始めに(特徴紹介)
PIERROTのギタリスト・Aijiは、90年代後半から2000年代にかけてヴィジュアル系ロックの中でも独自の存在感を放ってきました。彼のギタープレイは、激しいディストーションリフと美しいクリーントーンを巧みに切り替え、楽曲に深みと緊張感を与えています。特に「MAD SKY-鋼鉄の救世主-」「ラストレター」などの代表曲では、幻想的で攻撃的な音色が混ざり合う独特の世界観を展開しており、リスナーに強烈な印象を残しています。
Aijiの音作りの特徴は、ESP製のシグネチャーモデルを中心にした多彩なギター群と、Marshall系アンプの太く前に出るサウンドを基盤としながら、DigiTech Whammyを筆頭とした飛び道具的なエフェクトを駆使する点にあります。これにより、空間系の広がりと鋭いカッティングが共存するサウンドを実現しています。
また、バンド全体のサウンドが持つダークさと緊張感を際立たせるため、リングモジュレーターやピッチシフターといった一風変わったエフェクトも用いています。結果として、Aijiのギターは単なる伴奏の枠を超え、PIERROTの世界観を形作る大きな要素になっているのです。
さらに近年では宅録環境としてAvid Eleven RackやPro Toolsも取り入れ、デモ制作やアレンジ段階から音の質感を追求している点も特徴的です。ライブでの爆発力とスタジオワークでの繊細さ、この両輪がAijiの音楽性を支えています。
つまり、彼のサウンドは「攻撃性と美しさの融合」と表現できます。ヴィジュアル系ファンのみならず、モダンなギターサウンドを志すギタリストにとっても多くのヒントを与えてくれる存在です。
使用アンプ一覧と特徴【PIERROT・Aiji】
Aijiのギターサウンドを支える柱となっているのが、やはりMarshallアンプです。ライブの主力として長年愛用されており、特にJCM2000系をモディファイした個体を使用しているとされています。Marshallの特徴であるミッドが強調されたドライブ感と、太く伸びやかなサステインがAijiの攻撃的かつメロディアスなプレイスタイルに見事にマッチしているのです。
実際にライブ映像や当時の音楽誌インタビューなどでも、ステージ後方にMarshallヘッドが並べられている様子が確認されています。JCM2000 DSLやTSLをベースにしたカスタム仕様である可能性が高く、公式には詳細が明かされていないものの、ミドルレンジが力強く前に出るように調整されていると考えられます。この特性により、バンド全体の重厚なサウンドの中でもギターが埋もれずに存在感を保ち続けることができるのです。
また、スタジオや宅録ではAvid Eleven Rackを使用していることも知られています。これはアンプシミュレーターとして多彩なアンプタイプを再現できる機材で、Marshall系だけでなくFenderやMesa/Boogieのような音色も扱えるため、デモ制作やプリプロダクションの段階で多彩な音作りを試すことが可能です。ライブでの爆発力と、制作時の緻密さを両立するための機材選びと言えるでしょう。
一方で、初期のPIERROT時代にはスタジオリハや小規模な現場で、JCM900や他のMarshallシリーズを使用していた可能性も指摘されています。特にJCM900は90年代ヴィジュアル系シーンで定番的に使われていたアンプであり、Aijiも例外ではなかったと推測されます。
結果として、Aijiのアンプ選びは「ライブではMarshallの重厚なパワー感」「制作ではシミュレーターによる柔軟さ」という二本柱で構成されていると言えます。これらを組み合わせることで、攻撃的でありながら繊細なニュアンスも表現できるサウンドを獲得しているのです。つまり、MarshallサウンドがAijiの基盤にあることは間違いありませんが、その裏では宅録環境による現代的な音作りの工夫も欠かせないものとなっています。
このようにAijiのアンプ構成は、主にMarshallを基盤としつつも、状況に応じてシミュレーターや他モデルを使い分けていると想定されます。
使用ギターの種類と特徴【PIERROT・Aiji】
Aijiといえば、ESPが製作したシグネチャーモデル群が強く印象づけられます。90年代後半から2000年代にかけて、PIERROTのサウンドを支えたのは、彼のために設計されたFOREST系シェイプのギター群でした。独特のエッジ感あるシルエットと、攻撃的な音色を可能にするピックアップ構成は、まさにAijiサウンドの象徴といえるでしょう。
初代シグネチャーモデルとなったのはESP [001]で、EMG SA(フロント)とEMG 81(リア)の組み合わせを採用。高出力で歪みに強く、激しいリフワークでも音の芯が失われないことが特徴です。さらにヘッドには「目」のロゴがあしらわれ、バンドの世界観を象徴するデザインとなっています。Floyd Rose搭載による可変幅の広いアーミングも可能で、楽曲中に大胆なトレモロプレイを披露する場面でも活躍しました。
