始めに(特徴紹介)
MOSHIMOのギタリスト、一瀬貴之さんは、エモーショナルで力強いロックサウンドを支える存在です。彼のプレイはバンドのメロディと疾走感を同時に成立させるもので、特に「青いサイダー」や「化かし愛のうた」などの楽曲で見られるリフやソロには、独自の歪み感と繊細な空間処理が際立っています。
一瀬さんの音作りの核心には「アンプ本来の歪み」を活かす姿勢があります。ギターの持つ生鳴りを活かしながら、甘さと荒々しさを同居させるサウンドメイクは、観客に強い印象を与えます。特に愛用している2006年製のGibson Les Paul Standardは、長年の相棒として唯一無二の音を紡ぎ出しており、彼の音楽キャリアと共に歩んできた“物語”のあるギターです。
また、ライブやレコーディングではFender StratocasterやTelecaster(借用)、さらにはシンラインやES-335といった多彩なギターを状況に応じて使い分け、楽曲ごとに最適な音を演出しています。アンプもHughes & Kettner Duo ToneやDiezel Herbert Mk1といったハイゲイン機材を駆使し、クリーンにはRoland JC-120を組み合わせることで幅広い表現を可能にしています。
彼のサウンドは、XOTIC BB-Plusのような長年愛用するオーバードライブや、Deluxe Memory Manによる空間系エフェクトを通じて完成されます。これらの機材選びは、単なる音の再現ではなく、楽曲の感情をオーディエンスに伝えるための手段となっているのです。
まさに「歪みと空間の融合」を体現するギタリストであり、MOSHIMOの音楽に欠かせない存在といえるでしょう。
使用アンプ一覧と特徴【MOSHIMO・一瀬貴之】
一瀬貴之さんが使用しているアンプは、彼のサウンドの核を成す重要な要素です。MOSHIMOの楽曲は、エモーショナルなボーカルラインと共に、ギターが力強くも繊細に響くことが求められます。そのため、一瀬さんはアンプ自体の歪みを大切にしており、単なるペダルドライブではなく、アンプ由来の質感を重視しています。
メインで語られるのが、Hughes & Kettner Duo ToneやDiezel Herbert Mk1です。これらはいずれもハイゲインに強いモデルで、厚みのあるリズムギターからソロ時のサスティン豊かなリードトーンまで幅広く対応可能です。特にDiezel Herbertはメタル・ラウド系のアーティストにも愛用されるモデルで、粒立ちの良いディストーションが特徴です。一瀬さんもその安定感をライブで活かしていると考えられます。
また、Bogner Alchemistも使用実績があり、こちらはクリーンとドライブのバランスが秀逸で、曲調に応じた使い分けを行っていたと推測されます。クリーントーンに関しては定番のRoland JC-120(ジャズコーラス)を導入。煌びやかで揺らぎのあるクリーンは、「青いサイダー」など瑞々しいフレーズに適しており、歪みアンプとのコントラストを明確に生み出しています。
さらに近年では、プリアンプとしてMarshall JMP-1、そしてステレオ・パワーアンプのMarshall EL34 100/100を組み合わせていた記録もあります。これはラックシステム的な使い方で、よりコントロール性や安定性を求めたセッティングであったと考えられます。
総じて、一瀬さんのアンプ選びは「ライブでの安定感」「歪みの表現力」「空間系との相性」を重視しているといえます。スタジオレコーディングではDiezelやBogner、ライブではRoland JC-120やHughes & Kettnerといった使い分けが想定され、MOSHIMOサウンドの芯を作り上げています。したがって、これらのアンプ群を通じて得られるサウンドが彼の音作りの基本形と、想定されます。
| 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| Hughes & Kettner Duo Tone | Hughes & Kettner | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | メインの歪み用アンプとして使用 |
| Diezel Herbert Mk1 | Diezel | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | ラウド寄りサウンドで安定感を重視 |
| Bogner Alchemist | Bogner | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | クリーンとドライブのバランスに優れる |
| Roland JC-120 | Roland | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | クリーントーンで使用、定番ジャズコーラス |
| Marshall JMP-1 | Marshall | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | プリアンプとして使用実績あり |
| Marshall EL34 100/100 | Marshall | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | ステレオパワーアンプ、ライブの安定性向上 |
