【柴崎浩】abingdon boys school(WANDS)風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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始めに(特徴紹介)

柴崎浩(しばさき ひろし)は、WANDS第5期およびabingdon boys schoolのギタリストとして知られる存在です。90年代から現在に至るまで、ハードロックとポップの中間にあるキャッチーでありながら重厚なギターサウンドを展開し、特に「世界が終るまでは…」「TRAGEDY」「INNOCENT WORLD(カバー)」などの楽曲でその実力を示しています。

彼のプレイスタイルは、繊細なクリーントーンから骨太なリフまで幅広く、ストラト系やモダンギターを駆使しつつ、アンプやモデリング機材を自在に使い分けている点に特徴があります。特に近年はFractal Audio Axe-Fx IIIを駆使し、ライブでも安定した再現度の高い音作りを行っています。

また、柴崎浩は90年代WANDS時代にMusic Man Lukeを長く愛用し、その後はSuhrやNISHGAKI GUITARSといったハイエンドモデルを積極的に導入。さらにエフェクターにおいてはXoticやTC Electronicを駆使し、楽曲ごとに多彩な質感を表現しています。アンサンブルに溶け込む美しいクリーン、そして力強いロックサウンドを両立させるバランス感覚が、彼の最大の武器といえるでしょう。

その音作りは、一見シンプルでありながらも緻密にコントロールされたブースターやモジュレーションの選び方に裏付けられており、多くのギタリストが「柴崎サウンド」を研究する理由でもあります。この記事では、実際に確認されたアンプ、ギター、エフェクターを整理しつつ、音作りの工夫まで徹底解説していきます。

ぜひ参考にして、ご自身のプレイにも取り入れてみてください。

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使用アンプ一覧と特徴【abingdon boys school・柴崎浩】

柴崎浩のアンプ遍歴は、時代ごとの音楽スタイルやライブ環境に応じて変化してきました。90年代WANDS時代は、王道ロックサウンドを支えるMarshallアンプが中心。2000年代以降のabingdon boys schoolでは、より多彩な音色と安定した再現性を求めて、ラック式パワーアンプやデジタルモデリングへ移行しています。

代表的なのは、Marshall JCM2000 DSL-100です。これはWANDS後期や初期abingdon boys schoolのライブでメイン歪みサウンドを担ったモデルで、力強いミッドレンジと抜けの良さが特徴。柴崎の骨太なリフを支える基本となるアンプでした。Marshall特有の荒々しさを抑えつつも、ブースターと組み合わせることでタイトなドライブサウンドを作り上げています。

一方、ハイパワーでクリーンヘッドルームを確保するために、VHT 2150のようなラック式パワーアンプも導入。これにより、プリアンプやマルチエフェクターの音を忠実に増幅し、アリーナ規模のステージでも安定した音圧を維持できるようにしていました。特にabingdon boys schoolのようなエレクトロ要素を含む楽曲では、透明感のあるクリーンや空間系エフェクトを活かすために重宝されています。

そして近年のライブやレコーディングでは、Fractal Audio Systems Axe-Fx IIIが中心です。これはモデリングアンプ/マルチエフェクターで、MarshallやMesa/Boogieなどの名機を高精度に再現可能。柴崎はこれを使って多彩なアンプサウンドを切り替えつつ、シーンに応じたトーンを実現しています。ステージ環境の差異に左右されず、常に高い再現度を維持できる点が導入理由と考えられます。

まとめると、柴崎浩はWANDS時代にMarshallを中心にした伝統的ロックサウンドを構築し、abingdon boys school期にはラックアンプとデジタルモデリングを駆使してより幅広い表現を可能にしてきました。時期や環境に応じて最適なシステムを選ぶ柔軟性が、彼の音作りの大きな特徴といえるでしょう。

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JCM2000 DSL-100MarshallAmazonで探すabingdon boys school / WANDS柴崎浩90年代後期〜2000年代前半のメイン歪みアンプ
2150 Power AmpVHTAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩ラックシステムのパワーアンプとして使用
Axe-Fx IIIFractal Audio SystemsAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩近年のライブ・レコーディングでのメイン

このように柴崎浩は、王道ロックを支えるMarshallから、近代的なモデリング機材まで幅広く使いこなし、その時代ごとに最適なサウンドを構築してきたと想定されます。

