【ミュージックマン・エレキギター種類一覧】Music Manのまとめ

エレキギター

プロフェッショナルギタリストから絶大な支持を受けるミュージックマン(Music Man)。レオ・フェンダーの革新的な設計思想を受け継いだこのブランドの魅力を、音楽機材ライターが詳しく解説します。

  1. ミュージックマン(Music Man)の歴史
    1. 創業者と設立の経緯
    2. ミュージックマンの代表的なモデル
    3. 楽器シーンに与えた影響
  2. ミュージックマン(Music Man)の特徴・基本性能・サウンド傾向
    1. 音のキャラクター
    2. ボディ形状とピックアップの特徴
    3. 他ブランドとの違い
  3. ミュージックマン(Music Man)の使用アーティスト
    1. 主要使用アーティスト
    2. アーティスト × モデル対応表
  4. ミュージックマン(Music Man)の関連ギターブランド
    1. 姉妹ブランド・廉価版
    2. ライバル・同ランクブランド
  5. ミュージックマン(Music Man)ラインナップとおすすめモデル一覧
  6. ミュージックマン(Music Man)を実際に使用した人の声【レビュー要約+評判口コミ】
    1. ポジティブな評価
      1. 音質面での評価
      2. デザイン・使いやすさ
    2. ネガティブな評価
      1. 価格面
      2. その他の課題
    3. 総評コメント(AI要約)
  7. ミュージックマン(Music Man)の新品・中古価格比較と最安値情報
    1. 価格帯別ガイド
    2. 購入時のアドバイス
  8. ミュージックマン(Music Man)の類似・代替案おすすめギター紹介
    1. 同価格帯・同特徴のおすすめギター
      1. 1. Suhr Modern
      2. 2. G&L Comanche
      3. 3. PRS SE Custom 24
    2. 音・価格・デザインの比較まとめ
  9. ミュージックマン(Music Man)まとめ・選び方ガイド
    1. どんな人に向いているか
      1. 初心者におすすめする場合
    2. ジャンル別適性
    3. 購入時の最終チェックポイント

ミュージックマン(Music Man)の歴史

創業者と設立の経緯

ミュージックマンは1972年に設立されたアメリカの楽器メーカーです。創業者はフェンダーギターの生みの親として知られるレオ・フェンダー、フェンダー時代の副社長だったフォレスト・ホワイト、そしてセールス部門出身のトム・ウォーカーの3名による共同経営でスタートしました。

レオ・フェンダーは1965年にフェンダー社をCBS(コロムビア・ブロードキャスティング・システム)に売却した後、10年間のアドバイザリー契約により他社での活動が制限されていました。この契約期間が終了した1972年、満を持して新会社ミュージックマンを立ち上げたのです。

ミュージックマンの代表的なモデル

レオ・フェンダーがミュージックマンで手がけた初期のエレキギターモデルは、実はスティングレイギターセイバーギターの2機種のみでした。現在定番となっているベースも、元々はギターと同時展開されたスティングレイ・シリーズの一部だったのです。

1984年にレオ・フェンダーが会社を離れ、ミュージックマンはアーニーボール社に買収されました。現在の代表的モデルであるシルエットは1986年に登場し、レオ・フェンダー直系ではありませんが、同社の技術的遺産を継承した優秀なギターとして高い評価を受けています。

楽器シーンに与えた影響

ミュージックマンはエドワード・ヴァン・ヘイレンのシグニチュアモデル「EVH」(後にAXISと改名)の大成功により、ギターファクトリーとしての実力を世界に知らしめました。特にアクティブエレクトロニクスの採用や革新的なブリッジ設計は、他メーカーにも大きな影響を与えています。

ミュージックマン(Music Man)の特徴・基本性能・サウンド傾向

音のキャラクター

ミュージックマンの音は「クリアで豊か、かつ多様性に富む」のが最大の特徴です。中音域と高音域のバランスが絶妙で、ロック、フュージョン、ブルース、メタルまで幅広いジャンルに対応できる音色の幅広さを持っています。

特に注目すべきはDiMarzio製ピックアップとの組み合わせによる音作りです。ハムバッキングとシングルコイルの組み合わせ(H-S-H配列)により、一本のギターで多彩な音色を生み出すことができます。

ボディ形状とピックアップの特徴

コンパクトなボディ設計が特徴的で、演奏者の負担を軽減しながらも十分な音響特性を確保しています。特にスクープコンターと呼ばれるカッタウェイ付近の深いカット加工は、ハイポジションでの演奏性を大幅に向上させる革新的な設計です。

4対2の非対称ペグ配列も大きな特徴の一つ。これにより:

  • 高音弦のチューニング安定性が向上
  • ストリングガイドが不要
  • ヘッドストックの軽量化とコンパクト化を実現

他ブランドとの違い

フェンダーとの比較では、ミュージックマンはより現代的で演奏性に特化した設計となっています。フェンダーのクラシックなブライトサウンドに対し、ミュージックマンはより多様性があり、テクニカルな演奏にも対応できる音色を持っています。

鉄製ベースプレートブリッジの採用により、一般的な真鍮製ブリッジよりも硬質で歯切れの良いタッチを実現。これがミュージックマン特有の明瞭でタイトな音像を生み出しています。

ミュージックマン(Music Man)の使用アーティスト

機材名 メーカー Amazon最安値URL アーティスト ギタリスト 備考 列 1
Luke Music Man Amazon最安値 WANDS 柴崎浩 エレキギター 初期〜中期WANDSのメイン機。90年代サウンドを支えた
ERNIE BALL MUSIC MAN Silhouette Music Man Amazon最安値 04 Limited Sazabys RYU-TA エレキギター PV「standing here」「Buster call」で使用。
Luke / Luke III Music Man Amazon最安値 Novelbright 沖聡次郎 エレキギター Lukatherモデル。幅広い対応力。
Music Man Albert Lee HH Signature Music Man Amazon最安値 Incubus Mike Einziger エレキギター 2012年以降メイン使用。デュアルハムバッカー搭載。手首への負担軽減で選択。
Silhouette(白) Music Man Amazon最安値 男闘呼組 成田昭次 ソリッド 後期メイン。クリーンでモダンなサウンド。
Music Man JP Music Man Amazon最安値 Periphery Misha Mansoor エレキギター John Petrucciモデル。速弾き対応の薄いネック。

ミュージックマンは特に高いテクニックを持つプロギタリストから絶大な支持を受けています。代表的な使用アーティストは以下の通りです:

主要使用アーティスト

  • ジョン・ペトルーシ(Dream Theater)- シグニチュアモデル「JP」シリーズ
  • スティーヴ・ルカサー(TOTO)- シルエット、AXISを使用
  • アルバート・リー – シルエットの設計に協力、シグニチュアモデル有り
  • エドワード・ヴァン・ヘイレン – 初期EVH/AXISモデル
  • スティーブ・スティーブンス – AXISシリーズ愛用

アーティスト × モデル対応表

アーティスト 主使用モデル 特徴
ジョン・ペトルーシ JP Series 7弦対応、メタル・プログレッシブ特化
スティーヴ・ルカサー Silhouette H-S-H配列、フュージョン・ロック対応
アルバート・リー Silhouette カントリー・ロック仕様
エドワード・ヴァン・ヘイレン AXIS (旧EVH) ダブルロッキングトレモロ

ミュージックマン(Music Man)の関連ギターブランド

姉妹ブランド・廉価版

Sterling by Music Manが主力のサブブランドです。インドネシア製ながら本家の設計思想を受け継ぎ、リーズナブルな価格でミュージックマンのクオリティを体験できます。カリフォルニア州ロサンゼルスのSterling本社での厳格な検品体制により、高い品質を維持しています。

過去にはS.U.B.シリーズOLP(中国製)なども展開していましたが、現在はSterling by Music Manに集約されています。

ライバル・同ランクブランド

  • Suhr – 同価格帯のカスタムショップ系ブランド
  • Tom Anderson – アメリカ製高級ギターの代表格
  • G&L – レオ・フェンダーの最後のブランド、直系ライバル
  • PRS – 同じく多様性と品質を重視するブランド

ミュージックマン(Music Man)ラインナップとおすすめモデル一覧

モデル名 特徴 価格帯(新品) 使用アーティスト
Silhouette H-S-H配列、24フレット、コンパクトボディ 50万円〜80万円 スティーヴ・ルカサー、アルバート・リー
AXIS 非対称ネック、ダブルロッキングトレモロ 55万円〜85万円 エドワード・ヴァン・ヘイレン、スティーブ・スティーブンス
JP Series 6弦/7弦、メタル特化設計 60万円〜90万円 ジョン・ペトルーシ
Cutlass S-S-S配列、ヴィンテージ・モダン 45万円〜75万円 セント・ヴィンセント
Sterling (Sub品) 本家設計のエッセンス、高コスパ 8万円〜25万円 多数のプロが使用

ミュージックマン(Music Man)を実際に使用した人の声【レビュー要約+評判口コミ】

ポジティブな評価

音質面での評価

  • 「どんなジャンルにも対応できる音色の幅広さ」 – ロックからフュージョンまで一本でカバー
  • 「クリアで豊かなサウンド」 – 中高音域のバランスが絶妙
  • 「ピックアップの切り替えで劇的に音が変わる」 – H-S-H配列の威力

