始めに(特徴紹介)
和田アキラ(PRISM)は、日本フュージョンギター界の先駆者であり、そのサウンドは1970年代後半から今日まで多くのギタリストに影響を与えています。クリーンで切れ味のあるカッティング、時に激しく情熱的なソロ、そして緻密なコードワークが特徴的です。
代表曲「Take Off」「Morning Light」「Out of the Night」などでは、ハイゲイン過ぎない程よい歪みと、コンプレッションの効いたクリーントーンを巧みに使い分けています。特にレスポールやESシリーズなどのギブソン系から、ヤマハのセミアコ、さらにはオリジナルモデルSAIJO GUITARSまで、多彩なギターを持ち替えながらも、彼独自のスピード感と表現力で統一された「和田アキラ・トーン」を築き上げました。
また、ラックシステムやBOSSのマルチエフェクターを駆使した近代的なセットアップと、70〜80年代の王道アンプサウンドを融合させることで、年代を問わず洗練された音を保っているのも大きな魅力です。
こうした要素により、彼の音作りは単に機材の選択だけでなく、フレーズのタッチやピッキングニュアンスと深く結びついています。機材を揃えるだけではなく、演奏スタイルの研究も欠かせないギタリストです。
使用アンプ一覧と特徴【PRISM・和田アキラ】
和田アキラのサウンドを語る上で欠かせないのが、その時代ごとに変遷してきたアンプ環境です。デビュー当初はヤマハやMesa Boogie、Hiwattなど当時の定番アンプを使用しつつ、PearceやPetersonなどのややマニアックなアンプを導入していた時期も確認されています。フュージョンやジャズ・ロックというスタイルにおいては、クリーントーンの伸びやかさと、適度なドライブ感を両立することが求められるため、和田アキラも多様なアンプを組み合わせながら自分の理想の音を追求してきました。
近年はラックシステムに移行し、MATRIX GT1000FXやKoch ART4502といったパワーアンプを使用している点が特徴的です。これらのパワーアンプは、プリアンプやマルチエフェクターからの信号を忠実に増幅し、キャビネットに出力するため、より安定したサウンドメイキングが可能です。また、クリーン専用にDV MARK SP Cabinet、歪み用にHughes & Kettner SP Cabinetを使い分けており、ジャンルや楽曲ごとに異なる音のキャラクターを表現しています。
過去にはヤマハのコンボアンプを多用し、ジャズ系フュージョンらしいウォームなサウンドを得ていた時期もありました。Mesa Boogieを導入していた頃は、ソロでのサスティーンと厚みを意識した音作りが見られます。さらにHiwatt使用時代には、太いクリーンと爆発力のある歪みが特徴的で、ライブ映像からもその迫力を確認できます。
アンプの選び方を見ると、和田アキラは単一のメーカーに固執するのではなく、音楽性や時代に合わせて柔軟に選択していたことが分かります。近年のラック・パワーアンプ志向は、安定性と再現性を重視した合理的な選択であり、長いキャリアの中で最適解を見出したと言えるでしょう。
このように、和田アキラのアンプ選びは「音の透明感と切れ味」「ライブでの安定性」「ジャンルごとの柔軟性」を軸に進化してきた、と想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
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MATRIX GT1000FX | MATRIX | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ラック用パワーアンプ。現行システムの中核。 |
Koch ART4502 | Koch | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ステレオパワーアンプ。MATRIXと併用。 |
DV MARK SP Cabinet | DV MARK | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | クリーントーン専用のキャビネット。 |
Hughes & Kettner SP Cabinet | Hughes & Kettner | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | 歪み用に使用。ライブでの分離感が特徴。 |
ヤマハアンプ各種 | YAMAHA | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | 初期に多用。ウォームで太いトーン。 |
Mesa Boogie(Markシリーズ推定) | Mesa/Boogie | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ソロの厚みとサスティーン重視。70年代後半〜80年代に使用歴。 |
Hiwattアンプ | Hiwatt | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | 太く力強いクリーン。ライブ映像で確認可能。 |
Pearceアンプ | Pearce | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | 一時的に導入。マニアックな選択肢。 |
Petersonアンプ | Peterson | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | 詳細不明。使用写真あり。 |
