【小野武正】KEYTALK風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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始めに(特徴紹介)

KEYTALKのギタリスト、小野武正は、バンドの爽快で踊れるロックサウンドを支える要となるギタリストです。彼のプレイは、疾走感あるカッティングや鮮やかなリフ、そしてライブでの圧倒的な存在感が特徴です。

特に代表曲「MONSTER DANCE」や「桜花爛漫」では、厚みのあるディストーションサウンドと、タイトに刻まれるリズムギターがバンド全体のグルーヴを強調します。また、楽曲によっては透明感のあるクリーントーンや、ギラついた中域を押し出したリードトーンを使い分けており、楽曲ごとの世界観を彩る重要な役割を担っています。

音作りの面では、メインギターであるGibson SG Standard(2002年製)を基軸に、Marshall JCM2000 DSL50をモディファイしたアンプを駆使し、力強いミッドレンジと粘りのあるトーンを実現しています。さらに、Cry BabyのワウやBOSS DD-3のディレイを組み合わせることで、楽曲に表情豊かなニュアンスを加えています。

ライブでは観客を巻き込むようなパワフルな音圧とリズム感を放ち、スタジオ音源では繊細なアンサンブルを支える。その両面を自在に行き来する彼のサウンドは、多くのリスナーを魅了し、ギタリストからも注目を浴びています。

以下では、小野武正が実際に使用するアンプ・ギター・エフェクターを徹底解説し、音作りのポイントや、初心者が彼の音に近づけるための実践的な機材選びについて詳しくまとめていきます。

まずは、彼の音の根幹を支えるアンプについて見ていきましょう。

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使用アンプ一覧と特徴【KEYTALK・小野武正】

小野武正のサウンドを支える大きな柱がアンプです。彼のメインアンプは「Marshall JCM2000 DSL50 Nozzy Mod」で、これはONIGAWARAの斉藤伸也氏から譲り受け、さらにI.M.I LIGHTSでモディファイされた特別仕様です。JCM2000自体は90年代後半から2000年代初頭にかけて多くのロックバンドに愛用されたモデルですが、モディファイによりミッドの押し出しや低音のタイトさが改善されており、小野の求める「踊れるロックサウンド」を作り出すのに最適な仕様となっています。

ライブでのEQ設定例としては、BASSを3時過ぎまで上げ、MIDDLEは最大、TREBLEとPRESENCEは9時過ぎと控えめに設定。これにより、中域を強調しつつ高音域のギラつきを抑えた、バンドアンサンブルの中で抜けながらも耳に痛くならない音作りがなされています。これは彼のギターがリズムの要として機能しつつ、ヴォーカルやベース、ドラムを邪魔しない絶妙な調整といえます。

キャビネットは「HIWATT 412 Cabinet(Celestion Vintage 30 ×4)」を使用。Vintage 30は中域が前に出るキャラクターを持ち、Marshallとの組み合わせで非常に相性が良いスピーカーです。結果として、KEYTALKのライブで鳴り響く太いバッキングサウンドや切れ味の良いカッティングを支えています。

一方で、過去には「Marshall JCM800」や「Marshall JCM2000 TSL」を使用していた時期もありました。しかし、JCM800は高音域に寄り過ぎて彼の好みと合わず、最終的に使用を中止しています。また、TSLについてもライブ環境での鳴りに限界があったため、より柔軟性と太さを持つDSL50に移行したと考えられます。

Alaska Jam時代にはライブハウス常設アンプを使用していたケースも多く、当時は固定の機材を持たず、現場にあるMarshallやFender系をそのまま使うこともありました。その経験が、小野の柔軟な音作りや、どんな環境でも自分のサウンドを作り出すスキルに繋がっていると想定されます。

また、「Marshall JCM2000 I.M.I LIGHTS MOD」という別個体も確認されており、こちらも現在のライブセットに組み込まれている可能性があります。音の方向性はDSL50と大きく変わらないものの、会場や楽曲に応じて使い分けていると考えられます。

総じて、小野武正のアンプ選びは「中域の存在感」「リズムギターの芯」「高音域の抑制」といったポイントを重視しており、それがKEYTALKサウンドの「踊れるロック」を強固に支えている、と想定されます。