続くESP [002]では、ピックアップがSeymour Duncan系へ変更され、よりオーガニックで中域の抜けが強調されたサウンドを獲得。これは、ライブでの生々しい存在感を追求した結果と考えられます。ハイゲイン環境でも耳に刺さりにくいトーンは、観客を巻き込むような力強さを実現しました。
ESP [2035]は1999年の日本武道館公演で使用が確認されており、こちらもEMGを搭載したモデルです。厚みのある低域とブライトな高域を両立し、大規模会場でも抜群の定位感を誇りました。
ESP [003]シリーズは特にカラーバリエーションが豊富で、「FIRE-BURN!! MIX」「RAINBOW」「Blue Flame」など、派手なグラフィックが施されています。いずれもSeymour Duncan製ピックアップ(SCR-1n+TB-5、またはTB-4)を採用し、アグレッシブかつ煌びやかなトーンを獲得。ライブ演出においても視覚的なインパクトを放ち、Aijiのキャラクターを強調する重要な要素となりました。
このように、Aijiのギター選びは単なる楽器以上の意味を持ちます。バンドのビジュアル的なコンセプト、サウンドの方向性、そしてプレイスタイルをすべて反映する存在であり、ESPシグネチャーモデル群が彼の代名詞となったのは必然といえるでしょう。結果として、ESP FOREST系の独自のトーンとルックスは、今なお多くのファンの記憶に焼き付いています。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | ギターの種類 | 備考 |
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ESP [001] Aijiモデル | ESP | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | エレキギター(FOREST系) | EMG SA+EMG 81、Floyd Rose搭載、ヘッドに「目」ロゴ。 |
ESP [002] | ESP | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | エレキギター(FOREST系) | Seymour Duncan系PUへ変更、中域の抜けを強調。 |
ESP [2035] | ESP | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | エレキギター(FOREST系) | 1999年武道館公演で使用確認、EMG搭載。 |
ESP [003] FIRE-BURN!! MIX | ESP | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | エレキギター(FOREST系) | SCR-1n+TB-5、フレイム・グラフィック仕様。 |
ESP [003] RAINBOW | ESP | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | エレキギター(FOREST系) | SCR-1n+TB-5、虹のラインをあしらったデザイン。 |
ESP [003] Blue Flame | ESP | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | エレキギター(FOREST系) | SCR-1n+TB-4、ブルーフレイム・グラフィック。 |
これらのモデルを時期に応じて使い分け、楽曲やライブ演出に合わせて最適なトーンを引き出していたと想定されます。
使用エフェクターとボード構成【PIERROT・Aiji】
Aijiのサウンドを語るうえで欠かせないのが、独創的なエフェクターの使い方です。彼は単なる歪みや空間系に留まらず、音程を大胆に変化させるDigiTech Whammyを多用し、ギターの可能性を大きく広げてきました。楽曲の要所で独特のピッチシフトフレーズを挿入することで、リスナーに強烈なインパクトを与えています。
また、ワウペダルやオートワウも重要な武器のひとつです。Aijiのリフやソロには、フィルタリング効果を活かしたアタック感のあるフレーズが多く登場し、グルーヴ感を増幅させています。特に中期のライブ映像では、ワウを踏みながらのトリッキーなリフが確認されており、彼のサウンドにおける動的な要素を担っています。
さらに、フェイザーやフランジャーといったモジュレーション系も積極的に使用しているとされます。これは、楽曲全体の浮遊感や幻想的な空気感を演出するための工夫であり、PIERROTの持つダークでサイケデリックな世界観を支える要素となっています。中にはリングモジュレーターやピッチシフターといった、一風変わった効果を取り入れている点も特徴的です。こうした実験的なアプローチによって、Aijiのサウンドは他のヴィジュアル系ギタリストとは一線を画しています。
