始めに(特徴紹介)
Mrs. GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)のフロントマンでありギタリストの大森元貴は、ポップとロックを自由に行き来する多彩なサウンドでファンを魅了しています。
彼の音作りの特徴は、シンプルなバッキングの中に繊細なニュアンスを織り込み、楽曲全体を彩るコードワークとメロディセンスにあります。代表曲「StaRt」や「青と夏」では、明るく爽快なクリーントーンと軽快なカッティングが印象的です。
また「インフェルノ」「ケセラセラ」などでは、ディストーションを活かしたロック的なアプローチも見られ、フェンダー系の抜け感とギブソン系の厚みを状況に応じて使い分けるスタイルが特徴です。
大森元貴はシンガーでありながらも、ギタリストとしての存在感を強く示しており、ギターの鳴りをバンドサウンドの要として活用している点が、リスナーに強烈な印象を与えています。
音作りを再現する上では、彼が使用するPsychederhythm製の特注テレキャスターや、Gibson ESシリーズなど、ギター選びの幅広さに注目すべきです。さらにアンプはMATCHLESS DC-30を中心に据え、煌びやかでレンジの広いトーンを実現しています。
その結果、クリーンでも歪みでも「歌心」を感じさせるギターサウンドが成立しており、ポップスとロックの両面を兼ね備えた表現力が大森元貴のギタリストとしての魅力となっています。
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使用アンプ一覧と特徴【Mrs. GREEN APPLE・大森元貴】
大森元貴のサウンドを支える要の一つがアンプです。彼のメインアンプとして知られているのが、イギリス発のブティックアンプ「MATCHLESS DC-30」です。クラスA回路ならではの透明感と奥行きのあるクリーントーン、そして煌びやかな中高域のレスポンスが特徴で、Mrs. GREEN APPLEの楽曲に必要な「爽やかさ」と「芯のある鳴り」を両立しています。
このアンプはライブでの使用頻度が高く、「StaRt」「青と夏」などのポップで開放的な楽曲ではDC-30のチャンネル1を使い、カッティングに適したシャリっとしたトーンを出しています。一方で「インフェルノ」「Speaking」といったロック寄りの楽曲では、アンプのナチュラルドライブ感を引き出し、エフェクターと組み合わせることで迫力あるサウンドを作り上げています。
また、スタジオワークやサブ用途としては、Fender系アンプを使用していると推測されます。特にTelecaster系のギターと相性が良い「Fender Twin Reverb」や「Deluxe Reverb」といったモデルは、クリーン基調でのレコーディング時に適していると考えられます。実際に音源を聴くと、DC-30よりも柔らかいローエンドやリバーブ感が特徴的なトーンが収録されているため、用途に応じて使い分けている可能性があります。
さらに、楽曲「ケセラセラ」「クダリ」などでのセミアコ・フルアコ使用時には、真空管アンプ特有のウォームなトーンが必要となるため、VOX AC30やMarshall系アンプを補助的に活用していると想定されます。公式な証拠は少ないものの、音のキャラクターやライブのサウンドチェック音源から推測すると、場面によってアンプの選択を切り替えていると考えられます。
総じて、大森元貴のアンプ選びは「レンジが広く、クリーンでも歪みでもバンド全体に溶け込む」ことを重視しており、その中心にあるのはMATCHLESS DC-30。これを基軸にFenderやVOXを補助的に組み合わせ、楽曲ごとにサウンドを構築していると想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
MATCHLESS DC-30 | MATCHLESS | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | メインアンプ。クラスAの艶やかなクリーントーン。ライブで多用。 |
Fender Twin Reverb | Fender | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | スタジオやクリーンサウンド向けに使用されると推定。Telecasterと好相性。 |
Fender Deluxe Reverb | Fender | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | コンパクトな真空管アンプ。レコーディングや小規模ライブで使用されると想定。 |
VOX AC30 | VOX | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | セミアコ使用時などにサブ的に利用された可能性あり。柔らかい歪みが特徴。 |
Marshall DSL40C | Marshall | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | ライブやロック寄りの楽曲で補助的に使用されたと推測。 |
使用ギターの種類と特徴【Mrs. GREEN APPLE・大森元貴】
