「ケンパー側のボリュームを上げるか」「リアルアンプやPA側のボリュームを上げるか」問題について

45454545454 アンプシュミレーター

ケンパー(Kemper Profiling Amp)を使う場合、「ケンパー側のボリュームを上げるか」「リアルアンプやPA側のボリュームを上げるか」で音の聞こえ方が微妙に変わってきます。どちらが「聞こえがよいか」は状況や目的によって異なるので、それぞれの違いを解説しますね。


🔊 ケンパーのボリュームを高くする(Master Volume / Output Volume)

特徴:

  • より強い信号を出力することになるので、PAやアンプのプリアンプ段にしっかり信号が届く。
  • 音が太く、はっきりすることがある。
  • ただし、ケンパー内で出力がクリップすると歪みや劣化が起こる可能性あり。

おすすめの場面:

  • ケンパーからラインでPAに送るとき。
  • パワードキャビネットやFRFRスピーカーに接続する場合。

🔊 アンプやPAのボリュームを高くする(ケンパーの出力は控えめ)

特徴:

  • ケンパーからの信号が小さいと、PAやアンプのゲインを上げなければならず、ノイズが目立ちやすくなる。
  • 出力機器の音色キャラクター(EQなど)に影響されやすくなる。

おすすめの場面:

  • スタジオやライブでPAのエンジニアが細かく音量調整する場合。
  • 出力先のアンプが「色付けのあるアンプ」(例:チューブアンプ)で、そのキャラを活かしたいとき。

🎯 結論(おすすめのセッティング)

最もバランスが良いのは:

  • ケンパーの出力を「適正レベル(クリップしない範囲でできるだけ大きく)」にしておく。
  • アンプやPA側では最小限の増幅に留める。

→ ケンパー側の出力がしっかりしていると、ノイズが少なく、しっかりした音になりやすいです!


もしライブなどで「音がこもる」「抜けない」と感じてるなら、ケンパー側のEQやCabセクションの調整も影響しているかもしれません。

【機材比較・音作り・使い方全まとめ】kemperロードマップ【Power Head/Rack/Power Rack/stage】

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