始めに(特徴紹介)
パスピエのギタリスト・三澤勝洸は、バンドの持つポップでありながら緻密なサウンドを支える存在です。彼のギタープレイは、鋭いカッティングから独特のコードワーク、さらにはエフェクティブなサウンドスケープまで幅広く、楽曲の彩りを決定づけています。
代表曲「チャイナタウン」や「トキノワ」では、クリーントーンにディレイやリバーブを重ねることで浮遊感のあるサウンドを演出し、一方で「MATATABISTEP」や「術中ハック」では、オレンジアンプ特有の図太くドライブした音でライブの熱量を支えています。
彼の音作りは、Fender Custom Shop Telecasterを軸としたクリアなトーンと、ORANGE Rockerverb 100 mkIIによる芯の太いサウンドの組み合わせにより、ポップスとロックのバランスを絶妙に表現しています。さらに、複雑なエフェクターボードを駆使し、空間系・ピッチ系を多用することで、他のギタリストにはない音響的なアプローチを実現しています。
こうしたサウンドの独自性は、単なる機材の選択ではなく、三澤自身のプレイスタイルやフレーズの組み立て方にも深く結びついています。ジャズやファンク的な要素を感じさせるリズム感の強いコードワーク、緻密に構築されたエフェクトのかけ方が、パスピエの楽曲を唯一無二のものにしているのです。
これらの要素を理解することで、三澤勝洸のサウンドを再現するヒントを得ることができます。
使用アンプ一覧と特徴【パスピエ・三澤勝洸】
三澤勝洸がメインで使用しているアンプは、ORANGE Rockerverb 100 mkIIとORANGE PPC212キャビネットです。2015年頃から導入されたこの組み合わせは、バンドの音像を一段と分厚くし、特に海外公演をきっかけにメイン機材へと定着しました。ORANGEのアンプは、英国特有の中域に芯があるサウンドが特徴で、クリーンからドライブまで幅広いレンジをカバーしながらも、個性の強い倍音感を持っています。
Rockerverb 100 mkIIは、真空管アンプならではの温かみと反応の良さを兼ね備え、三澤の使うFender Telecasterの明瞭さを活かしつつ、歪ませたときにはラウドかつエッジの効いたサウンドに変化します。特に「術中ハック」のようなライブでの爆発力のある楽曲では、強烈なオレンジサウンドが前面に出ており、彼のプレイスタイルと絶妙にマッチしています。
一方で、レコーディングやリハーサルでは、Fenderアンプ(Twin ReverbやHot Rod系統)を使用していたという説もあります。クリーン主体の楽曲や空間系エフェクトを多用する曲では、より透明感のあるFenderアンプを選択する場面があったと推測されます。
また、近年ではスタジオ用として、Roland JC-120をサブ的に使用した可能性も考えられます。JC-120は定番のクリーンアンプで、ディレイやリバーブを重ねた際の音の広がりが大きく、パスピエの楽曲に見られる浮遊感を出すのに適しています。ただしこれは確証がある情報ではなく、ライブ・ツアーでの写真や雑誌記事から推測される部分が大きいため、確定的なものではありません。
まとめると、ライブでのメインはORANGE Rockerverb 100 mkII + PPC212であり、サブ的にFenderアンプやRoland JC-120を併用することで、場面ごとに音の厚みと透明感を使い分けていると考えられます。これにより、楽曲ごとに求められる「ポップさ」と「ロック感」の両立を実現している、と想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
Rockerverb 100 mkII | ORANGE | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | 2015年以降のメインアンプ。英国特有の中域の厚みと歪みが特徴。 |
PPC212 | ORANGE | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | Rockerverb 100 mkIIと組み合わせ使用。ライブ時の定番キャビネット。 |
Twin Reverb(推定) | Fender | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | スタジオや一部楽曲でのクリーントーン用に使用される可能性あり。 |
JC-120(推定) | Roland | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | 空間系エフェクトを活かすためにサブ的に使用された可能性。 |
使用ギターの種類と特徴【パスピエ・三澤勝洸】
三澤勝洸のサウンドの核となるのは、独自のセンスで選び抜かれた複数のギターです。特にメインを務めるFender Custom Shop Telecasterは、白に薄紫がかった個性的なフィニッシュとバーズアイメイプルネックが特徴的です。彼は3弦から6弦のサドルをステンレス製に交換しており、より安定したイントネーションと倍音のきらびやかさを追求しています。ライブやレコーディング問わず使用頻度が高く、クリーンから歪みまで万能に対応する一本です。