なお、宅録や制作環境ではAvid Eleven Rackをアンプシミュレーターとして利用し、Pro Toolsとの組み合わせでエフェクト処理も行っています。これはライブ常用ではありませんが、制作段階から完成度の高い音作りを目指していることを示しており、徹底したサウンド追求の姿勢がうかがえます。
総じて、Aijiのエフェクトボードは「飛び道具系」と「空間演出系」の二本立てといえます。攻撃的なサウンドを際立たせるワウやWhammyに加え、幻想的な空気感を醸し出すモジュレーションやリングモジュレーターを取り入れることで、バンド全体の世界観をギター1本で強烈に支えてきました。これらの機材選びは、単なる音色補強ではなく、バンドのアート性そのものを表現する重要な役割を果たしていると考えられます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | エフェクターの種類 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
DigiTech Whammy | DigiTech | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | ピッチシフター | 代表的な飛び道具エフェクト。多用されることで独特のフレーズを生む。 |
ワウペダル(機種不明) | 不明 | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | ワウペダル | リフやソロに動きを与える。機種は特定不可。 |
オートワウ | 不明 | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | オートワウ・エンベロープフィルター | フィルタリング効果でサウンドにグルーヴを追加。 |
フェイザー | 不明 | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | フェイザー | 浮遊感のあるサウンドを演出。 |
フランジャー | 不明 | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | フランジャー | 幻想的かつ厚みのある音色を作り出す。 |
リングモジュレーター | 不明 | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | リングモジュレーター | 実験的なノイズ的サウンドを生成。ライブ演出の幅を広げる。 |
Avid Eleven Rack | Avid | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | プリアンプ/アンプシミュレーター | 宅録用。Pro Toolsと組み合わせ制作段階で使用。 |
以上のように、Aijiは定番の歪み系に依存せず、モジュレーションやピッチ変化系を積極的に活用することで、PIERROT特有の音像を生み出していたと想定されます。
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【PIERROT・Aiji】
Aijiの音作りは、単にギターとアンプの組み合わせだけではなく、緻密なEQセッティングやエフェクトの組み合わせ、さらにはPAやミックス段階での工夫によって成立しています。PIERROTのサウンドはダークで重厚、かつ緊張感のある空気感が特徴ですが、その中心には常にAijiのギターが存在しています。
まずアンプ設定に関しては、Marshall JCM2000系をベースとしたモディファイ機を使用する際、ミドルを大きく持ち上げ、ベースはタイトに絞り気味、トレブルはやや抑えめという傾向が見られます。これにより、重厚なリフを刻んでも音が団子にならず、ボーカルや他の楽器とぶつからない絶妙なレンジ感を確保しています。歪みはゲインを過剰に上げるのではなく、ブースターやピックアップ出力に依存して輪郭を保つ工夫がされていると考えられます。
次にエフェクト処理の面では、DigiTech Whammyの使用が大きなポイントです。単純にオクターブ上げや下げを行うだけでなく、ソロ中に半音階的にシフトさせたり、リフ全体を不安定な響きにすることで、楽曲のダークな世界観を強調します。ワウやオートワウは中域を強調して抜け感を出すために活用され、特にカッティングや単音リフでは音の立ち上がりを際立たせる効果があります。
モジュレーション系(フェイザー、フランジャー、リングモジュレーター)は、主に楽曲のブリッジやアウトロなどで空間的な広がりを演出する目的で使用されます。これにより、単調になりがちなヘヴィリフに変化を与え、ライブでもスタジオ音源同様の深みを再現できるのです。