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Marshall JCM2000 DSL50 Nozzy ModMarshallAmazonで探すKEYTALK小野武正ONIGAWARA斉藤伸也氏から譲受。I.M.I LIGHTSモディファイ。ライブのメイン使用。
HIWATT 412 Cabinet(Celestion Vintage 30×4)HIWATTAmazonで探すKEYTALK小野武正メインキャビネット。中域が前に出るVintage30スピーカー搭載。
Marshall JCM800MarshallAmazonで探すKEYTALK小野武正過去使用。高音域に寄りすぎるため使用中止。
Marshall JCM2000 TSLMarshallAmazonで探すKEYTALK小野武正過去使用。後にDSL50へ移行。
Marshall JCM2000 I.M.I LIGHTS MODMarshallAmazonで探すKEYTALK小野武正DSL50とは別個体の可能性。補助的に使用される。

使用ギターの種類と特徴【KEYTALK・小野武正】

a bunch of bananas stacked on top of each other

小野武正といえば「Gibson SG」の愛用者として知られており、KEYTALKのサウンドの大部分はこのモデルを軸に形成されています。彼のメインギターは「Gibson SG Standard(2002年製/Ebony)」で、高校1年生(2004年)に購入して以来、不動の主力機材となっています。この個体はかなり手が加えられており、ピックアップはフロントのみ使用、しかもコイルを巻き直し済み。ジャック周りは金属プレート化、ナットは象牙製、サドルはGraph Tech製に交換され、さらにペグはGOTOH製へと変更。弦はD’Addario Regular Light (.010-.046)を使用しており、ライブでの安定性と粘りのあるサウンドを確保しています。シリアルナンバー「01922592」が確認されている点からも、本人にとって特別な一本であることが伺えます。

また、極めて希少な「Gibson 1961 Les Paul Custom(SG Custom/ホワイト)」も所有。これはSGの生産初年度に製造されたレアモデルで、ホワイトのフィニッシュとゴールドパーツが特徴的です。ブリッジをMontreux ABR-1に交換しており、高音域にギラつき感を持たせたサウンドが得られる仕様。楽曲によってはリードトーンを際立たせるために使用されていると考えられます。

さらに「Gibson Custom/SG Standard」もサブギターとして導入されており、61年製レスポール/SGカスタムの仕様を反映した現行カスタムショップモデルです。2023年以降のライブで使用されており、解像度が高くロー成分が少ないサウンドが特徴的です。ステージでのサウンドバランスを意識し、メインギターとの使い分けが行われていることが推測されます。

その他、1980年代製の「Gibson SG Standard」も所有しており、これは楽屋などリハーサル的な場面で使用されることが多い個体。また、アツキタケモトとのコラボ曲『匿名奇謀』では「Gibson SG Special(Vintage Cherry)」を使用している姿が確認されており、彼のSG愛の深さが窺えます。

一方で「Epiphone SG」も所有しているようですが、詳細は不明で画像も確認されていません。予備や実験的な用途で持っている可能性があります。

総じて、小野武正のギター選びは「SG一筋」といえるほど偏りがあり、その中で複数の年代・仕様を使い分けるスタイルです。これにより、常にSGらしい中域の太さを持ちながらも、楽曲やステージに応じた音色の幅を確保している、と想定されます。

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Gibson SG Standard(2002年製/Ebony)GibsonAmazonで探すKEYTALK小野武正エレキギター不動のメイン。改造多数。フロントPUのみ使用。シリアルNo.01922592。
Gibson 1961 Les Paul Custom(SG Custom/ホワイト)GibsonAmazonで探すKEYTALK小野武正エレキギターSG生産初年度のレア個体。Montreux ABR-1へ交換。
Gibson Custom/SG StandardGibsonAmazonで探すKEYTALK小野武正エレキギター2023年以降使用。解像度が高くローが少ないサウンド。
Gibson SG Standard(1980年代製)GibsonAmazonで探すKEYTALK小野武正エレキギター楽屋や調整用で使用される個体。
Gibson SG Special(Vintage Cherry)GibsonAmazonで探すKEYTALK小野武正エレキギター『匿名奇謀』(アツキタケモト)で使用。
Epiphone SG(詳細不明)EpiphoneAmazonで探すKEYTALK小野武正エレキギター所有は確認されるが詳細不明、画像なし。

