【Sugi・coldrain】風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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※プロ450人・1万点以上の実使用データを分析し、まとめた
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① 始めに(特徴紹介)

coldrainのギタリストSugiさん(通称:Sugi)は、ラウド〜モダンメタル文脈の”重量感”と”抜け”を両立させる職人タイプのリズムギタリストです。コードの芯を太く残しつつ、低域をただ盛るのではなく「輪郭が崩れないローエンド」を作るのが上手い。ここが、海外バンドと並べても埋もれないcoldrainのギター像の根幹だと思います。

プレイ面ではリズムギター中心(刻み・ブレイクダウン・ハーフタイムなど)ですが、曲によってはテクニカルなフレーズやリードも担当します。24フレットのPRS Custom 24や、多弦(7弦)・バリトン(27インチ)を用途で使い分ける点からも、「弾きやすさ」と「チューニングの安定」「ロー側の説得力」を優先した機材選びが読み取れます。実際に、Sugiさんの機材としてPRS Custom 24、KazuGuitarVillage(KGV)RP-7、ESP MA、Gibson Les Paul Studio Baritone、FUJIGENの7弦(EEL-DE-7)、そしてSAITO GUITARSのシグネチャー JMC-Sugi などが複数ソースで挙がっています(年代差・現場差はありますが”方向性”は一貫)。

音のイメージを掴むなら、まずは「低域が押し出すのにモコらない」「ハイが痛くならずに前に出る」「アタックが速いのにノイズが破綻しない」――この3点を耳で確認すると、音作りの優先順位が見えやすいです。特に現代ラウドの現場では、ギターだけで完結させず、ベースとキックのために”空ける帯域”を意識して歪み量やローの見せ方を決めるのが鉄則。Sugiさんの音はまさにその設計思想に乗っています。

また、デジタル・プロファイリング/モデリング(Kemper、Axe-Fx)系の運用が語られることが多く、ライブ再現性(会場差の吸収、セッティングの短縮、安定稼働)を重視していると考えられます。ここから逆算すると、読者が再現すべきは”アンプ銘柄”というより「プロファイル/IR前提の帯域整理」「ノイズ対策」「PAへ送る音の整え方」になります。

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②使用アンプ一覧と特徴【coldrain・Sugi】

coldrain Sugiさんのアンプ周りは、いわゆる”実機ヘッド+キャビ”一本勝負というより、Kemperを軸にしたデジタル運用が中心として語られます。ラックタイプのKemper Profiling Amplifier(Kemper Profiler Rack)が使用機材として挙げられており、ライブ現場での再現性や転換の速さ、会場差の吸収という面で合理的です。プロファイリング方式は、特定の実機アンプ(例:5150系やMesa系など)を「その個体の癖ごと」取り込めるため、バンドとしての”基準音”を固定しやすいのが強み。海外帯同やフェス転換の多いcoldrainの活動スタイルと相性が良いと考えられます。

一方で、同じ”ハイエンド・デジタル”としてFractal Audio Systems Axe-Fx(Axe-Fx IIなど)を使う・使っていたという情報も複数で見かけます。Axe-Fx系はアンプ・エフェクトの自由度が高く、複雑なルーティング(並列歪み、マルチバンド的な整形、シーン切替など)を組みやすい。Sugiさんがリズム中心でありながら、曲により表情を変える必要がある点を考えると、こうした柔軟なシステムは説得力があります。

さらに、Kemper Profiler Stage(フロア一体型)も”運用の選択肢”として語られがちです。ラック+リモートで堅牢に組むか、フロアでミニマムにまとめるかはツアー形態やステージ規模で変わるため、「時期・現場で使い分けている」可能性は十分あります。いずれも、PAへラインで送る前提の設計(IR/キャビ・シミュ前提)なので、会場のキャビ鳴りに左右されにくいのがポイントです。