使用ギターの種類と特徴【PRISM・和田アキラ】
和田アキラといえば、キャリア初期から多彩なギターを使い分け、フュージョンに求められる幅広いサウンドを実現してきた点が特徴的です。デビュー時代にはヤマハSAシリーズやSGシリーズといった国内メーカー製を軸に活動していましたが、70年代後半以降はグレコのGOシリーズやギブソンのレスポール、ES-335などを積極的に導入しています。ジャズ的なアプローチとロック的なアタック感を両立するために、セミアコ系とソリッドを曲ごとに使い分けていたのが印象的です。
1980年代以降になると、P-PROJECT PAW-7 #1やギブソンのレスポール・スタンダード、カスタムをメインに、ライブやレコーディングでシーンごとに音色を変化させていました。特に1957年のレスポール・スタンダードはメインとして長らく使用されましたが、ネック折れというトラブルもあり、その後は別のモデルに切り替えています。
90年代から2000年代にかけては、より安定したサウンドと操作性を求め、オリジナルモデルであるSAIJO GUITARS SAW-12を導入。これは西条八兄との共同開発によるSSHS配列仕様で、フローティングアームを搭載しつつも、アクティブとパッシブを組み合わせた独自のサウンドが特徴です。現在の和田アキラを象徴する一本と言えるでしょう。
また、フェンダーのストラトキャスター(1956年黒、1961〜62年スラブボードなど)やテレキャスター(推定1953年製)も所有しており、フュージョンらしいシャープなカッティングや、エフェクトを絡めた浮遊感のあるプレイに活用していました。ストラトは一部改造され、フロイドローズやケーラーを搭載していた個体もあるため、和田流の工夫が施されていたことが分かります。
これらのギターを振り返ると、「セミアコのウォームトーン」「ソリッドの切れ味」「モダン設計のオリジナルモデル」の3本柱で音作りを支えてきたと言えます。ジャンルや時代によって選択するギターは変化してきましたが、常に楽曲に最適な音色を追求してきた点は一貫しており、その結果がPRISM特有の豊かなサウンドにつながっている、と想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | ギターの種類 | 備考 |
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SAIJO GUITARS SAW-12 | SAIJO GUITARS | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | オリジナルモデル | 西条八兄と共同開発。SSHS配列、フローティングアーム搭載。 |
P-PROJECT PAW-7 #1 | P-PROJECT | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ソリッド | 長年のメイン。フェンダー風外観ながらギブソンスケール。 |
ギブソン レスポール・カスタム(1970年代) | Gibson | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ソリッド | 1975〜77年頃のメイプルネック期を使用。 |
ギブソン レスポール・スタンダード(1957年) | Gibson | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ソリッド | メイン使用歴あり。ネック折れのトラブルあり。 |
ギブソン レスポール80 | Gibson | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ソリッド | アルバム『KEEP』で使用。 |
ギブソン ES-335(チェリー) | Gibson | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | セミアコ | 1970年代半ば頃に使用。ネック折れ歴あり。 |
ギブソン ES-345(60年代モデル) | Gibson | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | セミアコ | マネージャーから譲り受け使用。 |
フェンダー ストラトキャスター(1956年黒) | Fender | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ソリッド | フロイドローズ搭載改造あり。ステージ使用確認。 |
フェンダー テレキャスター(1953年推定) | Fender | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ソリッド | 所有は確認されるが演奏写真はなし。 |
グレコ GO | Greco | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ソリッド | 1978年頃使用。雑誌広告や演奏写真あり。 |
GR500 ギターシンセサイザー | Roland | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ギターシンセ | 1970年代後半に使用歴あり。 |
ヤマハ SA-1000 | YAMAHA | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | セミアコ | デビュー初期のメイン使用モデル。 |
ヤマハ SG-2000 | YAMAHA | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ソリッド | サスティーン重視の一本として使用。 |