使用エフェクターとボード構成【KEYTALK・小野武正】

小野武正の音作りにおいて、エフェクターはアンプやギターを補完し、楽曲ごとのキャラクターを演出する重要な要素です。KEYTALKのライブやレコーディングでは比較的シンプルなボード構成を維持しており、そのシンプルさがバンドの一体感やリズム重視のサウンドに繋がっています。

メインボードには「Jim Dunlop GCB95 Cry Baby(ワウ)」、「BOSS DD-3(ディレイ)」、「BOSS TU-3(チューナー)」、「自作チャンネル切り替えスイッチ」、そして安定した電源供給を可能にする「Free The Tone PT-3D(パワーサプライ)」が組み込まれています。Cry Babyはリフやソロでの表現力を高め、DD-3は空間的な広がりを加えています。TU-3はライブ中のチューニング安定性を確保する必須アイテムであり、自作スイッチによってMarshall DSL50のチャンネル切り替えを自在に操作できる仕様です。

過去には「One Control Minimal Series Flash Loop with 2DC OUT」を利用していた時期があり、シンプルながらもループ機能を加えることでボードの拡張性を持たせていました。また、空間系やオーバードライブ系として「Electro-Harmonix POG2」「Vivie Dolphin Deverb」「Vivie Clione」「Vivie Callion」「Vivie WildCat」なども使用歴があります。特にVivie製品は日本のエフェクターブランドで、小野が国産ブランドを好んで取り入れている点は注目に値します。

さらに、「Electro-Harmonix Soul Food “Meat & 3” Mod(JHS mod)」を使用した記録もあり、これはクラシックなブースター系をモディファイしたもので、中域を強調しつつサウンドに厚みを加えるための選択と考えられます。

Alaska Jam時代には「Ibanez TS-9」や「Boot Leg Jaw Breaker」を追加しており、バンドスタイルの変化に応じてより歪み成分を前に出す方向に振っていたことが伺えます。TS-9は定番のオーバードライブで、Marshall系アンプと組み合わせてパンチの効いた中域を形成する定番チョイスです。

近年はペダルボード以外にモデリング系のアプローチも試みており、「Neural DSP Quad Cortex(マルチエフェクター/アンプモデラー)」を別ボードで使用するケースも出てきました。加えて、ワイヤレス機材「Shure GLXD16+」や「Hotone Soul Press II(ワウ/ボリューム/エクスプレッション)」など、現代的なシステムを導入しつつ、利便性と安定性を高めています。電源は「Walrus Audio Canvas Power HP」など最新のパワーサプライを用い、持ち運び用には「BOSS BCB-1000(ペダルボードケース)」を採用。まさに現場で即応できる実用的な構成です。

総じて、小野武正のエフェクターボードは、基盤となるシンプルな構成と時折導入される最新デジタル機材の両面を持ち、環境や楽曲に応じた柔軟な対応を可能にしています。彼の哲学は「必要以上に複雑化せず、音楽性を損なわない範囲で機能性を強化する」点にあるといえるでしょう。これにより、バンド全体が持つ「踊れるロック」のサウンドをより鮮やかに表現している、と想定されます。

機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリストエフェクターの種類備考
Jim Dunlop GCB95 Cry BabyJim DunlopAmazonで探すKEYTALK小野武正ワウペダルリフやソロで表現力を強化。ライブで常用。
BOSS DD-3BOSSAmazonで探すKEYTALK小野武正ディレイ空間的な広がりを加える定番ディレイ。
BOSS TU-3BOSSAmazonで探すKEYTALK小野武正チューナーライブ必須。精度の高いクロマチックチューナー。
Ibanez TS-9IbanezAmazonで探すAlaska Jam小野武正オーバードライブAlaska Jam時代に使用。中域のブースト用。
Neural DSP Quad CortexNeural DSPAmazonで探すKEYTALK小野武正ギター用マルチエフェクター別ボード構成で使用。アンプモデリング可能。
Shure GLXD16+ShureAmazonで探すKEYTALK小野武正チューナー/ワイヤレスワイヤレスとチューナー機能を兼ね備えた最新機材。