使用ギターの種類と特徴【MOSHIMO・一瀬貴之】
一瀬貴之さんが長年にわたり愛用しているのが、2006年製のGibson Les Paul Standardです。高校生の頃に購入し、今でもメインギターとして使用しているまさに“相棒”の1本です。過去に3度もネックが折れるというトラブルを経験しながらも修復され続け、彼の音楽人生を共に歩んできました。チューニング精度を高めるためにペグをクルーソン製へ交換しており、実戦仕様へと進化させています。
このLes Paulのサウンドは、太く厚みのある中低域と伸びやかなサスティンが特徴で、MOSHIMOの楽曲における力強いリフやエモーショナルなソロに大きく寄与しています。ライブ映像やインタビューでも常に登場するギターであり、MOSHIMOサウンドの核を担う存在といえるでしょう。
また、状況に応じてFender StratocasterやFender Thinline(シンライン)、さらにはGibson ES-335(レンタル使用)といったギターも使用しています。これらはソロ演奏や特定の楽曲で登場し、Les Paulとは異なる軽やかさやアタック感を楽曲に付加しています。
さらに特筆すべきは、Fender Telecaster(KEYTALKの寺中友将さんから借用)を「青いサイダー」のアウトロで使用したエピソードです。Telecaster特有のカッティングのキレと明るいサウンドは、この楽曲における清涼感を演出し、ライブでも印象的な瞬間を作り出しました。
総じて、一瀬さんのギター選びは「楽曲に合わせて最適なキャラクターを与える」ことを重視していると言えます。Les Paulを中心に、必要に応じてFenderやES-335といったギターを組み合わせることで、音楽的な幅を大きく広げています。ライブでの迫力と繊細さのバランスを生むための選択であり、MOSHIMOの表現力を支えるギター群と、想定されます。
| 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | ギターの種類 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Gibson Les Paul Standard(2006年製) | Gibson | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | エレキギター | メイン使用機。ペグ交換済み、ネック修復歴あり |
| Fender Stratocaster | Fender | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | エレキギター | ソロ時に使用。明るくシャープな音色 |
| Fender Thinline | Fender | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | セミホローギター | 軽量で中域が豊か。サブ的に使用 |
| Gibson ES-335 | Gibson | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | セミアコースティック | レンタル使用実績あり |
| Fender Telecaster | Fender | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | エレキギター | 「青いサイダー」のアウトロで借用使用 |
使用エフェクターとボード構成【MOSHIMO・一瀬貴之】
一瀬貴之さんのエフェクターボードは、MOSHIMOの楽曲における幅広い表現力を支える重要な要素です。彼の音作りの核は「アンプ由来の歪み」でありながらも、エフェクターを巧みに活用することで、楽曲ごとのニュアンスを際立たせています。特にオーバードライブや空間系の使い分けは非常に特徴的で、サウンド全体に立体感と奥行きを与えています。
代表的な存在が、XOTIC BB-Plusです。これは10年以上にわたり愛用しているブースター兼オーバードライブで、アンプの歪みにさらなる厚みを加えたり、ソロ時の音量を持ち上げたりと、多用途に活躍しています。ペダルそのものが持つ自然なコンプレッション感は、Les Paulとの組み合わせで芯のあるトーンを実現しています。
歪みペダルとしては、OKKO Dominator MKII RedやSunfish Audio Skyscraperも使用されています。これらはゲイン幅が広く、楽曲ごとの表情付けに貢献しています。アンプ直の歪みに加え、これらのペダルを組み合わせることで、粒立ちの良いリードトーンから荒々しいリズムまで幅広く対応できるのが強みです。
空間系では、Electro-Harmonix Deluxe Memory Manを筆頭に、ディレイとリバーブを駆使。特に「化かし愛のうた」や「断捨離」では、Memory Manの深みあるモジュレーションディレイが幻想的な空気感を演出しています。さらに、BOSS DD-20は多機能ディレイとしてライブでの安定したリピートを実現し、Animals Pedal Bath Time Reverbは繊細な残響を加えることで、曲全体の奥行きを広げています。
