ケンパー(Kemper Profiling Amp)を使う場合、「ケンパー側のボリュームを上げるか」「リアルアンプやPA側のボリュームを上げるか」で音の聞こえ方が微妙に変わってきます。どちらが「聞こえがよいか」は状況や目的によって異なるので、それぞれの違いを解説しますね。
🔊 ケンパーのボリュームを高くする(Master Volume / Output Volume)
特徴:
- より強い信号を出力することになるので、PAやアンプのプリアンプ段にしっかり信号が届く。
- 音が太く、はっきりすることがある。
- ただし、ケンパー内で出力がクリップすると歪みや劣化が起こる可能性あり。
おすすめの場面:
- ケンパーからラインでPAに送るとき。
- パワードキャビネットやFRFRスピーカーに接続する場合。
🔊 アンプやPAのボリュームを高くする(ケンパーの出力は控えめ)
特徴:
- ケンパーからの信号が小さいと、PAやアンプのゲインを上げなければならず、ノイズが目立ちやすくなる。
- 出力機器の音色キャラクター(EQなど)に影響されやすくなる。
おすすめの場面:
- スタジオやライブでPAのエンジニアが細かく音量調整する場合。
- 出力先のアンプが「色付けのあるアンプ」(例:チューブアンプ)で、そのキャラを活かしたいとき。
🎯 結論(おすすめのセッティング)
最もバランスが良いのは:
- ケンパーの出力を「適正レベル(クリップしない範囲でできるだけ大きく)」にしておく。
- アンプやPA側では最小限の増幅に留める。
→ ケンパー側の出力がしっかりしていると、ノイズが少なく、しっかりした音になりやすいです!
もしライブなどで「音がこもる」「抜けない」と感じてるなら、ケンパー側のEQやCabセクションの調整も影響しているかもしれません。
【機材比較・音作り・使い方全まとめ】kemperロードマップ【Power Head/Rack/Power Rack/stage】
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