使用ギターの種類と特徴【abingdon boys school・柴崎浩】

a person playing a guitar

柴崎浩のサウンドを支える核となるのが、多彩なギターコレクションです。WANDS第1期〜第3期では定番のストラト系、Music Manを中心に使用し、その後のabingdon boys schoolではSuhrやNISHGAKI GUITARSといったハイエンドモデルを取り入れています。時代によってギター選びが大きく変わるのが彼の特徴で、楽曲のテイストやアレンジに応じて機材を使い分けています。

特に重要なのが、NISHGAKI GUITARS Amnis Novus “Hiroshi Shibasaki Specs”です。これは柴崎本人のオーダースペックによる特注モデルで、第5期WANDSのライブやレコーディングで使用。レンジが広く、モダンなニュアンスを含みつつも、クリーントーンからハードなリフまで安定して鳴らせる万能モデルです。

同じくNISHGAKI GUITARSのSpiraは、「TIME STEW」などの楽曲で確認されており、透明感のあるクリーンと独特の中音域が特徴。メロディアスなソロやアルペジオに適しており、柴崎の歌心あるプレイを後押ししています。

海外製のハイエンドギターでは、Suhr 2020 Limited Classic ST SSHSuhr 2008 Modern Limited Editionを使用。SSH配列のストラトタイプやモダン仕様のSuhrは、ハイゲイン対応力とクリーンの美しさを両立しており、abingdon boys schoolの重厚かつ煌びやかなアンサンブルに欠かせない存在です。

柴崎のギター遍歴で欠かせないのが、Music Man Lukeです。WANDS初期〜中期にかけて長くメインを務めた一本で、90年代J-POPシーンのサウンドを支えました。クリアで立ち上がりの良いトーンと、スムーズなプレイアビリティは、柴崎サウンドの基盤といえるでしょう。

また、EVH Wolfgang Special / Wolfgang Special QMも確認されており、エディ・ヴァン・ヘイレン直系のハードロックサウンドを再現するために使用。柴崎がリフ重視の楽曲でパワフルなサウンドを求めた際に登場しています。さらに、7弦モデルであるMusic Man John Petrucci JP7も導入され、重厚なリフや低音域を補強する役割を担っています。

一方で、リハーサルや楽屋用にはCREWS Bottoms Upのような実用的なギターも確認されており、彼がプロフェッショナルとして現場に応じた機材を柔軟に選んでいることが分かります。

こうしたギターの多彩な使い分けは、柴崎浩の幅広い音楽性とサウンドメイクの探究心を象徴しているといえるでしょう。

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Amnis Novus “Hiroshi Shibasaki Specs”NISHGAKI GUITARSAmazonで探すWANDS柴崎浩エレキギター本人仕様の特注スペック、第5期WANDSで使用
SpiraNISHGAKI GUITARSAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩エレキギター「TIME STEW」で使用。透明感のあるサウンド
2020 Limited Classic ST SSHSuhrAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩エレキギターSSH配列、ストラト系。ハイゲインからクリーンまで対応
2008 Modern Limited EditionSuhrAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩エレキギターモダン仕様。タイトなリフやソロに対応
Wolfgang Special / Wolfgang Special QMEVHAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩エレキギターパワフルなハードロックサウンドを再現
LukeMusic ManAmazonで探すWANDS柴崎浩エレキギター初期〜中期WANDSのメイン機。90年代サウンドを支えた
John Petrucci JP7Music ManAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩7弦ギター重厚リフや低音域補強用に使用
Bottoms UpCREWSAmazonで探すabingdon boys school / WANDS柴崎浩エレキギター楽屋練習用として使用確認

このように柴崎浩は、NISHGAKI GUITARSの特注モデルを筆頭に、SuhrやMusic Man、EVHなど幅広いギターを使い分けてサウンドを構築してきたと想定されます。

使用エフェクターとボード構成【abingdon boys school・柴崎浩】

柴崎浩のエフェクターボードは、王道のブースターやオーバードライブを基本にしつつ、モジュレーションや空間系を組み合わせた多機能構成が特徴です。特にabingdon boys schoolの楽曲は、硬質なロックリフと美しいアルペジオ、そして壮大な空間処理が同居しており、それを支えるのがこのエフェクト群です。

