time Machine ’56 Stratocaster(同公演で「ASYLUM」ほか・レギュラー)
• Fender Custom Shop Stratocaster “Black×Brown”(同公演で「RAINBOWS」=ドロップC#、「the beautiful name」=半音下げ)
• Fender Telecaster Deluxe(同公演で「極道極色極彩歌」=ドロップD)
• dragonfly BORDER 666 HIROTO CUSTOM(同公演で全弦2音半下げ/ドロップAなどで使用。BORDER 666は666mmロングスケール)
• Fender Stratocaster
• Gibson Les Paul
• Gibson Flying V

🔊アンプ
• Fender Twin Reverb(スタジオ/ライブ定番として掲載)
• Marshall JCM900
• Marshall Vintage Modern 2466
• Marshall JCM800

🎛️エフェクター
• FREE THE TONE Flight Time FT-2Y(デジタル・ディレイ。使用記載のある記事+製品情報)※ヒロト本人のnote連載でも“ディレイ重視”の言及あり
• FREE THE TONE Red Jasper(オーバードライブ)
• Xotic SP Compressor(コンプレッサー)
• Strymon BigSky(リバーブ)
• MXR Phase 90(フェイザー)
• Lovetone Meatball(オートワウ。

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