これらを組み合わせたボードは、歪みの強弱と空間的な表現を自在にコントロールできる仕様になっていると考えられます。シンプルながらも「必要なものだけを選び抜いた構成」であり、音作りへの徹底したこだわりが感じられます。ライブでもレコーディングでも、MOSHIMOのエモーショナルな世界観を表現するための大きな武器となっていると、想定されます。
| 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | エフェクターの種類 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| XOTIC BB-Plus | XOTIC | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | オーバードライブ/ブースター | 10年以上愛用、メインの歪み補強兼ブースター |
| OKKO Dominator MKII Red | OKKO | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | ディストーション | 高ゲイン用、荒々しいリズムやリードを補強 |
| Sunfish Audio Skyscraper | Sunfish Audio | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | ディストーション | 歪みキャラクターの幅を広げる用途で使用 |
| Electro-Harmonix Deluxe Memory Man | Electro-Harmonix | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | ディレイ | 「化かし愛のうた」「断捨離」で使用 |
| BOSS DD-20 | BOSS | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | ディレイ | マルチモード搭載、ライブで安定した使用実績あり |
| Animals Pedal Bath Time Reverb | Animals Pedal | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | リバーブ | 幻想的で繊細な残響を付与 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【MOSHIMO・一瀬貴之】
一瀬貴之さんの音作りにおいて特筆すべきは、「アンプ本来の歪み」を活かしつつ、EQや空間系で緻密にコントロールしている点です。MOSHIMOの楽曲はポップでキャッチーでありながら、ロック的な厚みとラウド感を兼ね備えています。そのバランスを支えるのが、一瀬さんのセッティングに対する徹底したこだわりです。
まず歪みの基本は、アンプのゲインチャンネルを主体に構築されています。Diezel HerbertやHughes & Kettner Duo Toneといったハイゲインアンプを選んでいるのも、ナチュラルに芯の太い歪みを得るためです。ここにXOTIC BB-Plusをプッシュ的に加えることで、ソロ時のサスティンや音量感を補強しています。ペダル単体で音を変えるのではなく、「アンプを鳴らす」感覚を軸にしているのが特徴的です。
EQ面では、中域重視のセッティングが基本と考えられます。Les Paul Standardの持つ厚みを殺さず、ミックス内でボーカルやベースとぶつからないように、ローを少しタイトに処理し、ミドルを押し出すことで存在感を確保しています。Treble(高域)はやや抑えめにし、耳に痛くならないバランスを意識していると推測されます。
クリーントーンにおいてはRoland JC-120を活用し、深みのあるコーラス感と透明感を演出しています。空間系エフェクターの組み合わせは非常に繊細で、Electro-Harmonix Deluxe Memory Manでは揺らぎを伴うディレイを活かし、「化かし愛のうた」などのバラード曲で奥行きを追加。さらに、BOSS DD-20でテンポシンクしたディレイを加え、バンド全体のリズム感を強調しています。
リバーブはAnimals Pedal Bath Time Reverbを中心に使用しており、楽曲に合わせて深さを調整。アップテンポな曲では短め、エモーショナルな楽曲では長めのディケイを設定し、ドラマチックな響きを作り出しています。リバーブとディレイを併用することで、ギターが単なる伴奏にとどまらず、曲全体の雰囲気を左右する大きな役割を担っています。
ミックスにおいては、ギターを左右に振り分けるダブルトラッキングが採用されている可能性が高いです。ライブ映像やスタジオ音源では、厚みのあるリズムギターが両チャンネルに広がり、センターにボーカルとリードギターが定位する構成が聴き取れます。これにより、ギターのエッジ感と厚みを同時に感じられる仕上がりになっています。
また、ソロパートではブーストペダルやアンプのチャンネル切り替えによって音量と歪みを一段階上げ、さらにEQでハイミッドを少し強調する工夫がなされていると考えられます。これにより、バンド全体の音の中でソロが埋もれずにしっかり前に出るようになっています。
総合すると、一瀬さんのセッティングは「アンプを基軸にしつつ、EQで中域を丁寧に調整」「空間系で曲に奥行きを与える」「ソロ時はブースト+ハイミッド強調」という3つの柱で成り立っています。これにより、力強さと繊細さを兼ね備えたMOSHIMOらしいギターサウンドが実現されていると、想定されます。
