【さユり】さユり風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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始めに(特徴紹介)

さユりは「酸欠少女」というキャッチフレーズで知られ、アニメタイアップ楽曲「ミカヅキ」や「フラレガイガール」で一気に注目を集めたシンガーソングライターです。
彼女の音楽は繊細で透明感がありながら、どこか切実さを帯びたギターサウンドと歌声の融合に特徴があります。路上ライブから始まり、スタジオ録音や大規模なライブステージに至るまで、一貫して「アコースティックギター主体」のサウンド作りを続けています。

その音色は、ただ伴奏として鳴るのではなく、歌の感情をダイレクトに伝えるためのもう一つの声のような役割を担っている点が大きな特徴です。アコースティックギターならではのナチュラルな響きに、会場やPAによる空間処理を重ねることで、独特の没入感を持つサウンドを構築しています。

例えば「ミカヅキ」ではアルペジオが切なさを表現し、「フラレガイガール」ではストロークの力強さが感情の爆発を象徴します。ステージでは黄色にカスタム塗装されたYamaha LL36 AREを抱える姿が印象的で、その鮮やかなギターは彼女の音楽の象徴としてファンに深く刻まれています。

こうした点から、さユりの音作りは「歌とギターの一体化」を最重要視しているといえるでしょう。
単なるシンガーソングライターではなく、サウンド全体を自らの楽器と声で描き切るアーティストとして、多くのリスナーに支持されている理由がここにあります。

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使用アンプ一覧と特徴【さユり・さユり】

さユりのライブサウンドは、基本的に「アンプを通さずにPA直結」で構築されていると考えられます。これは弾き語り主体のアーティストでは珍しくなく、ギターからプリアンプ/DIを経由してPA卓(FOH)へ送ることで、会場全体に安定した音を届ける手法です。特に全国ツアーや大型フェスのような大規模な会場では、ステージアンプを使うよりもPA直結のほうが音響的にコントロールしやすく、ハウリングのリスクも抑えられるため理にかなっています。

一方で、路上ライブや小規模な会場では会場備え付けのアコースティック用アンプを併用する可能性も高いです。アコギ用アンプは高域のきらびやかさと低域の厚みを補強できるため、観客の近距離での体感を大切にする弾き語りアーティストにとって重要な役割を果たします。FishmanやRolandのアコースティックアンプが使用されることも想定されますが、写真やインタビューで明確な機種が確認できる情報は少ないため「想定」として扱うのが妥当です。

また、PA卓での処理に依存する傾向が強いため、ホールリバーブやディレイなどの空間系エフェクトは現場のエンジニアが付与していると考えられます。つまり、さユりの音作りの鍵は「アンプではなくPA環境に強く依存している」点にあります。これはギター1本と歌声で広大な空間を支配するための戦略的な選択であり、彼女の音楽性をさらに強調する要素となっています。

総じて、さユりのアンプ運用は「DI直結+PAメイン」が軸となり、必要に応じて会場アンプをモニター代替として活用するスタイルであると想定されます。

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PA直結運用(DI経由)汎用Amazonで探すさユりさユり大規模会場やツアーではDIを通してPAへ直結するのが基本。音響的に安定。
アコースティックアンプ(例:Fishman Loudbox系)FishmanAmazonで探すさユりさユり小規模会場や路上ライブでの使用が想定される。空間補強用途。
アコースティックアンプ(例:Roland AC-60)RolandAmazonで探すさユりさユりRolandのACシリーズもアコギ弾き語りでは定番。明確な使用証拠は未確認。

使用ギターの種類と特徴【さユり・さユり】

a person playing a guitar

さユりの音作りの核となるのは、Yamahaのフラッグシップ・アコースティックギター「LL36 ARE」です。Lシリーズの最上位機種であり、厳選されたイングルマンスプルース単板トップ、ローズウッド単板サイド&バックを採用。Yamaha独自のA.R.E.(Acoustic Resonance Enhancement)処理によって、長年弾き込まれたかのような熟成した響きを実現しています。このギターはナチュラルで深みのある低音と、クリアで伸びやかな高音域を両立するため、弾き語りにおいて歌声を引き立てる理想的な楽器です。

特に印象的なのは、彼女の代名詞ともいえる「鮮やかな黄色にカスタム塗装されたLL36」です。新宿路上ライブ時代から使用されており、ファンの間では“さユりイエロー”と呼ばれるほど象徴的な存在となっています。さらに、公式写真やステージ映像ではナチュラルカラーのLL36も確認でき、用途や時期によって使い分けていることがわかります。鮮黄色モデルはステージでのビジュアルインパクトを強め、ナチュラルモデルはアコースティックらしいオーガニックな印象を演出すると考えられます。