ドライブ系では、Xotic RC BoosterXotic BB PreampXotic EP Boosterといった定番ブースターを重ねがけし、MarshallやSuhrの音を補強しています。特にRC Boosterはクリーンブースト的に使用され、BB PreampやTS808と組み合わせることでタイトで厚みのある歪みを実現しています。Ibanez TS808 Tube Screamerはミッドの押し出しを加える王道の組み合わせで、柴崎サウンドの粘りを生み出します。

さらに、Roger Mayer Voodoo-1 ClassicLovepedal Pickle Vibeも確認されており、歪みのキャラクターを多彩にコントロール。Pickle Vibeはユニバイブ系ですが歪み前段に配置され、粘り気のあるサウンドを形成しています。

モジュレーション系では、Fulltone Mini Deja VibeARION SCH-Z Chorusといった個性的な機材が活躍。特にARIONコーラスは安価ながらもウォームな音質で知られており、柴崎の空間演出に一役買っています。TC Electronic Nova Modulator NM-1はフランジャー、フェイザー、トレモロ、ビブラートを網羅し、楽曲ごとの細やかなニュアンスを再現するために使用されています。

空間系は、TC Electronic Nova Delay ND-1Eventide H9が中心。特にH9はディレイからリバーブ、ピッチ系まで幅広く対応可能で、ライブでの汎用性が非常に高いエフェクターです。さらに、Carl Martin TremO’VibeCarl Martin Stereo Chorusも確認され、アナログ的な揺れと深みを演出しています。

また、足元を統括するスイッチャーとしてBOSS ES-8CAE RS616 MIDI Audio Controllerを使用。さらにVOCU Magic Switching & Loopsを併用し、複雑なエフェクトチェーンを効率的に操作できるよう工夫されています。電源はFREE THE TONE PT-3DやVOCUのパワーサプライが確認されており、安定した電源供給にもこだわりが見られます。

その他、ワウペダルにはXotic XW-1やErnie Ball系のボリュームペダルを使用。チューナーはPeterson StroboStompやBOSS TUシリーズが確認されており、正確なチューニングを重視している点もプロらしい配慮といえます。

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RC BoosterXoticAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩ブースタークリーンブーストとして使用、音圧を補強
BB PreampXoticAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩オーバードライブ厚みある歪みを追加
EP BoosterXoticAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩ブースタートーンを太くする効果で使用
TS808 Tube ScreamerIbanezAmazonで探すWANDS柴崎浩オーバードライブミッドを強調する王道ペダル
Voodoo-1 ClassicRoger MayerAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩ディストーションブリティッシュ系ディストーション
Pickle VibeLovepedalAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩モジュレーション系ユニバイブ系。歪み前段で使用
Mini Deja VibeFulltoneAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩モジュレーション系ヴィンテージユニバイブ系
SCH-Z ChorusARIONAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩コーラス安価ながら愛用される温かみのある音
Nova Modulator NM-1TC ElectronicAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩空間系マルチエフェクターChorus/Flanger/Phaser/Tremolo/Vibrato対応
Nova Delay ND-1TC ElectronicAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩ディレイデジタルディレイ、透明感ある響き
H9EventideAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩マルチエフェクター多彩なアルゴリズム搭載、ライブで活躍
TremO’VibeCarl MartinAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩トレモロトレモロ&ビブラート併用可能
Stereo ChorusCarl MartinAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩コーラスステレオ感ある厚みのあるコーラス
Compressor LimiterCarl MartinAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩コンプレッサー音圧とサスティンを安定化
ES-8BOSSAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩スイッチングシステム複雑なエフェクト切替を管理
RS616 MIDI Audio ControllerCAE (Custom Audio Electronics)Amazonで探すabingdon boys school柴崎浩スイッチングシステムステージで確認済み
Magic Switching & LoopsVOCUAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩スイッチングシステムループ管理用
PT-3DFREE THE TONEAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩パワーサプライ安定した電源供給
StroboStompPetersonAmazonで探すabingdon boys school / WANDS柴崎浩チューナー高精度チューナー
TU SeriesBOSSAmazonで探すabingdon boys school / WANDS柴崎浩チューナーステージ定番チューナー
XW-1 WahXoticAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩ワウペダル表現力豊かなワウ
Volume PedalErnie BallAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩ボリュームペダル演奏中の音量調整に使用