ヤマハ SF-1400 | YAMAHA | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ソリッド | 短期間のみ使用確認。 |
使用エフェクターとボード構成【PRISM・和田アキラ】
和田アキラの音作りにおいて、エフェクターはギターやアンプと同じくらい重要な役割を担っています。70〜80年代はシンプルなアナログペダルを中心に、ディレイやコンプレッサーを要所に組み込み、フュージョンらしい立体感とアタック感を表現していました。特にBOSSのディレイやGuyatoneのパワーサプライを使った安定的なシステムは、ライブでの信頼性を重視した選択でした。
90年代以降はラック機材とマルチエフェクターの組み合わせに移行。BOSS GT-100やTC Electronic Nova Systemを導入し、プログラム可能な環境でのサウンド作りを進化させています。ディレイに関してはBOSS DD-500を使い、楽曲ごとに異なるタイムセッティングやモジュレーションを即座に切り替えられる点が魅力となっています。
また、Marshall JMP-1(プリアンプ)とMarshall EL34 100/100(ステレオパワーアンプ)を組み込んだラック構成も和田アキラらしい選択で、BOSS系エフェクトと組み合わせることで、クリーンからリードまで幅広いトーンを得ています。さらに、TC Electronic G-SharpやM300といったデジタル空間系をラックに追加し、リバーブやディレイの質感を洗練させている点も特徴的です。
エフェクトボードの選び方を見ると、ライブでは操作性を重視し、スタジオではラック主体で緻密に音を作り込むという二段構えのスタイルが伺えます。これにより、PRISMの楽曲に必要なクリーントーンの透明感、ソロでの力強さ、さらには浮遊感のある空間系サウンドを自在にコントロールできる仕組みを完成させています。
したがって、和田アキラのエフェクターボードは「実用性と多彩さの両立」をテーマに進化してきた、と想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | エフェクターの種類 | 備考 |
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BOSS GT-100 | BOSS | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ギター用マルチエフェクター | ライブでの統合管理に使用。音色切り替えの自由度が高い。 |
BOSS DD-500 Digital Delay | BOSS | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ディレイ | マルチモード搭載。楽曲ごとにセッティングを変更可能。 |
BOSS Dual Foot Switch FS-7 | BOSS | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | スイッチングシステム | エフェクターやラックの制御用に使用。 |
TC Electronic Nova System | TC Electronic | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | 空間系マルチエフェクター | リバーブ、ディレイ、モジュレーションを一括管理。 |
TC Electronic G-Sharp | TC Electronic | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | 空間系マルチエフェクター | ラック搭載。デジタル空間系を強化。 |
TC Electronic M300 | TC Electronic | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | リバーブ | デュアルエンジン搭載。ラックシステムの定番機材。 |
Guyatone Power Gang | Guyatone | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | パワーサプライ | 足元エフェクトの安定供給に使用。 |
Marshall JMP-1 | Marshall | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | プリアンプ/アンプシミュレーター | ラック内での基幹プリアンプ。 |
Marshall EL34 100/100 | Marshall | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | パワーサプライ | 100W+100Wステレオ。ラックの中核を担う。 |
Roland GR500 | Roland | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ギターシンセサイザー | 1970年代後半に導入。シンセ的サウンドを付加。 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【PRISM・和田アキラ】
和田アキラ(PRISM)の音作りは、ギター本体やアンプ選びだけではなく、EQのセッティングやPAでの調整を含めた「トータルなサウンドメイキング」が特徴です。フュージョンというジャンルの特性上、クリーンからドライブまで幅広いレンジが求められるため、1曲の中で複数のトーンを切り替える仕組みを構築していました。