Yamaha LL36 AREは、コードストローク時には力強く前に出る音圧を持ち、アルペジオでは繊細さを兼ね備えたバランスを発揮します。さユりの楽曲は「ミカヅキ」「平行線」など、静と動を行き来するダイナミクスが重要ですが、このギターの持つ表現力がそのサウンドを強力に支えているのです。また、トップアーティストであっても終始同一機種を愛用する姿勢は、彼女がギターの音色に絶大な信頼を寄せていることを示しています。

近年では配信ライブやアコースティック特化ステージにおいても、このLL36が一貫して使用されていることから、まさに“唯一無二の相棒”と言えるでしょう。結論として、さユりのギターは「Yamaha LL36 AREを基軸とした、カスタム塗装とナチュラル仕上げの2種類を使い分けている」と想定されます。

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Yamaha LL36 ARE(ナチュラル)YamahaAmazonで探すさユりさユりアコースティックギター公式写真やライブで確認。高級材仕様で繊細かつ豊かな響き。
Yamaha LL36 ARE(鮮黄色カスタム塗装)Yamaha(カスタム)Amazonで探すさユりさユりアコースティックギター新宿路上時代から愛用。鮮やかな黄色は市販色に存在せず、本人特注。

使用エフェクターとボード構成【さユり・さユり】

さユりのライブでは、エフェクターはロックバンド系の派手なエフェクトとは異なり、「音質の安定」と「弾き語りに適した響きの調整」を目的とした機材が中心と考えられます。公式インタビューや写真から明確なボード全体像は確認できませんが、アコースティックアーティストに共通する運用から推定される構成を整理すると、プリアンプ/DI、チューナー、最低限の空間系が鍵となります。

まず必須と考えられるのがアコースティック用プリアンプ/DIです。代表的な選択肢としてはL.R.Baggsの「Para Acoustic DI」や「Venue DI」、Fishmanの「Aura Spectrum DI」などが挙げられます。これらはノッチフィルターを搭載し、ライブで避けられないハウリングを抑制しつつ、EQでギターの音を整えることが可能です。大規模ホールやフェスでは、エンジニアが扱いやすい信号を送ることが重要であり、さユりのサウンドを安定して届けるための要となっていると考えられます。

次に必ず使用されていると想定されるのがチューナーです。弾き語りアーティストは1曲ごとに曲調やキーに合わせて繊細な音程管理が必要なため、ステージ上では素早くチューニングができるフロア型(BOSS TU-3など)やクリップ型が導入されていると見られます。特に転換の短いフェス出演時など、正確かつ迅速に音を合わせられることは大きな利点です。

さらに、空間系処理(リバーブやディレイ)は基本的にPA卓で付与されるケースが多いですが、補助的に小型の空間系ペダルをボードに組み込む場合も想定されます。例えばTC Electronicの「Hall of Fame Reverb」や、コンパクトディレイを加えることで、ステージ上で自分が聴くモニター音を調整できるようにしている可能性があります。

総じて、さユりのエフェクターボードは「音を派手に加工するためのものではなく、音質を安定させ、歌とギターの一体感を最大化するための最小限構成」であるといえるでしょう。そのため、観客に届く音は極めてナチュラルかつクリアで、彼女の歌声を引き立てる方向に仕上げられていると想定されます。

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L.R.Baggs Para Acoustic DIL.R.BaggsAmazonで探すさユりさユりプリアンプ/アンプシミュレーターアコースティック定番のDI。EQとノッチフィルターでハウリング対策。
Fishman Aura Spectrum DIFishmanAmazonで探すさユりさユりプリアンプ/アンプシミュレーターマイクモデリング機能で生音に近いアコギサウンドを再現可能。
BOSS TU-3BOSSAmazonで探すさユりさユりチューナーフロア型チューナー。ライブ現場での定番。正確なチューニングが可能。
TC Electronic Hall of Fame ReverbTC ElectronicAmazonで探すさユりさユりリバーブ補助的に導入される可能性あり。PAでの空間処理に加え、モニター音補正用途。

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【さユり・さユり】

black and white guitar amplifier

さユりの音作りは、バンド編成の中でギターを鳴らすというよりも、
「ギター=もう一つの声」としての役割を果たすことが中心にあります。
そのため、セッティングやEQの工夫は一般的なロックギタリストとは大きく異なり、
弾き語りアーティスト特有の「声とギターの周波数をどう分け、どう融合させるか」がポイントとなります。