このように柴崎浩は、王道のオーバードライブから最新マルチエフェクトまで幅広く導入し、ライブやレコーディングで柔軟なサウンドを構築していると想定されます。

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【abingdon boys school・柴崎浩】

purple and white electric guitar

柴崎浩の音作りは、単なる機材選びに留まらず、EQやミックス段階での細やかな調整によって完成されています。特にabingdon boys schoolでは、エレクトロサウンドとの融合が求められるため、ギターが埋もれず、それでいて浮きすぎないバランス感覚が重要です。

まずアンプ設定について。Marshall DSL-100を使用していた時代は、BASSを4〜5、MIDDLEを6〜7、TREBLEを5前後に設定することが多かったと推測されます。これは、歪み過多にならず、バンド全体での分離感を意識したセッティングであり、TS808やRC Boosterを組み合わせることで中域を前に押し出していました。SuhrやNISHGAKI GUITARSを用いる現在は、アンプ自体のキャラクターを活かしつつ、Axe-Fx IIIのEQ機能でさらに精密に調整しています。

EQの工夫として、クリーンパートではローを削ってミッドとトレブルを強調し、アルペジオが際立つようにしています。一方、リフやパワーコードでは100Hz付近をしっかり残しつつ、300Hz付近の濁りをカット。結果として、重厚感がありながらも他楽器とぶつからないサウンドを形成しています。特にabingdon boys schoolのシーケンスやシンセサウンドと共存させるためには、2kHz〜4kHzを滑らかに調整し、ギターのアタック感を適切にコントロールすることが不可欠です。

空間系の処理も重要です。Nova DelayやEventide H9を使用する際、ディレイタイムは楽曲のBPMにシンクロさせ、フィードバックは20〜30%程度に抑える設定が多いと考えられます。これにより、音像が広がりながらも輪郭が崩れないバランスを実現。リバーブは必要最小限で、残響感よりも奥行きを演出する方向性が特徴です。

ミックス段階では、ギターを左右にパンニングしてステレオ感を強調する手法をよく用いています。特に7弦モデルのJP7を用いた重低音リフはセンターに配置し、通常のリードやアルペジオはステレオで広げることで、空間的なコントラストを演出。結果として、ヘヴィさと透明感を兼ね備えたギターサウンドが完成します。

また、柴崎はブースターやコンプレッサーを巧みに使い分けています。例えばクリーンアルペジオではCarl Martin Compressor Limiterを軽くかけ、音の粒を揃えてシンセのような精密さを演出。逆にリードソロではブースターを重ね、サスティンを確保しつつミックス内でしっかり抜ける音を実現しています。

ライブでは、BOSS ES-8やCAE RS616などのスイッチャーを駆使し、曲ごとに異なるセッティングを瞬時に呼び出せるように構築。Axe-Fx IIIのプリセットと連動させることで、アンプ・エフェクト・EQがシームレスに切り替わり、レコーディング同等の完成度を再現しています。

総じて柴崎浩の音作りは、ローの整理と中域の押し出し、空間系の的確な使い分けに特徴があります。ギター単体で聴くとやや硬質ですが、バンド全体のサウンドに組み込まれると驚くほど自然に響き、存在感を放ちます。これがまさに「プロの音作り」であり、エンジニア視点でも高い完成度を誇るセッティングといえるでしょう。

このように、柴崎浩の音作りは単なる機材選択ではなく、EQや空間処理、ミックスでの緻密な調整を含めて完成されていると想定されます。

比較的安価に音を近づける機材【abingdon boys school・柴崎浩】

柴崎浩の機材はSuhrやNISHGAKI GUITARS、Fractal Audioなど高価なものが多く、すべてを揃えるのは現実的ではありません。しかし、ポイントを押さえれば市販の比較的安価な機材でも「柴崎サウンド」に近づけることは可能です。ここでは初心者から中級者でも手に入れやすい価格帯(1万円〜5万円程度)を中心に、代替機材を紹介していきます。

まずオーバードライブの核となるのがIbanez TS808 Tube Screamerですが、同系統の音を再現するならIbanez TS9がおすすめです。価格も2万円前後と手頃で、柴崎サウンド特有の中域の押し出し感を得られます。クリーンブーストの代替にはBOSS BD-2 Blues Driverを選べば、粒立ちの良いブースト感を手に入れることが可能です。