もう一つ特筆すべきギターが、リペアマンの手によって作られたFender Jazzmaster × Squier Bass VI Double-Neckです。ギターマガジンの特集でも紹介され、MV「つくり囃子」でその姿を確認できます。ライブでは「術中ハック」で使用されており、ギターとベースを一体化させたこのカスタムモデルは、三澤ならではの実験的なサウンドアプローチを象徴しています。
サブギターとしては、Fender USA Eric Clapton Signature Stratocasterも使用。彼はこのモデルのミッドブースト回路を外しており、ストラトらしいきらびやかなシングルコイルサウンドを追求しています。ライブでTelecasterがトラブルを起こした場合のバックアップや、音色のバリエーションを必要とする場面で活躍しています。
また、より重厚なサウンドを必要とする楽曲では、Gibson Les Paul Customが登場します。このモデル特有の太さとサスティーンを活かし、オレンジアンプとの組み合わせでゴージャスかつ分厚いロックサウンドを構築しています。
時期によっては、テレキャスターを中心に据えつつも、楽曲やライブ構成によってダブルネックやレスポールを組み合わせ、非常に柔軟なギターセレクトを行っています。こうした多彩な選択肢により、パスピエの楽曲に求められる幅広い音像を実現している、と想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | ギターの種類 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
Custom Shop Telecaster | Fender | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | エレキギター | 白に薄紫のフィニッシュ。バーズアイメイプルネック。サドル交換済み。メイン使用。 |
Jazzmaster × Bass VI Double-Neck | Fender × Squier(カスタム) | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | カスタムダブルネック | MV「つくり囃子」、ライブ「術中ハック」で使用。唯一無二のカスタムモデル。 |
Eric Clapton Stratocaster | Fender USA | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | エレキギター | ミッドブースト回路を外して使用。サブギター的役割。 |
Les Paul Custom | Gibson | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | エレキギター | 重厚でゴージャスなトーンを持ち、補助的に使用。 |
使用エフェクターとボード構成【パスピエ・三澤勝洸】
三澤勝洸の音作りにおいて、エフェクターボードは非常に重要な役割を果たしています。彼のボードは、Free The Tone ARC-3を中心に構築されており、膨大な数のペダルを効率よく切り替えられるよう工夫されています。ARC-3はプログラマブルスイッチャーとして複雑なシグナルチェーンを管理し、ライブの楽曲ごとに瞬時に最適なサウンドを呼び出せるシステムです。
エフェクターの種類は多岐にわたり、Jim Dunlop Cry Baby GCB95のような定番ワウペダルから、Digitech Whammy 5やElectro-Harmonix Pitch Forkといったピッチシフターまで幅広く揃えています。これにより、独特な音程変化や浮遊感のあるフレーズを表現しています。さらに、Ibanez TS-9 Tube Screamer(KAGETSU ROCK MOD)やAlairex HALO Jr.を使ったオーバードライブの積み重ねにより、楽曲のニュアンスを自在にコントロールしているのが特徴です。
ディストーションではBOSS DA-2 Adaptive Distortionを採用しており、プレイの強弱に応じて音色が自然に変化する点が魅力。加えて、Maxon FWA10のファズで荒々しいトーンを加えることも可能にしています。こうした多層的な歪み系の構成によって、楽曲ごとに多彩な表情を持たせることができるのです。
空間系エフェクターも充実しており、Strymon blueSky ReverbやElectro-Harmonix Holy Grailといったリバーブで音に奥行きを与え、BOSS DD-20 Digital Delayとtc electronic ND-1 NOVA DELAYでリズミカルなディレイを構築しています。さらに、モジュレーションではLINE6 MM4を使用し、コーラスやフランジャーを駆使して独特な揺らぎを表現しています。
これら膨大なエフェクターは、EX-Pro PS-1のパワーサプライで安定供給され、ケーブルはFree The Tone CU-416やCAJ、KAMINARIの高品質な製品を使い分けています。ピックにはJim Dunlop Tortex Triangle 0.88を愛用し、滑り止め加工によってライブ中の安定したピッキングを支えています。これらの機材群によって、パスピエの複雑で奥行きのあるサウンドが再現されている、と想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | エフェクターの種類 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