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【KEYTALK・小野武正】

a close up of a guitar's neck and frets

小野武正の音作りは、単純なエフェクター頼みではなく「アンプのEQ」「ピックアップの選択」「演奏ニュアンス」を組み合わせて作られています。KEYTALKの楽曲はテンポが速く、カッティング中心のリズムギターが曲の推進力を生むため、彼のセッティングはそれを最大限に活かす方向にチューニングされています。

代表的なEQ設定例は「Marshall JCM2000 DSL50 Nozzy Mod」でのものです。ライブ時には以下のようなセッティングが確認されています:

  • BASS:3時過ぎ(ローを強調しつつ、ベースと被りすぎない帯域で調整)
  • MIDDLE:最大(バンド全体に抜ける芯を確保。KEYTALKサウンドの心臓部)
  • TREBLE:9時過ぎ(高音域は控えめにし、耳障りを抑制)
  • PRESENCE:9時過ぎ(高域の空気感を抑え、音像を前に出しすぎないように調整)

この設定により、中域が強く押し出された「踊れるロック」に最適なサウンドが完成します。小野の音は単体で聴くとややダークに感じることもありますが、バンド全体で鳴らすとヴォーカルやシンセを邪魔せず、かつ観客を巻き込む力強さを発揮します。

ギター側の操作も重要です。彼は2002年製Gibson SG Standardのフロントピックアップのみを使用することが多く、トーンノブはやや絞り気味に設定。これにより、リズムギターでも角の取れたウォームなサウンドを得ています。一方で、リードフレーズやソロではトーンを開放し、アンプのゲインを活かして前に抜ける音に切り替えています。

ミックス面では、エンジニアが中域の定位を調整し、バンド全体のサウンドに溶け込みやすいように処理されていると考えられます。例えば、「MONSTER DANCE」ではギターがステレオで広がりつつも、ベースの低音とドラムのスネアが中心に配置され、ギターはあくまで推進力としてミックスされています。また、「桜花爛漫」ではワウを使ったフレーズがEQ処理で強調され、印象的なフックを作り出しています。

ライブとスタジオ録音ではアプローチが異なります。ライブでは音圧と迫力を優先し、ミドルを強調して会場全体に鳴り響くセッティングを採用。一方、スタジオでは曲ごとに歪みの質感を細かく調整し、場合によってはPOG2やVivie製の空間系ペダルを用いて奥行きを加えています。

曲ごとの使い分けとしては以下の傾向があります:

  • 「MONSTER DANCE」:ディストーション主体。ミドルを強調し、リフの切れ味を際立たせる。
  • 「桜花爛漫」:ワウとディレイを使用。華やかで空間的なギターサウンド。
  • 「黄昏シンフォニー」:クリーントーン+リバーブを重視。アルペジオで楽曲の叙情性を表現。
  • 「バイバイアイミスユー」:フロントPUでウォームなリズムを刻み、歌を支える。

特にリズムギターのセッティングはPAの影響も大きく、PAエンジニアがベースやドラムとの兼ね合いを考慮してローを整理しつつ、ギターが中域でバンド全体を引き締めるように処理していると考えられます。これはダンスロックバンドにおけるギターの役割を明確に示す好例といえるでしょう。

総じて、小野武正の音作りは「アンプの中域セッティング」「フロントPU主体の温かみ」「必要最小限のエフェクター」というシンプルな構成ながら、PAやミックスでの工夫によって奥行きと迫力を実現している、と想定されます。

比較的安価に音を近づける機材【KEYTALK・小野武正】

小野武正のサウンドは、Gibson SGとMarshall DSL50の組み合わせを中心に構築されていますが、初心者や予算に限りがあるプレイヤーでも比較的安価な機材で近づけることが可能です。ここでは1万円〜5万円程度を目安に、再現性が高く導入しやすい機材を紹介します。

まずギターについては、本家Gibson SGは高価ですが、エピフォンの「Epiphone SG Standard」や「Epiphone SG Special」は手頃な価格で入手可能です。中域の押し出し感と軽量なボディは共通しており、改造によってナットやサドルを交換すれば、さらに本家に近い鳴りを体感できます。

アンプについては「Marshall DSL20CR」や「Marshall MGシリーズ」がおすすめです。特にDSL20CRは小出力ながらDSLシリーズの系譜を継いでおり、ミドルを強調するEQ特性が小野の音に近いキャラクターを持っています。MGシリーズも練習用として十分で、宅録や小規模ライブで再現度の高い音作りが可能です。