ただし、Kemper/Axe-Fxを使う場合でも”最終的にどう鳴らすか”は別問題で、ステージモニターをFRFR(フルレンジ)で返すのか、パワーアンプ+キャビで返すのか、IEM(イヤモニ)中心にするのかで音の作り方が変わります。特にラウドの現場では、ギターのローを増やし過ぎるとキック・ベースと衝突して濁るので、アンプ側でローを作るというより「ミッドの厚み」と「ハイミッドの抜け」を主役に置くと近づきやすい。Sugiさんの”重いのに前に出る”印象は、この帯域設計から来ているはずです。

ここまでの情報は、複数の機材まとめ記事やユーザー投稿系データベース、メーカー側の関連情報(シグネチャー機材)などから概ね一致して拾えますが、ツアーごとの細部(プロファイル名、IR、モニター方式など)は公開情報が限られるため、現時点ではKemper中心+Axe-Fx併用の可能性も含めて整理するのが現実的で、と、想定されます。

機材名 メーカー Amazon 楽天 Yahoo! メルカリ 石橋楽器 サウンドハウス 備考
Kemper Profiling Amplifier (Rack) Kemper 検索 検索 検索 検索 検索 検索 ラック型Kemper。ライブの再現性と安定稼働に強い。PAライン出し前提の現場で合理的。
Kemper Profiler Stage Kemper 検索 検索 検索 検索 検索 検索 フロア一体型。ツアー形態によってラック運用と使い分けている可能性(未確定)。
Kemper PowerHead / PowerRack Kemper 検索 検索 検索 検索 検索 検索 パワーアンプ内蔵Kemper。キャビ返し運用時に便利だがSugi使用は未確定(推定枠)。
Fractal Audio Systems Axe-Fx (Axe-Fx II / 系列) Fractal Audio Systems 検索 検索 検索 検索 検索 検索 厳密にはプロセッサー枠だが、現場では”アンプ相当”として運用されがち。Sugi使用は情報ありだが時期・詳細は未確定。

③使用ギターの種類と特徴【coldrain・Sugi】

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Sugiさんのギター選びは、coldrainの現代的なヘヴィサウンドを成立させるための”道具の最適化”が見えて面白いです。まず定番として挙がるのがPRS Custom 24。24フレット、輪郭の出るハイミッド、分離の良いコード感が魅力で、ラウドの歪みでも音が団子になりにくい。リズム主体でも「和音の中身が聴こえる」ギターは、バンド全体の解像度を上げます。Sugiさんのプレイが”重いのにスパッと抜ける”印象を残すのは、こうしたレンジ設計のギターをベースにしている可能性が高いです。

そして近年のトピックとして、SAITO GUITARSのシグネチャー JMC-Sugi。シグネチャーは本人の要求仕様が反映されるので、ここに「Sugi像」が濃縮されます。ラウド系はドロップや低弦の暴れを抑えつつ、ピッキングに追従するレスポンスが必要で、ネック剛性・ピックアップ・配線設計・弦振動の収まりなど、現場のストレスが直撃します。シグネチャーが出ている時点で、その方向性の機材が中心に回っている時期があった(または現在も中心)と読み取れるでしょう。

さらに、Kazu Guitar Village(KGV)RP-7のような国内ブランドの多弦ギター、FUJIGEN Expert ELAN 7弦(EEL-DE-7)、そしてGibson Les Paul Studio Baritone(27インチ)など、”チューニングとローエンド”に最適化した選択肢が並びます。7弦は単純に音域拡張だけでなく、低弦のテンションが安定してミュートが締まりやすいのが利点。バリトンはドロップA〜G近辺でも弦がダルくならず、ピッチの芯が残りやすい。coldrainのように、現代的な低域を使うアレンジが多いバンドでは合理的です。

またESP MA(レスポール系)も挙がっており、ラウドの”壁”を作る用途でレスポールタイプを入れるのは定番の勝ち筋です。ロングスケールのバリトンと、ショート寄りのレスポール的な太さを曲で使い分ければ、同じ歪みでも質感を変えられます。要は「全部同じ音」にしないための手札。音源制作とライブの両方で強い考え方です。