まずEQ設定についてですが、PA直結の場合はプリアンプやDIで一次調整を行い、最終的なバランスはPA卓で仕上げることが多いです。ギターの低域は80Hz以下を大胆にカットし、ボワつきを防ぐ一方、200Hz前後は必要に応じて削って歌声との干渉を回避します。中域(500Hz〜1kHz)はギターのボディ感を出す一方で、ボーカルのメイン帯域と重なりやすいため、軽くディップさせるのが一般的な工夫です。高域は5kHz以上を持ち上げることでアタック感を強調し、ストロークの明瞭さを確保します。

楽曲ごとにセッティングを変えることも考えられます。「ミカヅキ」や「平行線」のように静かなアルペジオ主体の楽曲では、高域を少し抑えめにして柔らかさを強調し、歌声に溶け込むようなトーンを作るのが効果的です。一方、「フラレガイガール」や「るーららるーらーるららるーらー」での激しいストロークでは、コンプ感のある中高域を強調して、力強いアタックが前に出るような音作りが求められます。

空間系の処理については、基本的にPA卓で付与されます。ホールリバーブを軽めにかけることで、歌とギターが一体となりながらも、会場全体に広がりを持たせるサウンドを作り出しています。曲によってはディレイを薄く混ぜることで、音に奥行きを与え、歌詞の情感をより強く引き立てています。これらは現場のエンジニアとの綿密な連携で実現されていると考えられます。

また、ミックスの観点から見ると、さユりのギターはローエンドを削りつつもアタックを強調する処理が施されているため、全体のサウンドにおいて歌声を邪魔せず、むしろ歌を支える役割を果たしています。例えば大規模会場でのPAでは、ギター用チャンネルに軽めのコンプレッションを加え、音量差を均一化することで、弾き語りのニュアンスを損なわず安定した音を届ける工夫が行われていると想定されます。

さらに、録音作品においてはダブルトラッキングや軽いEQ補正を行い、広がりと奥行きを意識したミックスが特徴です。アコースティックの生音を最大限活かしつつ、デジタル処理で補強することで、リスナーが没入感を得られる仕上がりになっています。

総じて、さユりのEQ・セッティングは「声とギターの関係性を徹底的に調整すること」に集約されます。単に音をきらびやかにするのではなく、歌詞やメロディーをより際立たせるためのサウンドデザインであり、それこそが彼女の音楽の核心であると想定されます。

比較的安価に音を近づける機材【さユり・さユり】

さユりが使用するYamaha LL36 AREは高級機種で、定価は50万円以上と非常に高額です。
初心者や中級者が同じ機種を導入するのは現実的ではありませんが、ポイントを押さえた機材選びをすることで、比較的安価に彼女のサウンドへ近づけることが可能です。ここでは「アコースティックギター」「プリアンプ/DI」「チューナー」「リバーブ」の4つの観点から代替機材を紹介します。

まずギターについては、同じYamaha Lシリーズの下位モデル「LL16 ARE」や「LL6 ARE」が狙い目です。いずれも単板トップを採用し、A.R.E.処理も施されているため、LL36に通じるふくよかな響きを持ちつつ、10万円前後で入手できます。音の方向性は共通しており、ライブや練習用として十分なクオリティを備えています。

次にプリアンプ/DI。L.R.BaggsやFishmanの上位機種は高価ですが、BOSS AD-2 Acoustic PreampやZoom AC-2 Acoustic Creatorなどは、1〜2万円台で入手可能ながらアコギ特化のEQやアンチフィードバック機能を搭載しています。特にZoom AC-2はプリアンプとDIが一体化しており、宅録からライブまで幅広く対応できる点で初心者にも扱いやすいです。

チューナーについてはBOSS TU-3がプロ標準機ですが、KORG Pitchblackやクリップ型のKORG Pitchclip、Peterson StroboClipなどは精度も高く、3000円〜1万円程度で導入可能です。弾き語りで重要な「安定した音程管理」を手軽に実現できます。

空間系に関しては、TC Electronic Hall of Fame 2 Mini Reverbのような小型リバーブがおすすめです。1万円前後で手に入り、ライブでの響きの調整に十分対応可能です。また、マルチエフェクターを導入する場合はBOSS GT-1 AcousticやNUX Optima Airなど、アコギ用に特化したモデルがコストパフォーマンスに優れています。