大森元貴の音作りにおいて最も重要な要素の一つがギターです。彼はPsychederhythm(サイケデリズム)の特注モデルを中心に、Fender、Gibson、Baumなど多様なギターを使い分けています。特にPsychederhythm Moderncaster T #051(Performance White)は大森のシグネチャー的存在で、Porter A90とSigil ’51 Tele Nocasterを搭載し、ミドルレンジを強化した設計になっています。このギターはライブやMVでも頻繁に登場し、大森のメインサウンドを象徴する一本です。
また、Psychederhythm Moderncaster Standard-T LIMITED Neon Blue Metallicは「CHEERS」や「StaRt」で使用され、煌びやかで抜けの良いカッティングトーンを実現しています。さらに「Dear」で使用されたCheetahや、Starmaster Black Metallicなど、楽曲ごとに音色とルックスを使い分ける姿勢が見られます。
Fenderのテレキャスターも大森にとって欠かせない存在で、50th Anniversary Telecaster Sunburstは長年の愛用機であり、数多くのライブやMVで確認できます。最新作「アボイドノート」ではAmerican Vintage II 1963 Telecaster Surf Greenを使用しており、鮮やかなビジュアルと共に軽快なカッティングを披露しています。
一方でGibsonのセミアコ/フルアコも多用しており、ES-330やES-335は「ケセラセラ」「クダリ」といった楽曲でウォームなトーンを響かせています。SG Standardは「インフェルノ」「Speaking」で使用され、厚みのあるロックサウンドを表現。さらにアコースティックギターではTaylor 614ceやGibson Dove、Simon & Patrickなどを使い分け、弾き語りやレコーディングで多彩な表現を可能にしています。
その他、Baum Guitars Leaper Tone(Deep Sea)は「Dear」で、Fano GF6は「Hug」で登場するなど、サウンドとビジュアルの両面を意識したギターセレクトを行っているのが特徴です。総じて、大森元貴のギターコレクションは「ポップスからロック、アコースティックまで対応可能な幅広さ」を備えており、楽曲に応じて最適な一本を選択していると想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | ギターの種類 | 備考 |
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Psychederhythm Moderncaster T #051 | Psychederhythm | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | エレキギター | 特注モデル。Porter A90+Sigil PU搭載。メイン使用機。 |
Psychederhythm Moderncaster Standard-T LIMITED Neon Blue Metallic | Psychederhythm | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | エレキギター | 「StaRt」「CHEERS」で使用。鮮やかな音色。 |
Fender 50th Anniversary Telecaster Sunburst | Fender | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | エレキギター | 長年の愛用機。数多くのMVやライブで確認可能。 |
Fender American Vintage II 1963 Telecaster Surf Green | Fender | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | エレキギター | MV「アボイドノート」で使用。軽快なカッティングが特徴。 |
Gibson ES-330TD | Gibson | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | セミアコ | 「ケセラセラ」「クダリ」で使用。ウォームなジャズ寄りサウンド。 |
Gibson SG Standard | Gibson | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | エレキギター | 「インフェルノ」「Speaking」で使用。ロック的な厚い歪み。 |
Taylor 614ce | Taylor | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | アコースティックギター | ライブや弾き語りで使用。メイプルボディで明るいトーン。 |
Gibson Dove | Gibson | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | アコースティックギター | アコースティック曲やバラードで使用例あり。 |
Baum Guitars Leaper Tone (Deep Sea) | Baum Guitars | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | エレキギター | 「Dear」で使用。独特のルックスとモダンサウンド。 |
