【招鬼】陰陽座風サウンドの作り方+ギター機材音作りセッティングのまとめ【エフェクター・アンプ】

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始めに(特徴紹介)

陰陽座のギタリスト、招鬼(まねき)氏は、ツインギターの片翼を担う存在として、バンドの音楽性を語るうえで欠かせない存在です。
彼のプレイスタイルは、テクニカルなもう一人のギタリスト・狩姦(かるま)と好対照で、叙情的かつメロディアスなアプローチを得意としています。

重厚かつ幻想的な陰陽座の楽曲群において、招鬼氏のギターワークは、楽曲全体の情緒や世界観を補強する重要な役割を果たしており、ツインリードの中でも一層“歌う”ような旋律を響かせています。

代表曲でいえば「黒衣の天女」や「甲賀忍法帖」などで聴ける情感豊かなフレーズや、クリーントーンの透明感が強いイントロパートは、彼の持ち味が存分に発揮されています。
また、ライブで披露される「塗り壁」や「陰陽師」などでは、ギターだけでなくヴォーカルやデスヴォイスも担当するなど、マルチな役割を担っており、音楽的表現力の幅広さが光ります。

その音作りにおいては、Gibson SG系やレスポールを中心としたギターセレクトと、FAFRAL Axe-Fxによるモデリング技術、パワーアンプとしてのFRYETTE Two/Ninety/Twoとの組み合わせが特徴です。重く引き締まった低域と、耳馴染みの良い高域を両立しながら、バンドサウンドの中でも埋もれない存在感を実現しています。

音楽的影響としては、ゲイリー・ムーアの『Blues Alive』から受けた衝撃が大きく、自身のソロワークにもその影響は色濃く表れています。
また、陰陽座の中心人物である瞬火からは、音楽性だけでなく、創作における姿勢や美学の面でも強い影響を受けていることが明かされています。

一見するとヘヴィなルックスに反して、プレイスタイルは極めて繊細で情緒豊か。そんなギャップもまた、招鬼氏の魅力といえるでしょう。

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使用アンプ一覧と特徴【陰陽座・招鬼】

陰陽座のギタリスト・招鬼氏は、ステージパフォーマンスと楽曲の世界観の再現性を両立させるため、アンプシステムにも強いこだわりを持っています。彼のメインリグは、いわゆる「モデリング+パワーアンプ」構成で、柔軟かつ再現性の高い音作りが可能です。

まず特筆すべきは、FRACTAL AUDIO SYSTEM Axe-Fx ULTRAの導入です。これは業界でも高い評価を得ているプロフェッショナル向けギターアンプモデラー/マルチエフェクターで、あらゆるアンプタイプやキャビネット、エフェクトを高精度で再現可能です。
ライブでは、会場の特性やセットリストに合わせて細かくプリセットを変更し、毎回安定したサウンドを提供しています。

このAxe-Fxの出力を支えるのが、FRYETTE(旧VHT) Two/Ninety/Twoという真空管パワーアンプです。透明感がありつつも芯のある出力が特徴で、Axe-Fxのデジタル信号を“真空管らしい”温かみのある音へ変換するために重要な役割を担っています。特に陰陽座の楽曲では、古典的な和の要素と重厚なメタルの融合がテーマであり、このチューブアンプによるアナログな質感がその世界観を下支えしていると言えるでしょう。

キャビネットはMarshall 1960。これはロック・メタル系ギタリストの定番ともいえるキャビネットで、4発のCelestionスピーカー(G12T-75)が生み出す押し出しの強い中低域が特徴です。ライブでは2スタックを用いることもあり、重厚なステージサウンドを構築しています。

スタジオ収録では、Axe-Fx単体でのライン録音やIR(Impulse Response)活用も推定され、極めてクリアかつ精密な音像が録られています。真空管特有の倍音感を活かしたトーンメイクや、微細なEQ調整も含めて、楽曲ごとに緻密なサウンドコントロールが施されています。

このように招鬼氏は、ヴィンテージギターとの組み合わせを考慮しつつ、モダンなデジタル機材を最大限活用し、陰陽座特有の荘厳かつ力強いギターサウンドを実現しているのです。

