【James Hetfield(ジェイムズ・ヘットフィールド)・Metallica(メタリカ)】風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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① 始めに(特徴紹介)

メタリカのジェイムズ・ヘットフィールド(通称:ジェイムズ、Het)は、リズムギターの歴史そのものみたいな存在です。最大の特徴は、
「超タイトなダウンピッキング」と「低域が暴れないのに重い」こと。速いのに粒が揃い、しかも歌いながら刻む。これが異常に難しい。
代表曲でいうと「Master of Puppets」「Enter Sandman」「Sad But True」あたりで、音のキャラが分かりやすいです。

彼のサウンドが注目される理由は、単に”歪んでる”ではなく、
・ピッキングのアタックがスネアみたいに前に出る(パーカッシブ)
・ミュートした瞬間に低域がスパッと止まる(ゲート感というより制御)
・バンド全体の中でリフが「抜ける帯域」を押さえている
…という、PA/ミックス目線でも超優秀な設計になっているからです。
録音でもライブでも「ギターが壁になっているのに、ボーカルやキックを邪魔しない」って、わりと奇跡です。

そして重要ポイント。ジェイムズの音作りは機材だけじゃなく、右手の”角度”と”弦の当て方”が最終兵器です。
とはいえ、機材側でも「タイトさ」と「中域の押し出し」を作るコツは再現できます。この記事では、実使用情報を優先しつつ、情報が揺れている部分は「想定」と明記して整理していきます。

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②使用アンプ一覧と特徴【Metallica・James Hetfield】

ジェイムズのアンプ周りは、時代で大きく変化しつつも「狙っている音の芯」は一貫しています。
キーワードは、
・ローが”太い”より”締まって重い”
・ミッドは”歌う”より”硬く押す”
・ハイは”キラキラ”より”エッジ”
です。

まず、スタジオ〜伝説枠で外せないのが Mesa/Boogie Mark IIC+ / IIC++。
メタリカのハイゲインの基準点みたいなアンプで、特に『Master of Puppets』以降の「ドンシャリに聴こえるのに芯がある」歪みの根っこになった、と語られることが多いです。
Mark IIC+系は、歪みが”密”で、低域がルーズになりにくいのが強み。リフの一音目が立つので、ダウンピッキングのアタックが強調されます。

2000年代以降のライブでは、Diezel VH4 もメインの一つとして語られがちです。VH4はローの押し出しが太いのに、輪郭が潰れにくい。
つまり「重いのに、速いリフも刻める」。ジェイムズの要求にめちゃくちゃ合う性格です。

さらに、長年ライブシステムの核として挙げられるのが Mesa/Boogie TriAxis。
実機アンプの”おいしい帯域”を扱いやすくまとめたプリアンプとして、巨大なPAシステムに送り込むのに向いています。
加えて、初期〜現代まで繋がるルーツとして Marshall JMP 2203 / JCM800 系も重要。初期の荒さ、ザラつき、そして「バンドの中で抜けるミッドの出方」はマーシャルの血が濃いです。

そしてクリーン専用として Roland JC-120。歪み世界とは別の”硬い透明感”を確保できるのが強い。
最近はデジタル化も進んでいて、Fractal Audio Axe-Fx III を導入し、アナログリグの再現〜運用を担っている、というギターテック視点の解説も出ています。
つまり「往年の音を維持しながら、ツアーでの安定性と切り替えの自由度を上げた」方向性です。

ただし注意点。ジェイムズの”完成品”はアンプ単体ではなく、PAでのEQ、キャビのマイキング、場合によってはループ内の処理まで含めた総合設計です。
家で同じヘッドを買っても、そのまま同じにはならない(それでも近づくけど)。
以上を踏まえると、下記のような機材構成がベースになっている(またはそう想定される)と言えます。