クリーントーンや空間系を再現するには、マルチエフェクターが有効です。特にBOSS GT-1Zoom G5nはコストパフォーマンスに優れており、ディレイ、コーラス、フェイザー、トレモロなど、柴崎が多用するエフェクトを一通りカバーできます。Eventide H9のような高級機材は難しくても、マルチエフェクターで近い質感を体験できます。

アンプに関しては、Marshall DSL100を再現するためにMarshall DSL20CRBOSS Katana-100 MkIIが代替として有力です。DSL20CRは小型ながらもMarshallの歪み特性を持ち、Katanaはモデリングで幅広いジャンルに対応可能。いずれも自宅練習から小規模ライブまで対応できます。

ギターについては、NISHGAKI GUITARSやSuhrの代替としてYamaha Pacifica 612V IISquier Classic Vibe Stratocasterが候補となります。SSH配列を搭載しており、ストラト系の扱いやすさとハイゲイン対応力を両立できる点で、柴崎のギター選びの思想を反映できます。

また、ワウペダルはXotic XW-1の代わりにVOX V847 Wahを使うことで、コストを抑えつつ十分に表現力を加えられます。チューナーもPetersonの代替としてBOSS TU-3を選べば、ライブでも安定した精度を発揮します。

つまり、柴崎サウンドを再現するための重要なポイントは「ミッドを活かした歪み」「ステレオ的な空間処理」「曲ごとに切り替えられる柔軟性」です。ここを押さえれば、必ずしもハイエンド機材でなくても近いサウンドにアプローチできます。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
オーバードライブTS9 Tube ScreamerIbanezAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩TS808の廉価版だが同系統のミッドブーストを再現可能
オーバードライブBD-2 Blues DriverBOSSAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩Xotic RC Booster代替。クリーンブースト〜軽い歪み
マルチエフェクターGT-1BOSSAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩コーラス、ディレイ、トレモロなど空間系を網羅
マルチエフェクターG5nZoomAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩Eventide H9の代替候補として導入可能
アンプDSL20CRMarshallAmazonで探すWANDS柴崎浩JCM2000 DSL-100の小型版、家庭用に最適
アンプKatana-100 MkIIBOSSAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩モデリングで多彩なアンプタイプを再現可能
ギターPacifica 612V IIYamahaAmazonで探すabingdon boys school / WANDS柴崎浩SSH配列でSuhrやNISHGAKIの代替に最適
ギターClassic Vibe StratocasterSquierAmazonで探すWANDS柴崎浩ストラト系サウンドを再現、価格も安価
ワウペダルV847 WahVOXAmazonで探すabingdon boys school柴崎浩Xotic XW-1代替、コストを抑えて導入可能
チューナーTU-3 Chromatic TunerBOSSAmazonで探すabingdon boys school / WANDS柴崎浩ステージでも定番の信頼性を誇るチューナー

このように、比較的安価な機材を選んでも柴崎浩の音作りのエッセンス――中域を生かした歪み、ステレオ感ある空間系、柔軟なセッティング切り替え――を体験することは十分可能です。

総括まとめ【abingdon boys school・柴崎浩】

まとめイメージ

柴崎浩の音作りを振り返ると、その本質は「時代ごとの最適解を見極める柔軟さ」にあります。90年代WANDSでは、Music Man LukeとMarshall DSLを軸にした骨太で分かりやすいロックサウンド。2000年代以降のabingdon boys schoolでは、SuhrやNISHGAKI GUITARSといったハイエンドギターとFractal Audio Axe-Fx IIIを駆使した、現代的かつ多層的な音響表現へと進化してきました。

特徴的なのは、彼のサウンドが常に「バンド全体での響き」を意識している点です。ギター単体で聴くと決して派手すぎないトーンですが、ドラムやシンセ、ボーカルと混ざり合うことで初めて存在感を発揮するように作られています。EQでのロー整理や中域の押し出し、空間系の的確な配置など、アンサンブルの中で最適化されたプロならではの調整が随所に光ります。