Cry Baby GCB95 | Jim Dunlop | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | ワウペダル | 定番のワウペダル。ソロやフレーズに表情を加える。 |
Whammy 5 | Digitech | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | ピッチシフター | 音程変化で独特なフレーズを実現。ライブ定番。 |
TS-9 Tube Screamer(KAGETSU ROCK MOD) | Ibanez | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | オーバードライブ | MOD仕様で中域の粘りが強調されたモデル。 |
DA-2 Adaptive Distortion | BOSS | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | ディストーション | プレイのニュアンスに応じて音色が変化するモデル。 |
HALO Jr. | Alairex | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | オーバードライブ | 温かみと粘りのあるドライブサウンドを提供。 |
Pitch Fork | Electro-Harmonix | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | ピッチシフター | ワーミー同様、音程を上下させるために使用。 |
FWA10 | Maxon | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | ファズ | 荒々しいトーンで楽曲に厚みを加える。 |
PS-5/PS-6 | BOSS | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | ピッチシフター | 記事・画像で異表記あり。ピッチ系エフェクト用。 |
blueSky Reverb | Strymon | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | リバーブ | スタジオ品質のリバーブで空間を演出。 |
DD-20 Digital Delay | BOSS | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | ディレイ | 多機能ディレイ。複数の楽曲で使用。 |
ND-1 NOVA DELAY | tc electronic | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | ディレイ | デジタルディレイで精密なエコーを生成。 |
MM4 | LINE6 | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | モジュレーション系 | コーラスやフランジャーなど多彩な揺らぎを再現。 |
PolyTune | tc electronic | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | チューナー | ライブ必須の定番チューナー。 |
Holy Grail | Electro-Harmonix | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | リバーブ | シンプルながら奥行きのあるリバーブを追加。 |
ARC-3 | Free The Tone | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | スイッチングシステム | ボード全体を統括する中枢ユニット。 |
PS-1 | EX-Pro | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | パワーサプライ | エフェクター全体へ安定した電源供給を実現。 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【パスピエ・三澤勝洸】
三澤勝洸の音作りは、単なる機材選びに留まらず、アンプ設定、EQの調整、さらにレコーディングやミックスの段階での工夫が複雑に絡み合って完成しています。ここではその具体的なアプローチについて掘り下げて解説します。
1. アンプ設定とチャンネル切り替え
メインのORANGE Rockerverb 100 mkIIは、クリーンチャンネルと歪みチャンネルを使い分けています。クリーンチャンネルはベースを控えめにし、中域を強調することでテレキャスターの明瞭なアタックを際立たせています。トレブルは控えめに設定し、ギラつきすぎないように調整するのがポイントです。歪みチャンネルではゲインを中程度に抑え、ブースターやオーバードライブペダルでプッシュする手法を多用しています。これにより、歪みの粒が粗すぎず、バンドアンサンブルの中でも分離感を保てるサウンドに仕上げています。