総じて、これらの機材を揃えれば10万円以下の投資で「さユり風」の弾き語りサウンドにかなり近づけることができます。重要なのは高価なモデルを完璧に再現することではなく、「声とギターが一体となって響く」音作りを心掛けることです。その視点さえ持てば、十分に彼女の雰囲気を体感できるでしょう。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
アコースティックギターYamaha LL16 AREYamahaAmazonで探すさユりさユりLL36の弟分。10万円前後で購入可能。音の方向性は共通。
アコースティックギターYamaha LL6 AREYamahaAmazonで探すさユりさユりさらに低価格帯。入門者にもおすすめのARE仕様モデル。
プリアンプ/DIBOSS AD-2 Acoustic PreampBOSSAmazonで探すさユりさユりライブ用に最適。安価ながらアンチフィードバック搭載。
プリアンプ/DIZoom AC-2 Acoustic CreatorZoomAmazonで探すさユりさユりプリアンプ+DI一体型。初心者にも扱いやすく宅録にも対応。
チューナーKORG PitchblackKORGAmazonで探すさユりさユり定番のペダル型チューナー。3000円台から導入可能。
リバーブTC Electronic Hall of Fame 2 MiniTC ElectronicAmazonで探すさユりさユり小型リバーブ。1万円前後で購入可能。ライブ用に便利。

総括まとめ【さユり・さユり】

まとめイメージ

さユりの音作りの本質は、一般的なロックギタリストのように「ギターサウンドを前に押し出す」ことではなく、
「声とギターを一体化させて感情を伝える」ことにあります。
この独自のスタイルは、彼女の楽曲に宿る「切実さ」「孤独感」「透明感」を強調するためのもので、
使用機材もその目的を支える形で選ばれています。

中心にあるのは、Yamaha LL36 AREというフラッグシップアコースティックギター。
鮮やかな黄色に塗装された一本は視覚的なアイコンであり、音響的には繊細で奥行きのある響きを持っています。
このギターが生み出すナチュラルで広がりのあるサウンドが、さユりの歌声を包み込み、リスナーの心に直接届くような感覚を与えているのです。

アンプやエフェクターは最小限に留め、PA直結+プリアンプ/DIでの運用を基本とすることで、
「余計な色付けをせず、ギター本来の響きを活かす」方針が徹底されています。
これは大規模な会場でも路上ライブでも一貫しており、さユりの音楽がどこで演奏されても“彼女らしい音”に聴こえる理由のひとつです。

また、EQやミックス処理では「声とギターの周波数をどう分けるか」に特化したアプローチが取られており、
ボーカルが主役でありながらギターも同じくらい感情を語るようなバランスを実現しています。
つまり、彼女の音作りは「テクニックの巧妙さ」よりも「感情を最大限に伝えること」を最優先にしたものだと言えるでしょう。

これから彼女の音を再現したい人にとって大切なのは、
必ずしも高価なギターや機材を揃えることではなく、
「歌とギターをどう響かせるか」「どう感情を乗せるか」という視点です。
そのうえで、アコースティックギターの自然な響きを最大限引き出すプリアンプやDIを導入し、
声とギターが互いを補完し合うような音作りを意識すれば、十分にさユり風の世界観を体感できます。

総じて、さユりのサウンドは「素直で純粋な音をどれだけ丁寧に響かせるか」に尽きます。
そのシンプルさこそが、唯一無二の存在感と強烈な印象を生み出しているのだとまとめられるでしょう。

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下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!

ギター

Yamaha LL36 ARE(Lシリーズ最上位クラス)
備考:本人のトレードマークの“鮮黄色”個体(カスタム塗装/市販色ではない)と、ナチュラル個体の双方が確認できる。新宿路上や公式写真、各種インタビュー写真で同モデルの外観・ポジションマークが一致。

アンプ

(想定)PA直結運用(アンプ不使用)
備考:弾き語り主体・規模の大きい会場での運用から、オンステージはDI→FOH(メイン卓)で音作りを行うケースが合理的。必要に応じて会場備品のアコースティック用アンプをモニター代替で併用する可能性。想定

エフェクター/プリアンプ

(想定)アコースティック用プリアンプ/DI
例:ノッチフィルター&EQを備えたクラス(L.R.Baggs系、Fishman系など)。目的はハウリング抑制/基本EQ整形/出力の安定化。想定

(想定)チューナー
例:フロア型 or クリップ型(ステージ転換の迅速化を重視)。想定

(想定)空間系(会場卓で処理が中心)
例:ホール/ディレイはFOHで付与、もしくは最小限のコンパクト/マルチ。想定

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