デザイン・使いやすさ

  • 「長時間弾いても疲れない」 – 軽量設計とバランスの良さ
  • 「ハイポジションが弾きやすい」 – スクープコンターの効果
  • 「チューニングが安定している」 – 4対2ペグ配列の恩恵
  • 「24フレットまで楽に届く」 – ネックジョイント設計の優秀さ

ネガティブな評価

価格面

  • 「価格が高い」 – USA製は50万円以上が相場
  • 「初心者には手が出しにくい」 – エントリーモデルでも高額

その他の課題

  • 「ネックが弱いという噂」 – ただし個体差や環境要因が大きい
  • 「知名度がフェンダーやギブソンほど高くない」 – 玄人好みのブランド
  • 「中古市場での流通量が少ない」 – 人気ゆえの品薄状態

総評コメント(AI要約)

ミュージックマンは「玄人御用達のギター」という評価が最も適切です。高いテクニックを持つギタリストほどその真価を実感できるブランドで、音色の多様性と演奏性の高さは他の追随を許しません。価格は高めですが、それに見合う品質と性能を持っており、一本で多くのシーンをカバーしたいプレイヤーには最適な選択肢と言えるでしょう。

ミュージックマン(Music Man)の新品・中古価格比較と最安値情報

価格帯別ガイド

カテゴリー 新品価格 中古価格 おすすめ度
USA製(Silhouette, AXIS等) 50万円〜90万円 30万円〜60万円 ★★★★★
Sterling by Music Man 8万円〜25万円 5万円〜18万円 ★★★★☆
限定・BFRモデル 80万円〜150万円 60万円〜100万円 ★★★☆☆

購入時のアドバイス

中古品でも品質は十分に保証されているのがミュージックマンの特徴です。特に近年のモデルは製造品質が非常に高く、中古から始めても問題ありません。ただし、90年代頃までの個体では「弁当箱ザグリ」と呼ばれる大ぶりなキャビティ加工が施されている場合があるため、気になる方は実際に試奏して判断することをおすすめします。

ミュージックマン(Music Man)の類似・代替案おすすめギター紹介

同価格帯・同特徴のおすすめギター

1. Suhr Modern

価格帯:40万円〜70万円

特徴:H-S-H配列、24フレット、高品質な組み込み

比較ポイント:ミュージックマンより若干クラシックな音色、同等の演奏性

2. G&L Comanche

価格帯:25万円〜45万円

特徴:レオ・フェンダー設計、MFDピックアップ

比較ポイント:より直系のフェンダーサウンド、価格面で優位

3. PRS SE Custom 24

価格帯:12万円〜20万円

特徴:コスパ重視、多様な音色

比較ポイント:よりトラディショナルなルックス、価格的にアクセス容易

音・価格・デザインの比較まとめ

ブランド 音色 価格 デザイン 総合評価
Music Man 多様性◎ モダン ★★★★★
Suhr クラシック○ 伝統的 ★★★★☆
G&L フェンダー系○ ヴィンテージ ★★★☆☆
PRS SE バランス○ エレガント ★★★★☆

ミュージックマン(Music Man)まとめ・選び方ガイド

どんな人に向いているか

初心者におすすめする場合

条件:予算に余裕があり、長期的にギターを続ける意志が強い方

  • Sterling by Music Manから始めることを推奨
  • 演奏性の高さが上達を促進
  • 一本で多ジャンル対応可能

最も適したユーザー層

  • テクニカルなプレイを志向する方
  • ライブやセッションで一本でこなしたい方
  • 音色の多様性を重視する方

ジャンル別適性

  • ロック・メタル:★★★★★ – JPシリーズやAXISが特に適している
  • フュージョン・ジャズ:★★★★★ – Silhouetteの多彩な音色が威力発揮
  • ブルース:★★★★☆ – シングルコイルポジションで温かい音色
  • カントリー:★★★☆☆ – アルバート・リーモデルなど特化機種あり

購入時の最終チェックポイント

  1. 予算の確認 – USA製は50万円〜、Sterlingは10万円〜を目安
  2. 主要プレイジャンル – 多ジャンル対応なら文句なしの選択
  3. 演奏レベル – 中級者以上で真価を発揮するブランド
  4. メンテナンス体制 – 信頼できるリペアショップの確保
  5. 試奏必須 – 個体差があるため必ず現物確認を

ミュージックマンは「一本で全てをカバーしたい」という欲張りなギタリストの願いを叶えてくれる、数少ないブランドの一つです。価格は決して安くありませんが、その投資に見合うだけの性能と満足感を必ず与えてくれるでしょう。

本記事はミュージックマン(Music Man)の公式情報および主要販売サイトを参考にしています。

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