2. EQと楽曲ごとの使い分け
ライブやレコーディングでのEQバランスは、楽曲の特性に応じて変化します。たとえば「チャイナタウン」や「トキノワ」のようなクリーントーン主体の楽曲では、ローカットを強めに行い、中高域を前に出すことでリズムの粒立ちを明確にしています。一方「術中ハック」など激しい楽曲では、ローエンドを残しつつも500Hz~1kHz付近を少し持ち上げ、アンプの厚みとギターの存在感を強調する工夫をしています。
3. エフェクトの組み合わせ
ディレイやリバーブは、単体でかけるよりも複数種類を重ねて使用するのが特徴です。例えば、BOSS DD-20でリズム感のあるディレイを設定しつつ、Strymon blueSkyでホールリバーブを足し、さらにElectro-Harmonix Holy Grailで軽く奥行きを追加するといった多層的な空間処理を行っています。これにより、シンプルなフレーズでも立体的で奥行きのある響きを持たせることができます。
4. ピッチシフターとモジュレーション
三澤のサウンドの大きな特徴が、ピッチ系エフェクトの積極的な活用です。Digitech WhammyやEHX Pitch Forkを使い、コードやリフに音程の揺らぎを加えることで、幻想的で実験的な空気感を演出しています。また、LINE6 MM4でコーラスやフランジャーを加えることで、トーン全体が常に揺らぎを持ち、独自の浮遊感を生んでいます。
5. ミックスでの処理
PAやエンジニアリングの観点では、ギターの帯域がシンセやボーカルと重ならないように工夫されています。特にパスピエはキーボードが前面に出るアレンジが多いため、ギターは低域を削り気味にし、中域のエッジで存在感を出すことが多いです。レコーディング時にはステレオでディレイをパンニングし、リードフレーズが左右に広がるよう配置されることもあり、音数が多い中でもクリアに聴かせる工夫がされています。
6. 弦・ピックによる工夫
使用弦はD’Addario EXL110 (.010–.046)で、標準的なゲージながら安定感のあるテンション感を持ち、細かいニュアンスを表現するのに適しています。ピックはJim Dunlop Tortex Triangle 0.88を使い、滑り止め加工によってピッキングの安定性を確保。これら細かな選択も、結果的に音作り全体に影響しています。
総じて、三澤勝洸の音作りは「多層的なエフェクトの組み合わせ」と「EQやアンプ設定による帯域整理」が特徴であり、クリーンでも歪みでも楽曲の隙間にフィットするような緻密なアプローチが徹底されています。これらの積み重ねによって、パスピエ特有のポップでありながら奥深いサウンドを支えている、と想定されます。
比較的安価に音を近づける機材【パスピエ・三澤勝洸】
プロが使用する機材は高価で複雑なシステム構築が必要ですが、初心者や中級者でも比較的安価に三澤勝洸のサウンドに近づける方法があります。ここでは、1万円〜5万円程度の市販品を中心に紹介し、なぜ似たニュアンスが得られるのかを詳しく解説します。
1. アンプの代替
三澤がメインで使用するORANGE Rockerverb 100 mkIIは高額ですが、代替としてはOrange Crush 35RTがオススメです。ソリッドステートながらオレンジ特有の中域に張りのあるサウンドが得られ、クリーンと歪みの切り替えも簡単に行えます。自宅練習から小規模ライブまで対応でき、三澤のサウンドの雰囲気を掴むには十分です。
2. オーバードライブ・ディストーション
高価なMOD品のTS-9やAlairex HALO Jr.の代わりに、BOSS SD-1 Super OverDriveやBOSS OD-3 OverDriveが有効です。どちらも中域に特化したサウンドを持ち、テレキャスターやストラトと組み合わせることで粘りのあるドライブ感を得られます。さらに、BOSS DS-1 Distortionは安価ながら粒立ちの良い歪みが得られ、楽曲によって歪みの幅を広げることが可能です。
3. ピッチシフター系
Digitech WhammyやEHX Pitch Forkの代替としては、BOSS PS-6 Harmonistが最もコストパフォーマンスに優れます。オクターブ上げ下げやハーモニー生成が可能で、三澤が多用する浮遊感のあるフレーズを再現できます。コンパクトペダルのため、ボードに組み込みやすいのも利点です。
4. 空間系エフェクト
リバーブでは、BOSS RV-6 ReverbがStrymon blueSkyやHoly Grailの代わりに適しています。複数のリバーブタイプを搭載し、ホールやシマー系のモードも備えているため、奥行きのある空間表現が可能です。ディレイに関しては、BOSS DD-8 Digital Delayが万能で、DD-20やNOVA DELAYの代替として十分な機能を持っています。
5. モジュレーション系
LINE6 MM4のような多機能マルチモジュレーションの代替としては、NUX Mod Core Deluxeが安価ながら多彩なコーラス・フランジャー・フェイザーを搭載しており、パスピエ的な揺らぎを表現できます。
6. チューナー・電源
tc electronic PolyTuneはやや高価なため、BOSS TU-3などの定番チューナーを選ぶとコストを抑えられます。また、安定した電源供給を目指すなら、One Control Iguana Tail Power Supplyがコストと性能のバランスに優れています。