Fano Alt de Facto GF6 | Fano Guitars | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | エレキギター | 「Hug」で使用。セミアコ系の太いトーン。 |
使用エフェクターとボード構成【Mrs. GREEN APPLE・大森元貴】
大森元貴のエフェクターボードは、シンプルでありながらも楽曲ごとに幅広い表現を実現できる構成になっています。メインの歪みは「BOSS BD-2 Blues Driver」と「Mad Professor Sweet Honey Overdrive」。どちらもオーバードライブに分類されますが、BD-2はクリーンから軽いクランチまで幅広く対応できるペダルで、TelecasterやPsychederhythmのギターと組み合わせることで明瞭なカッティングサウンドを実現しています。
一方でSweet Honey Overdriveはよりナチュラルな真空管ライクな歪みを得られるため、Gibson ES-330やES-335のようなセミアコとの相性が良く、温かみのあるバッキングやアルペジオをサポートしています。より激しい場面では「Bogner Uberschall」を使い、ハイゲインなディストーションを活用。「インフェルノ」などアニメ主題歌としても知られる楽曲では、この強烈な歪みが楽曲の迫力を生み出しています。
さらに、常時オンに近い形で使用されるのが「BOSS TU-3(チューナー)」と「One Control Distro Tiny(パワーサプライ)」。TU-3は安定したチューニングをサポートし、Distro Tinyはペダルボード全体に安定した電源を供給しています。ライブでの安定感を確保するために重要な役割を担っていることが伺えます。
空間系やモジュレーション系については確定情報が少ないものの、ライブ映像や音源の質感からディレイやリバーブが適度に使用されていると推測されます。特に「BFF」「ノニサクウタ」のようなアコースティック寄りの楽曲では、リバーブや軽いディレイがかかったサウンドが印象的です。これらはアンプ内蔵リバーブやスタジオ機材、もしくはBOSS DDシリーズのような定番ディレイを使用している可能性があります。
総じて大森元貴のエフェクターボードは「歪み中心+最低限のユーティリティ」というシンプルな構成でありながら、ギターやアンプとの組み合わせで多彩なトーンを引き出す設計になっています。複雑なシステムよりも「直感的に扱える機材」を重視し、パフォーマンス中に自由に表現できるよう工夫されていると想定されます。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | エフェクターの種類 | 備考 |
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BOSS BD-2 Blues Driver | BOSS | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | オーバードライブ | 定番のナチュラルドライブ。Telecaster系と好相性。 |
Mad Professor Sweet Honey Overdrive | Mad Professor | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | オーバードライブ | 真空管ライクな柔らかい歪み。セミアコで多用。 |
Bogner Uberschall | Bogner | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | ディストーション | ハイゲイン。楽曲「インフェルノ」など激しい曲で使用。 |
BOSS TU-3 | BOSS | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | チューナー | ライブ必須。精度の高いチューニング管理用。 |
One Control Distro Tiny | One Control | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | パワーサプライ | ペダルボードの安定動作を支える小型パワーサプライ。 |
BOSS DD-7 Digital Delay(推定) | BOSS | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | ディレイ | ライブ音源で空間系の使用が確認されるため推定。 |
Electro-Harmonix Holy Grail Reverb(推定) | Electro-Harmonix | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | リバーブ | アコースティック寄りの楽曲でリバーブが確認されるため候補。 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Mrs. GREEN APPLE・大森元貴】