エフェクターに関しては、定番の「BOSS DD-3(ディレイ)」「BOSS TU-3(チューナー)」「Jim Dunlop Cry Baby」などは1〜2万円台で入手できます。これらは小野が実際に使用しているモデルであり、初心者でもそのまま導入すればKEYTALKらしいサウンドの基盤を作ることができます。さらに歪み系として「Ibanez TS-9」や「BOSS SD-1」を加えると、よりMarshall系アンプとの相性が高まり、中域のドライブ感を再現できます。

パワーサプライは「CAJ AC/DC Station」や「One Control Isolated Power Supply」が比較的安価で、安定した電源供給を実現できます。ライブやスタジオ練習でノイズを減らし、クリアなサウンドを保つために必須の投資です。

また、モデリングアンプやマルチエフェクターを使う方法も有効です。たとえば「ZOOM G3Xn」や「BOSS GT-1」は3〜4万円程度で購入でき、Marshall系アンプのモデリングやワウ/ディレイを一通り搭載しているため、安価かつ実用的に小野の音作りを再現できます。最近のマルチエフェクターは音質も進化しており、自宅練習からライブまで幅広く対応可能です。

総じて、小野武正の音作りを安価に再現するためのポイントは「SGタイプのギター」「Marshall系アンプ」「定番ワウ&ディレイ」を揃えることです。この3点を軸にすれば、初心者でも彼のような中域に芯があり、バンド全体を支えるサウンドに近づけることができるでしょう。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
ギターEpiphone SG StandardEpiphoneAmazonで探すKEYTALK小野武正本家SGの廉価版。改造でさらに近づけられる。
アンプMarshall DSL20CRMarshallAmazonで探すKEYTALK小野武正小出力DSL。ライブ・宅録でも使える再現度の高い選択肢。
エフェクターBOSS DD-3BOSSAmazonで探すKEYTALK小野武正本人使用。シンプルなデジタルディレイ。
エフェクターJim Dunlop Cry Baby GCB95Jim DunlopAmazonで探すKEYTALK小野武正本人使用の定番ワウ。価格も手頃で導入しやすい。
マルチエフェクターZOOM G3XnZOOMAmazonで探すKEYTALK小野武正Marshallモデリング内蔵。安価に一通り揃う入門機。
マルチエフェクターBOSS GT-1BOSSAmazonで探すKEYTALK小野武正定番マルチ。Marshall系サウンドを含む多彩な音色が再現可能。

総括まとめ【KEYTALK・小野武正】

まとめイメージ

KEYTALKのギタリスト小野武正の音作りは、一言でいえば「中域を支配するSGサウンド」と表現できます。彼はGibson SGを複数所有し、2002年製SG Standardを不動のメインとして使い続けています。ピックアップやナットなどを改造し、自分好みのサウンドに仕上げるこだわりは強く、まさに「育ててきた一本」といえるでしょう。その一貫性が、バンドの音における芯の太さを形成しています。

アンプはMarshall DSL50のモディファイ機を中心に、HIWATTキャビネットと組み合わせて使用。EQは中域を極端に強調し、高音域を抑えるセッティングを行うことで、観客を巻き込む力強さと耳障りの少なさを両立させています。これはダンスロックというジャンルにおいて「リズムを刻みながらも主張しすぎない」理想的なバランスであり、PAエンジニアとも緻密に連携されたサウンドデザインだと考えられます。

エフェクターボードはシンプルで、Cry BabyとDD-3を軸に、必要最小限で構成。これは「複雑な音色変化よりも、バンド全体の一体感を重視する」という小野の哲学の表れです。必要な場面でのみ効果を加えることで、楽曲のグルーヴを損なわずに彩りを与えることに成功しています。さらに、近年ではQuad Cortexなど最新のモデリング機材を導入する柔軟さもあり、進化を続ける姿勢が伺えます。

小野の音作りの本質は「リズムを支える芯」と「シンプルさに宿る表現力」にあります。派手なサウンドチェンジよりも、バンド全体が踊れる空気を作り出すための堅実な音作り。その根底には、学生時代から使い続けてきたSGへの愛着と、ライブハウス時代から磨かれてきた経験値が生きています。