ミックス段階での工夫もAijiの音作りの重要な要素です。ギターはダブルトラックを基本とし、左右に広げることで壁のような音圧を作り出しています。その際、片側は若干EQ処理を変え、中域のピークをずらすことで、同じフレーズでも立体感のある響きを獲得。PAでは、ボーカルとバランスを取るために3kHz付近の耳に刺さる帯域をカットしつつ、1kHz前後を軽くブーストしてギターの存在感を確保しています。
また、Aijiはライブとスタジオで音作りを大きく変えるタイプではなく、根本は同じセッティングをベースに、現場の環境や曲ごとに微調整するスタイルをとっています。例えば、アグレッシブな楽曲ではローを強調して迫力を出し、バラードや静かな曲ではゲインを下げクリーン〜クランチ寄りのサウンドでニュアンスを大切にしています。特に「ラストレター」などの楽曲では、クリーントーンにディレイをうっすら重ね、透明感のあるアルペジオを響かせています。
このようにAijiの音作りは、歪みの量を増やすだけでなく、EQバランスや空間処理によって「混沌と秩序が同居するサウンド」を実現しています。PIERROT特有の退廃的で幻想的な世界観は、こうした緻密な工夫の積み重ねによって成立していると想定されます。
比較的安価に音を近づける機材【PIERROT・Aiji】
Aijiが使用してきたESPシグネチャーモデルやモディファイ済みのMarshallは高額かつ入手困難ですが、初心者や中級者でも比較的安価に彼のサウンドへ近づけることは可能です。ここでは、1〜5万円程度(上限10万円)の機材で再現性が高いものを中心に紹介します。
まずギターに関しては、ESP FORESTの廉価版にあたるGrassRootsシリーズやEdwardsシリーズがオススメです。特にGrassRoots G-FRシリーズは、シェイプやFloyd Rose系トレモロ、ハイゲイン向けピックアップが搭載されており、見た目とプレイフィールの両方でAijiモデルを手軽に体験できます。音質面でも高出力なハムバッカーが標準装備されているため、Marshall系アンプとの組み合わせでAijiらしい鋭いリフサウンドが得られます。
アンプに関しては、Marshall CODEシリーズやMGシリーズが良い選択肢です。CODE25やCODE50はデジタルモデリングながら、JCM2000系のサウンドをシミュレートでき、EQやゲインの細かい調整も可能です。これにより、自宅練習や小規模ライブでも「ミドルを強調し、ローをタイトに絞る」というAiji的なセッティングが再現できます。
エフェクターについては、DigiTech Whammyは新品でやや高価ですが、中古市場では3万円前後から入手可能です。さらに代替手段としてはBOSS PS-6 Harmonistが挙げられます。ピッチシフトやハーモニーを作り出せるため、Aijiが得意とする不安定で浮遊感のあるフレーズを再現可能です。また、モジュレーション系はBOSSのコンパクトエフェクターが定番で、PH-3 Phase ShifterやBF-3 Flangerを組み合わせることで幻想的な音作りが可能になります。
宅録派には、Line 6 POD GoやBOSS GT-1などのマルチエフェクターもおすすめです。これらはアンプシミュレーションやエフェクトを網羅しており、Marshall系トーンとWhammy的なピッチシフト効果を同時に扱えるため、コストパフォーマンスに優れています。
総合すると、ギターはGrassRootsやEdwardsでルックスとプレイ感を寄せ、アンプはMarshall CODE、エフェクターはWhammyまたはBOSS PS-6とモジュレーション系を組み合わせるのが、Aijiのサウンドを安価に再現する現実的な手段といえるでしょう。
種類 | 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
ギター | GrassRoots G-FR | GrassRoots (ESP系列) | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | ESP FORESTの廉価版。外観・構造が近く、Floyd Rose搭載。 |
アンプ | Marshall CODE25 / CODE50 | Marshall | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | JCM2000系トーンを再現可能なモデリングアンプ。 |
エフェクター | BOSS PS-6 Harmonist | BOSS | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | Whammyの代替に最適なピッチシフター。 |
エフェクター | BOSS PH-3 Phase Shifter | BOSS | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | 空間的なフェイズ効果を再現。楽曲の浮遊感に対応。 |