大森元貴の音作りは、使用するギターやアンプだけでなく、EQやミックスでの工夫によって楽曲ごとに最適化されています。彼のサウンドを分析すると、まず「クリーントーンの透明感」と「歪みサウンドの厚み」の両立が大きなテーマであることがわかります。これを支えているのは、アンプのチャンネル選択、ペダルの組み合わせ、そしてPAやレコーディング段階でのEQ調整です。
具体的なEQ傾向としては、クリーン時はローを控えめにし、200Hz以下をややカットすることで音の濁りを排除。その上でミドル帯(800Hz〜1.2kHz)を軽く持ち上げ、Telecaster特有のシャリっとしたトーンを活かしています。高域はプレゼンスを上げすぎず、4kHz付近を自然に残すことで耳に刺さらない抜けを確保。これにより「StaRt」「青と夏」といった爽快感のあるサウンドが完成します。
一方、歪み系楽曲では、ミドルをしっかり残しつつローを補強し、ギターの存在感を前に出しています。特に「インフェルノ」では、500Hz〜800Hzを強調することで分厚いバッキングを支え、バンド全体の迫力を演出しています。ハイゲインを使う際でも、アンプとエフェクター両方で歪みを作るのではなく、アンプのクリーン基調を活かしながらペダルで補強するセッティングが基本と考えられます。
曲ごとの使い分けも特徴的です。例えば「ケセラセラ」「クダリ」のようにセミアコを用いた曲では、ローエンドを自然に残しつつミドルをやや引っ込め、アンサンブルの中でウォームな響きを担わせています。「ノニサクウタ」や「BFF」では、アコースティックギターにリバーブを深めにかけ、ステレオ感を意識した配置で歌を包み込むような音作りがされています。
ライブにおいてはPAとの連携も重要です。MATCHLESS DC-30の出力は非常にレンジが広いため、PA側でハイを軽くロールオフする処理が行われることが多いと想定されます。特に大型アリーナやフェスでは低域が回りやすいため、120Hz付近を削り、250Hz〜400Hzを整理することで抜けの良いミックスに仕上げています。
また、空間系エフェクトは大森自身のボードに最小限しか搭載されていないため、リバーブやディレイの多くはFOHエンジニアがPA卓で付加していると考えられます。これによりギター自体はシンプルなセッティングでも、観客に届くサウンドは立体的かつ豊かな空気感を持っています。
レコーディングにおいては、Apple Logic Pro XやPro Toolsを用い、アンプ実機とプラグインを組み合わせたハイブリッド方式が採用されている可能性があります。特にクリーンなアルペジオは実機アンプで録り、壁のように広がるギターレイヤーはアンプシミュレーターで補強するなど、作品ごとに最適化されていることが推測されます。
総じて大森元貴の音作りは「ギターの個性を前面に活かしながら、EQとミックスで余分を削ぎ落とし、楽曲に最も適した音像を構築する」というアプローチが核になっています。機材選び以上に、PAやエンジニアリングとの連携が重要であり、これがMrs. GREEN APPLEのポップかつ迫力のあるサウンドを支えていると想定されます。
比較的安価に音を近づける機材【Mrs. GREEN APPLE・大森元貴】
大森元貴が実際に使用しているギターやアンプ、エフェクターはプロ仕様の高額機材が多いため、初心者や中級者が同じセットを揃えるのは現実的ではありません。しかし、手頃な価格帯の市販モデルを選ぶことで、十分に「ミセス風」のサウンドを再現することが可能です。ここでは1万円〜5万円程度の比較的安価な機材で、大森の音に近づけるためのおすすめアイテムを紹介します。
まずギターに関しては、Fender JapanやSquier by Fenderのテレキャスター系モデルがおすすめです。大森の中心的なサウンドはテレキャスター系をベースにしているため、比較的安価なSquier Classic Vibeシリーズでも十分に雰囲気を再現可能です。特にカッティング主体の曲や爽快なクリーントーンを狙う場合、これらのギターは最適です。
アンプは自宅練習での使いやすさを考慮し、「Boss Katana」や「Fender Champion」シリーズなどが候補に挙げられます。これらはクリーンから歪みまで幅広く対応でき、さらに内蔵エフェクトも豊富なので、大森が楽曲ごとに使い分けている質感を手軽に再現できます。
エフェクターについては、BOSS BD-2 Blues Driverの廉価版に相当する「BOSS SD-1 Super OverDrive」や「Joyo Sweet Baby Overdrive」がコストパフォーマンスに優れます。BD-2に近いニュアンスを持ちながら価格は手頃で、Telecaster系ギターと合わせればMrs. GREEN APPLEらしい歯切れのよいサウンドを作ることが可能です。さらにリバーブやディレイはBOSSの「DD-3T」や「RV-6」など定番品を選べば、空間の広がりを加えることができます。
また、マルチエフェクターを使いたい場合は「ZOOM G3Xn」や「Line 6 POD Go」などがおすすめです。これらはオーバードライブからディレイ、リバーブまで幅広いサウンドを網羅しつつ、DAWとの連携も容易なため、宅録や練習用途でも実用的です。
アコースティック寄りの表現を再現したい場合は、YAMAHAのエントリークラス(FG/FSシリーズ)やEpiphoneのアコースティックモデルが良い選択肢になります。大森がアコースティックで聴かせる楽曲「BFF」「ノニサクウタ」なども、適度なリバーブとEQ調整で十分近い雰囲気を出すことが可能です。