機材名 メーカー Amazon 楽天 Yahoo! メルカリ 石橋楽器 サウンドハウス 備考
Mesa/Boogie Mark IIC+ Mesa/Boogie 検索 検索 検索 検索 検索 検索 『Master of Puppets』以降の核と語られがち。ローが締まり、アタックが立つ方向。
Mesa/Boogie Mark IIC++ Mesa/Boogie 検索 検索 検索 検索 検索 検索 通称”Crunch Berries”文脈で語られることが多い。IIC+の発展型として扱われる。
VH4 Diezel 検索 検索 検索 検索 検索 検索 2000年代以降の重厚サウンドで名前が挙がりやすい。低域が太いのに輪郭が残る方向。
TriAxis Mesa/Boogie 検索 検索 検索 検索 検索 検索 長年のライブシステムで核として語られることが多いプリアンプ。PA送りを前提に扱いやすい。
JMP 2203 / JCM800 Marshall 検索 検索 検索 検索 検索 検索 初期の荒さ〜現代録音でも改造個体が使われた、という文脈で名前が出る。ミッドの抜け方が鍵。
JC-120 Roland 検索 検索 検索 検索 検索 検索 クリーン専用の”硬い透明感”。歪み側と混ぜても濁りにくい。
Axe-Fx III Fractal Audio 検索 検索 検索 検索 検索 検索 近年のツアー運用で導入が語られる。実機アンプの再現と安定運用を両立する狙い。

③使用ギターの種類と特徴【Metallica・James Hetfield】

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ジェイムズのギター選びはシンプルで、「リフが一番強く鳴る形」をずっと追いかけている印象です。
基本はエクスプローラー系。ボディが大きく、ローが出るのに、アタックも出る。さらに座っても立っても刻みやすい。
リズムギターの”仕事道具”として、変な飾りが少ないのが逆にカッコいいんですよね。

現代のメインとして定番化しているのが、ESPシグネチャーの Snakebyte。
エクスプローラーをベースにしつつ、角が尖っていて見た目も攻撃的。ライブでの取り回しや安定性も込みで、ツアーの主力として扱われる文脈が多いです。
同じくシグネチャー群として Iron Cross(レスポール・カスタム系)、Vulture(フライングV系)、Truckster(レリック系レスポール)も重要。
曲やチューニング、パート(刻み/アルペジオ/クリーン)でキャラを切り替えるための「役割分担」が見えます。

80年代後半〜90年代のメイン機としては、ESP MX-220 / MX-250(通称”EET FUK”)が伝説枠。
形状はエクスプローラー寄りで、当時のメタリカの”刃物みたいな刻み”の象徴です。
さらに、キャリア初期の象徴として 1984 Gibson Explorer(白いエクスプローラー)が語られ、最初期『Kill ‘Em All』期には Electra 2236 Flying V も話題に出ます。

もう一つ、ジェイムズのギター語りで欠かせないのが Ken Lawrence のカスタムエクスプローラー(「Carl」などの愛称で呼ばれる個体)。
木工精度と鳴りの良さ、そして”本人が弾いたときに一番ジェイムズになる”個体として、ライブ/映像などで存在感が強いと言われます。
そしてピックアップは、長年の標準として EMG 81/60、そこから発展したシグネチャー EMG JH Set(HET SET)。
EMG系はノイズが少なく、コンプ感があり、ミュートの粒が揃うので、ジェイムズのプレイスタイルと相性が良い。
「アクティブでゴリ押し」ではなく、「速弾きじゃなく刻みで強い」を作る方向に働きます。

総合すると、メインはエクスプローラー系(Snakebyte / MX系 / Gibson Explorer)で、曲によりレスポール系(Iron Cross / Truckster)やV系(Vulture / Electra V)を使い分け、
ピックアップはEMG系(81/60〜Het Set)でタイトさと再現性を確保している、と想定されます。

機材名 メーカー Amazon 楽天 Yahoo! メルカリ 石橋楽器 サウンドハウス ギターの種類 備考
Snakebyte ESP/LTD 検索 検索 検索 検索 検索 検索 エクスプローラー系 現代のメイン機として語られることが多い。Het Set搭載モデルも定番。
Iron Cross ESP/LTD 検索 検索 検索 検索 検索 検索 レスポール系 元ネタは1973 Gibson Les Paul Custom。重心が低く、ミッドが太い方向の曲で映える。
Vulture ESP/LTD 検索 検索 検索 検索 検索 検索 フライングV系 V系の見た目と、硬いアタック。ステージ映えと”刺さるリフ”用の役割。
Truckster ESP/LTD 検索 検索 検索 検索 検索 検索 レスポール系 ダメージ加工が象徴的。レスポールらしいミッドの太さで、リフが”前に出る”。
MX-220 / MX-250(EET FUK) ESP 検索 検索 検索 検索 検索 検索 エクスプローラー系 80s後半〜90sの象徴。リフの”刃”を作ったギターとして語られがち。
1984 Gibson Explorer(So What / More Beer) Gibson 検索 検索 検索 検索 検索 検索 エクスプローラー 初期の象徴的個体として語られやすい”白エクスプローラー”。
Electra 2236 Flying V Electra 検索 検索 検索 検索 検索 検索 フライングV 『Kill ‘Em All』期に話題に出るコピーモデル。初期の荒々しさの象徴。
Ken Lawrence Custom Explorer(Carl等) Ken Lawrence 検索 検索 検索 検索 検索 検索 カスタムエクスプローラー 本人の”決め個体”として語られることが多い。鳴りの良さ+精巧な木工が特徴とされる。
EMG JH Set(HET SET) EMG 検索 検索 検索 検索 検索 検索 ピックアップ 60/81を元にしつつ別設計のシグネチャー。タイトさと明瞭さで”刻み”向き。
EMG 81 / 60 EMG 検索 検索 検索 検索 検索 検索 ピックアップ 長年の標準セットとして語られる。粒が揃い、ノイズが少なく、ミュートが締まる。