これから彼のサウンドを再現したいプレイヤーにとって重要なのは、機材を完全に揃えることよりも「ミドルを強調したEQ」「フロントPUのウォームさ」「必要最小限のエフェクト」という3つの柱を意識することです。初心者でもEpiphone SGやDSL20CR、BOSSの定番エフェクターを揃えれば十分近づけるサウンドが出せるでしょう。

最終的に、小野武正のサウンドは単なる機材の集合体ではなく、演奏スタイルと音作り哲学が結びついた「KEYTALKらしさ」の象徴です。彼の音を真似ることは、単なるコピーではなく「踊れるロックを支えるギターのあり方」を体感することに他なりません。ギタリストとしての道を歩む中で、この考え方を取り入れることが、自分自身の音作りに新しい視点を与えてくれるはずです。

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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!

ギター

Gibson SG Standard(2002年製/Ebony)
高校1年生の時(2004年)に購入した不動のメインギター。ピックアップはフロントのみ使用し、コイル巻き直し済み。ジャック周りは金属プレート化、ナットは象牙製、サドルはGraph Tech製に交換。ペグはGOTOH製。弦はD’Addario Regular Light (.010-.046)。シリアルナンバー01922592。

Gibson 1961 Les Paul Custom(SG Custom/ホワイト)
生産初年度の希少モデル。ホワイトのフィニッシュとゴールドパーツが特徴。ブリッジをMontreux ABR-1に交換。高音域のギラつき感が特徴。

Gibson Custom/SG Standard
61年製レスポール/SGカスタムの仕様を取り入れたモデル。2023年以降サブギターとして使用。解像度が高くロー成分が少ないサウンド。

Gibson SG Standard(1980年代製)
楽屋などで使用される個体。

Gibson SG Special(Vintage Cherry)
アツキタケモト『匿名奇謀』で使用。

Epiphone SG(詳細不明)
所有しているが詳細不明、画像なし。

アンプ & キャビネット

Marshall JCM2000 DSL50 Nozzy Mod(I.M.I LIGHTSモディファイ)
ONIGAWARA斉藤伸也氏から譲り受け、さらにI.M.I LIGHTSでモディファイ。
EQ設定例(ライブ時):BASS 3時過ぎ/MIDDLE 最大/TREBLE 9時過ぎ/PRESENCE 9時過ぎ。

Marshall JCM2000 I.M.I LIGHTS MOD
上記DSL50とは別個体の可能性あり。

HIWATT 412 Cabinet(Celestion Vintage 30 ×4)
メインキャビネット。

Marshall JCM800
一時使用していたが、高音域に寄りすぎるため使用中止。

Marshall JCM2000 TSL
過去使用。

ライブハウス常設アンプ(Alaska Jam時)

エフェクター
メイン(KEYTALK時)

Jim Dunlop GCB95 Cry Baby(ワウ)

BOSS DD-3(ディレイ)

BOSS TU-3(チューナー)

自作チャンネル切り替えスイッチ

Free The Tone PT-3D(パワーサプライ)

Alaska Jam追加機材

Ibanez TS-9

Boot Leg Jaw Breaker

過去使用

One Control Minimal Series Flash Loop with 2DC OUT

Electro-Harmonix POG2

Vivie Dolphin Deverb

Vivie Clione

Vivie Callion

Vivie WildCat

Electro-Harmonix Soul Food “Meat & 3” Mod(JHS mod)

別ボード(制作例)

Neural DSP Quad Cortex(アンプモデラー & マルチエフェクター)

Shure GLXD16+(ワイヤレス&チューナー)

Hotone Soul Press II(ワウ/ボリューム/エクスプレッション)

Walrus Audio Canvas Power HP(パワーサプライ)

BOSS BCB-1000(ペダルボードケース)

アクセサリー・その他

Master8 INFINIX-U 1.0mm Ono Signature ピック(KEYTALKロゴ入りモデルも使用)

Free The Tone SL-SLIM & CU-416(ソルダーレスケーブル)

OYAIDE DC-3398 LL(DCケーブル)

EBS DLS-58(TRSケーブル)

IVU Creator / POK-01(ペダル固定具)

書籍『ギタリストとベーシストのためのシステム構築マニュアル』林幸宏 著

▼ プロ音作りの参考資料はこちら

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