これらの機材を組み合わせることで、プロ仕様の複雑なシステムを組まずとも、三澤勝洸のサウンドに近い方向性を実現可能です。特にオーバードライブ+ピッチシフター+リバーブ/ディレイの3系統を押さえることで、楽曲のエッセンスを再現しやすくなるでしょう。
種類 | 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
アンプ | Crush 35RT | ORANGE | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | 自宅練習向け。Rockerverbの代替として手軽にオレンジサウンドを体感可能。 |
オーバードライブ | SD-1 Super OverDrive | BOSS | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | 中域の粘りが特徴。TS-9 MODの代替候補。 |
ディストーション | DS-1 Distortion | BOSS | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | 安価ながら粒立ちの良い歪み。DA-2の代替的存在。 |
ピッチシフター | PS-6 Harmonist | BOSS | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | WhammyやPitch Forkの代替に最適。浮遊感を再現可能。 |
リバーブ | RV-6 Reverb | BOSS | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | blueSkyやHoly Grailの代替に有効。多彩なモード搭載。 |
ディレイ | DD-8 Digital Delay | BOSS | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | DD-20やNOVA DELAYの代替に最適な最新機種。 |
モジュレーション系 | Mod Core Deluxe | NUX | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | コーラス・フランジャー・フェイザー搭載。MM4の廉価代替。 |
チューナー | TU-3 Chromatic Tuner | BOSS | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | 定番チューナー。PolyTuneの代替に適する。 |
パワーサプライ | Iguana Tail Power Supply | One Control | Amazonで探す | パスピエ | 三澤勝洸 | 安定した電源供給を実現する廉価な代替品。 |
総括まとめ【パスピエ・三澤勝洸】

パスピエのギタリスト・三澤勝洸の音作りは、シンプルなバンドサウンドに留まらず、緻密で立体的なアレンジの中でギターを“楽器以上の存在”に昇華させているのが特徴です。Fender Custom Shop Telecasterを中心にしたギター選択は、明瞭で芯のあるトーンを基盤としつつ、Jazzmaster×Bass VIのダブルネックやLes Paul Customといった特殊かつ個性的なギターを加えることで、楽曲ごとに最適なキャラクターを演出しています。
アンプはORANGE Rockerverb 100 mkII + PPC212がメインであり、厚みのある英国サウンドを土台としながら、場合によってはFenderやRoland JC-120を使い分ける柔軟さを持っています。この選択は、ポップで透明感のある楽曲からロック寄りのアグレッシブな楽曲まで、幅広い表現力を担保するためのものであり、まさに「万能さ」と「個性」の両立と言えるでしょう。
さらに特筆すべきは、彼のエフェクトシステムです。Free The Tone ARC-3を中心にCry Baby、Whammy、TS-9 MOD、blueSky、DD-20、MM4といった多彩なペダルを統合し、複雑なシグナルチェーンを自在に操っています。空間系・ピッチ系エフェクトを多用することにより、ギターを単なる伴奏楽器としてではなく、バンド全体の音響を拡張する“もう一人のシンセ”のような役割を担っている点が、三澤の音作りの本質だと言えるでしょう。
ミックス面においても、PAやエンジニアと綿密に連携し、シンセやボーカルと帯域がぶつからないように中域を整理しつつ、ディレイやリバーブで奥行きを演出しています。この緻密な調整によって、音数が多いパスピエの楽曲においてもギターが埋もれることなく存在感を放つのです。
まとめると、三澤勝洸の音作りの本質は「多層的なエフェクトの活用」と「場面に応じた柔軟な機材選択」、そして「アンサンブル全体を意識した帯域設計」にあります。これらを意識することで、機材をすべて揃えなくても、彼のサウンドアプローチを再現するヒントを得ることができるでしょう。単に同じ機材を持つだけではなく、“どの場面で何を活かすか”という視点が、三澤のサウンドを追体験する上で最も重要なポイントとなります。
下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!