ただし、どのギターが”いつのメインか”はツアーや楽曲によって変動します。機材まとめ記事では上記モデルが並び、メーカー公式にはJMC-Sugiが掲載されている一方で、ライブ写真・SNS等での確認が取れない時期もあり得ます。したがって、PRS Custom 24を軸に、JMC-Sugi/7弦/バリトンを要所に投入する運用が中心で、と、想定されます。

機材名 メーカー Amazon 楽天 Yahoo! メルカリ 石橋楽器 サウンドハウス ギターの種類 備考
Custom 24 Paul Reed Smith (PRS) 検索 検索 検索 検索 検索 検索 24フレット・ハイエンド系 24Fでテクニカルにも対応。歪みでも分離が良く、リズムの解像度を作りやすい。
JMC-Sugi (Signature Model) SAITO GUITARS 検索 検索 検索 検索 検索 検索 シグネチャー・ソリッド 本人の要求が反映されたモデル。ローの締まりとレスポンス重視の可能性が高い。
RP-7 Kazu Guitar Village (KGV) 検索 検索 検索 検索 検索 検索 7弦ギター 多弦で低域を安定させやすい。モダンラウドのドロップ運用と相性。
MA (Custom Model) ESP 検索 検索 検索 検索 検索 検索 レスポール系 太さと押し出しが作りやすいタイプ。壁を作るリズム用途で説得力。
Les Paul Studio Baritone Gibson 検索 検索 検索 検索 検索 検索 バリトン(ロングスケール) 27インチ級でドロップ向き。低域のピッチ芯が残りやすい。
Expert ELAN DE-7 (EEL-DE-7) FUJIGEN 検索 検索 検索 検索 検索 検索 7弦ギター アクティブPU搭載モデルとして紹介されがち。ヘヴィ用途に向く(時期は未確定)。

④使用エフェクターとボード構成【coldrain・Sugi】

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Sugiさんのエフェクト運用は、いわゆる”単体ペダルを大量に並べる”より、Kemper/Axe-Fxのような統合プロセッサー中心で組む思想に寄っています。これは現代ラウドの合理解で、歪み・EQ・ノイズ処理・空間系・スイッチング(シーン切替)までを一気通貫で管理できるからです。特にリズム中心のギターは、1曲の中でも「Aメロは引っ込める」「サビは前に出す」「ブレイクは低域を増やす」などミックス上の要求が多く、MIDIやスナップショット的な切替で確実に再現できるシステムが強い。

具体的に挙がる機材としては、Fractal Audio Systems Axe-Fx(Axe-Fx IIなど)と、Kemper Profiler Remote(Kemper操作用フットコントローラー)がよくセットで紹介されます。Remoteはリグ切替・エフェクトON/OFF・パラメータ制御を足元に集約でき、ステージ上での”事故率”を下げます。Kemper Profiler Stageを使う場合は、Stage自体がフットスイッチを内蔵するため、よりミニマムなボード構成になりやすいでしょう。

一方で、公開情報だけでは「チューナー」「ワイヤレス」「ノイズゲートの外部機種」「IRローダー」などの細部は確定しにくい領域です。ただ、coldrainのようにローが強いサウンドで、ハイゲイン+多弦+ドロップ運用をする場合、ノイズリダクション(ゲート)はほぼ必須。さらに、PAへ送る音を整えるために、最終段でEQ(PEQ/GEQ)を噛ませたり、IR(キャビ・シミュ)を曲や会場で微調整するのは定番です。これらはKemper/Axe-Fx内蔵で完結できるため、「外部ペダルが少ない」こと自体がむしろ自然です。

推定で組むなら、シグナルは「ギター→(ワイヤレス)→Kemper/Axe-Fx→(必要なら外部EQ)→PAライン」、モニターはFRFRまたはIEM中心。ボード要素はRemote/Stage、エクスプレッション(ワウ/ピッチ/ボリューム制御)、そして万一に備えたシンプルなチューナー、という構成が現実的でしょう。ラウドの現場は転換が早く、トラブル対応も秒単位なので、ミニマム化は強いです。