エフェクター | BOSS BF-3 Flanger | BOSS | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | 厚みと幻想的なサウンドを手軽に実現。 |
マルチエフェクター | Line 6 POD Go | Line 6 | Amazonで探す | PIERROT | Aiji | アンプ&エフェクトを一括再現可能。宅録・練習に最適。 |
これらを組み合わせれば、予算を抑えつつもAiji特有の「攻撃性と幻想性を併せ持つサウンド」にかなり近づけるといえるでしょう。
総括まとめ【PIERROT・Aiji】

Aijiの音作りは、ESPシグネチャーモデル群とMarshallアンプを軸に、DigiTech Whammyやモジュレーション系エフェクトを巧みに組み合わせることで完成されています。そのサウンドは単なる「重いディストーション」ではなく、繊細なEQバランスや大胆なエフェクトの使い方を通して、攻撃性と幻想性を同居させる独自の世界観を形作ってきました。
特に注目すべきは、音の「抜け」と「存在感」を常に意識したセッティングです。Marshall系アンプの中域を強調することで、バンド全体のサウンドに埋もれずに前に出る音を実現しつつ、エフェクターで広がりや不安定感を加えることで、PIERROTの退廃的な美学にマッチしたギターサウンドを構築しています。これは単なる技術的な工夫にとどまらず、バンドのコンセプトを音で体現するアーティスト的姿勢といえるでしょう。
また、ライブとスタジオで大きく音を変えるのではなく、一貫したサウンドを軸に微調整を行うスタイルも特徴的です。これにより、観客がライブで体験する音とCDで聴く音に齟齬がなく、常に「Aijiの音」として認識される統一感が生まれています。加えて宅録環境ではAvid Eleven Rackを導入し、デモ段階から完成度の高い音を追求する姿勢も、プロフェッショナルとしての徹底ぶりを示しています。
初心者や中級者がAijiの音に近づくには、GrassRootsやEdwardsなどの廉価版ESPモデル、Marshall CODEシリーズ、BOSSやDigiTechのコンパクトエフェクターが有効です。重要なのは「機材そのもの」よりも、「EQでの中域調整」「ゲインの扱い方」「空間系エフェクトの使い分け」といった音作りの本質を理解することです。
総じて、Aijiの音作りは「重厚なリフを支える土台」と「幻想的でアート性の高い演出」の二面性で成り立っています。その両立を意識することで、単なるコピーではなく、PIERROTが築いた音楽的世界観に近づくことができるでしょう。彼のアプローチは、今もなお多くのギタリストにとって参考となり、挑戦の対象となり続けています。
“`
下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!
ギター
ESP [001](PIERROT初代Aijiモデル)
備考:FOREST系シェイプ/Floyd Rose、EMG SA(N)+EMG 81(B)、ヘッドに“目”ロゴ。
utsubo.shop-pro.jp
ウィキペディア
myRock
ESP [002]
備考:FOREST系/Floyd Rose、ピックアップはSeymour Duncan系へ変更。
myRock
ウィキペディア
ESP [2035]
備考:1999年4月・日本武道館公演で使用例、EMG搭載。
myRock
ウィキペディア
ESP [003] FIRE-BURN!! MIX
備考:Seymour Duncan SCR-1n(N)+TB-5(B)、Floyd Rose、フレイム・グラフィック。
ESP GUITARS
ESP [003] RAINBOW
備考:SCR-1n(N)+TB-5(B)、Floyd Rose、レインボーライン。
ESP GUITARS
ESP [003] Blue Flame
備考:SCR-1n(N)+TB-4(B)、Floyd Rose、ブルー・フレイム。
ESP GUITARS
アンプ
Marshall(主使用)
備考:ライヴの主力として言及あり。期によってJCM2000系のモディファイ機使用の記述(詳細非公表)。
ウィキペディア
アメーバブログ(アメブロ)
エフェクター
DigiTech Whammy(多用/型番不明)
備考:音程可変系の代表的使用機。
ウィキペディア
ワウ/オートワウ/トレモロ/フェイザー/フランジャー/ピッチシフター/リング・モジュレーター(機種名は公的情報で特定できず)
備考:カテゴリーとしての使用言及。
ウィキペディア
(参考:宅録・制作)Avid Eleven Rack(アンプ・シミュレーター)、Pro Tools
備考:自宅制作時の使用例として言及(ライヴ常用機材ではない)。
アメーバブログ(アメブロ)
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