また、エフェクターボードの構築にも彼の哲学が反映されています。ブースターやオーバードライブを重ねることで得られる立体感、空間系を駆使した奥行きあるサウンド、そしてスイッチングシステムによる瞬時の切り替え。これらはすべて「楽曲の表現」を第一に考えた結果であり、単なるギタリストの趣味的なコレクションではなく、作品づくりのための必然と言えるでしょう。

さらに、最新技術を取り入れる柔軟性も柴崎浩の強みです。Axe-Fx IIIのようなモデリング機材を積極的に導入し、ライブ環境でもレコーディングと同等のクオリティを維持する姿勢は、現代ギタリストの理想像のひとつといえます。伝統的なMarshallやTS808のサウンドを大切にしながらも、テクノロジーの進化を取り入れて常にアップデートし続けているのです。

これから柴崎サウンドを再現しようとするギタリストにとって重要なのは、「ハイエンド機材を完全コピーすること」ではありません。むしろ、中域を生かした歪み、楽曲に応じた空間処理、そしてアンサンブル全体での音の居場所を意識することがポイントです。この記事で紹介した代替機材を組み合わせても、その哲学を理解すれば十分に近づけるでしょう。

最後に強調したいのは、柴崎浩の音作りは「弾き手自身の個性」を最大限に引き出すための工夫でもあるということです。ギターを換え、アンプを換え、エフェクトを換えても、彼のフレーズを弾けば「柴崎サウンド」として成立するのは、その根底に一貫した音楽観があるからです。

つまり、柴崎浩の音作りを学ぶということは、単に機材を真似るのではなく、「どうすれば自分のバンドや楽曲にとって最も活きる音になるか」を考える訓練でもあります。その視点を持てば、きっとあなた自身のサウンドも進化していくはずです。

ぜひ今回の記事を参考に、柴崎浩のように柔軟かつ緻密な音作りを取り入れ、自分だけの音を作り上げてください。

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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!

ギター

NISHGAKI GUITARS Amnis Novus “Hiroshi Shibasaki Specs”

第5期WANDSなどで使用。本人仕様の特注スペック。

NISHGAKI GUITARS Spira

「TIME STEW」収録曲などで使用。

Suhr 2020 Limited Classic ST SSH

ストラトタイプ、SSH構成。

Suhr 2008 Modern Limited Edition

ハイゲインにも対応するモダン仕様。

EVH Wolfgang Special / Wolfgang Special QM

EVHサウンドの要、メイプル指板モデルも使用。

Music Man Luke

WANDS初期〜中期にかけて長くメイン機。

Music Man John Petrucci JP7

7弦モデル。重厚リフや低音域パートで使用。

CREWS Bottoms Up

楽屋練習用。

アンプ

Marshall JCM2000 DSL-100

以前はメインの歪みサウンドを構築。

VHT 2150

Fractal Audio Systems Axe-Fx III

モデリング主体のライブ/レコーディング用。

エフェクター(記事+画像判別)

※画像から確認できたものも含めています。

ドライブ/ブースター

Xotic RC Booster

Xotic BB Preamp

Xotic EP Booster

Ibanez TS808 Tube Screamer

Roger Mayer Voodoo-1 Classic

Lovepedal Pickle Vibe(ミニユニバイブ系モジュレーションだが歪み前段で使用)

モジュレーション/空間系

Fulltone Mini Deja Vibe

ARION SCH-Z Chorus

TC Electronic Nova Modulator NM-1(Chorus/Flanger/Phaser/Tremolo/Vibratoなど内蔵)

TC Electronic Nova Delay ND-1

Eventide H9

Carl Martin TremO’Vibe(トレモロ&ビブラート)

Carl Martin Compressor Limiter

Carl Martin Stereo Chorus

その他

BOSS ES-8 / Custom Audio Electronics RS616 MIDI Audio Controller(画像ではCAEのボードも確認)

VOCU Magic Switching & Loops

FREE THE TONE PT-3D(パワーサプライ)

VOCU パワーサプライ

ワウペダル(Xotic XW-1、Ernie Ball系ボリュームペダルも併設)

チューナー(Peterson StroboStomp、BOSS TUシリーズなど画像で確認)

その他アクセサリー

EXCEL 柴崎モデル ピック

Ernie Ball ブラックストラップ

▼ プロ音作りの参考資料はこちら

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