なお、Sugiさんはシグネチャーピック(MASTER 8 JAPAN coldrain Sugiモデル)も存在し、タッチ面でも”アタックの明瞭さ”を重視している可能性があります。ピックの材質・厚み・先端形状は、ハイゲイン時のアタック感とノイズ量に直結するので、音作りとして侮れません。

以上を総合すると、統合プロセッサー中心+足元コントロール最適化+ノイズ管理、という方向でボードを組んでいる(または組みやすい)と考えられ、と、想定されます。

機材名 メーカー Amazon 楽天 Yahoo! メルカリ 石橋楽器 サウンドハウス エフェクターの種類 備考
Axe-Fx (Axe-Fx II / 系列) Fractal Audio Systems 検索 検索 検索 検索 検索 検索 ギター用マルチエフェクター アンプ〜空間系まで統合。複雑なシーン切替に強い。Sugi使用は情報あり(時期は未確定)。
Kemper Profiler Remote Kemper 検索 検索 検索 検索 検索 検索 スイッチングシステム Kemper操作を足元に集約。ライブの事故率を下げる定番。
Kemper Profiler Stage Kemper 検索 検索 検索 検索 検索 検索 プリアンプ/アンプシミュレーター アンプ+コントローラー一体。ボードをミニマム化できる(現場差で使用と推定)。
MASTER 8 JAPAN CRSUGI1-100 (Pick) MASTER 8 JAPAN 検索 検索 検索 検索 検索 検索 ブースター ピック自体はエフェクターではないが、アタック感とノイズ量に影響。便宜上”タッチ強化”枠として掲載(推定カテゴリ)。
BOSS NS-2 (推定) BOSS 検索 検索 検索 検索 検索 検索 ノイズリダクション ハイゲイン+多弦+ドロップ環境の必需品枠。実使用は未確定だが再現性目的で推奨。

⑤音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【coldrain・Sugi】

coldrain Sugiさん風の音作りで最重要なのは、「重さ=低域」ではなく、「重さ=制御されたロー+主役のミッド」という設計に切り替えることです。現代ラウドのミックスは、キックが60〜80Hz、ベースが40〜120Hz(+歪み成分が700Hz〜2kHz)あたりに居座りがちで、ギターがそこへ踏み込むと一瞬で濁ります。だからギターは”ローを削る”のではなく、”ローを管理する”。具体的にはハイパス(HPF)を80〜110Hz付近から試し、曲とチューニングに合わせて調整します。ドロップA以下や7弦の場合でも、ローを残すより、90〜140Hz周辺のモコつきを抑え、150〜250Hzに必要最小限の胴鳴りを置く方が前に出やすいです。

歪み量は「思ったより少なめ」が鉄則。歪みを上げるほどコンプレッションが強くなり、ピッキングの差が潰れてリズムが平板になります。Sugiさんの刻みは、アタックが明瞭で”刻みの粒”が立つタイプに聴こえることが多いので、ゲインは6〜7割程度に抑え、代わりにブースト(TS系的なミッド持ち上げ)やプリEQでローを締めていくのが近道です。KemperならストンプのGreen Scream、Axe-FxならTS系モデルを使って、Drive低め・Toneは曲で微調整・Levelで押す。これで低弦の輪郭が出ます。

具体的なEQ例(Kemper/Axe-Fxどちらでも応用可能)を置きます。まずプリ段:80〜110HzをHPF、120〜180Hzが膨らむなら軽くカット、300〜450Hzが箱鳴りなら少し削る。次に主役帯域:1.2kHz〜1.8kHzを”押し出し”として微ブースト(やり過ぎると鼻詰まり)。アタック:2.5kHz〜4kHzでピックの芯を作る。刺さるなら3.5kHz周辺を少し削る。最後にハイ:8kHz以上はヒスや耳痛さの原因になりやすいので、ローパス(LPF)を8〜10kHz付近で設定すると、PAで扱いやすい”完成形”になりやすいです。ラウド系のギターは、このLPFが地味に効きます。