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1960A 4×12 CabinetMarshallAmazonで検索陰陽座招鬼ライブ用キャビネットとして使用。Celestion G12T-75搭載のスタンダードモデル。
Axe-Fx ULTRAFractal AudioAmazonで検索陰陽座招鬼メインのアンプモデラー/エフェクトユニット。ライブ・レコーディングで共用。
Two/Ninety/TwoFRYETTEAmazonで検索陰陽座招鬼真空管パワーアンプ。Axe-Fxとの併用でアナログらしさを補完。

使用ギターの種類と特徴【陰陽座・招鬼】

a close up of a guitar head with other guitars in the background

招鬼氏のギター選びには、楽曲に合わせた多彩な音色と、ライブパフォーマンスでの再現性を両立させるための強いこだわりが見られます。特にGibson系モデルとESP製シグネイチャーの併用によって、幅広い楽曲に対応するサウンドバリエーションが確保されています。

まず代表的なモデルとして挙げられるのが、ESPから受注生産で販売されている招鬼モデル「木葉天狗」です。
5Aグレードのバックアイバールをトップにあしらったゴージャスな外観と、「Special Slant Back Body」による高い演奏性、そしてEMG 81/85のアクティブPUを搭載することで、重厚かつレスポンスの良いモダンサウンドを実現しています。ライブでは主に現行曲や重心の低い楽曲で使用されているようです。

また、ライブおよびレコーディングでは、複数本のGibson SGやレスポールモデルが確認されています。中でもメインの一本とされるのが「Gibson CUSTOM SHOP SG Elegant Quilt Top / Iguana Burst」。リアに498T、フロントに490Rという組み合わせで、力強さとクリアさを兼ね備えたトーンが特徴です。

他にも「SG Standard」や「’61 Reissue」などのクラシックなSGモデル、セミアコの「ES-335」、さらに「Les Paul Studio」や「Les Paul Custom Figured Top」など、多様な構成で音色の選択肢を広げています。特にツアー『絶海の鬼子母神』や『谺』などでは、ドロップチューニング用やメイン/サブの切り替えなど、用途ごとにギターを明確に使い分けている点が非常に興味深いです。

彼のサウンドを特徴づける要素の一つに、ピックアップの選択も挙げられます。EMG、498T、’57 Classicなど、それぞれ異なるキャラクターを持つPUを適材適所で採用し、ギターごとの個性を活かしています。

これらのギター群が陰陽座の世界観を支える音の厚みとバリエーションを構築しており、どの一本にも「その曲に適した役割」が存在しています。

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木葉天狗ESPAmazonで検索陰陽座招鬼エレキギター(シグネイチャー)受注生産モデル。EMG PU搭載で現代的なヘヴィサウンド対応。
SG Elegant Quilt Top / Iguana BurstGibson Custom ShopAmazonで検索陰陽座招鬼エレキギター(SG)メインギター。498T/490R PU搭載。高域が抜けるサウンド。
SG Standard / Heritage CherryGibson USAAmazonで検索陰陽座招鬼エレキギター(SG)テールピーススタッドにFIXER装着。ライブ使用頻度高。
SG ’61 ReissueGibson USAAmazonで検索陰陽座招鬼エレキギター(SG)サブギター。’57 Classic PU搭載でオールドライクなサウンド。
1959 Les Paul Reissue / Dark BurstGibson Custom ShopAmazonで検索陰陽座招鬼エレキギター(レスポール)『絶海の鬼子母神』ツアーで1音下げ用に使用。
Les Paul Studio Pro Plus / Trans BlackGibson USAAmazonで検索陰陽座招鬼エレキギター(レスポール)コイルタップ機能付き。多彩なサウンドに対応。
Les Paul Custom Figured Top / Trans GreenGibson Custom ShopAmazonで検索陰陽座招鬼エレキギター(レスポール)『谺』ツアーでメインギターとして登場。
1959 Les Paul Reissue / Lemon BurstGibson Custom ShopAmazonで検索陰陽座招鬼エレキギター(レスポール)『谺』ツアーでサブギターとして使用。
’60 ES-335 BLOCK RDGibson USAAmazonで検索陰陽座招鬼セミアコースティックギター登場頻度は低いが、クリーン系楽曲で使用される可能性あり。

