- 始めに
- 実際にギターでhide with Spread Beaverのコピーバンドに参加して思ったこと
- ② 使用アンプ一覧と特徴【X JAPAN(hide with Spread Beaver)・hide】
- ③ 使用ギターの種類と特徴【X JAPAN(hide with Spread Beaver)・hide】
- ④ 使用エフェクターとボード構成【X JAPAN(hide with Spread Beaver)・hide】
- ⑤ 音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【X JAPAN(hide with Spread Beaver)・hide】
- ⑥ 比較的安価に音を近づける機材【X JAPAN(hide with Spread Beaver)・hide】
- ⑦ 総括まとめ【X JAPAN(hide with Spread Beaver)・hide】
始めに
X JAPANのギタリストとして世界的な人気を博したhide(ヒデ)氏は、ソロ活動においても「hide with Spread Beaver」を率いて唯一無二の音楽世界を展開しました。
そのギターサウンドは、ハードロック/オルタナティブ/パンクを融合したような過激さとキャッチーさが共存し、現在でも多くのファンに影響を与え続けています。
派手なルックスとテクニカルなフレーズ、そして強烈なノイズや空間処理を駆使したサウンドメイクは、まさに「ギターで暴れる表現者」そのものでした。
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同じギターとアンプは相当ハードル高いので、普通にJCM800だったり、JMPなどの、マーシャルとレスポールだけでも、「hide with Spread Beaver」などはかなり近づけたと思います。
ヴィジュアル系ロックのカリスマ、X JAPANのギタリストとして知られるhide(ヒデ)さんは、音楽的にもビジュアル的にも唯一無二の存在でした。彼のサウンドは、疾走感のあるディストーションと独特なフレーズ、そしてエフェクトを駆使した空間的な演出によって構成されており、聴衆の記憶に強烈に残ります。
hideさんのギタープレイは、単なる技術の高さではなく、その「音楽的表現力」に大きな魅力があります。エッジの効いたリフ、滑らかで空間を切り裂くようなソロ、そして独特の音色セレクトにより、X JAPANという重厚なバンドサウンドの中でも、hideのギターは常に中心的存在でした。
例えば「Rusty Nail」のソロでは音程をダイナミックに変化させるプレイスタイルを展開。さらにソロ活動での「ROCKET DIVE」では、エレクトリックでデジタルな要素を融合させたサウンドが印象的で、現代的なアンプシミュレーターやマルチエフェクターを巧みに使いこなしていたことがわかります。
また、hideのギターのルックスは音作りと一体化しており、「モッキンバード」をカスタムした「YELLOW HEART」や「サイケペイント」など、強烈なビジュアルとサウンドの融合は今も多くのギタリストに影響を与えています。
こちら、実際にコピーを行う(ライブまでしました。)上で、個人的に機材や特長を記載していきたいと思います。
実際にギターでhide with Spread Beaverのコピーバンドに参加して思ったこと

・ケンパーにて、類似の音作りを行ってみましたが、同様のアンプを使用するというより、そのバンド毎で、音が聞こえる(ぬける)ように多少調整したサウンド作りが必要。
・個人的には、一つに絞るなら、Marshall JCM800を使用し、フランジャーなどを挟んでサウンド作りをするのが良いと思った。
・ところどころに、クリーンの歪ませていない音があるので、そこは多少のディレイとリバーブを使用し、メリハリをつけて作成する必要がありました。
② 使用アンプ一覧と特徴【X JAPAN(hide with Spread Beaver)・hide】
hideさんのサウンドを語る上で欠かせないのが、多様なアンプ群です。彼はX JAPANでの楽曲において、スタジオレコーディングとライブそれぞれで異なるアンプを使い分けていました。特にクリーンと歪みの明確な住み分けを意識していたのが特徴です。
まず、X JAPAN初期の『BLUE BLOOD』期においては、「Marshall JMP」がメインの歪み用アンプとして使用されていました。古き良きブリティッシュロックの香りが残るこのモデルは、hideの荒々しくエッジの効いたリフにマッチしており、JC-120との組み合わせによって音のレンジを広く確保していました。
同時期に併用されていたのが「Roland JC-120」です。こちらはジャズ系のギタリストにも愛されるクリーントーン特化のトランジスタアンプで、hideさんは空間系エフェクトとの相性を重視して導入。ソロ活動でも度々登場する定番クリーンアンプです。