総じて、大森元貴の音作りを安価に再現するためのポイントは「テレキャスター系ギター+シンプルなオーバードライブ+クリーン寄りのアンプ」という基本構成にあります。ここに空間系エフェクトを少し加えるだけで、初心者でも「青と夏」や「StaRt」のような爽快なサウンドに近づけるといえるでしょう。
種類 | 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
エレキギター | Squier Classic Vibe Telecaster | Squier by Fender | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | テレキャスター系で、クリーントーンとカッティングが近い質感。 |
アンプ | Boss Katana 50 MkII | BOSS | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | 自宅練習からライブまで対応可能。内蔵エフェクトも豊富。 |
オーバードライブ | BOSS SD-1 Super OverDrive | BOSS | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | BD-2の代替として使用可能。低価格で扱いやすい。 |
オーバードライブ | Joyo Sweet Baby Overdrive | Joyo | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | Mad Professor Sweet Honey Overdriveを模した設計でコスパ良好。 |
ディレイ | BOSS DD-3T | BOSS | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | シンプルで扱いやすいディレイ。ライブでも定番。 |
リバーブ | BOSS RV-6 Reverb | BOSS | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | 多彩なリバーブモードを搭載。アコースティック曲にも対応。 |
マルチエフェクター | ZOOM G3Xn | ZOOM | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | 安価ながら多機能。宅録や練習向け。 |
マルチエフェクター | Line 6 POD Go | Line 6 | Amazonで探す | Mrs. GREEN APPLE | 大森元貴 | 高品位なアンプシミュを搭載。幅広い音作りが可能。 |
総括まとめ【Mrs. GREEN APPLE・大森元貴】

大森元貴の音作りを振り返ると、その本質は「シンプルでありながら多彩な表現力」にあります。メインであるPsychederhythm Moderncaster TやFender Telecasterの明瞭なサウンドを軸にしつつ、楽曲によってGibson ES-330やSGを取り入れ、さらにアコースティックギターで幅広い音世界を展開しています。つまり「曲に合わせてギターを選び、必要最小限のエフェクトでキャラクターを引き出す」という姿勢こそが特徴的です。
アンプではMATCHLESS DC-30を中心に、レンジの広いクリーントーンと立体感のある鳴りを活かし、エフェクターはBOSS BD-2やSweet Honey Overdriveといった定番のオーバードライブを軸にシンプルな構成を採用。過剰なエフェクトに頼らず、プレイスタイルとギターそのものの響きを最大限に活かすスタイルは、まさに「歌うようなギター」を体現しています。
また、PAやレコーディングでのEQ処理も重要で、ローの整理とミドルの強調によって「バンドアンサンブルの中で埋もれない音」を確立しています。特にポップスとロックの両立を求められるMrs. GREEN APPLEの楽曲において、音の立ち位置を的確にコントロールしている点は、プロフェッショナルとしての大森の大きな強みです。
初心者が彼の音を目指す際には、テレキャスター系ギターとシンプルなオーバードライブ、そしてクリーンに強いアンプを揃えることが第一歩です。そこに空間系を少し加えれば、「青と夏」「StaRt」のような爽快感のあるサウンドを十分再現することができます。逆に「インフェルノ」などの激しい楽曲を再現したい場合には、ハイゲインのディストーションを取り入れると近づけるでしょう。
総じて大森元貴の音作りは、「楽曲に寄り添うギターサウンド」を作ることに尽きます。華美な機材や特殊なエフェクトに依存せず、自分の表現したい音楽に必要な最低限の要素を組み合わせる。その結果として、バンドサウンドを引き立て、同時にリスナーに強い印象を残すギターを奏でているのです。
読者の皆さんも、まずは自分の機材で「曲に合った音」を探すところから始めてみてください。大森元貴のように、自分の歌やバンドに最も合う音を見つけることこそが、本当の意味での「音作り」への第一歩となるでしょう。
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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!