④使用エフェクターとボード構成【Metallica・James Hetfield】

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ジェイムズは”リズムの人”なので、足元は意外とシンプル寄りです。
ただし「何もしてない」ではなく、必要なところにだけ道具を置くタイプ。
しかも、その”必要なところ”が、メタルの肝(ローの制御、ミッドの押し出し、ピッチの演出)に直結しています。

まず、歪みの作り方として多くのメタル系で定番なのが Tube Screamer(Ibanez TS9)をブースター的に使うやり方。
ジェイムズ文脈でも「アンプの歪みをタイトにするため」「中域を持ち上げてローを整理するため」として語られがちです。
これ、要するに”歪みを増やす”より”歪み方を整える”道具なんですよね。リフの輪郭が出て、バンドの中で抜けやすくなります。

初期『Kill ‘Em All』期の補強として名前が挙がるのが ProCo RAT。
当時はアンプ側も今ほどハイゲインじゃないので、RATみたいな荒い歪みで押し出しを足す、という解釈がよく見られます。
また、Klon Centaur はオーバードライブ/ブースターとして定番枠。ジェイムズ本人の時期によっては”想定”扱いですが、
「中域の粘りを足して、バッキングが薄くならないようにする」用途としては理屈が通ります。

演出系としては、Line 6 DM4(Distortion Modeler)が過去のライブセットアップに組み込まれていた、という情報が見られます。
さらに DigiTech Whammy は、ピッチシフトで特定楽曲のフレーズを作る用途。
MXR Phase 100 はフェイザーで、リフに”うねり”を足して曲の景色を変える役。
そしてワウは Dunlop Cry Baby(JC95 James Hetfield Signature)。歌モノのワウとは違って、ジェイムズの場合は「リフの表情を変える」「特定フレーズを前に出す」役割が強いです。

注意点として、ライブではスイッチングシステムやラック機材で制御している可能性が高く、
ボードに見えるものが”全て”ではないことが多いです(特にメタリカ級のツアーだと)。
なので、ここでは実名がよく出る機材+理屈的に相性が良い想定機材も混ぜつつ、丁寧に整理します。
この構成で、ジェイムズの「タイトで、刻みが立ち、必要なときだけ派手に動く」方向に近づける、と想定されます。

機材名 メーカー Amazon 楽天 Yahoo! メルカリ 石橋楽器 サウンドハウス エフェクターの種類 備考
TS9 Tube Screamer Ibanez 検索 検索 検索 検索 検索 検索 オーバードライブ アンプの歪みをタイトにする用途で語られがち。ロー整理+ミッド押し出しに効く。
RAT ProCo 検索 検索 検索 検索 検索 検索 ディストーション 『Kill ‘Em All』期の歪み補強として語られがち。荒いエッジを足す方向。
Klon Centaur Klon 検索 検索 検索 検索 検索 検索 ブースター 本人実機は時期により未確定だが、ミッドの粘りを足してリフが薄くならない用途として想定される。
DM4 Distortion Modeler Line 6 検索 検索 検索 検索 検索 検索 マルチエフェクター 過去のライブセットで名前が挙がる。歪みキャラを曲ごとに切り替える用途が想定される。
Whammy DigiTech 検索 検索 検索 検索 検索 検索 ピッチシフター 特定曲のピッチ演出用途。リフの”飛び道具”として使うとメタリカっぽい景色になる。
Phase 100 MXR 検索 検索 検索 検索 検索 検索 フェイザー リフに”うねり”を足す。単音じゃなくコードリフでかけると一気に80s感が出る。
Cry Baby JC95(James Hetfield Signature) Dunlop 検索 検索 検索 検索 検索 検索 ワウペダル シグネチャーワウ。歌モノ的というより”リフの表情”を作る用途に向く。