使用エフェクターとボード構成【陰陽座・招鬼】

招鬼氏の音作りにおけるエフェクター選びは、ギターのキャラクターやアンプ設定と密接に連携しており、非常に緻密です。陰陽座の楽曲には、荘厳で重厚なディストーションから、繊細なクリーン~クランチトーン、さらには和楽器的なニュアンスまで求められるため、それらを支える足元の構成には並々ならぬ工夫が見られます。

特筆すべきは、デジタルプロセッサーであるFRACTAL AUDIO SYSTEM Axe-Fx ULTRAに多くのエフェクト処理を集約しながらも、必要に応じてアナログペダルを併用している点です。具体的には、アコースティックシミュレートや補助的なピッチ系、歪みの質感を補強する目的で数種のペダルを取り入れています。

まず、BOSS AC-2はアコースティックギターのような音色をシミュレートするためのペダルで、陰陽座の楽曲において、導入部や間奏でクリーントーンのバリエーションが必要な場面で活用されています。近年は後継機種であるAC-3の存在もありますが、彼が使用していたのはAC-2とされます。

続いてBOSS PS-5は、ピッチシフター/ハーモナイザーとして機能し、ツインリードやハモリパートにおける補完的役割を果たしています。とくにライブでは、リードギターが単独になる部分でもハーモニクス的な厚みを演出できるため、招鬼氏のような叙情的なフレーズを多用するプレイヤーには重宝されています。

また、Fulltone FULL-DRIVE2も使用。これはオーバードライブとして名高い名機で、ブースト機能を含む2モード設計により、クランチ~リードまで多段階の歪みを調整可能です。Axe-Fxでは表現しにくい“アナログ感”を加えるために補助的に使われていると考えられます。

これらのペダルは基本的にAxe-Fxのループ内に組み込まれていると推定され、デジタル/アナログのハイブリッド的なボード構成が想定されます。ライブ現場に応じて柔軟に構成を変更できるのも、招鬼氏の機材構成の強みといえるでしょう。

なお、空間系(リバーブ・ディレイ・モジュレーションなど)は、Axe-Fxの内部エフェクトを中心に構成されており、スタジオ/ライブ問わず一貫した音質管理がなされています。

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AC-2BOSSAmazonで検索陰陽座招鬼アコースティック用エフェクタークリーンパートでアコースティックトーンを再現。使用モデルはAC-2。
PS-5BOSSAmazonで検索陰陽座招鬼ピッチシフターツインリードやオクターブパートの再現に活用。
FULL-DRIVE2FulltoneAmazonで検索陰陽座招鬼オーバードライブAxe-Fxの補完として使用されるアナログ歪み。ブースト機能付き。
Axe-Fx ULTRAFractal AudioAmazonで検索陰陽座招鬼ギター用マルチエフェクター主要な空間系・モジュレーション系・歪みを集約管理。ライブ/録音で常用。

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【陰陽座・招鬼】

a close up of a typewriter with the words remington on it

招鬼氏のギターサウンドは、陰陽座の楽曲における「重厚な和の情景」を支える重要な柱です。その音作りは、単なるメタル的なディストーションに留まらず、繊細な表現力と奥行きのある空間演出を実現するための細かなセッティングに支えられています。

基本的なトーン構成としては、Axe-Fx ULTRAを用いたモデリングアンプを中心に、複数のプリセットを楽曲ごとに切り替える設計が採られています。設定例として、リードパートではMesa/Boogie Mark系アンプのモデリングをベースに、ゲインは6.5〜7.5、ミドルをやや強め(5.5〜6.5)、プレゼンスは控えめ(3.0〜4.0)といったバランスで設定されている可能性があります。
特にミドル帯域をしっかり確保することで、リードトーンがバンドアンサンブルの中で埋もれず、フレーズの歌心を際立たせています。

リズムギターでは、Marshall系モデリングやRectifier系のプリセットを使用し、ゲインを若干抑え気味(5.0〜6.0)にしてピッキングのアタック感と明瞭さを重視。中低域をタイトに締め、バスドラムやベースと混濁しないように調整されています。ローは100Hz以下を軽くカットしつつ、200〜300Hzを少し持ち上げて“厚み”を加えるような処理が施されていると考えられます。

クリーントーンのセッティングでは、Axe-Fx内のFender Twin Reverb系のモデルを使用し、コンプレッサーと軽いリバーブを組み合わせて、柔らかく広がる音像を作り出しています。特に、BOSS AC-2との組み合わせにより、アコースティックライクなサウンドも実現可能で、楽曲中のイントロやブレイクパートに最適なトーンを提供しています。