『DAHLIA』ツアー期に入ると、hideさんはよりモダンでパワフルなサウンドを求めて「VHT Classic」や「ENGL SAVAGE 120」といったハイゲイン対応のアンプを導入しました。これらは歪みの解像度が高く、タイトな低音と暴力的な中高域のバランスが取れているため、hideのソロ曲や後期X JAPANの激しさを支える重要な役割を担っていました。
一方、クリーンサウンド用としては「HIWATT Custom Hiwatt 100」も導入。独特の太くて芯のあるトーンがhideサウンドに深みを与え、空間系エフェクトとの組み合わせで唯一無二のクリーンセクションを形成していました。
また、ラックシステムには「SansAmp PSA-1(Tech21)」といったプリアンプも組み込まれており、ライブ時のサウンド切り替えやミキシング処理の効率化に貢献。キャビネットは主にHIWATT製などを使用していたとされ、ローエンドの重心が高めに設定されたスピーカー構成がhideらしい押し出し感を演出していました。
このようにhideさんは、時期ごとに機材の個性を取り入れながらも、常に自分のサウンドスタイルを明確に貫いていた稀有なギタリストと言えるでしょう。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
JMP | Marshall | こちら | X JAPAN | hide | 『BLUE BLOOD』期の歪みメインアンプ |
JC-120 | Roland | こちら | X JAPAN | hide | 空間系と相性の良いクリーントーン用 |
Classic | VHT | こちら | X JAPAN | hide | 中後期のメインディストーションアンプ(パワーアンプ) |
SAVAGE 120 | ENGL | こちら | X JAPAN | hide | hideサウンド後期の要(パワーアンプ) |
Custom Hiwatt 100 | HIWATT | こちら | X JAPAN | hide | 分厚く芯のあるクリーントーン |
SansAmp PSA-1 | Tech21 | こちら | X JAPAN | hide | ラックシステムで活用されたプリアンプ |
JCM900 | Marshall | こちら | X JAPAN | hide | ライブでのハイゲインサウンド |
SLO-100 | Soldano | こちら | X JAPAN | hide | スタジオでの洗練された歪みサウンド |
③ 使用ギターの種類と特徴【X JAPAN(hide with Spread Beaver)・hide】

hideさんの代名詞ともいえるのが「モッキンバード」型のギター群です。派手なルックスと鋭利なシェイプが印象的なこのモデルは、サウンドだけでなくステージパフォーマンスにおいても強いインパクトを放っていました。特に「FERNANDES MGシリーズ」は、彼の演奏スタイルに合わせて徹底的にカスタマイズされ、hideの音世界を支えていました。
代表的なのが「FERNANDES MG-X “PSYCHE”」。X JAPANのセカンドアルバム『Jealousy』期から1994年頃まで使用されたもので、hide本人が直接ペイントを施したことでも知られています。ボディはモンキーポッド、ピックアップはフロントにDiMarzio Dual Sound、リアにEMGを搭載。裏通し加工やダイレクトスイッチなど、プレイの自由度を高める仕様が施されていました。
その後期を代表するのが「Burny MG-X “YELLOW HEART”」。hide=イエローハートと認識するファンも多く、モッキンバードの中でも特に象徴的な一本です。ネックはホンジュラスマホガニーのVシェイプ、リアにはDiMarzio Super Distortionを搭載し、音抜けの良さとサステインを両立。コンセプトは「ロリロリのギターでゲロゲロのリフを弾く」というhideらしい哲学が反映されています。
また、「Burny MG-X “Lemon Drop”」はYELLOW HEARTの原型とも言えるスペックを持ち、主に1994~96年に使用。こちらはFERNANDES VH-401ピックアップをリアに搭載するなど、サウンドバリエーションを広げた仕様になっています。
初期の名機としては「FMG-175 “アメーバ”」があり、メジャーデビュー初期に使われたギターですが、その出自はB.C. Rich製かFERNANDES製かで議論が続いています。チューンOマチックブリッジや裏通し加工、奇抜な蛍光ペイントなど、hideさんのDIY精神が色濃く反映された一本です。
また、レコーディングでは「Gibson Les Paul Standard ’59」も頻繁に使用。盟友PATA氏の個体とシリアルが近く、前所有者はMotley CrueのMick Marsだったとも言われる逸品で、hideの音作りの根幹に大きな影響を与えました。