まず、クリーントーンに関しては、ミッドレンジをやや強調しつつも高域は自然に伸びる設定を好んでいたとされています。例えばBOSS GT-100やNova Systemでのセッティングでは、EQはベースを少しカット、ミドルを+2〜3dB程度ブースト、トレブルをフラットまたはほんの少しだけ上げる、といったバランスです。これにより、カッティング時の粒立ちが際立ち、セミアコやシングルコイル搭載ギターでの透明感を活かすことができます。
ドライブサウンドでは、Marshall JMP-1などのプリアンプを軸に、中域をしっかり残すことで、フュージョンらしい「抜けるリード」を実現していました。ゲインは過度に上げず、軽いコンプレッションを効かせてサスティーンを稼ぐスタイルが多くのライブ映像やインタビューからも確認できます。レスポール系ギターを使用する際はローを削りすぎないようにし、厚みを保ちながらもミックスで埋もれない帯域を意識していたようです。
また、ディレイとリバーブの使い方にも特徴があり、BOSS DD-500では曲に応じて400〜600ms程度のロングディレイをステレオでかけることが多く、ソロ時に広がりを持たせています。リズムパートではショートディレイを使い、空間的な奥行きを演出。リバーブはTC Electronic M300などを用い、ホール系を深くかけるのではなく、プレート系を薄く足してアタックを損なわないように工夫しています。
ミックス面では、PRISMのアンサンブルが多層的であるため、和田アキラのギターは「全体の中で浮かび上がる存在」として処理されています。ライブではPAエンジニアがギターのミドル帯域(800Hz〜1.5kHzあたり)を軽くプッシュすることが多く、キーボードやベースとの干渉を避ける工夫がなされています。スタジオ音源においても、ギターの定位をセンター寄りに置きつつ、リバーブ成分を左右に広げることで、フュージョンらしい立体的な音場を構築しているのが特徴です。
さらに、和田アキラのセッティングは「常に可変」を前提としており、固定された数値ではなく、会場の音響やバンドアンサンブルのバランスに応じて微調整していたことが分かります。特にフュージョンというジャンルは即興性が高いため、その日の演奏に合わせてゲインやEQを調整し、同じ曲でも違う響きを作り出していました。
総じて、和田アキラの音作りは「ミドルを生かした透明感のあるクリーン」「厚みを残したリード」「空間系による広がり」「アンサンブルに合わせた柔軟な調整」という4本柱で成立していた、と想定されます。
比較的安価に音を近づける機材【PRISM・和田アキラ】
和田アキラのサウンドを完全に再現するには、彼が所有していた多数のギターやラック機材を揃える必要があります。しかし初心者や中級者にとっては現実的ではないため、比較的安価に「PRISM風トーン」を再現できる市販機材を選ぶことがポイントとなります。ここでは1〜10万円程度で手に入る製品の中から、和田アキラの音作りに近づけられる機材をピックアップしました。
まず、ギターについてはレスポール系とストラト系の両方を押さえるのが理想ですが、初心者にはYAMAHAやEpiphoneのレスポールモデルがオススメです。サスティーンと太さを得つつも価格を抑えられるため、厚みのあるリードプレイを再現しやすいです。また、ストラト系ではSquier Classic Vibeシリーズなどを使えば、カッティング時のシャープさや空間系との相性を手軽に体感できます。
アンプに関しては、和田アキラが重視した「透明感のあるクリーン」と「程よい歪み」を両立できるモデルを選ぶのがポイントです。Roland JC-22は低価格ながら定番のジャズコーラス・サウンドを備えており、フュージョンに適したクリーンを実現できます。歪みについてはマルチエフェクターやプリアンプ側に任せる構成が現実的です。
エフェクターではBOSS GT-1やZoom G5nといったマルチエフェクターを選ぶことで、クリーン/リードの切り替え、ディレイやリバーブを含む空間系の設定を1台で管理できます。和田アキラが用いたDD-500やNova Systemのような高級機材を導入せずとも、近しい音のニュアンスを得ることが可能です。また、コンパクトディレイとしてBOSS DD-7もコストパフォーマンスが高く、ソロの奥行きを出す際に有効です。
総合的に言えば「安価なレスポール or ストラト」「Roland JC系のクリーンアンプ」「マルチエフェクターでディレイ/リバーブを活用」という3点を揃えることで、和田アキラらしいサウンドに近づくことが可能です。これにより、PRISMの代表曲で聴けるような透明感と立体感のあるギタートーンを再現できるでしょう。
種類 | 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
ギター | Epiphone Les Paul Standard | Epiphone | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ギブソン系レスポールの代替。サスティーンと太さを得られる。 |
ギター | Squier Classic Vibe Stratocaster | Squier (Fender) | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | ストラト系サウンドを低価格で再現可能。カッティング向き。 |
アンプ | Roland JC-22 Jazz Chorus | Roland | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | 透明感のあるクリーンが特徴。フュージョン定番の選択肢。 |