エフェクトチェーンにおいては、リード用にShort Delay(30~60ms)を直列に加えることで、モノラル環境でも存在感を際立たせています。ステレオ使用時にはPing-Pongディレイやモジュレーション系エフェクトも空間演出として活用されており、楽曲の世界観を支える“広がり”をコントロールしています。

EQ処理においては、以下のようなバンド設定が曲調に応じて活用されていると推測されます:

  • リズム用EQ: Low Cut:80Hz、Mid Boost:500Hz、High Cut:7kHz
  • リード用EQ: Mid Boost:800Hz、Presence強調:5kHz前後
  • クリーン用EQ: High Boost:8kHz以上、Low Boost:100Hz以下(ACシミュ併用)

また、ライブ用とスタジオ用でセッティングが若干異なり、スタジオではDIライン録音とIR(Impulse Response)による高精細なキャビネットシミュレーションが活用されている点も特筆すべきです。Axe-Fxのキャビネットブロックでは、Celestion G12T-75やGreenbackのIRを切り替えつつ、マイクポジションやEQフィルタリングも細かく調整されています。

ミックス段階では、招鬼氏のパートは「中央やや左寄り」に配置され、狩姦のギターとバランスをとるステレオ展開が多く、左右の“ツインギターの掛け合い”を空間的に演出。加えて、各楽器との被りを避けるため、ディエッサーのような処理で高域を柔らかく整えることもあります。

このように、招鬼氏のギターサウンドは、機材構成・アンプモデリング・EQ処理・ミックスバランスまで、すべてが緻密に設計されており、「物語性のある楽曲に命を吹き込む」ための綿密な設計思想に貫かれています。

比較的安価に音を近づける機材【陰陽座・招鬼】

招鬼氏の使用機材は、GibsonカスタムショップモデルやESPの受注生産ギター、FRYETTEパワーアンプやFRACTAL Axe-Fx ULTRAといったハイエンドな構成が中心です。しかし、同様の方向性の音を出すためのアプローチは、もっとリーズナブルな機材でも十分可能です。ここでは、1万~5万円程度で導入でき、初心者〜中級者でも手にしやすい価格帯で、かつ再現性が高いアイテムを紹介します。

まずギターですが、招鬼氏のメインギターはSGシェイプのGibsonやESPが中心です。SG特有のミッドにフォーカスされた軽快な音像は、エピフォンから発売されている「Epiphone SG Standard」で十分再現可能です。リアPUにはGibson 498Tに近い出力を持つハイゲイン系ピックアップが採用されており、ドライブ感のあるプレイにも対応できます。

アンプシミュレーターとしては、FRACTALの代替として「Line 6 POD Go」が非常に優秀です。Axe-Fxほどの自由度はないものの、Mesa/Boogie系、Marshall系、Fender系のモデリングが一通り揃っており、ライブでも宅録でも活躍できます。IR対応もしているため、キャビネットシミュレーションの精度も高く、招鬼氏が使うようなモダンヘヴィネスの再現にも強い味方となるでしょう。

エフェクターとしては、招鬼氏が使用しているBOSS PS-5やFull-Drive2は現在廃番・高騰していることが多いため、代替案としては以下の通り:

  • ピッチ系: BOSS PS-6 Harmonist(PS-5の後継機、より自然な追従)
  • オーバードライブ: JHS 3 Series Overdrive(Fulltone系の滑らかさを持ちつつコスパ良)
  • アコースティックシミュレーター: Mooer Acoustikar(AC-2系のトーンを再現)

これらを活用すれば、ツインギターの一翼を担う“メロディ重視”のトーンを、リーズナブルに体感することができます。

種類機材名メーカーAmazon最安値URLアーティストギタリスト備考
ギターSG StandardEpiphoneAmazonで検索陰陽座招鬼Gibson SGの廉価版として人気。出力の高いピックアップで再現性が高い。
アンプシミュレーターPOD GoLine 6Amazonで検索陰陽座招鬼IR対応の優秀なマルチ。Mesa系やMarshall系を再現可能。
ピッチシフターPS-6 HarmonistBOSSAmazonで検索陰陽座招鬼PS-5の後継。より自然で高精度なハーモナイズ処理が可能。
オーバードライブ3 Series OverdriveJHS PedalsAmazonで検索陰陽座招鬼ミッド寄りのキャラクターで、ブーストや単体ODとしても秀逸。
アコースティック用エフェクターAcoustikarMooerAmazonで検索陰陽座招鬼AC-2風のモデリングで、クリーントーンをアコースティックライクに変換。