🎸 ギター
Fender Custom Shop Telecaster
・ホワイトに薄紫がかったフィニッシュ。バーズアイメイプルネック。
・3弦~6弦サドルをステンレス製に交換。メインで使用。
Fender Jazzmaster × Squier Bass VI Double-Neck
・リペアマンによるカスタム品。MV「つくり囃子」で使用。
・ライブでは「術中ハック」で演奏。
Fender USA Eric Clapton Signature Stratocaster
・ミッドブースト回路を外して使用。サブギター。
Gibson Les Paul Custom
・重厚でゴージャスなサウンド。補助的に使用。
🔊 アンプ
ORANGE Rockerverb 100 mkII + ORANGE PPC212
・2015年夏頃からメインで使用開始。
・イギリス公演を機に導入。
🎛 エフェクター(ペダルボード)
(記事記載+添付画像の確認を統合)
Jim Dunlop Cry Baby GCB95(ワウペダル)
Digitech Whammy 5(ピッチシフター/ワーミー)
Ibanez TS-9 Tube Screamer(KAGETSU ROCK MOD)(オーバードライブ/MOD品)
BOSS DA-2 Adaptive Distortion(ディストーション)
Alairex HALO Jr.(オーバードライブ)
Electro-Harmonix Pitch Fork(ピッチシフター)
Maxon FWA10(ファズ)
BOSS PS-5 Super Shifter/PS-6 Harmonist(ピッチ系)※記事と画像で異表記あり
Strymon blueSky Reverb(リバーブ)
BOSS DD-20 Digital Delay(ディレイ)
tc electronic ND-1 NOVA DELAY(ディレイ)
LINE6 MM4(モジュレーション)
tc electronic PolyTune(チューナー)
Electro-Harmonix Holy Grail Reverb(画像左、白筐体確認)
Free The Tone ARC-3(スイッチングシステム/中央の大型ユニット)
EX-Pro PS-1(パワーサプライ/画像右上に確認)
📡 ケーブル・周辺機材
Free The Tone CU-416(ソルダーレスケーブル)+SL-8 Nickel Plug
Custom Audio Japan(CAJ)ケーブル(ギター→エフェクター)
KAMINARI Electric Guitar Cable(青)(エフェクター→アンプ)
🪕 アクセサリー
Jim Dunlop Tortex Triangle 0.88(ピック/滑り止めの切り込み入り)
D’Addario EXL110 (.010–.046)(弦)
まとめ
三澤勝洸(パスピエ)の機材は、Fender Custom Shop Telecasterを中心に、カスタムダブルネック(Jazzmaster × Bass VI)、Eric Clapton Stratocaster、Les Paul Customを使い分けています。
アンプはORANGE Rockerverb 100 mkIIがメイン。
エフェクターボードはFree The Tone ARC-3を核に、Cry Baby、Whammy、TS-9 MOD、DA-2、HALO Jr.、Pitch Fork、blueSky Reverb、DD-20、NOVA DELAY、MM4など幅広いラインナップを揃え、複雑なシステムを構築。
ケーブルもFree The Tone/CAJ/KAMINARIを使い分け、音質面やライブでの安定性にこだわっています。
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