その他、ジャガーを改造した「FERNANDES JG-CUSTOM」や、布袋寅泰の「シャチ」モデルに影響された「FERNANDES H-65」、“クジラ”と呼ばれるコリーナ材のオリジナルモデル、「MARTIN D-18」など、hideさんはエレクトリック/アコースティック問わず、常に個性と機能性を兼ね備えたギターを選び抜いていました。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | ギターの種類 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
MG-X “PSYCHE” | FERNANDES | こちら | X JAPAN | hide | モッキンバード | 本人ペイントの“サイケ”モデル。裏通し・EMG/DiMarzio搭載 |
MG-X “YELLOW HEART” | Burny | こちら | X JAPAN | hide | モッキンバード | アイコン的存在。リアにDiMarzio Super Distortion |
MG-X “Lemon Drop” | Burny | こちら | X JAPAN | hide | モッキンバード | YELLOW HEARTのスペックベース機。VH-401搭載 |
FMG-175 “アメーバ” | FERNANDES? | こちら | X JAPAN | hide | モッキンバード | 出自に謎が多いが初期に使用されたギター |
Les Paul Standard ’59 | Gibson | こちら | X JAPAN | hide | レスポール | レコーディングで活躍。Mick Mars所有個体説あり |
JG-CUSTOM | FERNANDES | こちら | X JAPAN | hide | ジャガータイプ | ROCKET DIVEのPVやソロツアーで使用 |
H-65 “シャチ” | FERNANDES | こちら | X JAPAN | hide | オリジナル | 布袋モデルに影響。派生型“クジラ”も存在 |
D-18 | MARTIN | こちら | X JAPAN | hide | アコースティック | 作曲用。逝去時に共に荼毘に付された |
④ 使用エフェクターとボード構成【X JAPAN(hide with Spread Beaver)・hide】

hideさんの音作りを語る上で、エフェクターの存在は欠かせません。彼のサウンドはギターやアンプだけでなく、多種多様なエフェクトの組み合わせによって実現されており、その構成はラック式と足元ペダルの両方を駆使した、非常に複雑かつ戦略的なものでした。
まず歪み系では、代表的な存在として「ROCKTRON RAMPAGE」や「DigiTech GRUNGE」が挙げられます。RAMPAGEはhide特有のザラついたハイゲインサウンドを支え、GRUNGEは特にソロ活動時に激しいリフワークを支える要となりました。また「BOSS OD-1」はブースター的役割で使われ、既存の歪みに芯を与える用途で活用されていました。
アンプシミュレーターとして「Tech 21 SANSAMP Classic」も使用されており、これはレコーディング時やDI出力の際に真空管アンプのような質感を加える用途で導入されたとされています。
モジュレーション系では、hide特有の空間的で浮遊感のあるサウンドを生み出す「DIGITECH DHP-33(ハーモナイザー)」や「t.c. electronic 1210(ステレオモジュール)」がラックで稼働。「BOSS CE-3」や「MXR PHASE100」「MXR FLANGER」なども併用し、シーンに応じて即座に切り替える体制が整っていました。
ワウ系では、hideの演奏スタイルに欠かせない「VOX WAH PEDAL」があり、これは「Rusty Nail」などのソロで効果的に使われました。また、音程をダイナミックに操作する「DIGITECH WHAMMY2」も導入され、後期のX JAPANでは不可欠な存在になっています。
空間系ディレイでは、「Maxon PDM1」「electro-harmonix Deluxe Memory Man」などが使用され、音の残響や揺れを自在にコントロール。さらに「Big Muff(ファズ)」や「KORG G2(アコースティック用)」といった変化球エフェクトも活用されており、楽曲によっては12弦ギター風のエミュレーションやノイジーなテクスチャも再現されていました。
ライブでは「ROCKTRON BLOODSHOW FOOT CONTROLLER」などがギターテックによって操作され、MIDI制御によって複雑なセッティングもシームレスに管理されていたことが確認されています。hideの足元ボードは常に流動的でありながらも、サウンド構築に一切の妥協がないプロフェッショナルなものだったのです。
機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | エフェクターの種類 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