総括まとめ【陰陽座・招鬼】

まとめイメージ

陰陽座のギタリスト・招鬼氏のサウンドは、バンドの音楽性を語る上で欠かせない要素であり、その音作りは“叙情性”と“重厚さ”の絶妙なバランスを追求したものです。狩姦とのツインギター構成において、テクニカルなリードに対して招鬼氏は、感情豊かで歌心あふれるフレージングを武器とし、リスナーの情感に訴えるプレイを実現しています。

その表現力を支えるのは、多彩なギターコレクションと、FRACTAL Axe-Fx ULTRAに代表される現代的なアンプ/エフェクトモデリング技術です。Gibson SG系やLes Paul系のギター群を楽曲やチューニングごとに使い分け、さらにアクティブPUやコイルタップなどの機能も駆使することで、必要とされるすべての音色に柔軟に対応しています。

また、モデリングのみに頼らず、BOSS PS-5やFulltone FULL-DRIVE2などアナログペダルを適材適所で併用するハイブリッドなセッティングも特徴的です。こうした機材構成は、単に「良い音」を目指すだけでなく、「その曲、その世界観に最も適した音」を的確に表現するという哲学に基づいているように思えます。

音作りの細部にまで行き届いたEQ処理やミックス時の定位設計などもまた、彼の音楽的な深みを支える重要な要素です。リードパートの中域を強調し、サステインとダイナミクスを活かすためのゲイン設定やディレイの調整は、単なる機材知識だけでなく、演奏家としての経験値がにじみ出るセッティングです。

何より注目すべきは、「機材=表現手段」としての活用方法。ESP製のオリジナルモデル「木葉天狗」などは、外見のインパクトも含め、視覚的な世界観の一部として設計されており、招鬼氏のプレイスタイルや思想を象徴する存在となっています。

もし読者が招鬼氏のようなサウンドを目指すなら、単に“似た音”を出すことにとどまらず、「なぜこの音なのか」「この音が曲全体にどう貢献しているのか」を意識して機材を選び、設定を煮詰めていくことが大切です。招鬼氏のサウンドは、機材やセッティングの先にある“音楽的意志”によって形作られているのです。

だからこそ、その音はただのメタルギターではなく、物語性を帯びた“語るギター”として、陰陽座の楽曲に深く溶け込んでいるのです。

下記恐らく使用(所持)している機材のまとめです。参考までに!

ギター

ESP “木葉天狗” (シグネイチャーモデル):
Gibson CUSTOM SHOP SG Elegant Quit Top / Iguana Burst: メインギター。ピックアップはリアを498T、フロントを490Rに交換。
Gibson USA SG Standard / Heritage Cherry: もうひとつのメインギター。テールピースのスタッドがFIXERに交換。
Gibson USA SG ’61 Reissue / Heritage Cherry: サブギター。ピックアップは’57 Classic。
Gibson USA ’60 ES-335 BLOCK RD: セミアコースティックギター。登場機会は少ない。
Gibson 1959 Reissue Les Paul Standard / Dark Burst: ツアー『絶海の鬼子母神』から1音下げ用として使用。
Gibson USA Les Paul Studio Pro Plus / Trans Black: ツアー『絶海の鬼子母神』から1音下げ用として使用。コイルタップ機能付き。
Gibson Custom Shop Les Paul Custom Figured Top / Trans Green: ツアー『谺』からメインギターとして使用。
Gibson 1959 Reissue Les Paul Standard / Lemon Burst: ツアー『谺』からサブギターとして使用。
アンプ・キャビネット

Marshallキャビネット 1960 (キャビネット)
FLACTAL AUDIO SYSTEM Axe-Fx ULTRA: プリアンプ。
FRYETTE Two/Ninety/Two: パワーアンプ。
エフェクター

BOSS AC-2: アコースティック・シミュレータ。
BOSS PS-5: ピッチシフター/ハーモニスト。
Fulltone FULL-DRIVE2: オーバードライブ。

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