比較的安価に音を近づける機材【MOSHIMO・一瀬貴之】
MOSHIMOの一瀬貴之さんの音作りは、ハイゲインアンプやXOTIC BB-Plusなどプロ仕様の機材を中心に構築されていますが、初心者や中級者でも比較的安価な機材で近づけることは可能です。ここでは1〜5万円程度で入手可能な製品を中心に、再現性の高いモデルを紹介します。
まず、歪み系ではBOSS SD-1 Super OverDriveやBD-2 Blues Driverが手頃です。XOTIC BB-Plusのような自然なオーバードライブを狙うならBD-2が特におすすめで、アンプの歪みを活かしつつブースト的に使うことができます。MOSHIMOの楽曲で聴ける「アンプを押し出す」感覚を比較的簡単に体感できます。
ディストーションの代替としては、BOSS DS-1やMXR Distortion+ が候補になります。DiezelやOKKO Dominator MKIIのようなハイゲイン感には及びませんが、クランチからディストーションまで対応でき、初心者にも扱いやすい特性を持っています。
空間系では、BOSS DD-8が多機能かつ比較的安価で、DD-20の代替として最適です。ディレイタイムやモードが豊富で、ライブやスタジオでも十分活用できます。さらにリバーブについてはTC Electronic Hall of Fame MiniがBath Time Reverbの代用として便利で、小型ながら深い残響を得られます。
アンプについては高額なDiezelやHughes & Kettnerの代わりに、BOSS KatanaシリーズやBlackstar HT-1Rが現実的な選択肢です。これらは自宅練習から小規模ライブまで対応可能で、アンプ直の歪みにこだわる一瀬さんのスタイルを再現しやすいモデルです。
総合すると、「ブースター的なオーバードライブ」「多機能ディレイ」「シンプルなリバーブ」「扱いやすいトランジスタまたは小型チューブアンプ」を揃えれば、一瀬さんのサウンドにかなり近づけることが可能です。機材のグレードは違えど、音作りの本質は「アンプ直の歪み+空間系で彩る」点にあるため、意識して調整することでMOSHIMOらしいサウンドを手に入れられるでしょう。
| 種類 | 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| オーバードライブ | BOSS BD-2 Blues Driver | BOSS | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | XOTIC BB-Plusの代替として自然なブースト感を再現 |
| ディストーション | BOSS DS-1 Distortion | BOSS | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | OKKO Dominator MKIIの代用として導入しやすい |
| ディレイ | BOSS DD-8 Digital Delay | BOSS | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | DD-20の代替、テンポシンク可能で多機能 |
| リバーブ | TC Electronic Hall of Fame Mini | TC Electronic | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | Animals Pedal Bath Time Reverbの代替として使用可能 |
| アンプ | BOSS Katana-50 MkII | BOSS | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | Hughes & KettnerやDiezelの代わりに幅広い音作りが可能 |
| アンプ | Blackstar HT-1R | Blackstar | Amazonで探す | MOSHIMO | 一瀬貴之 | 小型真空管アンプ、アンプ直の歪みを再現しやすい |
総括まとめ【MOSHIMO・一瀬貴之】

一瀬貴之さんの音作りを振り返ると、その本質は「アンプ本来の歪みと空間系エフェクトの緻密な使い分け」にあるといえます。メインギターである2006年製Gibson Les Paul Standardの太く芯のあるトーンを活かしつつ、Diezel HerbertやHughes & Kettner Duo Toneといったハイゲインアンプで迫力を引き出しています。その一方で、Roland JC-120による透明感あるクリーンも使いこなし、楽曲ごとの表情を巧みに変化させています。
エフェクターに関しては、XOTIC BB-Plusを中心とした歪みの補強、Deluxe Memory ManやDD-20を使ったディレイ、Animals Pedal Bath Time Reverbによる残響表現など、必要最小限ながら強力なラインナップを揃えています。特に空間系の活用は楽曲の世界観を広げる要素となっており、シンプルなボード構成でありながら非常に完成度の高い音像を生み出しているのが特徴です。