OD-1 | BOSS | こちら | X JAPAN | hide | オーバードライブ | ブースター用途で使用、芯を加える |
RAMPAGE | ROCKTRON | こちら | X JAPAN | hide | ディストーション | 荒々しいハイゲインサウンドを担当 |
GRUNGE | DigiTech | こちら | X JAPAN | hide | ディストーション | ソロ活動で多用されたエフェクト |
SANSAMP Classic | Tech21 | こちら | X JAPAN | hide | プリアンプ/アンプシミュレーター | レコーディングやライン出力用 |
DHP-33 | DIGITECH | こちら | X JAPAN | hide | ピッチシフター | ラック式ハーモナイザー。浮遊感演出に必須 |
1210 | t.c. electronic | こちら | X JAPAN | hide | モジュレーション系 | ラック式モジュール。ステレオ対応 |
PHASE100 | MXR | こちら | X JAPAN | hide | フェイザー | モジュレーションの厚みに貢献 |
CE-3 | BOSS | こちら | X JAPAN | hide | コーラス | クリーン時に厚みを出す用途 |
VOX WAH PEDAL | VOX | こちら | X JAPAN | hide | ワウペダル | Rusty Nail等のソロで操作 |
WHAMMY2 | DIGITECH | こちら | X JAPAN | hide | ピッチシフター | X JAPAN後期の重要エフェクト |
Big Muff | electro-harmonix | こちら | X JAPAN | hide | ファズ | ソロやアルバムで使用。攻撃的な音色 |
Deluxe Memory Man | electro-harmonix | こちら | X JAPAN | hide | ディレイ | タップテンポ対応。繊細な残響処理 |
⑤ 音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【X JAPAN(hide with Spread Beaver)・hide】
hideさんのサウンドを再現するためには、単に機材を揃えるだけでなく、セッティングにも工夫が必要です。特にEQとミックスのバランスは、hide特有の音色を引き出すための重要なポイントです。
まず、EQ設定においては、低音をしっかりと持ち上げることでリフの重厚感を強調。中域はやや抑えめにしつつも、上域をプッシュしてギターのエッジを際立たせることがポイントです。また、空間系エフェクトを使う際には、ステレオ感を意識した配置が効果的。特にディレイやリバーブはライブ時における音の広がりを演出するために活用されます。
ミックスでは、hideのギターが他の楽器に埋もれないよう、アンサンブルの中で確実に抜けるポジションを確保することが求められます。これには、空間系エフェクトの帯域を調整し、不要な周波数を削減することでクリアなサウンドを保つ工夫が重要となります。
また、ラックエフェクターを活用する場合、MIDI制御によるシームレスな音色切り替えもhideサウンドの特徴。これにより、ライブ中でも曲ごとに異なるサウンドを自在に操ることが可能となります。hideさんの音作りの本質は、細部への徹底した配慮と、音楽的な表現力を最大限に発揮するためのセッティングにあります。
⑥ 比較的安価に音を近づける機材【X JAPAN(hide with Spread Beaver)・hide】

hideさんのサウンドを完璧に再現するには、カスタムされたFERNANDESモッキンバードやラック式エフェクト群、複数の高価なアンプが必要になりますが、実際にはそこまで予算をかけずとも、ある程度「hideらしさ」を再現することは可能です。
まずギターについてですが、入手しやすくコストパフォーマンスの高い「FERNANDES MG-145S」は、hideモデルの廉価版ながら基本構造を踏襲しており、特にサスティナー搭載モデルは特徴的なロングトーンと広がりのある音像を体験できます。ピックアップは後からDiMarzio Super DistortionやFERNANDES VH-401に換装することで、より本格的なトーンが得られます。
アンプ面では、ENGLやHIWATTの代わりとして「Marshall CODE50」が非常に優秀です。このモデルはデジタルモデリングながら多彩なアンプモードが選択でき、特に“JMP系”と“Hi-Gain UK”モードがhide的なサウンド再現に適しています。また、ラインアウトからDAWやPAにも出力可能なため、自宅録音やスタジオでも活躍します。
エフェクターに関しては、「BOSS DS-1X」や「DigiTech HOT HEAD」などの低価格帯ディストーションが、hideのグランジ~インダストリアル系サウンドに近い音を出すことができます。特にHOT HEADはGRUNGEと同系列のサウンドチューニングがされており、ギラついたサステインが特徴です。