⑤音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Metallica・James Hetfield】

ここが一番”美味しいところ”です。ジェイムズの音作りは、ギターとアンプの話だけで終わらなくて、
「右手のアタック → アンプの歪み方 → EQでの整理 → バンドの中での配置」までが一連の設計になっています。
なので、同じ機材を買うより、同じ”順番”で考えるほうが近道です。

1) まず、ピッキングでローを作らない(作るのは中域)
ジェイムズのダウンピッキングは、弦を”横にしならせる”というより、わりと”面で押す”感じのアタックに聴こえます。
ここでローが暴れると全部が濁るので、右手の位置はブリッジ寄り、ミュートは深すぎない、弦に対する角度は一定。
この「一定」が、機材より難しい。逆にここができると、歪みを減らしても太く聴こえます。

2) アンプのゲインは”意外と少なめ”にする
リフが速いほど、ゲインが多いとモコついて輪郭が消えます。
ジェイムズっぽいのは、ゲインを上げるより”音圧”を上げる方向。
方法は2つあって、
・出力の高いピックアップ(EMG系)で入力を稼ぐ
・TS系ブースターでローを削ってミッドを足し、歪み方を整える
です。結果として、ゲインは「思ったより低いのに、重い」になります。

3) EQの基本思想:ローは削る、ローミッドは整理、ミッドは押す、ハイは刺さりすぎない
具体例(あくまで目安)として、
・80〜120Hz:思い切ってカット(キックとベースの領域)
・200〜350Hz:こもりや箱鳴りが出やすいので、曲により少し削る
・700Hz〜1.2kHz:リフの輪郭・”押し出し”が出る帯域。ここがジェイムズの芯
・3〜5kHz:ピックのアタック。上げすぎると耳が痛いので、PA/ミックスで管理する
・8kHz以上:ノイズやシャリつきが増えるので、状況によりローパス(ハイカット)
という方向が取りやすいです。

4) 曲ごとの使い分け(ざっくり)
・「Master of Puppets」系:中域の”硬さ”と速さ。ローを締める、ゲインは控えめ、アタック強め。
・「Enter Sandman」系:ローの”揺れ”を許す。少し太めにして、リフのノリを出す。
・「Sad But True」系:超ロー寄りの重さ。ただしベースとぶつかるので、ギターのローは実は削り、ローミッドの密度で重く聴かせる。
この辺りは、アンプのチャンネル切り替えというより、EQとブーストの塩梅で寄せるのが現実的です。

5) ミックス/PA目線:ギターは”全部の帯域”を担当しない
家で弾くと「ローが足りない?」と感じやすいんですが、バンドで鳴らすと真逆になります。
ギターがローを持ちすぎると、キックとベースが死ぬ。
ジェイムズの音が強いのは、ローを削っているのに、ローミッド〜ミッドで”壁”を作っているから。
PAでよくやるのは、ギターにハイパス(低域カット)を入れつつ、ミッドの”芯”を残すこと。
必要ならマルチバンドコンプでローミッドだけ動的に抑えて、弾いた瞬間だけ整理する、みたいな処理もあり得ます。

6) ダブルトラック(録音)での考え方
メタリカ的な壁は、同じテイクを左右に振るだけじゃなく、
・ピッキングのニュアンスを揃える(揃いすぎてもダメ)
・EQを左右で少しだけ変える(例えば片方を少し明るく、片方を少し太く)
・低域は左右とも削る(真ん中にベースとキックが来るから)
この”少しだけ違う”が、巨大な壁になります。

まとめると、ジェイムズ風のEQとミックスは「ローを盛る」のではなく「ローを制御して、ミッドで重くする」思想です。
この思想に沿って、アンプ(Mark系/Diezel系)+EMG系PU+ブーストで整えるのが王道で、
家庭環境ではキャビIRやEQ処理込みで再現するのが現実的、と想定されます。

⑥比較的安価に音を近づける機材【Metallica・James Hetfield】

ここは現実パート。Mark IIC++やVH4は、普通に高いし入手も難しい。
でも大丈夫。ジェイムズの音の”骨格”は、実は以下の3点で作れます。
① ローを締める(ハイパス、TS系ブースト、ノイズ管理)
② ミッドの芯を作る(800Hz〜1kHz前後)
③ ピッキングのアタックを前に出す(3〜5kHzの扱い)
この3点をまとめて扱えるのが、現代のマルチやモデラーの強みです。