マルチエフェクター | BOSS GT-1 | BOSS | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | 安価ながら高機能。ディレイやリバーブをまとめて管理可能。 |
マルチエフェクター | Zoom G5n | Zoom | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | 多彩なエフェクトとアンプシミュ搭載。フュージョン向き。 |
ディレイ | BOSS DD-7 Digital Delay | BOSS | Amazonで探す | PRISM | 和田アキラ | DD-500の廉価版。ソロに奥行きを付与できる定番ペダル。 |
総括まとめ【PRISM・和田アキラ】

和田アキラの音作りは、単なる機材の選択にとどまらず、「フレーズのニュアンス」「アンサンブルの中での役割」「空間処理の工夫」といった総合的な視点に支えられてきました。彼のサウンドを聴くと、クリーントーンは粒立ちが鮮やかでありながら耳に優しく、リードでは厚みとサスティーンを持ちながらも決して過剰にならない絶妙なバランスが感じられます。
機材的には、レスポールやES-335のようなギブソン系で太さと深みを得つつ、ストラトやオリジナルモデルSAIJO GUITARSで透明感を表現する二面性が特徴的です。アンプやラックも、ヤマハやMesa Boogieなど往年のモデルから、近年のMATRIX GT1000FXやKoch ART4502といったモダンなパワーアンプまで幅広く使い分けており、時代ごとに最適解を追求してきたことが分かります。
また、エフェクトの使い方も和田アキラらしさを象徴しています。ディレイやリバーブを厚く重ねるのではなく、必要最低限の空間処理でアタックを活かし、楽曲の中でギターが埋もれずに立体感を持って響くよう工夫されていました。PAやレコーディングでの定位も含め、ギターを「浮かび上がらせる」発想が貫かれています。
和田アキラの音を再現するために大切なのは、高価な機材を一式揃えることではなく、むしろ彼が意識していた「ミドルの抜け」「クリーンとドライブの使い分け」「空間系の適切な配置」を理解し、自分の環境に合わせて取り入れることです。初心者であってもBOSS GT-1やRoland JC-22といった比較的安価な機材で、その本質的なサウンドに近づくことが可能です。
つまり、和田アキラの音作りの本質は「透明感と存在感の両立」「楽曲に寄り添いながらも突出するギターの在り方」にあります。そのため、読者が彼のサウンドを再現しようとする際には、機材選び以上に「どのように音を配置するか」「どう弾くか」を意識することが最大の近道となるでしょう。
下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!
ギター
SAIJO GUITARS SAW-12
メイン使用モデル。西条八兄との共同開発。SSHS配列(シングル=アクティブ、ハム=パッシブ)。ホンジュラスマホガニー+メイプルネック+エボニー指板。フローティングアーム搭載(ロック機構あり)。
P-PROJECT PAW-7 #1
長年のメインギター。フェンダー風外観ながらギブソンスケール。
ギブソン レスポール・カスタム(1970年代/1972年モデルなど複数本)
1975–77年頃のメイプルネック期の個体など。
ギブソン レスポール・スタンダード(1952年改造個体/1957年/1958年使用)
1957年モデルはメインギターとして使用歴あり(ネック折れ)。
ギブソン レスポール80
アルバム『KEEP』2ndのA面で使用。
ギブソン ES-335(チェリー)
1970年代半ば頃に使用。ネック折れ歴あり。
ギブソン ES-345(60年代モデル)
マネージャーから譲り受け使用。
フェンダー ストラトキャスター(1956年黒/1961-62年スラブボード/1970年代後期ラージヘッド)
1956年:一部ステージ使用(フロイドローズ搭載改造)
1961-62年:ケーラーアーム改造、ローディーに持ち去られたとされる。
フェンダー テレキャスター(1953年?)
所有は確認されるが演奏写真なし。
グレコ GO
1978年頃使用、雑誌広告やPRISMでの演奏歴あり。
GR500 ギターシンセサイザー
1970年代後半に使用歴あり。
ヤマハ SA-1000
デビュー初期にメイン使用。
ヤマハ SA-1200
短期間のみ使用。
ヤマハ SG-2000
ヤマハ SF-1400
アンプ/キャビネット
MATRIX GT1000FX(パワーアンプ)
Koch ART4502(パワーアンプ)
DV MARK SP Cabinet(クリーン用)
Hughes & Kettner SP Cabinet(歪み用)
ヤマハ/Pearce/Mesa Boogie/Hiwatt/Peterson/Hughes & Kettner(過去使用歴あり)
ラック機材
TC Electronic G-Sharp
TC Electronic M300(デュアルエンジンプロセッサー)
MATRIX GT1000FX
Koch ART4502
エフェクター(足元)
BOSS GT-100
BOSS Digital Delay DD-500
BOSS Dual Foot Switch FS-7
TC Electronic Nova System
Guyatone Power Gang
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