曲ごとの使い分けは、歪み量より「ミッドの位置」と「ローの量」で差を作るのが安全です。例えば、Aメロはミッドを少し引いてボーカルを立てる、サビは1.6kHz付近を少し上げて前に出す、ブレイクダウンはローを増やすのではなく、150〜250Hzの”重み”をほんの少し足す、という感じ。Kemper/Axe-Fxならスナップショット(リグ/シーン)で瞬時に切替できます。ここで重要なのは、現場のPAに送る信号を”曲ごとに大きく変えすぎない”こと。変化幅が大きいほど、FOH(フロントオブハウス)エンジニアが対応しづらく、結果としてギターが埋もれます。変えるなら、せいぜい数dBの帯域調整とリバーブ/ディレイ量くらいに留めるのが実戦的です。

アンプのCH切り替え(現代的にはシーン切替)としては、クリーン〜クランチ〜メイン歪み〜リードの4枠をまず作り、リードはゲイン増よりも「ミッドを前に」「ディレイを足す」「音量を+1〜2dB」で設計するのが事故らない。ゲインを増やすとノイズとフィードバックが増え、早い転換で破綻しやすいからです。Sugiさんの役割(リズム中心)を考えると、リードも”抜け重視”でまとめている可能性が高いです。

ミックス/PA目線では、ギターは基本的にモノラルで作り、左右にダブルトラック(or LRに配置)する前提で帯域を整えます。ライブではLRに広げすぎると会場のスイートスポット外で音が薄くなるので、センター成分(1〜2kHz)をしっかり作っておくのが安定。さらに、ベースが歪み成分を持つ場合、ギターの700Hz〜1.2kHzが被りやすいので、ギター側を少し凹ませるか、逆にギターの1.6kHzを持ち上げて”棲み分け”を作る。ここはバンドのアレンジ次第ですが、coldrainのようにボーカルが前に出るバンドは、ギターの2〜4kHzを刺さりすぎない範囲で整えるのが鍵です。

結論として、Sugiさん風に寄せるなら「ローを盛る」より「ローを締める」「ミッドを主役に置く」「歪みは控えめで押し出しを作る」「PAに送る完成形をLPF/HPFで整える」――この4点を守るのが最短ルートで、と、想定されます。

⑥比較的安価に音を近づける機材【coldrain・Sugi】

coldrain Sugiさんの方向性(モダンで重厚、でも抜ける)を、1万円〜5万円(上限10万円)で近づけるなら、ポイントは「デジタルで基準音を作る」か「手元のアンプを”整える”」のどちらかです。いきなりKemper/Axe-Fx級は厳しいので、まずは”PAへ送れる完成形”を作りやすいマルチを核にします。ラウドの再現は、実は歪みペダル単体より、IR(キャビ・シミュ)とEQで決まる割合が大きいからです。

定番はLine 6 POD Go、BOSS ME-90、ZOOM G6あたり。これらはアンプモデル+キャビ(IR相当)+EQ+ノイズゲート+空間系まで一通り揃い、シーン切替(プリセット切替)で曲の表情も作れます。Sugiさん的な”低域の締まり”は、TS系ブースト(ドライブ低め)と、HPF/LPFで作るのが近道なので、マルチ内蔵のOD(TS系)とEQを使い、「ゲインを上げずに締める」練習ができます。ここで重要なのは、歪みを増やすほど近づくわけではない、という逆説。モダンラウドは”引き算”が勝ちます。

さらに、外部に足すならBOSS NS-2(ノイズゲート)やMXR 10 Band EQ(もし予算が許せば)など、土台を整える機材が効きます。ノイズゲートはハイゲインの必需品で、ミュートのキレとブレイクの静寂を作ります。EQは、PA/録音で困りがちな帯域(モコつき300〜450Hz、耳痛さ3〜4kHz、ヒス8kHz以上)を”狙って直せる”のが強い。Sugiさん風の「重いのにクリア」は、まさにこの帯域コントロールの勝利です。

もう少し”プロっぽい統合”を狙うなら、NUX MG-30やMooer GE200/GE250なども候補。IR読み込みができるモデルなら、モダンメタル向けIRを使うだけで一気に”今っぽい完成形”に寄ります。IRはズルいくらい効きます。冷静に言うと、アンプを変えるよりIRを変えた方が早いことすらあります。