おすすめの方向性は2つあります。
A) “アンプ込みで完結”タイプ:自宅でもスタジオでも安定して、録音もしやすい。
B) “既存アンプに足す”タイプ:今のアンプを活かしつつ、タイトさと芯だけ作る。

Aの代表が、BOSS KATANAシリーズや、Line 6 / Zoomの現代マルチ。
特にメタル系のIR(キャビネットシミュレーション)を使える機材だと、
「ローの締まり」「抜けるミッド」「刺さらないハイ」を一気に作りやすいです。
ジェイムズ風は”キャビが8割”みたいな側面もあるので、ここをデジタルで押さえるのは賢い。

Bの代表は、TS系(OD-3やSD-1含む)+EQ(GE-7系)+ノイズリダクション。
アンプが何であれ、
・TS系でローを削ってミッドを足す
・EQで800Hz〜1kHzを支える
・ノイズを抑えてミュートの切れを作る
この3点で”刻み”の快感が一気に上がります。
ジェイムズの音って、歪みの量より「止まる気持ちよさ」が重要なので、ノイズ管理が地味に効きます。

以下は、1万円〜5万円(上限10万円)で市販されていて、再現性が高い候補です。

種類 機材名 メーカー Amazon 楽天 Yahoo! メルカリ 石橋楽器 サウンドハウス 備考
ギター用マルチエフェクター ME-90 BOSS 検索 検索 検索 検索 検索 検索 歪み〜EQ〜ノイズ対策まで一式で組める。ジェイムズ風に必要な「ロー制御」と「ミッドの芯」を作りやすい。
ギター用マルチエフェクター G6 Zoom 検索 検索 検索 検索 検索 検索 IRやEQでキャビ〜帯域を追い込みやすい。自宅録音で”メタリカ壁”を作る再現性が高い。
プリアンプ/アンプシミュレーター HX Stomp(中古含む) Line 6 検索 検索 検索 検索 検索 検索 宅録〜ライブ直結が強い。Mark系/ハイゲイン系の近似を作りやすく、EQで”芯”を作れる。
オーバードライブ SD-1 BOSS 検索 検索 検索 検索 検索 検索 TS系の代替として優秀。ローを削ってミッドを前に出し、リフの輪郭を作る=ジェイムズ方向の”整えるブースト”。
イコライザー GE-7 BOSS 検索 検索 検索 検索 検索 検索 800Hz〜1kHzの芯作りに直結。ローを切って、ミッドを押して、ハイを整える”ジェイムズEQ”が作りやすい。
ノイズリダクション NS-2 BOSS 検索 検索 検索 検索 検索 検索 ミュートの”止まり”を作る。ジェイムズ風の快感はここが地味に大きい。

⑦総括まとめ【Metallica・James Hetfield】

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ジェイムズ・ヘットフィールドの音作りって、派手な機材の話に見えて、実はめちゃくちゃ合理的です。
彼が欲しいのは「リフが最強に聴こえる状態」であって、
“歪み量の最大化”じゃない。ここ、よく誤解されます。

本質を3行で言うなら、
・ローは削って制御し、ミッドで重くする
・ゲインを増やすより、アタックと音圧を増やす
・ミュートが止まる=リフが立つ
です。
だから、EMG系で粒を揃え、Mark系やDiezel系で歪みを”密”にして、TS系でローを整理して、EQで芯を作る。
これだけで、かなりジェイムズに近づきます。

そして最後に、いちばん重要で、いちばん地味な話。
ジェイムズの音は、右手の”規律”で完成します。
同じフレーズでも、弾く位置が1cmズレるだけで、ローの出方とアタックが変わる。
だから機材を揃えるほど、「自分の右手がどれだけ一定か」が見えてくる。これは怖いけど、成長の近道です。

再現の手順としては、
1) まずTS系ブースト(またはSD-1)+EQで”ロー整理&ミッド芯”を作る
2) 次にキャビ/IRで”壁の質感”を決める(ここが8割)
3) 最後にノイズ管理で”止まり”を作る
この順番が失敗しにくいです。

機材はあくまで「音を整える道具」。
でもジェイムズの設計思想を理解して道具を選ぶと、ただのメタル音じゃなく、
“あのメタリカのリフが前に出る感じ”に近づけます。
そういう意味で、この記事の機材群は、ジェイムズ・ヘットフィールドの音の作り方として非常に筋が通っている、と想定されます。

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