モジュレーション系では、「Mooer Ensemble King(コーラス)」や「Joyo Vintage Phase(フェイザー)」など、コンパクトで高音質な中華系ブランドのエフェクターがオススメです。コストを抑えつつCE-3やPHASE100風の広がりが得られます。
ピッチシフター系では、「DigiTech Whammy Ricochet」がWHAMMY2の代替候補として挙げられます。サイズは小型ながら、同様のピッチアップ/ダウンエフェクトを実現しており、ソロやトリッキーなプレイでも十分に活躍可能です。
最後にマルチエフェクターですが、「ZOOM G1X FOUR」はディレイ・リバーブ・ピッチシフター・EQ・アンプシミュレーターなど、hideの使用機材の多くをバーチャルに再現できる万能モデルです。特に初心者の方や宅録中心の方に最適です。
これらの機材を工夫して組み合わせることで、hideの持つ”鋭さ”や”華やかさ”を再現することが可能になります。重要なのは機材の高価さではなく、音色への理解と、楽曲に応じたセッティングの最適化です。
種類 | 機材名 | メーカー | Amazon最安値URL | アーティスト | ギタリスト | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
ギター | MG-145S | FERNANDES | こちら | X JAPAN | hide | サスティナー搭載。モッキンバードの廉価版として優秀 |
アンプ | CODE50 | Marshall | こちら | X JAPAN | hide | JMPやHi-Gainモデリングでhide系音色を再現可能 |
ディストーション | HOT HEAD | DigiTech | こちら | X JAPAN | hide | GRUNGE系サウンドに近いザラつきとサステイン |
ピッチシフター | Whammy Ricochet | DigiTech | こちら | X JAPAN | hide | WHAMMY2の代替。リアルタイムピッチ操作可能 |
マルチエフェクター | G1X FOUR | ZOOM | こちら | X JAPAN | hide | 安価かつ多機能。宅録・練習に最適 |
コーラス | Ensemble King | Mooer | こちら | X JAPAN | hide | BOSS CE-3風の広がりが再現可能 |
フェイザー | Vintage Phase | Joyo | こちら | X JAPAN | hide | PHASE100のニュアンスを再現。低価格で扱いやすい |
⑦ 総括まとめ【X JAPAN(hide with Spread Beaver)・hide】

hideさんのサウンドは、単なる機材の組み合わせではなく、彼自身の感性・遊び心・そして演奏への徹底したこだわりが詰まった“アート”そのものでした。モッキンバードをキャンバスのように彩り、鋭利でエッジの効いた音を放ちつつも、どこかメロディアスで人間味あふれるギタープレイ──それがhideの魅力です。
彼が用いた機材は、B.C. Rich風のFERNANDES製モッキンバードをはじめ、MarshallやENGLのアンプ、ROCKTRONやDIGITECHの個性的なエフェクター群など、どれも極めて個性的で実験的なものでした。それらは全て「自分の音を突き詰める」というhideの明確な美学に基づいて選ばれており、特に音作りの面では“EQと空間のコントロール”がキーポイントだったと言えます。
hideさんのサウンドを真似したい、近づきたいと願うプレイヤーにとって重要なのは、「同じ機材を使う」こと以上に、「なぜこの機材を選んだのか」「この音が曲中でどう機能しているのか」を理解しようとする姿勢です。特に、ミックスの中での抜けの良さ、クリーンと歪みのレンジの広さ、空間系の使い方など、学ぶべきポイントは数多くあります。
また、彼の音楽的なアティチュードも見逃せません。hideさんはヴィジュアル面で派手な印象が強いですが、実際のプレイは非常に緻密で、音色の微調整やステレオ配置、ライブでの音抜けなど、まるでプロデューサーのような視点でギターを扱っていました。それは、「ギターは楽器であると同時に演出装置である」という信念を体現していたからに他なりません。
この記事を通じて、hideさんの使用機材や音作りの背景に少しでも触れることができたなら幸いです。そして、その魅力は今なお多くのアーティストやギタリストに受け継がれていることも、最後に強調しておきたいポイントです。
唯一無二のhideサウンドを追体験し、自分なりのアプローチで「個性的な音」を追求していく──それこそが、hideさんへの最大のリスペクトになるのではないでしょうか。
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