最後に、ギター側の工夫。多弦・ドロップ系は弦のテンションとピッキングの安定が命なので、弦を太くする(例:6弦なら10-52〜11-54、7弦なら10-59系など)+ピックを硬め厚めにする、だけでもアタックとローの芯が変わります。ピックは安価なのに効果が大きいので、Sugiさんのシグネチャー系の硬さ・形状を参考に、先端が尖りすぎないモデルを試すと近づきやすいです。

まとめると、安価再現の勝ち筋は「マルチ+HPF/LPF+TSブースト+ノイズゲート」。この枠組みで作った基準音を、あとは曲ごとに”ミッドの位置”だけ動かす。これが一番再現性が高い方法です。

種類 機材名 メーカー Amazon 楽天 Yahoo! メルカリ 石橋楽器 サウンドハウス 備考
ギター用マルチエフェクター POD Go Line 6 検索 検索 検索 検索 検索 検索 アンプ+キャビ(IR相当)+EQ+ゲートを一括。HPF/LPFで”PAに送れる完成形”を作りやすく、現代ラウド再現に強い。
ギター用マルチエフェクター ME-90 BOSS 検索 検索 検索 検索 検索 検索 操作が直感的で現場向き。TS系ブースト+ゲート+EQで”締まった歪み”を作る練習に最適。
ギター用マルチエフェクター G6 ZOOM 検索 検索 検索 検索 検索 検索 IR/EQ系の調整で一気に”今っぽい音”へ寄せられる。プリセット運用もしやすい。
ノイズリダクション NS-2 BOSS 検索 検索 検索 検索 検索 検索 刻みのキレと静寂を作る”必需品”。多弦・ドロップ・ハイゲインで特に効果大。
イコライザー GE-7 BOSS 検索 検索 検索 検索 検索 検索 モコつき(300〜450Hz)や刺さり(3〜4kHz)を狙って修正できる。ライブでも録音でも”最後に勝つ”道具。

⑦総括まとめ【coldrain・Sugi】

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coldrain Sugiさん風の音作りを総括すると、核心は「機材の高級さ」ではなく「設計思想」にあります。多弦やバリトンを使い分け、Kemper/Axe-Fxのような統合システムで再現性を確保し、PAに送る完成形の帯域を”管理”する。これが、海外勢と並んでも崩れない”モダンヘヴィ”を成立させる骨格です。ギター単体で”最強の低音”を狙うのではなく、バンド全体の中でギターが勝つ帯域(ミッド〜ハイミッド)を主役に置く。その結果として、重いのに前に出る。ここが本質です。

再現の手順としては、まずHPF/LPFでPA向けに整え、歪み量を抑えてTS系ブーストで締める。次に、1.2〜1.8kHzの押し出しと、2.5〜4kHzのアタックで”粒”を作る。最後に、曲ごとの違いは歪み量ではなく「ミッドの位置」「ローの量の微調整」「空間系の量」で出す。これだけで、いわゆる”ラウドのプロっぽさ”が一気に立ち上がります。逆に言うと、ここを飛ばして機材だけ真似ても、たいてい音は濁ります。宇宙は残酷で公平です。

そしてギター選び。PRS Custom 24のような分離の良い24F系、シグネチャーのJMC-Sugiのような現場仕様、多弦・バリトンによる低弦テンションの確保。これらはすべて「ローの暴れを抑えて、必要な帯域だけを出す」ための合理です。弦・ピック・ミュートの精度まで含めて”締まり”を作っているはずで、ここがSugiさんのリズムギターが強い理由でもあります。

初心者や予算が限られる場合でも、マルチ(POD Go/ME-90/G6等)+ノイズゲート+EQという現実的な構成で、帯域設計の練習は十分できます。むしろこの段階で「引き算のEQ」「歪みの適量」「LPF/HPFの重要性」を身体に入れておくと、将来Kemperや上位機材に移行したときに”即戦力”になります。機材は最後に勝つけど、考え方は最初に勝つ。そんな感じで、Sugiさんの音作りの本質に近づける、と、想定されます。

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