EQやセッティングの工夫も重要で、ミドルを押し出し、ローをタイトに、トレブルは耳障りにならない程度に調整することで、MOSHIMOのアンサンブルに最適化されたサウンドが得られています。ソロパートではブーストとハイミッド強調によって前に出る音を実現し、バンド全体の中で確実に存在感を示しています。
読者が一瀬さんの音に近づきたい場合、必ずしも全く同じ機材を揃える必要はありません。BOSSやBlackstarといった手頃な機材でも「アンプ直の歪みを基本にする」「中域を大切にする」「空間系を場面に応じて活用する」というポイントを意識すれば、MOSHIMOらしいサウンドに十分近づけます。
総じて、一瀬貴之さんの音作りは「情熱」と「冷静さ」の両面を兼ね備えています。感情をそのままアンプにぶつけるような荒々しさと、EQやエフェクトで細部を磨き上げる冷静な設計。その両立こそが、彼のギターサウンドを唯一無二のものにしているのです。MOSHIMOを支えるその音色は、リスナーに強い共感を与え、ギタリストにとって大きな学びとなるでしょう。
下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!
ギター
Gibson Les Paul Standard(2006年製)
高校生の頃に購入し、現在もメインギターとして使用。3回ネックが折れたというエピソードもある、“相棒”の1本です。ペグはチューニング精度向上のためにクルーソン製に交換されています。
人名辞典
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Fender Stratocaster、Fender Thinline(シンライン)、Gibson ES‑335(レンタル使用)
ソロ演奏時に使用されたことがあります。
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Fender Telecaster(寺中友将から借用)
「青いサイダー」のアウトロで使用されました。
ウィキペディア
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アンプ
Hughes & Kettner Duo Tone、Diezel Herbert Mk1、Bogner Alchemist(使用実績あり)
アンプ由来の歪みを重視されており、これらのアンプを使ってサウンドメイクしている旨が語られています。
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Roland JC-120(ジャズコーラス)
クリーンなセッティングで使用されたという記述があります。
mikiyan-jpop.seesaa.net
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日本コロムビア公式サイト
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エフェクター
XOTIC BB‑Plus(10年以上愛用)
オーバードライブ/ブースターとして活用。
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OKKO Dominator MKII Red、Sunfish Audio Skyscraper
いずれも歪みの表現に作用するペダルとして使用されているようです。
ギター・マガジンWEB|Guitar magazine
Electro‑Harmonix Deluxe Memory Man
「化かし愛のうた」や「断捨離」など楽曲で空間的エフェクトとして使用。
ギター・マガジンWEB|Guitar magazine
+2
BARKS
+2
BOSS DD-20、Animals Pedal Bath Time Reverb
それぞれディレイとリバーブの空間系として活用。
mikiyan-jpop.seesaa.net
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まとめ表
カテゴリ 使用機材(事実)
ギター Gibson Les Paul Standard(2006年/改造あり)、Fender Stratocaster、Fender Thinline、Gibson ES-335(レンタル)、Fender Telecaster(借用)
アンプ Hughes & Kettner Duo Tone、Diezel Herbert Mk1、Bogner Alchemist、Roland JC-120
エフェクター XOTIC BB-Plus、OKKO Dominator MKII Red、Sunfish Audio Skyscraper、Electro-Harmonix Deluxe Memory Man、BOSS DD-20、Animals Pedal Bath Time Reverb
音づくりへの想いと背景
一瀬さんは特に“歪み”へのこだわりが強く、アンプ自体で歪ませるスタイルを好まれているようです。Les Paulの「肉厚な鳴り」に、大きめのアンプで生まれる、甘くもザラッとした質感の歪みを重ねて、バンドのエモーションを体現しているように感じます。空間系の使い方も研ぎ澄まされていて、繊細さと強さが共存するサウンドと言えるでしょう。



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