エレキギター
Psychederhythm Moderncaster T #051(Performance White)
大森元貴の特注モデル。アルダーボディ、メイプルネック+ローズ指板、カスタム7プライバインディング、ブルーシェルピックガード。PUはPorter A90(フロント)+Sigil ’51 Tele Nocaster(リア)。Gotoh製ブリッジ・ペグ、GHS BOOMERS 10.5-50を使用。ミドルレンジ強化仕様。
Psychederhythm Moderncaster Standard-T LIMITED Neon Blue Metallic
MV「CHEERS」、ライブ「StaRt」などで使用。
Psychederhythm Standard-T(青)
過去から愛用。Moderncaster T #051のサウンド設計のベース。
Psychederhythm Cheetah
MV「Dear」ほかで使用。
Psychederhythm Starmaster Black Metallic
サイケデリズム公式でも紹介。黒いボディ。
Psychederhythm PSYCHOMASTER HOLLOW LIMITED
ヘッドロゴは「M(元貴)+W(若井)」のデザイン。
Psychederhythm STARMASTER #013 Metal Gray Metallic
ライブ「Dear」などで使用。
Fender 50th Anniversary Telecaster Sunburst
長年使用。多くのライブ・MVで登場。
Fender American Vintage II 1963 Telecaster Surf Green
MV「アボイドノート」で使用。
Fender Telecaster Thinline(American Original 60s?)
「ライラック」「Dear」で使用。
Fender Telecaster(詳細不明)
初期から使用例あり。
Fender Japan Traditional 60s Jazzmaster(3-Color Sunburst)
「サママフェスティバル!」MVなど。
Gibson ES-330TD / ES-330(1962年製Figured Iced Tea含む)
「ケセラセラ」「クダリ」など多数で使用。
Gibson ES-335(茶・赤含む)
セミアコとして使用例あり。
Gibson SG Standard
MV「インフェルノ」「Speaking」などで使用。
Gibson J29(アコースティック)
「BFF」「クダリ」で使用。
Fano Guitars Alt de Facto GF6(Butterscotch Blonde)
「Hug」で使用。
Duesenberg STARPLAYER TV(Silver-Sparkle)
「青と夏」「StaRt」などで使用。
Baum Guitars Leaper Tone with Tremolo(Deep Sea)
「Dear」で使用。
American Acoustasonic Telecaster
「ノニサクウタ」で使用。
アコースティックギター
Taylor 614ce – メイプルボディ。弾き語りやライブで使用。
YAMAHA FS830 TBS
Gibson 50s LG-2
Gibson Dove
Simon & Patrick Songsmith Concert Hall
Gibson J-45(推定) – 「norn」で使用。
アンプ
MATCHLESS DC-30(コンボアンプ)
エフェクター
BOSS BD-2 Blues Driver(オーバードライブ)
Mad Professor Sweet Honey Overdrive(オーバードライブ)
Bogner Uberschall(ディストーション)
BOSS TU-3(チューナー)
One Control Distro Tiny(パワーサプライ)
マイク
Sennheiser e935(ダイナミックマイク)
NEUMANN U87ai(コンデンサーマイク、レコーディング用)
Shure AD2/K9B(ワイヤレスマイク)
JZ Microphones Pop Filter
アクセサリー
ERNIE BALL 4037 POLYPRO STRAPS Black(ストラップ)
Fender Monogrammed Straps Black/Yellow/Brown
Kyser KG6 SILVER(カポタスト)
DTM・スタジオ機材
Apple MacBook Pro
Apple GarageBand(DAW)
Apple Logic Pro X(DAW)
Avid Pro Tools(DAW)
SONY MDR-7506(モニターヘッドフォン)
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